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ブースターケーブルの使い方!バッテリージャンプで役立つつなぎ方を解説!

車に乗る方なら、ふいのバッテリー上がりでブースターケーブルを目にした人も多いでしょう。でもそのつなぎ方や使い方となると、自信を持って行える人は少ないでしょう。そんなブースターケーブルのつなぎ方や、バッテリージャンプの際の使い方について詳しく解説します。

2018年06月01日更新

ironman17
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バイクにテントを積んで日本を一周した経験から、キャンプのノウハウや旅の知識についてを執筆しています。国産旧車のレストアも手がけており、バイクいじりやDIYについての情報も発信していきます。
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目次

  1. バッテリー上がりもブースターケーブルで心配なし!
  2. ブースターケーブルとは?
  3. ブースターケーブルの選び方
  4. ブースターケーブルの使い方:1/6
  5. ブースターケーブルの使い方:2/6
  6. ブースターケーブルの使い方:3/6
  7. ブースターケーブルの使い方:4/6
  8. ブースターケーブルの使い方:5/6
  9. ブースターケーブルの使い方:6/6
  10. ブースターケーブルの外し方
  11. ブースターケーブルがあれば怖いものなし!

バッテリー上がりもブースターケーブルで心配なし!

電気でスターターモーターを回すことによって始動する車のエンジンにとって、モーターに電気を供給できなくなるバッテリー上がりは致命的です。そんなバッテリー上がりを切り抜けるバッテリージャンプを行なう救世主が、ブースターターケーブルです。あなたもブースターケーブルの適切な選び方やつなぎ方をマスターして、ふいのバッテリー上がりに備えましょう!

ブースターケーブルとは?

ブースターケーブル

バッテリー上がりについて

車のバッテリー、いわゆる蓄電池は、エンジンの回転力を利用してジェネレーターなどで発電した電気をためておく装置です。このバッテリーに蓄えられた電気は、車で使うさまざまな電力を賄います。停車中のヘッドライトの点けっぱなしなど、過度に電力を使いすぎてバッテリーの電気容量が低下した状態が、いわゆるバッテリー上がりです。バッテリーが上がると、エンジンを始動するスターターモーターを回すことができず、エンジンをかけて走ることが不可能になります。

バッテリー上がり

ブースターケーブルとは?

バッテリー上がりでエンジン始動不能になった車でも、多くの場合はひとたびエンジンがかかれば、ジェネレーターを回して再びバッテリーに電気をためることができます。このため他の車のバッテリーから電気をわけてもらうことによってスターターを回しエンジンをかければ、不動になったバッテリー上がりの車を救援することができます。この救援車のバッテリーから故障車のスターターに電気を供給する、バッテリージャンプを行うケーブルがブースターケーブルです。

ブースターケーブルのしくみ

ブースターケーブルのしくみは非常に単純な構造です。芯線としてCCAと呼ばれるアルミニウムを銅でコーティングしたコードが用いられています。その周りを塩化ビニールの被覆が覆っていますが、つなぎ方のミスをなくすためにプラスは赤、マイナスは黒の着色が施されています。そして両端にはバッテリーの端子に接続するための、ワニ口のクリップが取り付けられています。

ブースターケーブルの断面

ブースターケーブルの選び方

ブースターケーブルといっても、いくつかの種類があります。ここでは太さや長さによって数種類あるブースターケーブルの選び方について、解説します。

ブースターケーブル ジャンパーケーブル

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ブースターケーブルの太さ

ブースターケーブルの選び方として、ケーブルの芯線の太さは重要です。なぜならケーブルの径が太ければ流すことができる電流の量も増えるからです。細いブースターケーブルでトラックのような大きなバッテリージャンプを行うと、ケーブルが熱を持ち、車両火災の原因ともなります。逆に軽自動車のような小さなバッテリージャンプに、むやみやたらと太いブースターケーブルを使うことはオーバースペックをいえます。使用する車の種類に合ったブースターケーブルの太さを選ぶことが大切です。

