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サーフィンワックスの塗り方は?塗る際のコツや注意点から剥がし方まで解説!

サーファーならばサーフィンの上達を目指したくなりますが、そのために重要なのがサーフィンワックスです。使っているかいないかで、サーフィンの安全性やテクニックまでも断然違ってきます。サーファーを極めるため、サーフィンワックスにもこだわってみませんか。
2020年8月27日
はぐれ猫
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この記事で紹介しているアイテム

Sticky Bumps ワックス Original

SEXWAX ワックス CLASSICS 2個セット

グリーンフィックス サーフワックス

サーフィンワックスの役割

サーファーが愛用しているサーフィンワックスは、一つの機能だけじゃなく、複数の機能を備えているのを知っていますか?まずはサーフィンワックスの基本からです。

滑りにくくする

手でサーフボードを掴んだ時、パドリングの時、ライディング中、いろんな場面でサーフボードは滑ることがよくあります。そこでサーフィンワックスを塗ることによって、グリップ力を向上させてください。サーフボードは滑りにくいアイテムへと進化を遂げます。

技術的に向上する

サーフィンの技術を飛躍させる上でも、サーフィンワックスが役立ちます。滑ることでの頻繁なずっこけ(ワイプアウト)がなくなるだけで、レベルがワンランクアップ、しかもサーフィンの見た目もかっこよくなれます。

サーフィンの安全性を高める

サーフィンワックスによるサーフボードのグリップ力が上がり、滑りにくくなることは、サーフィンの安全性を高めることにも直結しています。サーフィン中、何かの拍子に怪我をしてしまう事態を防ぐことができるのです。

サーフボードを長持ちさせる

サーフボードは大切にしたいですが、使うごとに傷がついてしまいます。しかしサーフィンワックスをかけることで、劣化を防ぐことになり、大切なサーフボードの寿命を延ばすことに繋がります。

サーフィンワックスの種類

サーフィンワックスは季節と水温に応じて、トップコートの固さの種類を切り替えます。どんな種類があるか、ざっと確認してください。

春のトップコート

春の3月から5月は気温が高くなり始めますが、水温が15度以下と低いので、トップコートにはCool(クール)を使います。水温が上がってきたならば、Warm(ウォーム)に切り替えます。

夏のトップコート

さらに水温が24、25度以上まで達する、本格的な真夏にはTropical(トロピカル)の出番です。メーカーによっては、さらに30度近くのぬるい海水でも使える、スーパートロピカルの種類もあります。

秋のトップコート

水温が下がってくる秋になったら、春と同様にトップコートはCoolタイプを使い始めることも、頭に入れておきたい知識です。

冬のトップコート

水温が14度以下に低下する冬の12月~2月頃には、トップコートはCold(コールド)が相応しくなります。しかし温かい海であれば、真冬でもColdの出番はない場合もあります。

1年中使うベースコート

サーフィンワックスの中には、下地ワックスとして使うベースコートがあります。これは同一メーカーなら、どんな種類のトップコートとも合わせられ、しかも1年を通じて使う種類です。ベースコートを塗ることによって、トップコートの威力を引き出せます。ベースコートは多めに所有しておいて良い種類です。

サーフィンワックスの成分

人気のサーフィンワックスの種類はさまざまです。どんな成分を使ったものがあるのか、代表的な種類の確認をしてみましょう。

石油系のサーフィンワックス

石油から取り出される炭化水素化合物をパラフィンと言います。固形パラフィンは石蝋とも呼ばれ、蝋燭やクレヨンの原材料ともなっている物質です。石油系のサーフィンワックスは今も主流で使われますが、環境問題が考慮されて、メーカーでは徐々に割合を減らしています。

植物系のサーフィンワックス

サーフィンワックスでは、白蝋系、松ヤニ系、植物油系、ガム系など植物由来の種類が多くなっています。白蝋はウルシ科のハゼの実から取れる素材です。松ヤニはマツ科の植物から取れる樹脂です。天然素材は海を汚染しないとして、サーフィンワックスの主力になりつつあります。

