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太陽のような花!ルドベキアの育て方!種類や品種、種まきの方法を紹介!

ひまわりを小さくしたような、ルドベキアの花。ちょっと名前は聞き慣れないかもしれませんが、姿を見れば「なんとなく見たことある!」と思う方は多いのではないでしょうか。夏に開花する、育てやすいお花ですよ。ルドベキアの育て方や花言葉、品種、タイプごとの違いをご紹介!
2020年8月27日
三ツ矢ナオ
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ルドベキアとは

ルドベキアとは、北アメリカ原産の植物。太陽のような黄色いお花です。中心部はヒマワリのように茶色く、花びらもヒマワリによく似ています。夏の時期に元気いっぱいに咲き乱れるのが特徴です。育て方は簡単なので、ガーデニング初心者さんでも大丈夫。ルドベキアの育て方や栽培方法を、種まきから解説します!品種についてもご紹介していますよ。

ルドベキアの優秀ポイント!

暑さに強い

夏は暑さに負けてしまう花が多く、庭木の緑ばかりが濃くなって、彩りが少なくなりがちです。でも、ルドベキアなら暑さに強いので、へこたれずに育ってくれます。たくさん植えて、間に別の色をしたお花を挟めば、とっても花壇がカラフルになりますよ(ただし、他の植物を圧倒してしまうくらい繁殖力が旺盛なので注意してください)。花つきが良いのもポイント。目立つ黄色をしたルドベキアは、遠くからでも目を引きます。花の少ない時期に重宝するお花なのです。

育てやすい

野生化しているものも見かけるほど、ルドベキアは丈夫な植物です。種まきから育てようとすると、温度管理がうまくいかず発芽しないこともありますが、苗から育てれば初心者さんでも安心です。

ルドベキアの栽培時期

3月ごろに種まきをする「春まき」か、秋に種まきをする「秋まき」で栽培します。苗の植え付けは4月~5月が良いでしょう。水やりをしながら育て、夏に開花を楽しみます。

ルドベキアの種類

ルドベキアはおもに1年草(翌年までに枯れてしまう植物)ですが、2年草や多年草の品種もあります。代表的なのは1年草のヒルタ種(和名はアラゲハンゴンソウ)と呼ばれるタイプです。ラキニアタ種(和名はオオハンゴンソウ)というタイプもあり、これは多年草です。越冬するだけでなく、こぼれダネでも増えるので、野生化しているものが多く見られます。

タカオ


多年草の代表的な品種です。花は小さく、花びらの先は若干丸みを帯びています。丈夫で、花もよく咲き、育てやすいです。背丈がひょろひょろと高くなってしまった場合は、摘心を行うと良いでしょう。

プレーリーサン

こちらもよく見かけられる品種です。花びらは黄色いですが、若干白っぽさが混じっています。中心部は茶色ではなく、緑がかっているのが特徴です。株は小さめですが花は大きく、見応えがあります。

トト

草丈が低く、大輪の花を咲かせる種類です。日なたであれば場所を選ばず、幅広く植えやすいです。

タイガーアイ

花芯がトラの目のようにも見える、ひまわりをひとまわり小さくしたような外見の品種です。

マヤ

ポンポンとしたかわいい花を咲かせる、八重咲き品種です。立体感のあるお花が好きな方におすすめ!花の見た目はデイジーの八重咲き品種に似ています。ボリューミーで美しいです。

チェリーブランデー

なんといっても、黄色ではなく赤なのが特徴です。ヒマワリにも赤い花を咲かせるものがありますが、そのルドベキア版といったところでしょうか。名前の通り、チェリーブランデーのように赤い花は、どこか大人っぽくミステリアスな雰囲気があります。

ルドベキアの花言葉


「正義」「公平」「あなたを見つめる」がおもな花言葉です。「正義」「公平」という花言葉は、ルドベック氏というルドベキアの名前の元となった植物学者の性格にちなんで付けられたようです。「あなたを見つめる」は、ルドベキアの中心部分がまるで目のように見えることからきていると言われています。

