ピラミッドグリル・コンパクトって何?
ピラミッドグリルという響きで惹きつけられるこの商品。いったいこれは何者で、何処で使えるグリルなのか気になります。
ピラミッド型をしているから
ピラミッドグリル・コンパクトは、一見して銀色のピラミッドをひっくり返したような三角錐型のグリルが特徴的です。商品名にピラミッドが付いているのはこれが理由でした。キャンプに持っていったら、ピラミッドパワーが加わってしまいそうです。
折りたたみの組み立て式
めっちゃコンパクトになる!(ロゴス 焚き火 バーベキュー ピラミッドグリル¥5,076) pic.twitter.com/uXgpM1GfMl
— † ブービードラゴン † (@BoobyDragon) May 1, 2017
脚の部分をはじめ、全体が折りたたみ式、しかも組み立て式になっているグリルです。最初に使う時には、組み立て方を覚える必要がでてきます。しかし使い方に慣れてくれば、迅速な組み立てが可能になるのが、ピラミッドグリル・コンパクトの良さです。
アウトドア用グリルの使いみち
この商品は、キャンプに持っていって1人で焚き火や調理に使ったり、自宅ベランダでの少人数でのバーベキューに使ったりと、気軽なアウトドアのシーンで使えるよう開発されています。そのため他の類似商品にくらべて、持ち運びも設置も簡単なコンパクトサイズなのです。
ロゴスの製品
ロゴスは大阪の大三商事から1985年に生まれた、日本のアウトドアの総合ブランドです。2007年に生み出されたピラミッドグリル・コンパクトは、キャンパーなどに好まれているかなりロングセラーのグリルです。
ピラミッドグリル・コンパクトなサイズ
コンパクトなサイズ
小さいけれど小さすぎないサイズが、ピラミッドグリル・コンパクトが支持されている特徴の一つです。組み立て完了した時のサイズは、幅は19センチ、奥行きも19センチ、高さは15センチしかありません。
軽い重量
全体の重量は、1.16キロです。他のキャンプ用グリルは2キロ以上の重量が通常で、七輪の場合は5キロ以上という重量感に比較すれば、どれだけ軽いのかといった感じです。これなら確かにリュックに入れて、登山のキャンプにも持ち込みやすいと考えられます。
場所を取らず少人数にうってつけ
3人以上になると小さすぎてしまいますが、1~2人が利用するなら、バーベキューでも焚き火でも大きすぎず、かなり使えるアイテムになります。サイズが小さいから、テーブルの上で使用しても、場所を取らないこともメリットです。
ピラミッドグリル・コンパクトの構造
箱に含まれるパーツ
箱の中でピラミッドグリル・コンパクトのパーツは、割と厳重に梱包されています。中身を取り出してみれば、入っているのは三角のグリル本体、折りたたみスタンド(ゴトク)、灰受け皿、火皿、網の5つが本体のパーツです。それに収納用のポーチと取扱説明書も入っています。
全体の構造の特徴
ピラミッドグリル・コンパクトは全てがバラバラになるので、収納時にも場所を取りません。コンパクトですが、脚は末広がりの四角形なので、割と安定感が得られます。折りたたみ式ですが、かなり頑丈にできています。全体の素材は、ステンレスとスチールの組み合わせです。
ピラミッドグリル・コンパクトの組み立て
慣れてくればたった10秒で組み立て可能とまで言われるのが、ロゴス製のピラミッドグリル・コンパクトです。最初の基本は、組み立ての手順を覚えるところからです。
①スタンド(ゴトク)を立てる
ロゴスのロゴ付きスタンドは折りたたまれた状態ですが、単純に開くことで、台形状となります。設置場所は、かならず安定感のある平らな場所を選ぶようにしてください。スタンドはパーツの中でいちばん重量感があります。
②グリルを組み立てる
グリルは軽量のスチール製で、まるで折り紙のようにして繊細に折り畳まれているのが特徴です。これを展開すると、上下に四角い穴が空いている逆ピラミッド型となります。
