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ブルーベリー栽培で大切な肥料の与え方!肥料の種類ややり方のポイントを解説!

甘酸っぱくて美味しいブルーベリー。家で簡単に育てられる果樹だということをご存知でしょうか。ブルーベリーの実を収穫するには、簡単なコツと肥料が大切です。ブルーベリーの育て方と肥料のやり方をご紹介します。自宅でブルーベリーを収穫したい人必見です。
2020年8月27日
佐藤3
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この記事で紹介しているアイテム

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正しい肥料のやり方でブルーベリー栽培しよう

ブルーベリー栽培は肥料が大切

ブルーベリーは栽培方法に少しコツがありますが、難しいことではなく初心者でもすぐに対応できるものです。庭で栽培する果樹としても人気が高いブルーベリー。実を収穫して食べる樹木ですから、しっかり肥料をあげて豊作を目指しましょう!そのための育て方や、与える肥料の種類、おすすめのブルーベリーの木などの情報を発信。これから、ブルーベリーを育ててみたい方を応援します。

ブルーベリー栽培は難しくない

栽培難易度は

ブルーベリーの木の栽培自体は、非常に簡単で初心者でも育てられる難易度です。しかし、結実させるには少しだけコツがいります。しかし、それも難しい手入れなどが必要なわけではなく、誰でも自分の住んでいる地域に合わせた種類のブルーベリーの木を選ぶことで、簡単にブルーベリーの実を収穫することができるでしょう。

ブルーベリーについて

ブルーベリーはツツジ科スノキ属の低木性果樹目。原産地は北米です。その実は、目によい果実としても有名ですね。コロンとした紫色の実。この紫色の色素こそ、目に良い成分「アントシアニン」そのものです。紫が豊かなものほど目に良いというわけですね。そしてその実を口にすれば、甘さと酸っぱさがほどよくブレンドされていて、誰もが爽やかさを感じるでしょう。ジャムや生食用、ケーキなどに入れたりと食べ方のバリエーションも豊富です。

ブルーベリー栽培の基本

ブルーベリーの土

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まずは、ブルーベリーを育てる環境作りや収穫時期など育て方の基本をご紹介します。ブルーベリーを栽培するには、まず土が重要です。ブルーベリーが好むのは酸性の土。市販の土で「ブルーベリーの土」というものが売られていますので、それを利用するのが手軽でおすすめです。もし、畑の土などすでにアルカリ性に傾いた土に植える時には、ピートモスを植える穴に入れて、酸性の土に傾ける必要があります。

ブルーベリーの収穫時期

ブルーベリーが身をつけるのは初夏である6月頃から、9月中旬あたりまで。ブルーベリーは夏の果実なんですね。

おすすめのブルーベリーの種類

ブルーベリーには3種類ある

ブルーベリーの品種は大きく分けて3つの種類に分けられます。ハイブッシュ系統とラビットアイ系統、そしてハイブッシュに対してローブッシュという品種もありますが、これは野生のブルーベリーの種類で、一般的にはワイルドベリーと呼ばれる種類です。

どの系統を選んだらいいの?


先程ご紹介した3種類の中で、野生種であるローブッシュは除いて、ハイブッシュ系とラビットアイ系のブルーベリーの中からお好みの苗を選ぶこととなるでしょう。同じ系統の品種でも、それぞれ特徴が違いますが、全体的に日本の気候ではハイブッシュ系が向いています。ハイブッシュ系は全体に大粒で、人気が高い品種が多いです。しかし、ラビットアイでも、中粒~大粒の品種もありますので、選び方によってはどちらの系統でもどっしりと食べごたえのあるブルーベリーを収穫できるでしょう。

選び方の目安はリンゴ栽培

自分の住んでいる地域がどちらの系統のブルーベリーに向いているのか判断する目安として、リンゴ栽培を近くでしているかどうかで判断する方法があります。ハイブッシュ系のブルーベリーはリンゴ栽培ができるところでなら、育てることが可能です。リンゴを栽培に適していない地域では、ラビットアイ系統の苗を選ぶとよいでしょう。

ブルーベリーの種類①ハイブッシュ系

関東から北の地域におすすめの品種

ハイブッシュ系のブルーベリーは、実に甘みと酸味がほどよくブレンドされた大粒の品種が多いのが特徴です。しかし、寒い地域向けであまり暑くなるような地域の栽培には向きません。有名品種として、ジャージー、コリンス、ノースランド、バークレイ、ウェイマウス、ブルーレイ、ブルークロップなどがあげられます。

ブルーベリーの種類②ラビットアイ系

温暖な地域におすすめの品種

ラビットアイ系のブルーベリーは、青くなる前にうさぎの目のように赤くなるのが特徴。実は小ぶりで種も大きめです。温かい地域でも育つ品種です。有名品種として、ウッダート、クライマックス、ティフブルー、ホームベルなどがあります。平均して温暖で、ハイブッシュ系のブルーベリーが育てられない地域でもしっかり育ってくれます。

種類1または種類2から2本選ぼう

ブルーベリーは1本の木では実がならない「自家不和合性」という性質を持った果樹です。ブルーベリーを収穫しようとすると、少なくとも2本のブルーベリーの木が必要。そして、その2本は異なる種類を選んだ方が、実も大きく育ちます。おすすめは、種類1または種類2の中から、花の開花時期などが被るなどの条件の合う、違う品種を苗を2本選んで購入しましょう。

ブルーベリーにおすすめの肥料は

肥料の種類

東商 果樹・ブルーベリーの肥料 1.5kg

出典:Amazon

ブルーベリーは酸性の土が好きという、栽培上の大きな特徴がありました。そのほか、ブルーベリーにおすすめの肥料もあります。ブルーベリーの肥料を選ぶときには、窒素、カリ、リン酸の3つの養分バランスがほぼ均等になっている肥料を選ぶ必要があります。有機肥料であっても、化学肥料であっても、その肥料の成分バランスは同じです。

