カプレーゼとは
調理時間5分くらいで作れてしまう、お手軽でおいしい前菜が「カプレーゼ」です。また、普段の食卓だけではなく、パーティーなどで軽くつまめるサラダや、酒のつまみとしてもおしゃれで人気です。
調理方法も火を通すなどの難しい工程はなく、形を揃えるだけで作れるので、料理が苦手な方にもおすすめのパーティーメニューになります。
名前の意味は「カプリ島のサラダ」
カプレーゼとは、スライスチーズとトマトをオリーブオイルと黒胡椒で味付けた前菜ですが、その名前は「カプリ島のサラダ」という意味を持ちます。
ここからもわかるように、本場イタリアでは前菜としてよりもサラダとして食される機会が多く、味付けもほかの料理を邪魔しないようにシンプルになっています。
カプレーゼを簡単アレンジ
お手軽でおしゃれな前菜「カプレーゼ」を今回は、簡単にできるアレンジ方法をご紹介していきます。カプレーゼはシンプルゆえに色々なアレンジを簡単に行うことができますので、変わったおしゃれな前菜を作るためにぜひチェックしておきましょう。
カプレーゼに使うチーズの種類
日本人的思考で考えるとチーズの種類といってもモッツァレラチーズ、フレッシュチーズ、カマンベールチーズなどあまり多くは名前は上がりませんが、本場のイタリアでは50種類以上のチーズがありどのチーズがどんな料理に合うかを人それぞれが持っています。
そのため、カプレーゼに使うチーズも人によって変わってきますが、今回は最も代表的なチーズをご紹介していきます。
カプレーゼに使うチーズは「モッツァレラチーズ」
カプレーゼに使うチーズとして代表的なのが「モッツァレラチーズ」になります。モッツァレラチーズは、フレッシュタイプのチーズとなります。
見た目は白く艶やかな丸い形でつきたての餅と表現されることが多くあります。熱と加えるとトロりと溶けるので、ピザなどの加熱食品にも使われることおあります。カロリーも抑えめのチーズですので、たくさん使っても大丈夫です。
カプレーゼの基本レシピ
カプレーゼの味付けは、オリーブオイルと黒胡椒と大変シンプルな味付けが特徴です。そのため、少しオリーブオイルや黒胡椒をいいものを使うと味わいが深くなりますのでおすすめです。特に黒胡椒はミル付きの粒胡椒を使うことで大きく風味を変えることができるので、ぜひ使ってみてください。
シンプルで簡単に作れる基本レシピ
カプレーゼの基本的なレシピは、大変簡単です。まず材料は、トマト1つ、モッツァレラチーズ1つ、バジル、オリーブオイル、黒胡椒適量になります。
その後、トマトをくし切りにしてその大きさに合わせてモッツァレラチーズも切ります。モッツァレラチーズとトマトを交互に円形に並べてバジルをふりかけて、オリーブオイルと黒胡椒を全体にかければ完成になります。
大変シンプルですので是非作ってみてください。
カプレーゼのアレンジレシピ8選
①カラフルミニトマトカプレーゼ
カプレーゼをカラフルに盛り付けるコツは、カラフルミニトマトを使うことです。また、大きさの違うトマトを使うことで見た目が宝石みたいになるのでおすすめです。
更に、ミニトマトを使うことでトマトをカットする必要がなくなるので、調理時間も短縮されます。食べ方もカプレーゼはトマトとチーズを一緒に口に含むのでミニトマトを数種類使うことで食べる人に配慮することもできます。
赤と黄色のミニトマトを使って、カラフルでポップなカプレーゼに仕上げています。
カラフルミニトマトを使ったカプレーゼの作り方は、非常にシンプルです。
モッツァレラチーズをサイコロ状にカットして、カラフルミニトマトを半分に切り、深めの皿に盛り付けて、ハーブとマイクロトマトなどの小さなトマトを盛り付け、オリーブオイルと黒胡椒で味付けを行えば完成です。トマトの量が多くなるのでカロリーも抑え目になりおすすめです。
②くり抜きカプレーゼ
工夫とあっと驚く盛り付けが、ミニトマトの中身をくりぬいて底に小さく切ったモッツァレラチーズを入れるカプレーゼです。この盛り付けは、トマトの赤とモッツァレラチーズの白が綺麗に映えてまるで小さな星のような見た目になってくれるおしゃれな盛り付けとして人気があります。
半分にカットしたミニトマトの中身をスプーンでくりぬき、その中にモッツァレラチーズ、バジルの葉っぱを盛り付けます。もう半分のミニトマトを上にかぶせるように盛り付ければできあがり!