③灰受け皿を設置する
付属している灰受け皿はフック付きで、組み立てたスタンドの上部に、フックを引っ掛けられる構造になっています。この灰受け皿を取り付けることによって、床面に熱い炭や灰が落ちて火災を起こす心配がなくなります。
④グリルを置く
ピラミッド型のグリルを、灰受け皿を取り付けたスタンドの上に乗せます。この時にグリルのヒンジ(凸部)と、スタンドの凹部が組み合わさるように設置します。これによってズレない安定した状態を作ります。
⑤火皿を置く
格子の形をした火皿は、最も火に強く頑丈な素材でできています。これは折りたたみグリルの中央に置きます。火皿は炭を乗せる場所となりますので、傾かないように設置します。
⑥焼き網を置く
バーベキュー目的の場合、一番上には付属している焼き網を設置します。実際に網を使う時には、火を起こした後に乗せます。着火したあとには素手で触れず、必ずトングで焼き網を移動させるようにしましょう。普通の焚き火の時は網を使用しなくてもokです。
ピラミッドグリル・コンパクトの使い方
いよいよ、ピラミッドグリル・コンパクトに火を起こし、自在に焚き火やバーベキューを楽しむ時です。
ロゴスの炭を使う
ピラミッドグリル・コンパクトで火をおこす場合、ロゴス社では自社の専用燃料の使用を推奨しています。穴の空いたロゴスの固形燃料は素早い着火を実現、火力を一定に保ち、安全に使える効果に優れているためです。
一般的な炭を使う
グリルの中に一般的な炭を入れる使い方もできます。使う炭は手元にあるものでも良いですが、住宅地ならケムリが出にくい備長炭を選んでみたり、キャンプなら火が付きやすい炭など、用途によって炭を選び出します。
薪を使う
寒い時期に屋外焚き火をするときには、ピラミッドグリル・コンパクトに合う、小さいサイズの薪を使用します。薪は通販で買い求めることができます。
着火する
ガスバーナーの火で、グリルに入れた炭に着火する方法が一般的です。しばらく炙っていれば炭は赤く色づき始めます。また、新聞紙と細かい枝を置き、その上に炭を乗せることで、チャッカマン等で着火しやすい環境を作っても良いです。
火起こし器を使ってもよい
普通の炭を使う場合、安全にすばやく炭に着火する方法としては、火おこし器があります。これはピラミッドグリル・コンパクトに炭を入れる前に、火おこし器内で炭を加熱し、グリルに加熱した炭をセットする方法です。
使用時の注意点
使い方もすんなりわかってきた、ロゴスのピラミッドグリル・コンパクトですが、ここで幾つかの注意点にも目を向けたいところです。
着火剤は危険とされている
最も早い着火方法は、炭の下に着火剤を置き、ガスバーナーで火を付ける方法だと考えていませんか?しかしロゴスではピラミッドグリル・コンパクトに、一般の着火剤を使用することには反対の立場です。これは接地面に、火が燃え移る危険性があるためです。
炭の大きさや容量に注意
バーベキュー利用の時、炭は大きすぎたり多すぎると、サイズ小さめなグリルに収まり切らないでしょう。多すぎると大火力となって、周囲に災厄を招いて危険なだけです。必ず炭の大きさと容量を調整します。
ピラミッドグリル・コンパクトの手入れ
後片付け
バーベキューなどでの利用が終わったら、後片付けタイムです。炭はトングで取り出し、火消し壷に入れるか、水バケツによって消火します。ピラミッドグリル・コンパクトは使用後はしばらく熱い状態なので、手を出さずに冷めるのを待っていてください。
軽い手入れ方法
屋外で時間が無いなら、キッチンペーパーやティッシュなどで、全体の焦げ付きを軽く拭き取ってから、仕舞うと良いです。
入念な手入れ方法
使った後には火の焦げた跡が付いていたり、食品で汚れていたりするので、手入れが必要です。ステンレスとスチールですが、水洗いをすることができます。洗剤とスポンジで水洗いをしたら、水気をよく拭き取って、完全に乾燥させることが大切です。
