ダボレールって何?
ダボレールというものをご存知ですか?ダボレールとは、壁に棚を設置するためのレールなんです。ホームセンターで安い物なら600円程度から購入できるレールで、他にも「ガチャレール」や「ガチャ柱」などと呼ばれることがあります。
ダボレールを壁等に設置したら、ダボレールについている穴に棚受けの金具をひっかけその上に棚板を置きます。そうすることで壁に収納棚や可動棚を作ることができるんです。簡単に壁面収納ができるので、DIYの方にはおすすめの方法です。
今回はダボレールに使うパーツや、耐荷重や強度、さらに棚の作り方や便利な活用術までご紹介。ぜひダボレールのDIYに挑戦してみてくださいね。
ダボレールを作ることでスペースを有効活用する
では、ダボレールを壁面に取り付けることで一体何ができるのでしょうか?それは、何もない壁のスペースに収納スペースやディスプレイ用の棚を作ることができるということ。
つまり、開いたスペースがあればそこに収納棚を取り付けることができるということ。大きな棚を作りたいと思って大工の方に頼むと費用が高くかかってしまいますが、ダボレールを取りつければ安く棚を作ることができるんです。
また、ダボレールを使えば収納したいものの大きさによって棚の幅や長さの調節ができ、大変便利なんですよ。材料はホームセンターですぐに揃えられますし、ダボレールを使えばおしゃれな見せる収納にもできますよ。
ダボレールの耐荷重と強度について
こんなに便利なダボレール。耐荷重や強度が気になりますね。壁面収納にダボレールを使うなら、やはり重い物でも収納できなければ困ります。せっかくダボレールの棚を作ったのに、壊れてしまったのでは困ります。
まず、ダボレールの耐荷重ですが、だいたい耐荷重20~40kgのものが多いようです。ダボレールの製品によって耐荷重や強度が変わるので、一概にどれくらいということはできませんが、この数字を目安に覚えておくといいでしょう。
ダボレールに引っ掛ける部品にはダボという金具や棚受けという金具など種類があります。ダボ穴に差し込む金具を変えることで多少は強度が増しますが、やはり重すぎるものを収納することは控えた方が無難。
もしもっと重いものをと考えている方は、ダボレールを2本ではなく本数を増やすとか、またはディアウォールという方法を考えてみるのもいいですよ。
ダボレールの取り付け方は?
ダボレールの取り付け方
まず、ダボレールの購入ですが、ダボレールには長さに種類があるので、作りたい収納棚の大きさに合わせてダボレールを購入するようにしましょう。
また、作っているメーカーによって、ダボレールとパーツのサイズが異なる場合があるので、ダボレールとパーツは同じメーカーで揃えるようにしてください。または、サイズを確認して購入するようにしましょう。
ダボレールはホームセンターによっては好きな長さで切ってくれるところもあるので、もし規格にない場合は切断してもらうのもいいですよ。そして、壁への取り付けですが、電動ドライバーで取り付けていきます。
ダボレールは電動ドライバーを使えば女性でも設置ができます。女性でもダボレールで収納棚を使っている方も多くいるので、棚を作りたい女性の方は、ダボレール棚を考えてみるといいかもしれません。
ダボレールを取り付ける際注意すること
ダボレールを取り付ける際に注意することは、2本のダボレールの高さが同じになること。そして、2本が垂直で並行であることが重要になります。高さを合わせるには、取り付けたい高さの木片を用意して床からの高さを合わせてダボレールを設置すること。
また、垂直に取り付ける場合には、水平器やデジタル格時計で測って作業すると垂直に取り付けることができますよ。
ダボレールのパーツをご紹介