サーフィンワックスの選び方


水温からの選び方

季節が変わるのと合わせて、必ず水温も変動しています。海や湖の水温に合うサーフィンワックスの選び方は、非常に大切です。これを怠るとワックスが水温に適合せず、滑り止めとしてじゅうぶんに機能してくれなかったり、落下しやすくなったりと散々な結果になるからです。

成分からの選び方

人によりアレルギー体質なことがあり、成分で肌がかぶれたりする可能性があります。また、環境問題のことを考えているサーファーも増えてきました。成分からの選び方も大切なわけです。

グリップ力を意識した選び方

メーカーの製品によって、トップコートのグリップ力が違っています。より滑り止めを意識するのであれば、グリップ力で定評のある製品の選び方が大切です。

評価からの選び方

実際に使っている友人知人の評価が高いことは、サーフィンワックスの選び方ではハズレをなくす方法です。それに加えてインターネットのレビューや評価の最上位を選んだら、ハズレを引く可能性を下げられます。

価格からの選び方

とにかくお金をかけたくないけどサーフィンワックスが欲しい人は、価格の安さからの選び方をしがちです。実際に安くて良いものがあるので問題はないですが、価格から選ぶよりは品質から選びたいのがサーフィンワックスです。

サーフィンワックスの塗り方

ワックスの場所選び

寒い季節なら屋外でも問題はないです。しかし基本的にサーフィンワックスは熱に弱いので、気温が高い環境では、本来のワックスの能力を引き出せません。夏はできるだけ涼しい環境で、ワックスを塗ることが求められます。地面ではなく、台の上などでワックスアップすることがおすすめです。

ベースコートを塗る

出典: https://www.amazon.co.jp/STICY-BUMPS-%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%97%E3%82%B9-%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%95%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%AF%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%88%EF%BC%9A%E4%B8%8B%E5%A1%97%E3%82%8A%E7%94%A8/dp/B00G2Q8TSQ

手元に使用するサーフボードを用意し、サーフィンワックスを塗り始めます。この時には必ずベースコートとトップコート、2種類を用意しておき、最初は必ずベースコートから全体に塗ります。

トップコートを塗る

出典: https://www.amazon.co.jp/Sticky-bumps-%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%B3%E7%94%A8WAX-%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%88-%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%88/dp/B01M5I9XSY/ref=pd_sbs_200_2?_encoding=UTF8&pd_rd_i=B01M5I9XSY&pd_rd_r=59f6f7df-9708-11e8-9f35-17cc73e07703&pd_rd_w=EfdvT&pd_rd_wg=Au6Uu&pf_rd_i=desktop-dp-sims&pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_p=3cf6ffe9-a6b3-48cc-939b-ce7e740fbbfc&pf_rd_r=EJXS5H5HC0345QPNXT4B&pf_rd_s=desktop-dp-sims&pf_rd_t=40701&refRID=EJXS5H5HC0345QPNXT4B

ベースコートを塗り終わったら、次にトップコートを全体に塗りはじめます。トップコートの場合には、現在の水温に適合する種類のサーフィンワックスを、間違いなk選び出す必要があります。水温の情報を確認してから塗るようにしてください。

塗り方のコツ

サーフィンワックスの塗り方には、独特なコツが存在しています。それはベースコートの時もトップコートでも同じであり、何度か経験すれば覚えることができます。

格子状の塗り方

最初はサーフボードの全体に、縦棒と横棒の格子を描くような塗り方をするのが、プロのコツです。適当に塗るより、格子から始めていくことで、ワックスの効果を最大限に引き上げられるからです。

円を描くような塗り方

全体にワックスで格子を描いた後は、格子の上に円を描くようにして全体に塗り始めます。回転させる塗り方をすることによって、ワックスが全体に行き渡ります。この塗り方は、ベースコートでもトップコートでも同じようにします。

