検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

コシナガマグロとは?その特徴や簡単で美味しい食べ方をご紹介!

腰を長くして待っているマグロ「コシナガマグロ」の特徴やおすすめの食べ方をご紹介していきます。コシナガマグロは、入荷量が少なく普通のマグロよりも珍しいマグロですが、まるごと手に入れる機会が多いマグロです。いざという時にマグロ料理をチェックしておきましょう。
更新: 2021年3月9日
kawakawaken5
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

コシナガマグロとは

コシナガマグロって何?

一般にはあまり知られていないマグロになりますが、旬の時期になるとクロマグロに近い味わいになり人気を集めるマグロになります。料理としては刺身はもちろんのこと唐揚げや煮付けにしても美味しい味になりますのでおすすめのマグロです。

コシナガマグロの特徴

これが、コシナガマグロ!

コシナガマグロは、全長1m前後とマグロとしては小ぶりなマグロになります。全体は、ほかのマグロよりも紡錘形でやや細くなっているので一見カツオのように見えるマグロになります。特徴としては、胸びれ、第2背びれが長くなっており、お腹の付近に白色斑が出ているのが目立ちます。また、見た目にはわかりませんがマグロの中で唯一浮き袋を持たないマグロになります。味はクロマグロの幼体であるメジマグロに似ており、旬の時期には油がのり淡白そうな見た目に反した味になります。
 

旬のコシナガマグロの味

コシナガマグロの旬は、秋から冬にかけての寒い時期になります。旬の時期のコシナガマグロは、脂がのっており刺身に最適のマグロになります。ほかの食べ方は、唐揚げや焼きものなどが人気になります。また、旬の時期ではありませんが、春のコシナガマグロはたんぱくであっさりとした味わいで、脂が強い刺身や魚が苦手な方におすすめです。

コシナガマグロの魅力

コシナガマグロは流通しない

コシナガマグロの魅力は「珍しい魚」ということがひとつです。1mくらいのマグロとしては小さな魚ですので、ほとんどが水揚げされた現地で食べられてしまい流通が安定しない珍しい魚になります。食べ方が豊富なので是非、色々な食べ方を試したい魚ですが、スーパーなどでは見られないので、現地の漁港にいって手に入れられたらラッキーです。

コシナガマグロのお値段

コシナガマグロの値段は、大きさや鮮度によりますがキロ400~1000円と家庭に優しいお値段になっているのも魅力のひとつです。魚でキロこれだけお安いお値段でしかも、マグロという魅力が色々詰まった魚です。入手難易度が高いのが難点ですが、入手できたら是非色々な食べ方で味わって見たいものです。

コシナガマグロの名前の由来

モデル体型のマグロが名前の由来?


コシナガマグロという変わった名前の由来は、特徴にもなっている長い第2背びれから尾にかけて長いことからつけられています。他にもセイヨウシビ・シロシビ・トンガリなどの別名もありますが、どの名前も有名ではありませんが、産地では美味しい魚として人気を集めています。

美味しいコシナガマグロのレシピ:刺身

コシナガマグロの刺身

やはりマグロといったら、刺身は忘れることのできない食べ方になります。といっても、レシピなどという仰々しいものはありません。しかし、マグロを1匹捌くと考えると小さいとはいえ、少し抵抗がありますよね。そこで、ここでは簡単にコシナガマグロの捌き方をご紹介します。

コシナガマグロの捌き方

コシナガマグロの捌き方は、カツオとよく似ています。まずは、首から包丁を入れて内蔵を取りお腹を洗います。マグロは回遊魚で運動量が多いのでエラと内蔵が大量に入っているので血やグロイものが苦手な方は得意な方に任せましょう。