ブースターケーブルの太さ

ブースターケーブルのアンペア数

では使用する車両に合ったブースターケーブルの太さの選び方とは、何を基準にすれば良いのでしょうか?ケーブルの太さとは、いわゆる流れる電気のアンペア数を表し、このアンペア数に合わせていくつかの種類のブースターケーブルがあります。軽自動車や小型車であればアンペア数は50アンペアぐらいあれば十分です。中型車になると80アンペアぐらいは欲しいところです。大型車になる100アンペア程度が必要になりますし、トラックなどでは120アンペア程度のブースターケーブルが必要になります。流せるアンペア数は、ブースターケーブルに表示されています。バッテリージャンプを行う車の種類に合わせたアンペア数のブースターケーブルを選びましょう。

ブースターケーブルの長さ

ケーブルの太さ

ブースターケーブルの長さも選び方として重要です。バッテリー上がりを起こしている車両は、動けない状態です。ジャンプを行う救援車を横づけできれば良いのですが、駐車場の都合などで救援車とバッテリー上がりの車の間に、他の車をはさむ場合もあります。ブースターケーブルの長さにもいつくかの種類があります。最低でも車一台分離れた状態で救援できる5メートルぐらいの長さは確保しておきたいものです。

ワニ口クリップの形状

ワニ口クリップ

ブースターケーブルのワニ口クリップの形状にも、いくつかの種類があります。クリップの金属端子がむき出しのものは、ふいの接触による感電やショートの危険が高まります。金属端子が樹脂バーツで覆われているものを選ぶと良いでしょう。またクリップが小さいものは、ジャンプ中にブースターケーブルがはずれるおそれがあります。接続するバッテリー端子に合った大きさのものを選びましょう。

ブースターケーブルの使い方:1/6

救援車の停め方

救援車を故障車に近づける

バッテリーが上がって動けなくなった故障車に、バッテリージャンプを行う救援車を近づけて停めます。ブースターケーブルの長さを考えて、届く距離に停めましょう。停車後エンジンを停止し、双方の車のボンネットを開けておきます。

注意点は?

救援する車の種類にも注意が必要です。故障車と救援車のバッテリーサイズを合わせる必要があるからです。通常の普通車であれば多くの場合12ボルトのバッテリーを搭載していますが、トラックでは24ボルトが一般的ですし、大型のRV車も24ボルトの場合があります。故障車のバッテリーと同じ電圧のバッテリーを積んだ救援車を選んでください。 またバッテリーの搭載位置は、車の種類によって異なります。あらかじめ故障車と救援車双方のバッテリーがエンジンルーム内のどの位置にあるかを確認し、ブースターケーブルの長さに余裕のある、バッテリーが一番近くなる位置に救援車を停めます。

バッテリーの種類に注意

ブースターケーブルの使い方:2/6

故障車にプラスのブースターケーブルを接続

故障車のプラス端子

まずバッテリーが上がって不動となった故障車のバッテリーのプラス端子を探します。多くの場合バッテリーの端子には+と-の文字が印字されています。またプラス端子には樹脂製のカバーが付けられていることが多いため、このカバーをめくってブースターケーブルのプラス、すなわち赤色のケーブルのワニ口クリップでバッテリーの端子をはさみます。

注意点は?

バッテリーの+-の印字はホコリなどをかぶって見えない場合があります。端子付近についたホコリや汚れをウェスなどで拭って、極性を間違わないように注意してつなぎます。ワニ口クリップのつなぎ方が浅いと、不意にブースターケーブルがはずれたりして危険です。しっかりと端子をはさみこむように留めましょう。

ブースターケーブルの使い方:3/6

救援車にプラスのブースターケーブルを接続

救援車のプラス端子

故障車の時と同様に、救援車側のバッテリーのプラス端子を探します。プラス端子が見つかったら、樹脂製のカバーをめくって故障車のプラス端子に接続した赤いブースターケーブルの反対側のワニ口クリップで端子をはさみこんで留めます。

注意点は?

