ナメコ栽培キット もりのなめこ農園
なめこって何?
きのこの一種
なめこはモエギダケ科スギタケ属と呼ばれるきのこの一種です。日本だけに限らず、台湾にも分布していて、海外でも食用として流通しているところもあるようです。日本では味噌汁の定番ですね。ぬるぬるとした粘質が特徴の栄養価の高いきのこです。
9月〜11月が収穫時
なめこの収穫時期は、秋頃がピークです。もっともなめこが美味しいとされる時期は、10月〜11月頃なので、旬のなめこを味わいたい人は、この時期のなめこを購入してみましょう。味の違いを感じてみてください。
原木栽培
広葉樹を原木とし、原木に植菌して自然の環境下でなめこを栽培する方法です。湿気が多い場所や直射日光が当たらない風通しの良い場所を選ぶなど、置き場所選びが大変ですが、自然の中で育ったなめこは、病菌栽培よりも品質も味も栄養も良いようです。
ナメコ栽培キット もりのなめこ農園
自宅でも原木栽培でなめこを簡単に育てることができます。天然物に近い味を楽しみたい方は、ぜひこちらのなめこをチェックしてみてください!
病菌栽培
スーパーなどでたくさん売られているなめこは、大体が病菌栽培によるものです。病菌栽培とは、空調管理された室内で平箱などで栽培される方法です。70日〜120日程度で栽培できるので、一年を通してなめこを流通させるメリットがあります。
自宅で簡単に栄養価の高いなめこが栽培できるキットです。ビンなので手軽に栽培でき、収穫したての美味しさを味わうことができるので、ぜひ育てて観察して食べてみてください!
なめこに似ている毒キノコに注意
コレラタケ・ニガクリタケをなめこと間違えて食してしまった事例があるようですが、この2つは毒キノコで、食すると重篤な中毒症状を発生させてしまいます。死亡事故もあるので、間違えないよう注意が必要です。
なめこの特産地
新潟がトップの収穫量
なめこはほとんど東北地方が主な収穫量を誇ります。その中でも、トップが新潟県、長野県や山形県も多くなめこが採れるようです。
なめこは東北地方の郷土料理
山形では、なめこは郷土料理に使われていて、なんばんなめこと呼ばれるものから、のっぺい汁、納豆汁にもなめこが入っています。なめこは東北地方では古くから栄養価のある健康食材として親しまれていたようですね。
なめこの栄養成分
なめこに含まれる栄養成分
なめこ自体が栄養価が高く、さまざまな栄養成分があるので身体の健康や美肌効果、消化器官を助ける働きもあると言われています。なめこに含まれる栄養成分の中でも、高い数値の成分の効果・効能をご紹介します。
なめこの栄養効果・効能①
ネバネバした粘液の効果
なめこのヌメヌメとした粘液の成分は、水溶性食物繊維です。保水力があり、胃や鼻、喉の粘膜を保護し、ウイルスや風邪から守ってくれる効果があります。また、タンパク質を分解し、消化を促進する効果もあります。
ネバネバした粘液の効能
粘膜を保護する成分で、ドライアイや腸内環境の改善、さらには風邪予防やインフルエンザ対策にも効き目があると言われています。腸内環境が改善すれば、便秘解消にもなりますよね!消化器官を助けてくれるのも魅力的です。
ネバネバした粘液で風邪予防を!
身体の健康のためにも栄養のあるなめこを食べて、風邪やインフルエンザ予防をしましょう。なめこで鼻や喉を保護して、身体にウイルスを侵入させないようにしてみてはいかがですか?
なめこの栄養効果・効能②
コンドロイチンの効果
コンドロイチンの成分は、肌に潤いを与え、肌の内側から栄養を保持し、美肌効果が期待できます。さらに、血中のコレステロールを下げてくれる効果もあります。
コンドロイチンの効能
コンドロイチンの効果によって、肌をみずみずしく保ってくれたり、アンチエイジングにもなります。コレステロール値が下がれば、生活習慣病の予防にもなると言われているので、高血圧の方には良い効能でしょう。
なめこのコンドロイチンでお肌に潤いを!
美肌作りを心がけているなら、なめこのコンドロイチンの保湿力で、お肌に潤いを与えてみてはいかがですか?コンドロイチンの成分で内側からも美肌作りを働きかけましょう!
なめこの栄養効果・効能③
トレハロースの効果
きのこに含まれるトレハロースは、自然界の糖で「命の糖」とも言われるほど保湿力があります。トレハロースの成分は、その高い保湿力で、肌の乾燥を防ぐ効果があるので、多くの化粧品にも使われているようです。そのほかにも、血糖値の上昇も緩やかにしたり、善玉菌を増やしてくれるという効果もあります。
トレハロースの効能
肌の乾燥対策になる効能があり、また血糖値の上昇を抑えることから、糖尿病予防にもなると言われています。善玉菌を増やす効果から、消化器官を助ける効能も魅力的ですね。
なめこのトレハロースで乾燥対策!
お肌の乾燥は肌荒れにも繋がります。栄養価の高いなめこのトレハロース成分で、肌の乾燥対策をし、善玉菌を増やして身体の中を綺麗に保ちましょう!
なめこの栄養効果・効能④
βグルカンの効果
なめこの栄養成分には、βグルカンが含まれています。βグルカンの成分には、免疫力を活性化してくれる効果があり、身体の免疫力を総合的に高めてくれると言われています。また、アレルギー対策にも効果があるようで近年研究が進んでいます。
βグルカンの効能
免疫力アップに高く効果のあるβグルカンを摂取することで、風邪やアレルギー対策、腸内環境の改善にも期待できます。毎年の花粉症の辛い時期に、一つの予防策としてβグルカンが多く含まれている栄養たっぷりのきのこ類を食べてみるのもいいかもしれませんね。
なめこのβグルカンで身体の免疫を高めよう!
