アクリル板の接着方法は?上手に接合させるコツや接着剤をご紹介!

アクリル板の接着方法は?上手に接合させるコツや接着剤をご紹介!

アクリル板を接着させるコツや接着剤について紹介します。アクリル板はプラスティックの中でも透明度が高く、最近では水族館のガラスの代わりに使用されています。アクリル板を使って綺麗なインテリアも作ることができます。あなたのDIYにアクリル板も加えてみませんか。

記事の目次

  1. 1.アクリル板を使ってみよう
  2. 2.アクリル板を買う
  3. 3.アクリル板を切る
  4. 4.アクリル板を曲げる
  5. 5.アクリル板を接着する
  6. 6.アクリル板の接着
  7. 7.アクリル板の接着のコツ
  8. 8.接着強度を高める
  9. 9.水を入れる場合はコーキング
  10. 10.木材との接着
  11. 11.違うプラスチックの接着
  12. 12.まとめ

アクリル板を使ってみよう

アクリル板を知っていますか?聞いたことはあると思います。また、いろんなところに使われていますから見たこともあると思います。でも、どれがアクリル板で、塩ビ板はどれで、プラスチック板とどう違うんだと思う方もたくさんいるのではないでしょうか。

プラスチック板

プラスチック板は、性質の異なる板の総称です。その中に、アクリル板や塩ビ板、ポリカーボネート板、ポリプレン板などが含まれます。また、アクリル板には押出版とキャスト版がありますが、それは製法の違いですのでここでは扱いません。

アクリル板

アクリル板とは、当たり前ですがアクリル樹脂でつくられた板のことです。 切断や穴あけ、曲げなどの加工もしやすい素材です。 また、太陽光や風雨・雪に強く、強度もあり、衝撃性にも優れているため、店舗の飾りや看板、住宅の建具などに採用されています。

アクリル板と塩ビ板

アクリル板と塩ビ板の違いを簡単に紹介します。まず透明度です。透明度はアクリル板が塩ビ板より優れています。加工のしやすさではアクリル板よりも塩ビ板の方が割れにくいです。価格面ではアクリル板よりも塩ビ板の方が高いです。また、アクリル板は塩ビ板に比べると接着は特殊な溶剤で溶かす方法を使うので扱いづらいかもしれません。また、曲げたり重ねたりして加工するならば塩ビ板が向いています。

アクリル板は透明

アクリル板の良さは何と行っても透明性です。光の透過率はガラスよりも上のものがあり、透明性が高く看板や水槽など、幅広く使われています。

アクリル板の強度

アクリル板は割れ易く、塩ビ板は割れ難いのが特徴です。アクリル板は0.5から1mmくらいは手で割れますが、2mm超えると大分割れにくくなります。3mmあればまず手では割れません。厚みがあるほど強度が高くなります。

アクリル板の用途

そんな性能があるアクリル板ですから、魚や生き物の水槽や看板、文具の材料として使われるだけでなく、無色透明で、軽量で硬く、加工がしやすいので、ガラスの代わりに使用されることがあります。 ガラスは割れて破片が危険ですが、アクリルはガラスより割れにくく、破片が飛び散らないので安全です。そのため様々な用途に用いられています。特に厚さ数十cmの透明アクリル板は多くの水族館の巨大水槽にも使われています。

アクリル板を買う

アクリル板は規格販売

アクリル版は、小型の450x300mmのサイズから、大型の2000x1000mmのサイズまで、厚さ2mmから10mmまで、幅広いサイズの材料があります。また、透明、カラー、マットなど種類豊富な色とサイズがあります。

アクリル板はホームセンター、通販で買える

近くのホームセンターで様々な色や大きさのアクリル板が購入できます。特殊な色や性質(UVカット)などのアクリル板はネット通販で購入できます。

アクリル板を切る

厚いものでなければ、アクリル板はアクリルカッターやホットナイフで切ることができます。厚いものは、ホームセンターの工作で切ってもらいます。

アクリルカッターで

アクリル板は厚さが厚いと簡単に切れません。数mm程度のアクリル板なら、溝を掘っていくような方法で切れる工具がアクリルカッターがあります。直線を切断するのに適している工具です。値段もお手頃で、アクリル板と一緒にホームセンターで購入できます。アクリルカッターでは厚さの1/3程カットして後は折り曲げると簡単に切れます。