その後、頭を落としてお腹から3枚におろしていきます。次に小さな腹骨を取り除き皮を剥いでいきます。頭から包丁を入れて皮を剥いでいけばマグロサクの完成です。

刺身を切るときのコツ

コシナガマグロをサクにしたら刺身状に切っていきますが、その際のポイントとして引いて1太刀で切ることをこころがけましょう。包丁をギコギコと動かすと柔らかいマグロの繊維が潰れてしまいベチャベチャの刺身になりますので注意が必要です。包丁を引くときは、肘で円を書くように意識しましょう。

美味しいコシナガマグロのレシピ:唐揚げ

臭みが大敵コシナガマグロの唐揚げ

続いて、おすすめなレシピは唐揚げになります。魚の唐揚げは、魚には本来ない「カリッと」した食感を楽しむことができる料理になりますが、1番臭みに気を遣う料理にもなります。

そのため、マグロを一口大に切ったら臭みの処理をしてから衣をつけていくことが大切です。その点だけ気をつければ、生でも食べられるコシナガマグロ唐揚げは、少しレアでも食べられるので調理は簡単です。

コシナガマグロの唐揚げ

コシナガマグロを一口大に切ったら、醤油、酒、みりん、しょうが、砂糖で作ったタレの中に浸して、冷蔵庫で30分ほど臭み取り、味を染み込ませていきます。その間に、レモンやキャベツの千切りなどを用意しておき、油を180度に温めておきます。

30分経過したら、マグロ全体に片栗粉をまぶして油のなかで3分ほど揚げていきます。目安としては、全体が狐色になれば完成です。あとは、皿に盛り付けてから黒胡椒をパラッとかければ完成になります。

片栗粉?小麦粉?

唐揚げならば、小麦粉の方がいいのでは?と考えた方もいるかもしれませんので、理由をご説明しておきます。片栗粉を遣う理由はより、短時間で火を入れていくためと食感を強く出すためになります。

小麦粉の場合、マグロにつけるとベタつき油をよくすってしまい揚げるのみコツがいります。しかし、片栗粉ならばそのような面倒なこともなく、ベタつきも少ないので衣が厚くなる必要もないので片栗粉がおすすめです。

美味しいコシナガマグロのレシピ:煮付け


湯引きで臭み消しコシナガマグロの煮付け

コシナガマグロに限らず魚の煮付けを作るときは、湯引きをしておくと臭みを減らすことができます。湯引きとは、熱湯を魚の切り身にかけて臭みを取り出しキッチンペーパーで拭き取ればOKです。これをするとしないとでは大きく味が変わってきますので絶対に行うようにしましょう。

コシナガマグロの煮付け

湯引きして、キッチンペーパーで水分拭き取ったらフライパンに水と酒と1:1で切り身が隠れるくらいまで入れます。その後、沸騰させます。酒はアルコールがなくなる際に臭みを取り除くので、沸騰しているなかに入れるのは避けましょう。

その後、醤油と砂糖、みりんを1:1でお好みの濃さに調節して入れましょう。その後、沸騰させてから2分くらい煮ていきます。最後に、しょうがを入れて1分沸騰させます。そして、火を止めて5分放置すれば完成です。

落し蓋は必要なし

今回ご紹介したコシナガマグロの煮付けの特徴は、落し蓋をしないことです。落し蓋は煮物の味を染み込ませる効果を持ちますが、今回の煮付けでは煮汁を沸騰させることで泡を発生させています。そのため、空気で蓋をすることが自動的にできているということです。なので、コシナガマグロの煮付けはしっかりと強火で調理しましょう。

美味しいコシナガマグロのレシピ:マグロアボカドユッケ

脂を活かしたねっとりマグロユッケ

生肉のユッケが食べれなくなって久しいですが、マグロを少しアレンジすることで美味しいユッケを作ることができます。また、アボカドを入れることでマグロのねっとり感を更に楽しむことができますので、合わせると甘さ倍増です。