ルドベキアの育て方1.種まき、苗の植え付け

種まきができるのは、9月~10月、もしくは3月です。土をかぶせずにまき、発芽後は秋まきの場合、防寒対策をします。購入してきた苗の場合、4月~5月に植え付けを行うのが好ましいです。土は極端に水はけの悪い場所を避け、よく日に当てます。ルドベキアは太陽の光が好きで、日光で葉が褐色に変色する「葉焼け」という現象も見られない植物です。お庭の中でも一番日当たりが良い場所で育てるくらいが丁度良いです。日当たりが悪いと花の数が少なくなり、良さを充分に発揮できません。

ルドベキアの育て方2.水やり、肥料

肥料

緩効性の化成肥料を少しだけ与えます。時期は春から秋にかけてですが、1年草タイプであれば、元肥として与えておくだけで充分に育ちます。多年草タイプを育てている時だけ、追肥してあげると良いでしょう。

水やり

水やりはやや少なめで管理しましょう。ルドベキアは乾燥に強く、水のやりすぎに弱いという欠点があります。まず朝晩に土の乾燥具合をチェックし、土が乾いているようならたっぷりと水やりをします。こまめに水やりをしていると、土が常に湿っている状態になってしまうため、「頻繁に少しずつ」ではなく「1度にたっぷり」がポイントです。 鉢植えではなく、庭や花壇に地植えした場合、肥料・水ともにほとんど与えなくて大丈夫です。極端に雨が少なく乾燥する夏場は、たまに様子を見て水やりすると良いでしょう。

ルドベキアの育て方3.病気、病害虫

目立った病気は見られない植物です。ただし、病害虫には注意が必要です。風通しが悪いと発生しやすいので、多年草のルドベキアは数年に1度株分けをしてあげましょう。

ルドベキアの育て方4.増やし方

多年草のルドベキアは株分けで増やします。混み合っている場所の風通しが良くなり、株が年々弱っていくのを防止するこおとができますよ。ただし1年草のルドベキアは株分けできません。1年草であれば、毎年種まきをするか、苗を買ってくるかで育てましょう。あえて増やそうとしなくても、こぼれダネで毎年勝手に増えることも多いです。繁殖力は非常に旺盛。「もう増やしたくない……」というときは、開花前に引き抜いてしまいましょう。

ルドベキアの育て方5.切り戻し・花がら摘み


枯れてしまった花を放置していると、株が弱ってしまいます。枯れた花はこまめに摘みとりましょう。こうすることで、新しい花が咲きやすくなります。また、背の高くなる品種が倒れそうになってしまったときは、切り戻しをすると良いでしょう。

ルドベキア豆知識

日本に来たのはいつ?

ルドベキアはもともと北アメリカの花です。日本には明治時代の中頃にやってきました。当時は主に切り花として利用されていたようです。

名前の由来

スウェーデンの植物学者、ルドベック氏に由来します。この方はルドベキアの命名者ではなく、命名者はカール・フォン・リンネという別の植物学者です。彼の師にあたる人物と、その父(2人は同じ名前でした。海外では子どもに自分と同じ名前を付けることがあります)こそがルドベック氏でした。

1~2年草と多年草、どちらがおすすめ?

ご紹介してきたように、ルドベキアには1~2年草と多年草タイプが存在します。「どっちを育てよう?」と迷ってしまいますよね。 多年草タイプは毎年咲くので、手間いらずで便利といえばそうなのですが、年々株が弱っていきます。株分け等の手入れを怠らなければ、元気に育ちますが、1年草タイプよりもやや暑さに弱いという欠点も。 毎年ベストな状態のルドベキアを観賞したいのであれば、より丈夫な1年草がおすすめです。1年草タイプでも、こぼれダネで勝手に増えやすいですよ。 ただし多年草タイプは寒さに強いので、寒冷地にお住まいで多年草をお探しの方にはおすすめしたい種類です。

ルドベキアの育て方まとめ

①日当たりのよい場所で、乾燥気味に管理する ②緩効性肥料を少量与える ③風通しが悪くなると、病害虫が発生しやすくなるため注意 ルドベキアの栽培で気をつけたいのは、おもにこの3点です。最低限これだけ押さえられていれば、土質をあまり選ばずよく育ちます。ルドベキアは、ガンガン日の当たる場所でこそ良さを発揮する植物。暑さに弱い植物が育たないようなところで活躍させてあげると良いでしょう。夏にはあざやかに開花し、こぼれダネで来年も増えてくれるかもしれませんよ。お庭に黄色い彩りを加えたい方におすすめ!丈夫で夏らしいお花です!