まずは、ミニトマトを半分に切ります。そして中身を小さなスプーンでくり抜きます。そして、小さく切ったモッツァレラチーズをトマトをカップに見立ててチーズを中に入れます。
見た目に変わりをつけるために、くり抜いていないトマトの半身とチーズを入れたトマトを交互に盛り付けてハーブとオリーブオイルと、黒胡椒をかければ完成です。
③焼きカプレーゼ
チーズ系の料理を焼くとなると、チーズを溶かすという意味が強いイメージがありますが、カプレーゼではチーズを溶かす意味もありますが、トマトの甘味を上げるという意味も持っています。
そのため、チーズを薄く溶かす位に少なめにしておき、大きめの完熟トマトを使い甘さを上げたトマトを楽しむカプレーゼを楽しみましょう。
耐熱皿にカプレーゼを作り、そのままトースターで焼くだけの簡単アレンジ!アツアツのカプレーゼは、寒い冬や体を温めたいときにもピッタリですね。
まずはトマトとチーズを同じ大きさにスライスします。耐熱皿にトマトとチーズを重ねて並べて180度のオーブンで上のチーズがとろりと溶けるくらい加熱していきます。
焼きあがったら、お皿に並び変えてもいいですし、耐熱皿がおしゃれなものの場合はそのままでもおしゃれなモノになります。
最後にバジルとオリーブオイルと黒胡椒をまぶせば完成です。焼いているので甘味が強く黒胡椒がさらに風味を上げてくれる反面、加熱によりトマトがもろくなっていますので、食べ方に注意してください。
④簡単ピンチョス
ピンチョスは立食パーティーなどで手を汚さずに食べれるように食べ方に注視して開発された料理です。
ピンチョスとは様々な食材をピンにさした料理のことで、日本ではお弁当に入っている団子串のおしゃれバージョンをイメージしてもらえれば大丈夫です。今回は、そんな食べ方にも注視したアレンジのピンチョスカプレーゼの作り方を紹介していきます。
半分にカットしたプチトマトに、同サイズのモッツァレラチーズ&バジルを挟み、ピックをさしたカプレーゼピンチョス。
ピンチョスカプレーゼは、まずはモッツァレラチーズをミニトマトに合わせた大きさにカットして、1つピンに刺します。
ミニトマトを半分にカットして1つをピンに刺して、モッツァレラチーズを再度刺して最後にミニトマトを刺して、最後にフレッシュバジルをさせば完成です。コツとしては、チーズとトマトを交互に並べることです。
特にそこをチーズにしておくと立たせることもできるので、底にチーズを刺すだけで色々な盛り付けを楽しむことができますので、ぜひ作るときに意識してください。
⑤チーズの形をアレンジ
カプレーゼの最も簡単なアレンジで人気なのがチーズの形を変えるアレンジです。包丁が得意な方は特に難しいアレンジを行うことができ、更にお金をかけずにおしゃれにカプレーゼを盛り付けることができると人気を集めています。
包丁が苦手な方でも、小さめのクッキーなどの抜き型を使うとおしゃれな形にチーズをアレンジすることができますので、ご安心ください。
クッキー用の型抜きを使って、ハートのチーズを盛り付けたキュートなカプレーゼ。
チーズの形をアレンジしたカプレーゼの作り方は、基本的なカプレーゼとほとんど同じです。まずは、トマトをスライスしておきます。チーズをハート型を使って小さなハート型のチーズをトマトの枚数×4ずつ用意します。
4枚を組み合わせてトマトのうえでクローバーを作って、バジルとオリーブオイルと黒胡椒で味付けして、完成になります。
他にも三角形のものを使って家の形にしたりとアレンジの幅が色々あるチーズの形を変える人気アレンジですのでおすすめです。
⑥和風カプレーゼ
カプレーゼのカロリーはもともと低いですが、和風カプレーゼは更にカロリーを下げることができ、また一味変わったカプレーゼを楽しむことができるのでおすすめです。
まず、フレッシュハーブの変わりに青じそを使います。これによりグッと和風にカプレーゼをアレンジすることができます。そして、オリーブオイルの代わりにノンオイルの和風ドレッシングを使います。これによりカロリーがグッと下げることができます。
バジルの代わりにしそを使い、ポン酢をかけて食べるさっぱりカプレーゼ。
和風カプレーゼの作り方は、食べ方も工夫してピンチョス風にしても大丈夫ですが、より和風に仕上げるためにサラダ風に作っていきます。トマトを細かくカットし、チーズの代わりに水をよく切った木綿豆腐をミニトマトの大きさに合わせて細かくカットします。
その後、青じそを細切りにして香りを立たせてから豆腐とトマトのうえに載せて、和風ドレッシングと黒胡椒をかければ完成になります。
⑦アボカドカプレーゼ
今回ご紹介しますカプレーゼは、トマトの代わりにアボカドを使ったカプレーゼになります。さっぱりとした味わいとプラスしてねっとりとした舌触りで濃厚さを演出してくれますのでおすすめの食材です。
また、今回はオリーブオイルを使わずに醤油を使ってより和風のカプレーゼを作ってみましょう。
モッツァレラチーズにアボカドをのせ、だし汁と薄口醤油で作った簡単ソースをかければできあがり!
まずは、アボカドをスライスしますチーズに乗るくらいの大きさが目安です。そのスライスしたアボカドをチーズのうえに載せて、鰹節をパラりとかけます。
そこに、醤油と黒胡椒をかけます。チーズと醤油の相性はいわずもながですが、アボカドが乗っているので少し辛みを上げるために黒胡椒ではなくわさび醤油でツンとした辛みを追加するのもおすすめですので、作った時に試してみてください。
⑧柿のカプレーゼ
意外な組み合わせのアレンジで目を引くのが柿のカプレーゼです。柿はそのまま食べることぐらいしか食べ方が思いつかない方にはぜひ、試して見てください。
柿とチーズの組み合わせは、大変よくいろいろな料理に使われている組み合わせなのです。カプレーゼでもトマトではなく柿を使うアレンジをご紹介します。
柿のカプレーゼの作り方は、まずは柿を小さくカットしていきます。トマトと同じように薄めのくし切りが見栄えもよくておすすめです。柿の硬さはうれすぎていない少し固めの柿を使うと食べやすいのでおすすめです。
そして、モッツァレラチーズを同じ大きさにカットして、皿の中でざっくりとオリーブオイルと黒胡椒で味付けして混ぜ合わせれば完成です。
まとめ
いかがでしょうか?今回は、おしゃれな前菜としてカロリーでも食べ方にも人気のある「カプレーゼ」をご紹介していきました。カプレーゼは、カロリーも低く様々なアレンジをすることができる優秀なサラダになります。
仲間内でのパーティーを一気におしゃれにすることができますので。洋食を作るときにはぜひ作りたいメニューになります。
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