マグロアボカドユッケのレシピ

まずは、コシナガマグロをぶつ切りに一口大にしていきます。この時にサイコロ状にします。その後、アボカドもアグロと同じ大きさにカットして、1つのボールに入れます。

そこに、醤油大さじ2、みりん大さじ1、砂糖小さじ1、ごま油とわさびはお好みの量を入れます。その後、さっくりと混ぜれば完成です。あとは、お好みでうずらの卵をトッピングしても美味しく食べることができますので、アレンジを加えてみてください。

旬じゃないものを味わい深く

コシナガマグロの旬は寒い時期ですが、旬違いでも同じように脂のねっとり感を楽しみたいといったときに、優秀なのがアボカドです。アボカドの食感は、口説くないバターのようになっているのでマグロと合わせることでどの部位もまるで旬のマグロの大トロのような食感を出すことができます。

是非、季節違いのマグロのサクを手に入れたら試してみてください。

美味しいコシナガマグロのレシピ:マグロガーリックステーキ

まるで肉「マグロステーキ」

マグロをぶ厚く切って、まるでステーキのようなマグロ料理を作ってみましょう。肝は分厚く切ったマグロとガーリックチップです。まずは、ガーリックチップのレシピを紹介していきます。いろいろな料理に応用が効きますので是非チェックしてみてください。


ガーリックチップのレシピ

今回ご紹介しますガーリックチップの特徴は、バターで揚げることです。まずは、小さなフライパンを用意します。底に、バターが薄く張るくらいの量のバターを溶かしていきます。

その後、スライスしたにんにくを重ならないように並べて揚げて行きます。軽く全体に焼き色がついてきたら、すぐにフライパンを濡れふきんのうえにうつして焦げを防ぎながら、キッチンペーパーで余分な油を落としてガーリックチップは完成です。

マグロガーリックステーキのレシピ

大きめにカットしたマグロに塩胡椒と片栗粉を全体にまぶして、バターを溶かした中火のフライパンで両面を焼いていきます。1分くらいずつ焼いていきましょう。

その後、醤油、みりん、砂糖、酒を合わせた調味料をマグロにまぶして弱火に変えて、蓋をして1分ほど蒸し焼きにしていきます。その後、火を止めてガーリックチップをまぶして、更に盛り付けたら完成になります。

美味しいコシナガマグロのレシピ:チョレギサラダ

コシナガマグロの特徴を活かしたサラダ

コシナガマグロの特徴として。塩味に合うというものがあります。そのため、醤油や塩味のドレッシングと相性がとてもよくレシピのレパートリーも多くあります。そのため、ここではコシナガマグロのチョレギサラダをご紹介していきます。シャキシャキの野菜とマグロの塩味を合わせた美味しいサラダを作ってみましょう。

コシナガマグロのチョレギサラダ

サニーレタスとレタスを細かくちぎっていきます。そして、カイワレ大根を1束サラダにまぶせるようにしておきます。そして、スライサーで大根を薄くスライスしてから、包丁で千切りにしていきます。

そして、大根とレタス、サニーレタスをさっくり混ぜておきます。マグロは刺身よりも少し小さく切っておき醤油とごま油に漬けておきます。最後に合わせたレタスを皿に盛り付け、マグロをサラダのトップにまぶしてカイワレ大根をトップに飾れば完成です。

ドレッシングは市販の塩味タイプのものは全て合うのでお好みのものを使いましょう。

コシナガマグロの食べ方:まとめ

いかがでしょうか?今回は珍しいマグロ「コシナガマグロ」の特徴とおすすめの料理のレシピをご紹介していきました。コシナガマグロは流通が少ない珍しいマグロですが、全長が1m前後と比較的小さいため1匹まるごと手に入れる機会が多いマグロにもなります。

そのため、今回ご紹介した料理のレシピを覚えておき、マグロ料理のレパートリーを増やしてコシナガマグロが手に入ったらすぐに調理できるようにしましょう。

真鯛の食べ方が気になる方はコチラをチェック!