ホットナイフで

ホットナイフ

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模型のバリ取りやφ3mm以下のナイロンロープの切断など、各種樹脂の熱溶断に便利です。

熱の力でアクリル板を切る工具がホットナイフです。アクリル版を溶かすような方法で切っていきます。ハンダごてと似たような原理です。値段は1500円前後です。切断面が綺麗なのと、細かいカットに適しています。

おすすめは超音波カッター

超音波カッター

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超音波カッターは、振動をしながら切断をする工具です。必ず、切断時には、切る物体と刃が振動することにより摩擦熱が生まれます。従来の機械は、固定のパワーで切断をしようとするので、溶けが大きくなる場合があります。新しいTAF回路は切断時、パワーがいらないワークは最小のパワーで振動。切りにくい材料や、力を入れた時にはパワーが入り、切れるように、自動で追従し駆動します。

アクリル板を曲線で切ったり、切り口を丸めたり平にしたりする道具に超音波カッターがあります。超音波カッターは、超音波で刃先に1秒に数万回の振動を与え、摩擦を小さくして切断する工具です。紙や木材は切断面が焦げてしまいます。アクリル樹脂は切断面を溶かすので、最後に仕上げ加工が必要になります。高価なものだと数十万円しますから個人では手は出ませんが、3万円程度のマニア用途の超音波カッターも有りますので紹介します。

アクリル板を曲げる

アクリル板はあまり力を加えると割れてしまいますが、熱を発生させるものに重ねておくと曲がりやすくなります。

ヒーターキットで曲げる

アクリサンデー ヒーターキット

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ボルト:100V ワット:65W 有効サイズ:400mm

ヒーターキットは、文字通り熱でアクリル板を曲げる装置です。中央の熱くなった金属の部分にアクリル板を重ねて曲げることができます。値段は6000円そこそこです。

ヒートガンで曲げる

ホットガン ヒートガン

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DIYを楽しむために、使いやすさにもこだわりました。2段階風量切替機能付で、手元のスイッチで簡単に強弱を調整できます。焼き付け塗装やステッカーの剥離など様々な熱処理作業の必需品です。強力1800W! 趣味の範囲から仕事用にと、様々な用途に十分使えるハイパワー1800Wです。最高温度は600℃。使うのは電気だけなので、ガスバーナー程の危険性もありません。

ヒートガンはドライヤーの強力なものと思ってください。でも、かなりの高音になりますから、注意して使ってください。熱風で曲げることができる上に、柔らかくして切断もできるので便利です。ヒートガンは3000円程度です。

アクリル板を接着する

アクリル板が切断できたらあとは接着です。アクリル板は特殊なアクリル溶剤で溶かすことで接着します。万能ボンドでは付かないことはありませんが、すぐ剥がれてしまします。アクリル板を使う理由としてはこのように重ねて接着できるという点があります。例えば、水槽などはボンドで接合してもどうしても漏れてしまいますが、アクリル板を溶剤で溶かすこと密着させると水が漏れてきません。

アクリル溶剤は

アクリルの溶剤はいろいろありますが、主な溶剤はクロロホルムとか塩化メチレン、エタンなどの溶剤です。製品には、コニシのボンドエコクリアーやアクリルサンデーのアクリルサンデー接着剤、セメダインのPOSシールスピード、3Mのスコッチ強力接着剤などが接合接着用として販売されています。

アクリル板の接着

アクリル板はアクリル溶剤で溶かすことで接合します。アクリル溶剤は液体ですから、専用の注射器で液体を接着面に流していきます。ジェル系の接着剤の場合はそのままチューズから接合面に押し出します。いずれにしても、接合面を平らに仕上げて、しっかり重ねてからから接着剤を流し込みます。1分ほどで溶剤に溶けたアクリルが乾燥、硬化します。

アクリル接着用木製L字板を作ろう

アクリル板を直角に接合させる時にコツがいります。手で抑えているとどうしても重ねたところがずれたり、角度が変わったりしてしまいます。三角定規を重ねて支える方法もあります。また、2枚の板をL型ステイなどを使って90°に組み合わせたものを準備しておくと綺麗に手早く仕上がります。