棚受け爪
こちらは棚受けの爪です。ダボレールの穴を2つ使って差し込みます。この棚受けの爪をつければ、棚板を乗っけて棚が完成します。とても簡単に取り付けられます。
棚受け
こちらも棚受けのパーツの一つです。先ほどの爪よりも大きいので安定感がありますし、強度も増します。少し重いものを乗せる場合はこちらの棚受けがおすすめです。
ブラケット
こちらはブラケットというパーツです。ブラケットのパーツの先に穴が開いていて、そこにポールを入れるような形になっています。ポールを通すことでハンガーなどがひっかけられるようになります。ダボレールは設置してしまえばあとはパーツをはめていくだけ。作り方が簡単なので女性にでもできますよ。
ダボレールでDIY!棚の作り方
さて、ダボレールの取り付け方とパーツをご紹介したところで、可動棚や収納棚の作り方をご紹介します。といってもとても簡単。ダボレールを取り付けたら、購入した棚受けをダボ穴に取り付けます。置くものの重さや形によって、棚受け爪、大きいタイプの棚受け、またはブラケットを選んでくださいね。
そして、物の大きさに合った穴に棚受けを取り付け、その上に大きさを切りそろえた棚板を乗せていきます。ブラケットを取り付けたなら、穴の大きさに合うポールを通します。これで完了。もし棚の高さを変えたければいつでも変えられますし、ダボレールの棚は便利なんです。作り方はとても簡単でしたね。
ダボレールでDIY!簡単活用術をご紹介
それでは、早速ダボレールでDIYした可動棚や収納棚などの便利な活用術をご紹介します。ダボレールで気になるのは、耐荷重や強度の問題でもあると思います。この活用術を参考に、置くものなどを考えてみてもいいかもしれません。ぜひ、お家の壁にダボレールで可動棚を作ってみてくださいね。
ダボレールでDIY!簡単活用術①
こちらは玄関にダボレールを取り付け、靴の大きさに合わせて棚板を乗せ、靴の収納にしています。しかも、ダボレールを3本使い、互い違いに棚板を取り付けています。まさに見せる収納。とてもおしゃれです。
玄関に入りきらない靴も、また、収納がない場合も、玄関のスペースにダボレールで可動棚を作れば便利ですね。可動棚なのでブーツとスニーカーなど大きさが違うものでも収納できるのが便利。作り方も簡単。ダボレールを3本用意し、同じ幅でダボレールを3本配置するだけ。あとは棚板を互い違いに乗せていけばできあがりです。
ダボレールでDIY!簡単活用術②
洗面所にダボレールを置いてタオルや小物を収納しています。スペースはあるけれどどうしたらいいか迷っているという方も、ダボレールで棚を作ってみるのはどうでしょうか。棚に収納ケースを入れればきれいに収納もできますね。
ダボレールでDIY!簡単活用術③
こちらはダボレールを使ってテーブルにしています!ちょっとした作業をする場合などに便利ですね。こういったテーブルに憧れている方は、ダボレールでも作れてしまうんですね。作り方は単純。壁にダボレールを設置し、大きいタイプの棚受けを取り付け、その上に棚板を乗せるだけ。
デスク作業をする場合やちょっとしたお茶を飲む場合はそこまで重さがかかるわけではないので、耐荷重や強度も気にしなくて大丈夫そうです。ただ、テーブルにする際は棚受けは大きいタイプのものを使用したほうが安心です。
ダボレールでDIY!簡単活用術④
ダボレールを収納スペースに取り付ければタンスのようになりますね。作り方も、ダボレールを取り付けた後は収納スペースに合う棚板を取り付ければいいだけです。
また、収納スペースにブラケットのパーツを取り付けてポールを通せばハンガーだって掛けられるようになります。収納スペースにポールも何もないという場合は、ダボレールで作れるので便利ですね!
