検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

車のエンジンがかからない!車のトラブルで気になる原因◯選と対処法を解説!

車のエンジンがかからない原因12選を紹介します。誰でも運転する機会があるのが車、しかし車を運転している以上エンジンがかからないトラブルに遭遇することは不可避です。主な原因12選と合わせてそれらの対処方法を解説します。これらは必ず知っておきましょう。
2020年8月27日
tryyua
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

はじめに

車のエンジンがかからない原因は様々、今回はそれらの理由12選を紹介します。エンジンがかからないのにブレーキが関係していたり警告灯が光ったらエンジンが止まる可能性が高いなど、車のエンジンがかからない理由をそれらの対策方法と合わせてお伝えします。

車のエンジンがかからない原因その1

バッテリー上がり

車のエンジンがかからない原因その1はバッテリー上がりです。車のエンジンが始動しない原因の中でも特に知られているものの1つになります。バッテリーが故障したというわけではなく、駐車場や自宅に車を駐車している時にヘッドライトの消し忘れたりルームランプがつけっぱなしだとバッテリーが本来持っている電力を失い、エンジン始動に必要な電力を失うとエンジンが動かない(始動しない)のです。セルも回らない、回っても少ししか回らない状態となります。

バッテリーを新品に交換するか充電する

バッテリー上がりトラブルでエンジンが動かない場合、その車両に対応するバッテリーに交換するとトラブルを解決できます。バッテリーが上がった状態だとセルモーターが回らないのですが、新品バッテリーに交換すると非常に気持ちよくセルモーターが回ってエンジンが始動してとても気持ち良いです。新品バッテリーにしなくても、バッテリーチャージャーやブースターを使って充電すればバッテリーを復活できます。

バッテリー警告灯をチェック

バッテリーが上がっていない時でもバッテリー警告灯を日ごろからチェックするようにしておけば事前回避できる可能性が高いです。バッテリー警告灯とはバッテリーの充電状態に異常があるかどうかを教えてくれる警告灯で、この警告灯が光った時はバッテリーに何らかの異常が発生しているという意味になります。警告灯が点滅したらいつ車が止まるかわかりません。一般道であれば近くのカーショップでバッテリーを購入して交換するなどして対応しましょう。

ブレーキがきかなくなる

バッテリー充電が切れると、走行中だとフロントブレーキが効かなくなります。高速道路で時速100km近くで走っているときにブレーキが効かなくなったらどうなるか、考えるだけでも恐ろしいです。ブレーキが常にかかるようにバッテリー管理も徹底しましょう。なお、リアブレーキはその時でも効くとのことです。

車のエンジンがかからない原因その2

オルタネーターのトラブル

車のエンジンがかからない原因その2はオルタネーターのトラブルです。オルタネーターは発電機の役割を果たす部品でダイナモと呼ばれることもあります。バッテリーがあるからこそセルを回してエンジンを始動できのですが、消費されてなくなっていくバッテリーの充電をオルタネーターはしているのです。そのため、オルタネーターが正常に機能しなくなると、セルは回らない、エンジンは動かない、場合によっては運転中に故障してエンジンが動かないトラブルに遭遇する可能性もあります。

オルタネーター交換で対応

オルタネーターの不調となったり故障した場合、対策としてできることはオルタネーターを交換することです。オルタネーターを交換して正常に機能すれば発電できるようになりバッテリーに蓄電できるので、無事走行できるようになります。ただしオルタネーター交換にかかる費用は工賃含めて5万円以上かかります。この場合同時にセルも回らない、つまりバッテリーの充電が切れていますので充電して取り付けるか、新品のバッテリーに交換しましょう。

車のエンジンがかからない原因その3

セルモーターのトラブル

車のエンジンがかからない原因その3はセルモーターのトラブルです。エンジンを始動させるにはキッカケが必要で、そのきっかけを作るのがセルモーターの役割になります。エンジン内部のクランクシャフトをセルモーターの電動で動かしてエンジンを始動させるのがセルモーターの役割ですから、これが故障するとエンジンが動かないトラブルとなるのです。


セルモーターの故障時は部品交換で対応

セルモーター故障時の対応は正常に機能する部品に交換することです。セルモーターの部品代は新品で30,000-50,000円程度となっていて、工賃は10,000円くらいとも言われています。しかし、100,000円ほどの費用が発生するケースもあるようですので、注意が必要です。

車のエンジンがかからない原因その4

エンジントラブル

車のエンジンがかからない原因その4はエンジントラブルです。エンジン始動に必要なセルモーターやオルタネーターが故障していなくてもエンジンそのものが故障していて動かないとトラブル発生となります。エンジンの故障例はエンジンオイル不足によるエンジン内部の焼き付き、冷却水トラブルによるオーバーヒート、圧縮漏れなどがあります。