ピラミッドグリル・コンパクトの収納
専用のポーチ
箱の中に付属している専用ポーチが、ロゴスのピラミッドグリル・コンパクトの収納力を高めてくれます。グリルを分解して中にぴったり収納できるサイズの、黒いポーチです。取っ手付きで持ち運びのことも考えられています。大切に収納できるポーチが付いてくるのも、欲しくなる理由です。
分解してポーチに収納
箱に入っていた時と同じように、分解して折りたたみます。この時しっかり折り畳んだり、かさばらないように入れ方を考えないと、ポーチの中に収納できません。
ピラミッドグリル・コンパクトの価格
だんだん欲しくなってきたロゴスのピラミッドグリル・コンパクト。一体どのくらいのお値段なのか、確認をしてください。
アマゾンは5,000円ほど
2018年現在では、アマゾンでのピラミッドグリル・コンパクトのお値段は、5,000円程度です。他の折りたたみで類似サイズの商品と比較してみると若干高めですが、評判の高い製品やロゴス製品を求めている人には、お買い得に映っているようです。
価格の比較
価格ドットコムの比較によれば、ネット通販サイトでは、4,700~5,200円程度の価格帯で販売しています。各販売店を比較してみても、それほど大きく価格差はでていないようです。
ピラミッドグリル・コンパクトの評価
利用者の評価
アマゾンでは☆4.5が付くほど、平均的な評価の高い商品です。評価の理由としては、1人キャンプやバーベキューに最適なサイズであることや、軽量さや折り畳みやすさ、収納しやすさを感じること、そして安いのに何度使っても壊れない頑丈さが特筆されています。
問題点は
ピラミッドグリルはなかなかキャンプツーのいい革命になった。コンパクトは小さいが焚き火台としては良い。ただ、炭火焼するならMの方がいいね(^^;; pic.twitter.com/Eefxs2RwEN
— :sunny:️キレネンコB:sunny:️ (@KNPEHEHKO__B) June 3, 2017
使用者のレビューをでマイナスな意見を見れば、少々重たい、組み立てが面倒などの意見がありました。小さすぎて、焚き火には火力が弱すぎるとの意見も出ています。また、肉を焼ける場所が小さすぎて、なかなか焼けないという意見もありましたが、これは炭の使い方の問題かもしれません。
使いやすくするアイテム
これからピラミッドグリル・コンパクトの購入をするなら、このアイテムがあることで、使いいやすさが加速します。
ロゴスの固形燃料
ロゴスから出ている、エコココロゴスというちょっと不思議な固形燃料は、ヤシガラを原材料としています。バーベキューでの速やかな着火を実現してくれます。
トング
熱されている網や炭を移動させる時には、トングが役立ちます。もしトングが無いままだと、熱された網や炭の移動がうまくいかず、焚き火もバーベキューもやり辛いことこの上ありません。必ず手元に用意したい道具です。
火消し壷
火が付いてあつあつ状態の炭は、焚き火のあとにそのまま地面に放置できません。火消し壺に炭を入れることで、自然消火できます。特にキャンプに出かけた時も、小型の火消し壺があったほうが無難です。
風防
キャンプに出かけると、思いの外強風に見舞われることがあります。強風によって着火しづらいことや、火力が強力になりすぎたり、ゴミが網の上に飛んできて大慌てな弊害が出てきます。そこで風防(ウインドシールド)で保護することで、焚き火が風で妨害される心配が減ります。
アウトドアで活躍してもらおう
1~2人の少数精鋭なアウトドアで絶大な人気を誇っている、ロゴスのピラミッドグリル・コンパクト。あったら使いやすいアイテムを入手し、使い方をマスターしてみませんか?ソロキャンプやバーベキューで、たっぷり活躍してもらいたいですね。
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