ブースターケーブルをつなぐ前に、救援車側のエンジンが停止しているかを再度確認しましょう。救援車のエンジンがかかった状態では、バッテリーから過剰な電流が流れてショートや感電の危険があります。またワニ口クリップのつなぎ方に関しても、故障車側と同様にしっかりとはさみこむようにしましょう。

ブースターケーブルの使い方:4/6

救援車にマイナスのブースターケーブルを接続

救援車のマイナス端子

次に救援車側のマイナス端子を探します。マイナス端子はすでに赤いブースターケーブルをつないだのと反対側の端子なので、すぐに判別できるでしょう。マイナス端子にはカバーなどはついていませんので、そのまま今度はブースターケーブルの黒い方の線のワニ口クリップではさみこんで留めます。

注意点は?

バッテリーのプラスとプラスをブースターケーブルでつないだだけでは、電流が流れることはありません。ところがプラス同士を接続した状態でマイナス端子に線をつなぐと、すなわちその先のマイナス線には電気が流れることになります。また電流はその性質上、電圧の高い方から低い方へと流れます。そのため救援車のマイナス端子にブースターケーブルをつないだ後は、感電に対して注意が必要です。特に反対側のワニ口クリップの金属部分は電気が流れやすくなっていますので、触れないように注意して取り扱ってください。

ブースターケーブルの使い方:5/6

故障車にマイナスのブースターケーブルを接続

故障車の金属部分

最後にブースターケーブルで1つだけ残った黒ケーブルの反対側のワニ口クリップを接続します。接続先は故障車側のバッテリーのマイナス端子ではなく、エンジン内の金属部分に接続します。接続先の選び方はエンジンブロックがもっとも理想的ですが、ワニ口クリップをはさむ場所がなければ、その他の金属部分で塗装を施されていない場所を選んでクリップをはさんで留めます。

注意点は?

ブースターケーブルを故障車側のマイナス端子につながないのには、訳があります。プラス同士を接続し、救援車側のマイナス端子に接続したブースターケーブルは、電気が流れやすい状態になっています。これを故障車のマイナス端子につなぐと、スパークと呼ばれる火花が出ます。バッテリーからは微量の水素ガスが放出されており、この火花に水素ガスが引火すると、最悪の場合車両火災が起きてしまいます。そのためマイナス側のブースターケーブルの接続はつなぎ方を間違わないよう特に注意し、故障車側のバッテリーからなるべく離れた金属部分につなぐようにしましょう。

ブースターケーブルの使い方:6/6

バッテリージャンプを行う

バッテリージャンプ

ブースターケーブルのつなぎ方を間違っていないか再度確認します。確認が終わったら、救援車側のスターターを回し、エンジンをスタートさせます。1分程度エンジンを回してアイドリングを安定させたら、故障車側のキーを回し、スターターを回転させます。故障車側に何も問題がなければ、これでスターターが回りエンジンがかかるはずです。

注意点は?

故障車側のスターターを回す前に、電力を使うエアコンやカーオーディオなどの電源はオフにしておきます。バッテリー上がりの原因になった可能性の高い、ヘッドライトのオフも確認しましょう。エンジンが無事かかってもすぐに故障車側のエンジンは切らず、ブースターケーブルを外してから1時間程度は車を走らせて、バッテリーに電気を十分にチャージします。これを行ってもバッテリーが復活しない場合は、バッテリー自体の劣化が考えられます。その場合は新品のバッテリーに交換しましょう。

ブースターケーブルの外し方

取り外し順序

ブースターケーブルを取り外す際は、つないだ時と逆の手順ではずします。すなわち①故障車マイナス→②救援車マイナス→③救援車プラス→④故障車プラスの順番です。手順を間違えると、感電や車両火災の原因ともなりますので注意してはずしましょう。

ブースターケーブルがあれば怖いものなし!

ブースターケーブルの選び方や使い方についてご紹介しました。ブースターケーブルはトランクの片隅に置いておいても決して邪魔にはならず、つなぎ方を知っているだけでバッテリー上がりの際に助けたり助けられたりといったことが可能になる、非常に便利な道具です。ふいのバッテリートラブルに備え、ブースターケーブルを愛車に常備しておくことをおすすめします。

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