オーバーホールか載せ替え

これらのようなエンジントラブルが発生してエンジンが動かなくなった場合、エンジンをばらして故障個所を修理する(場合によってはオーバーホールとなる可能性も)か、新品や稼働する中古エンジンへの載せ替えで対応することとなります。エンジン自体が非常に高額な部品ですから、エンジンオイルやオイルフィルターのメンテナンスなどをしっかり行って故障しないように気を付けましょう。

車のエンジンがかからない原因その5

エンジン始動方法のミス

車のエンジンがかからない原因その5はエンジン始動方法のミスです。これは機械の故障というより、操作する人間の人為的ミスとも言えます。80年代くらいのマニュアル車などであれば、鍵をさしてセルモーターを回すだけでエンジン始動できますが、オートマチックの車や最近のマニュアル車などですとトラブル回避の目的で指導方法を少し複雑にしているのです。最近よくあるスタート方法は、ブレーキを踏んだ状態でないとセルが回らない、マニュアル車の場合にクラッチペダルを完全に切った状態でブレーキを踏んでいる状態でなければセルが回らない、キーが手元にないと始動できない、などが挙げられます。

操作方法を確認する

エンジンの始動方法を間違えることはマイカーならほとんど発生するはずありません。初めて乗る車や借り物の車を運転する時になります。車本体にトラブルがあるわけではないのでそれほど心配しなくてよいです。しかし、上記で紹介したブレーキを確実に踏んでおくということは要チェックです。しっかりブレーキを踏んでおくようにしましょう。ブレーキが重いとブレーキペダルが必要量踏まれずにスイッチが入らないことがあるそうです。

車のエンジンがかからない原因その6

燃料切れ

車のエンジンがかからない原因その6は燃料切れです。燃料タンクに燃料が入っていない状態ではエンジンは動かないのです。しかし、燃料切れに遭遇するのはエンジンを始動する時ではなく、エンジンをかけて車を運転しているときになります。そもそも、燃料が切れる前に燃料警告灯ともいえる給油ランプが点灯していますので燃料切れは対処できるトラブルです。この警告灯が点灯しても車はまだ動くので問題ないということが燃料切れトラブルに出遭う原因でもあります。

アクセルペダルを踏んでも進まない

まず、燃料切れが発生するとアクセルペダルを踏んでも車が前に進まなくなります。そうなった場合、可能であれば安全に注意して車を路肩に寄せて停車させましょう。燃料が入っていないだけですから、給油すればエンジン始動できるので、特に心配はありません。対策として長距離移動をする際には必要な燃料を事前に給油しておきましょう。

車のエンジンがかからない原因その7

電気系統のトラブル

車のエンジンがかからない原因その7は電気系統のトラブルです。電気系統の部品はヒューズと呼ばれる部品を介してバッテリーとつながっています。ヒューズの役割は、電気系統部品に過電流が流れた時の破損対策です。電気系統部品に過電流が流れないようにヒューズが壊れるようにして保護します。エンジンに関係する電気系統が壊れる又はヒューズが飛ぶ(壊れる)と、エンジンが動かないようになります。

メインヒューズが飛ぶと動かない


エンジンに関係するヒューズはメインヒューズと呼ばれています。このヒューズが飛ぶとエンジンはかかりません。その場合、メインヒューズを交換しましょう。交換前に整備マニュアルを読む、またはディーラーに必要な情報を問い合わせておくと確実です。メインヒューズ以外ならまだ走れるので良いですが、メインヒューズが飛ぶと車が動かないので定期的にヒューズのチェックをしても良いでしょう。

車のエンジンがかからない原因その8

スマートキーのトラブル

車のエンジンがかからない原因その8はスマートキーのトラブルです。スマートキーと言えば今日の車に多く採用されている鍵の種類で、鍵穴にキーを挿すことなくドアロックの開錠やエンジン始動が可能なものとなっています。しかし、スマートキーが故障したり電池が切れて動かない状態となると本来のスマートキーの使い方ができません。そのためエンジンもいつも通りの方法では動かないです。

メーカー毎の対処法で解決

スマートキーの電池が切れても開錠からエンジン始動まで問題なく行えるように対応しています。メーカー毎にその場合の対応方法が違いますので事前に対応方法を確認しておきましょう。トヨタ車の場合、スマートキー内部にあるメカニカルキーを使って開錠を行い、スマートキーについているメーカーエンブレム部分をプッシュスタートボタンに近づけて5秒かざします。これを行うと通常方法でエンジンスタートさせられます。