足を付く場所は念入りに

サーフィンワックスは、適当に塗っておけば良いということはありません。特にサーフボードの足を置く場所は、塗り忘れがないようにしたいところ。これによりサーフィンで、余計なワイプアウトを繰り返さずに済むようになります。

重ねる塗り方

ワックスが機能しなくなってきたら、トップコートの重ね塗りをして、グリップ力を強化できます。しかし重ね塗りをしていると、回数をこなすごとにワックスの乗りが悪くなってきます。そうなったらワックスをいったん落として、やり直すのが最善です。

ワックスを剥がすリムーバー

リムーバーとは


リムーバーとは、サーフィンワックスが塗られたサーフボードに使うことで、サーフィンワックスを落としやすくする液体のことです。リムーバーを使うことによって綺麗な剥がし方ができるし、次回のワックスの乗り具合も違ってきます。

サーフィンワックス放置すると

気温が高い日、サーフィンワックスを放置すると、ワックスが溶けて使い物にならなくなります。車中に放置しておけば、溶けてワックスがシートに張り付いているなんてこともあるかもしれません。そこでサーフボードを綺麗に手早くお手入れするなら、リムーバーが必要になります。

リムーバーの選び方

スプレータイプのリムーバー

最初に買い求めるリムーバーは、スプレーが付いているタイプがおすすめです。シュッシュとサーフボードに軽く吹きかけて行くことができるので、剥がし方を実践する時、無理なく無駄のない作業ができます。空気圧式とガス式の種類があります。

ボトルタイプのリムーバー

スプレーの付いていないリムーバーのボトルは、詰替え用や、付け替え用として買い求めます。中にはボトルのままでリムーバーを使う人もいるようですが、使いやすさという意味ではスプレーが一番です。

サーフィンワックスを剥がす道具

剥がし方に取り掛かる時には、リムーバー以外に必要なものがでてきます。ワックスを落としたい時は、必ず道具一式を揃えることが必要です。

ワックスコーム

サーフィンワックスの剥がし方では、重要なアイテムがワックスコームです。単純にコームと呼ばれたり、スクレーパー、サーフコーム、ワックス落とし等といろんな呼称がありますが、ぜんぶ同じようなものです。お好み焼きのヘラじゃなくて、コームを選んだほうが良いです。

拭き取りの布

出典: https://www.amazon.co.jp/iimono117-%E5%B8%83-%E3%81%8A%E3%81%97%E3%81%BC%E3%82%8A-100%E6%9E%9A%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88-%E3%82%AD%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%B9-%E3%83%80%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC/dp/B00J88XATS/ref=sr_1_52?s=home&ie=UTF8&qid=1533287503&sr=1-52&keywords=%E6%8B%AD%E3%81%8D%E6%8E%83%E9%99%A4%E3%80%80%E5%B8%83

リムーバーを吹きかけた後に、サーフィンワックスを綺麗に落として行くための、布が必要です。これはもう使わないタオルや市販している掃除用の布、それにキッチンペーパーでも良しです。柔らかい素材であるほど、サーフボードに傷が付く心配がなくなります。

ゴミ入れ

剥がし方を終えたあと、ワックスはゴミになるので、ゴミを入れるビニール袋などを用意します。ちなみにサーフィンワックスが石油系の場合、砂浜などに撒き散らして去っていくと環境破壊になるだけです。落としたワックスゴミは必ず持ち帰って捨ててください。

サーフィンワックスの剥がし方

太陽光で暖める

暖かな季節であれば、サーフボードを太陽光で温めてください。これによってボード表面のサーフィンワックスが、熱で柔らかくなり、ワックスコームで落とすのも簡単になります。

冬はドライヤーを使う

もしも季節が冬で、ワックスがあまりにも頑固で落とし切れないならば、ムリにガリガリしないでドライヤーの出番です。ワックスはドライヤーで暖められて、柔らかくなり素早い剥がし方を可能とします。しかしサーフボードは熱を当てすぎると焦げてしまうので、加減が必要です