アクリル板の接着のコツ

アクリル板を接合するのは、その密着度が鍵になります。接合させたところに、接着溶剤をうまく流し、乾燥硬化させるためのコツを紹介します。自分でも何回かやってみてコツを会得しましょう。

切断面はきれいに磨いておく

アクリル板の表面は平らですが、切断面は凸凹があります。ある程度の凸凹は溶剤が溶かすので綺麗になりますが、切断面はヤスリで磨いておくと気泡が入らずきれいに仕上がります。ヤスリには金ヤスリと耐水ペーパーが有ります。切り口の状態に合わせて使い分けるのがコツです。

木製L字版で垂直に立てたら、セロテープで補強

木製L字版に重ねて一気に溶剤を流せば綺麗に接合します。手を離しても動いてしまわないように、セロテープで補強して、引っ張りながら接合させるのがコツです。

アクリル溶剤は慎重にならずさっと流し込む

溶剤は流しすぎると液体ですから周りに広がってしまいます。あまり慎重にならず、平均的な力で注射器のピストンを押しながら針先をスーッとずらしていきます。

アクリル溶剤ははみ出しても拭き取らない

アクリル溶剤がはみ出てしまったところを、拭き取ってしまうと白く汚くなってしまいます。溶剤は固まると透明になるので、そのままそっとしておきましょう。

溶剤がアクリルを溶かすと透明になる

アクリル溶剤はアクリルを溶かす時に透明になります。溶剤が平らに流れたかは目でわかりますから、接合面全体が透明になっていく様子を確認しながら流し込みましょう。

接着強度を高める

綺麗に接着できれば、水を入れても漏れません。しかし接合が甘いと水が漏れてしまいます。そのための補強をしましょう。

接着しても1日置く

アクリル溶剤は1~2分で乾燥硬化します。しかし、水がもれないように強度を上げるためには、約1日程度そのまま放置してください。

三角棒や四角棒で補強

さらに接着強度を高めるなら、コーナーに三角棒や四角棒を隅に重ねて接着しておきます。それにより耐水圧が高まるとともに、板面に余計な力が加わっても強度が保たれます。三角棒や四角棒はいろいろな規格のものがホームセンターに売っていますから、使用するアクリル板の厚さに合わせて購入しましょう。

水を入れる場合はコーキング

三角棒や四角棒で角を補強すれば、強度はかなり高くなりますからそのまま使用できます。ただし、水槽など水を入れる場合には、浅くても水圧は結構大きいですから、コーキング材を塗って防水しましょう。

コーキング剤の注意

コーキング材をきれいに塗るために、マスキングテープを活用しましょう。多少はみ出しても仕上がりが綺麗になります。金魚など生き物を飼育する場合は抗菌剤が入っていないものを準備しましょう。抗菌剤によって魚が死んでしまうことがあります。

木材との接着

素材を活かしたいと思えば、アクリル板を木材や他のプラスティック板と接着したいことがでてくると思います。木は溶剤が染み込んでしまいますから、アクリル溶剤は使えません。

アクリル溶剤はアクリル板とアクリル板

アクリル溶剤は、アクリル板とアクリル板を接着させるのに優れた溶剤です。しかし、場合によっては木材とアクリル板を接着したい、アクリル板と塩ビ板を接着したいなどの用途がでてくると思います。専用接着剤は、特定のプラスチックにしか使用することができません。その場合は、多用途系の一般接着剤をお勧めします。密着力や剛性は弱くなりますが仕方がありませんね。

違うプラスチックの接着

性質の違うプラスチックを接着する場合でも、アクリル板と塩ビ板のときは、アクリル専用接着剤と塩ビ専用接着剤を混ぜて使えば接着させることができます。多用途系の一般接着剤より綺麗に、しっかりと接着することができます。場合によっては有毒の気体が発生しかねませんから十分に換気してください。

まとめ

アクリル材の接着について、その仕組やコツを簡単に紹介してきました。慣れれば簡単に接着できます。また、ホットナイフがあれば、比較的簡単に曲線をカットすることができます。水槽や物入れなど実用的なものだけでなく、オリジナリティあふれる装飾品なども制作できます。木と併せて使うなど想像力をはたらかしてお気に入りのグッズを作成してみませんか。

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htam
ライター

htam

 登山やキャンプ、DIYを中心に記載させていただいております。自分の経験と併せて、グッツについてはできるだけ最新の情報を発信したいと考えています。


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