車のエンジンがかからない原因その9

ハンドルロックがかかっている

車のエンジンがかからない原因その9はハンドルロックがかかっていることです。ハンドルロックとは駐車中の車両の盗難を防ぐ方法の1つになります。キーを指してセルを回す車の場合は鍵を抜いた状態、そしてスマートキーの車両の場合はエンジンを完全に切った状態で、ステアリングを左右のどちらかに動かします。そうするとカチッのような音がしてステアリングが回らないようになるのです。

存在を知らないと焦る

ステアリングロックというものを知らない方ですと、気が付いたらステアリングが回らないようになっていたという状況になり、エンジンをかけられません。警告灯などがでるわけでもありませんから、知らない方がこれに遭遇するとかなり焦ります。

ステアリングロックを解除する

ステアリングロックがかかった状態ではセルが回らないのです。セルが回らないということはエンジンを掛けられませんので、このステアリングロックを解除する必要があります。ステアリングロックの解除方法は簡単で、ステアリングを左右どちらかに切った状態でキーを回します。スタート・ストッププッシュボタンでエンジンを始動する場合、同じようにステアリングを左右どちらかに切った状態でボタンを押してください。こうすることで回らない状態だったステアリングが解除されて回るようになります。後者の場合、うまくいかないとボタンの警告灯が光るので再度トライしましょう。

車のエンジンがかからない原因その10

冬季の低温度

車のエンジンがかからない原因その10は冬季の低温度です。低温度、つまり冬の時期ということですが、気温が低くなるとバッテリー内のバッテリー液の性能が低下します。冬場にただでさえバッテリー性能が低下するにもかかわらず、冷えた車内を暖めるためにヒーターを頻繁に使用することなどが原因となり、冬場は特にバッテリートラブルが発生しやすくなります。

バッテリーを新品に交換する

このようなケースの場合、バッテリーチャージャーなどを使って充電する方法よりも新品バッテリーに交換してしまったほうが後々のことを考えると良いです。冬場は4季の中でも特にバッテリー上がりが起こりやすい時期ですので、バッテリーの使用年数や充電後のバッテリー液面のレベルゲージなどを参考にしてどのように対応するのか判断しましょう。

車のエンジンがかからない原因その11

シフトレバーの位置がPになっていない

車のエンジンがかからない原因その11はオートマチック車両のシフトレバーの位置がPに入っていないことです。すでに紹介したように、オートマチック車両ではシフトレバーの位置がパーキングに入っていないとエンジンをかけることができません。この仕組みですが、オートマチック車はD(ドライブ)にシフトが入った状態でエンジンを切ることができます。しかし、Dにシフトが入った状態ではエンジンをかけることができません。知らずにDに入ったままエンジンを切ってしまうと、エンジンがかからずに知らない方だと壊れたと勘違いしてしまいます。


エンジンを切るときは必ずPレンジにいれよう

この対策方法ですが、特に難しいことを考えずにエンジンを切るときはパーキングレンジにシフトを移動させましょう。こうしておけば確実です。ニュートラルレンジにシフトがあってもエンジンをかけられますが、Pに入っていると勘違いしてシフトを下に移動させるとドライブレンジに入って逆走しますので、必ずPレンジに移動させてエンジンを切ってください。

車のエンジンがかからない原因その12

燃料ポンプ不良

車のエンジンがかからない原因その12は燃料ポンプ不良です。上記で燃料が無い状態、つまりガス欠状態になっていると車にガス欠症状が発生して最終的に車が動かなくなると紹介しました。しかし、十分な燃料があったとしても燃料ポンプが不調であったり壊れるとエンジンがかからなくなります。燃料を送るポンプが動かなくなればエンジンが動かなくなるのは当然です。

叩けばたまに復活する

燃料ポンプが動かなくなったときにできる緊急対策は燃料タンクを叩いてみることです。うまくいくと燃料ポンプが動くようになります。これは必ず効くというわけではないので、あまり期待しないでください。だめだったら諦めてJAFを呼ぶかお世話になっている整備工場に電話して助けてもらいましょう。

車のエンジンがかからない時に連絡するところ

JAF

車のトラブルで困ったときにはJAFに電話すると確実です。場合によっては時間がかかりますが、車をレッカーしてくれます。いつお世話になる変わらないので会員に入っておくといろいろなサービスを受けられてお得です。電話番号は#8139(ハイサンキュー)です。

行きつけの整備工場

行きつけの整備工場があるならそこに電話する方法もあります。JAFだと時間がかかる場合でもこちらなら迅速に対応してくれる可能性が高いです。担当者の電話番号を控えておきましょう。

まとめ

警告灯が光っていることに事前に気が付いたり燃料メーターをこまめにチェックするなどしておけば多少のトラブルを防ぐことはできますが、メカニカルトラブルに関してはどうしようもできません。いざという時に車のエンジンがかからなくても対応できるようにしておきましょう。

ブースターケーブルの使い方が気になる方はこちらをチェック