ワックスコームで剥がす

サーフボードの表側と裏側に付いているワックスを、ワックスコームで落とします。サーフボードの凹みの落ワックスも、できるだけ全部落とすようにしてください。コームによっては凹みのワックスも削れる形状をしていますので、丁寧な剥がし方を心がけます。

リムーバーを吹きかける

次に用意したリムーバーを、サーフボードの全体にかけます。リムーバーは表面に残ったサーフィンワックスを、瞬時に落としやすい状態にしてくれます。それほど多量に吹きかけなくても、落とし効果はかなり得られます。

布で拭き取る

リムーバーをスプレーしたら、すぐに布で拭き取って構いません。柔らかくなったワックスは、拭き取れば瞬時に落とし切れています。サーフボードの両面とも、同じようにして拭き取ったら完了です。

コームのギザギザの使い方

サーファー初心者は、ワックスコームのギザギザの使い方を知らないことがあります。このギザギザには、実は2つの用法が存在していました。

コームのギザギザを使う剥がし方


サーフィンワックスを剥がす時に、コームのギザギザが使えます。ギザギザでひっかいて、ボードのワックス全体にギザギザのすじを入れることにより、ワックスを落としやすくする効果が生まれるのです。剥がし方を進める時に、ギザギザの効果を試してみてください。

コームのギザギザでグリップ力回復

サーフィン中、サーフボードのワックスのグリップ力が衰えると、ボードの上で滑ってしまい、思うようなサーフィンができません。そこでコームのギザギザでワックスに切れ目を入れることによって、失われたグリップ力が一時的に回復します。

おすすめサーフィンワックス①

Sticky bumps

アメリカのカリフォルニア州で1972年に創業して以来、いまでは世界で一番の人気とシェアを維持しているサーフィンワックスが、Sticky bumps。サーファーのワックスの定番といったらこれです。

Sticky bumpsの特徴

Sticky Bumps ワックス Original

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon

食べたくなるような、パステルカラーのパッケージに身を包んでいます。グリップ力に優れていると定評があり、ワックスは柔らかすぎないのでしっかり固着、硬すぎないので自然な塗り方ができます。100%自然素材で石油を使っていない、エコな製品なのも魅力です。

おすすめサーフィンワックス②

SEXWAX

何の商品なのかと一瞬思考停止に陥ってしまいがちな、人気のサーフィンワックスです。アメリカで1970年台に、ZOG氏が完成させました。SEXWAXのQuick humpsは、誕生して以来世界のサーファーに支持されてきました。

SEXWAXの特徴

SEXWAX ワックス CLASSICS 2個セット

出典:Amazon

支持されている理由は、粘り気がありながら、最高品質のグリップ力を提供してくれる品質の高さです。ウェットスーツに付きにくいので、手入れの苦労が少なくなります。

おすすめサーフィンワックス③

Green fix

熱にひたすら強いワックスを求めているなら、グリーンフィックス。これはフランス人のサーファーが作ったという、70度の高温まで絶えられる超耐熱ワックスなのです。パッケージはポップアート風で、部屋のおしゃれな雑貨になります。

Green fixの特徴

グリーンフィックス サーフワックス

出典:Amazon
出典:Amazon
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要するにどんなに熱された車内にサーフボードを放置しても、ワックスを放置しても、グリーンフィックスだから溶けません。それに加えてグリップ力も優れているというから、車移動の多い人には重宝します。石油を使わず天然素材で作られていることでも、環境に優しい商品です。

サーフィンワックス活用しよう

海のサーフィンでワックスを使っておけば、どれだけの効果を得られるのか、もう全ては明らかとなりました。ワックスの適切な塗り方や、剥がし方もマスターして、海から離れているときもプロ意識に近づいて行ってください。

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