おすすめの肥料は「化学肥料」

どうして化学肥料なのかというと、何度も言及してきましたが土を酸性にすることに大きく関係してきます。窒素、カリ、リンのバランスの良い有機肥料もありますが、それらの肥料には石灰分が含まれています。石灰は酸性の畑を中和させるためにまぜこむものです。せっかくの酸性の土が中性に傾いてきてしまうのです。与える量や規模にもよりますが、たくさんのブルーベリーを地植えで育てているような人には、有機肥料よりも化学肥料から選ぶことをおすすめします。

厳密に等分でなくても


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ブルーベリー用の肥料として売り出されている化学肥料の窒素、カリ、リンのバランスを見たり、実際にブルーベリー農家の人が使っている肥料も調べてみましたが、ピッタリ等分ではなくほぼ等分なら良いとされているという結論に達しました。(すべてのバランスがピッタリ等分のものは無かった)どれか一つの栄養が少し多かったり少なかったりする程度なら許容範囲内と判断しましょう。いろいろ見た中では「プロトリーフ ブルーベリーの肥料」がおすすめです。

有機肥料にこだわるなら鶏糞がおすすめ

創和リサイクル 炭化けいふん 3kg

出典:Amazon
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化学肥料はできるだけ使いたくないという人は、石灰ができるだけ少なく、あまり影響がなさそうなもの。さらに、1回のコストが安いものが良いですね。追肥などにおすすめの肥料は「鶏糞」です。窒素、カリ、リンのバランスもよく、鉢植えでブルーベリーを育てるのであれば、それほど石灰成分も気になりません。何よりも鶏糞はどこでも買えて、さらに、値段が安く売られているので、買いやすいのがおすすめポイントです。

ブルーベリーの育て方:植え付け

植え付け時期

ブルーベリーの苗を買ってきたら、植え付ける時期は11月から3月頃となります。あまり大きくない苗をすぐに地植えにしてしまうのは、あまりおすすめできません。苗の大きさによっては、買ってきてある程度大きくなるまで鉢植えで育ててから植え付けした方がよいでしょう。

植え付け方法

地植えや鉢植えにする場合、やはり一番気をつけるのは土のpHです。ブルーベリーは、必ず酸性の土に植えましょう。市販のブルーベリー用の土であれば、どんなメーカーの土でも問題ありません。もっている土に植え付ける場合には、先程も触れたように、ピートモスで酸性に傾けた土に植え付けます。植え付け用の穴の深さは30センチ程度。その穴に苗を移して、被せる土は軽く集める程度にします。苗が固定されたら、土が乾燥しないように敷き藁もしておくとよいでしょう。

植え付け時の肥料のやり方

ブルーベリーの植え付け時には、根を育ててくれる成分であるカリを含んだ肥料を与えます。こうすることで、根を太く丈夫にしてくれるので、苗がしっかり育ちます。鉢植えなら良いのですが、地植えの場合は他の植物に負けてしまって、ブルーベリーの苗が枯れてしまうことがあるからです。肥料は、土の中に緩効性肥料を混ぜ込んで、植え付けるようにします。

ブルーベリーの育て方:植え替え

植え替え時期

植え替えの時期も植え付けと同じく11月から3月が適した時期となります。鉢植えでしっかり太い根が育ってきたときが植え替え時期となります。この場合も、土の中にカリの緩効性肥料を混ぜ込んで植え替えします。

植え替え方法

植え替えは買ってきた苗を1年ほど鉢で育ててからおこなうとよいでしょう。買ったばかりの小さな苗ですと、まだ太い根がでておらず、雑草などにも負けてしまいがちです。雑草をこまめに抜くなど対処すれば良いのですが、鉢で太い根を育ててから植え替えた方が確実です。植え替え方は、植え付けと同じです。

植え替え時の肥料のやり方


植え替え時の肥料も、植え付けと同様で、土の中にカリの成分が含まれる緩効性肥料をまぜて与えます。

ブルーベリーの肥料のやり方:追肥

追肥をあげる時期

追肥は花が咲く時期(3月頃)に一度。この時期は花を育てるリンを含む肥料を軽く土に混ぜ込んであたえます。その後、収穫期も終わりに近づいた8月下旬頃に、葉と枝を育てる成分である窒素の肥料を他の肥料と同様に株元、または土に混ぜ込んで与えましょう。ブルーベリーの追肥の時期は、この3月と8月の2回になります。

追肥は何を与えるの?

元肥も追肥も、バランスがとれているものなら、全て同じ肥料を与えて構いません。ブルーベリー用の肥料と謳ったものの窒素、リン、カリの配合をチェックして選ぶとよいでしょう。先程おすすめ肥料としてご紹介した化学肥料、または有機肥料を与えます。ただし、有機肥料は石灰分を含んでいますので、地植えの肥料として使うときは量に注意しましょう。有機肥料を与えすぎると、ブルーベリーの土を酸性から中性に傾けてしまいます。鉢植えなどに少量与えるのには問題ありません。

まとめ

肥料をあげて美味しいブルーベリーを収穫しよう

ブルーベリーの肥料は、植え付けまたは植え替え時の元肥と、追肥として花の時期と8月下旬の年に2回または3回与えることになります。他の植物と比べて、肥料を与える頻度も少なくて済む楽な果樹です。育て方のコツも難しいことなく、初心者でも簡単に育てられそうでしたね。種類によっては、寒い地方に向く苗と、温かい地方に向く苗がありますので、それを間違えないように植え付ければ、収穫の楽しみを味わえる、はじめて庭に植える果樹の木として、おすすめの植物ですよ。

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