ダボレールでDIY!簡単活用術⑤
ダボレールを設置すれば、洗濯機の上のスペースも有効利用できます。洗濯機の上を活用するための、金属製の棚が売っていることがありますが、こちらのダボレールの方が木の板を入れられるのでおしゃれです。また、置くものや洗濯機のサイズが変わったとしても可動棚なので棚受けを棚板を移動するだけでOK。とても便利です。
ダボレールでDIY!簡単活用術⑥
キッチンにダボレールを設置すれば、食器だって収納可能。食器棚を購入しなくても、作り方が簡単なのですぐにDIYできてしまいます。可動棚なので、大きさに合わせて棚の高さも変えられますし便利です。耐荷重や強度の問題はありますが、複数の棚に分けて収納すれば安心です。
こちらも食器を収納しています。重いものはもとからある棚の上に。そして、食器はダボレールに設置された棚板の上に乗っています。棚の上にあるスペースも、ダボレールで棚を作れるので棚が増やせます。
ダボレールでDIY!簡単活用術⑦
こちらのはダボレールに棚板を乗せ、テレビとDVDプレーヤーを置いています。耐荷重が20~40kgなので、テレビも設置ができるんです。写真を見ても大丈夫そうですね。置き型のテレビが、まるで壁にかけるタイプのテレビに見えます。壁のスペースをうまく利用できるのでとても便利な方法です。
ダボレールでDIY!簡単活用術⑧
こちらはダボレールに棚板と、あとはブラケットでハンガーを掛けています。眼鏡の収納もたくさんあると困りますが、棚板にきれいに乗せればいいのですぐにできてしまいます。小物であれば耐荷重も強度も気にしなくて済むので安心です。
ダボレールでDIY!簡単活用術⑨
ダボレールの棚板も、色を変えたり素材を変えれば印象も変わります。ペンキをわざと擦らして塗ることでおしゃれになりますし、ピンクやブルーなど、好きな色で染めてもいいですね。
ダボレールでDIY!簡単活用術⑩
キッチンテーブルのちょとだけ飛び出した部分に木枠を取り付け、ダボレールを取り付けば立派な棚が完成!まるで始めからあったような感じですね。この要領でラックが作れます。作り方も簡単。ダボレールを壁、もしくは木の板に取り付け、その周りに枠を取り付ければラックになるんです。
ダボレールでDIY!簡単活用術⑪
ダボレールに棚板を取り付け、かわいい小物やイルミネーションを配置すればとてもかわいいディスプレイができます。自分の好きなものを自由に配置できるので、かわいいインテリアをと考えている人にもおすすめです。
ダボレールでDIY!簡単活用術⑫
家具と壁のちょっとした隙間にダボレールを設置し、調味料などを収納しています。これならば強度も心配ありません。ダボレールは壁があれば取り付けられるので、家具と家具の間の隙間や壁と壁の間の隙間に、棚を設置することができるんです。
ダボレールでDIY!簡単活用術⑬
ダボレールを取り付けた後に、棚板にアイアンバーを取り付けてタオル掛けにしています。アイアンバーは百均でも手に入る便利なグッズ。棚板は木材を使うので、こういったものも取り付けられるんですね。
ダボレールでDIY!簡単活用術⑭
書斎のデスクの上の壁にダボレールを取り付ければ本棚にもなります。ダボレールは壁があれば取り付けられるので、好きな場所に本棚を作ることができます。天井付近に本棚を、と考えると大変ですが、ダボレールであれば簡単にできてしまいます。
ダボレールでDIY!簡単活用術⑮
ダボレールを使えば、キャットウォークだってできちゃいます。購入すると高いものですが、ダボレールを使えば安くキャットウォークができるんですね。また、棚板の下部にフックをつければ、猫のベッドも取り付けられます。
ダボレールでDIY!簡単活用術⑯
ダボレールを設置して、インターホンや電気のスイッチの間に棚板を置いて日用品を収納しています。これならば、置き場に困っているファックスなども置き場を作れるので便利です。
ダボレールでDIY!簡単活用術⑰
木枠の内側にダボレールを設置して、ラックを作っています。そして、中には釣り道具が。ダボレールを使えば木枠の内側にダボレールを取り付け、棚板を乗せるだけなので簡単にラックができますね。趣味のものを見せる収納にできて、インテリアにもぴったりです。
ダボレールでDIY!簡単活用術⑱
ダボレールをたくさん設置して、ダボレールのあちこちに棚板を設置すればこんなにおしゃれなディスプレイができあがります。ダボレールが数本付いているので、高さだけでなく棚板の位置も変えられます。
ダボレールでDIY!簡単活用術⑲
トイレの上のスペースにも、ダボレールで棚が作れます。突っ張り棒を取り付けて小物を置く方法もありますが、ダボレールの方が棚板を使うので安定していて安心です。
ダボレールでDIY!簡単活用術⑳
こちらはダボレールに大きいタイプの棚受けを設置し、その上にスキー板を乗せています。しかも、このダボレールはダイソーで購入したそうです。ダボレールは短い物なら百均でそろうので、こういったちょっとした棚を作るのにも使えます。
ダボレールのまとめ
今回は、ダボレールを使った可動棚や収納棚の作り方や耐荷重・強度、さらに活用方法をたくさんお伝えしてきましたがいかがだったでしょうか。ダボレールは壁に取り付けるだけで可動棚ができてしまします。
収納にもインテリアにも使えるので本当に便利。壁のスペースを有効利用したいと考えている方は、ぜひダボレールに挑戦してみてくださいね。
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