身体が疲れやすい、すぐに風邪を引いてしまうという方も、身体の免疫を高めることで改善してみてはいかがでしょうか?なめこを含む栄養価の高いきのこ類をたくさん食べて、健康な身体を目指してみてください。
なめこの栄養効果・効能⑤
ナイアシンの効果
ナイアシンは、タンパク質や糖質、脂質の代謝をサポートする効果があり、身体の中に多く含むビタミンの成分です。また、アルコールのアセトアルデヒドを分解する効果も含まれています。
ナイアシンの効能
脂質や糖質の代謝を促すことから、血中のコレステロールや中性脂肪を下げ、血行を促進したり、動脈硬化を防ぐ効能があると言われています。アセトアルデヒドの分解を助けることから、二日酔いの予防にも期待できるでしょう。
なめこのナイアシンで二日酔いを防ごう!
二日酔いが辛いという方は、お酒を飲む前になめこを食べてみてはいかがですか?アセトアルデヒドの分解を助け、二日酔いが改善されるかもしれません。何れにしても、飲み過ぎには注意してくださいね。
なめこの注意事項
なめこを洗いすぎない!
スーパーで売られているなめこのパッケージを見てみると、「なめこを軽く洗ってください」と表示されているものがあります。軽くでいいんです。せっかくの栄養が逃げてしまいます。ヌメヌメにたくさん栄養価のある成分が入っているので、調理するときには洗い過ぎないよう気をつけてください。
生食できない!
なめこは基本的に生では食べられません。和え物を作るときにも、さっと茹でたりする必要があ流ので、頭に入れておきましょう。
早めに食べる!
なめこは「生物」なので、早くに弱ってしまいます。購入したらなるべくその日に食べるのがおすすめです。少なくとも、一週間以内には調理するように心がけましょう。
栄養たっぷり!なめこの調理・食べ方①
なめこの味噌汁
なめこといえば定番のお味噌汁です。豆腐とネギを入れて、栄養価の高い美味しい味噌汁が簡単にできますね。
のっぺい汁
地方によって、作り方や味は異なりますが、郷土料理ののっぺい汁になめこがおすすめです。調理の仕方は、ごま油で具を炒め、出汁や醤油、塩で味付けをし、片栗粉でとろみを効かせれば出来上がりです。なめこの食感が食欲をそそりますね。根菜類もたくさん入れて、消化にもいい栄養たっぷりののっぺい汁を作ってみましょう!
栄養たっぷり!なめこの調理・食べ方②
ネバネバ同士の和え物
ネバネバヌルヌルのオクラとモロヘイヤとなめこを和え物にすれば、栄養も豊富に含まれているので、消化にもよく、風邪予防にも健康にもいい食べ方です。さっと茹でて合えるだけなので調理も簡単です。ツルッとしていて食べやすいので、栄養たっぷりの和え物はお子さんにもおすすめです。
大根おろしでさっぱりな和え物
茹でたほうれん草となめこに、大根おろしとめんつゆで味付けするだけで、美味しい和え物ができます。こちらも消化にも身体にもいい組み合わせなので、食欲のないときにもおすすめの食べ方です。
栄養たっぷり!なめこの調理・食べ方③
なめこの和風パスタ
パスタが茹で上がったら、バターと醤油で味付けをします。なめこもさっと茹でて、じゃことカイワレと大根おろしをのせ、めんつゆや出汁じょうゆで味をつけたら完成です。さっとできる和風パスタは調理も簡単。手軽に栄養補給ができるのも魅力的です。
山菜そば
熱々のそばになめこや山菜をたくさんのせる食べ方もおすすめです。山菜も蕎麦も健康にいいのでおすすめです。スーパーに山菜ミックスといったものが売っているので、自宅でも手軽に栄養たっぷりの山菜蕎麦を楽しむことができますよ。
栄養たっぷり!なめこの調理・食べ方④
きのこ鍋
なめこに限らず、きのこ類には豊富な栄養が含まれているので、きのこ鍋もおすすめです。食物繊維が多く含まれているので、消化を助け、美肌効果や免疫力向上にも期待できます。きのこの健康鍋で身体の調子を整えましょう!
山形の郷土料理「芋煮」
なめこの特産地でもある山形では郷土料理として、古くからなめこが調理されていました。牛肉、里芋、なめこ、こんにゃくを入れ、酒、醤油、みりん、三温糖で味付けをします。寒い冬にも身体の芯から温まる栄養たっぷりの芋煮です。
栄養たっぷり!なめこの調理・食べ方⑤
なめこの和風蓮根ハンバーグ
千切りの大葉に角切りの蓮根、すりつぶした長芋を鳥挽肉に加え、玉子とパン粉入れハンバーグの形を形成します。焼いたハンバーグのフライパンで、白ネギを焼き、なめことしいたけを加え、だし汁、ポン酢、砂糖で味を整え、片栗粉でとろみをつければ出来上がりです。食感も楽しい和風ハンバーグは食欲をそそりますね。
白身魚のなめこおろしあん
なめこのあんは、鍋に大根おろしとなめこを入れ、だし汁、醤油、みりんで味を整え、とろみがつくまで加熱します。お好みの白身魚を焼いて、なめこのあんをかければ調理完成です。魚にプラスしてきのこの栄養を摂ることができるのでおすすめの食べ方です。
栄養豊富ななめこを食べて健康な生活を
なめこを日常の食生活に取り入れよう
なめこには、栄養価の高い成分がバランスよくたっぷり入っています。身体の健康や肌、消化器官にも直接的に働きかけるので、他にはないなめこの栄養を食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?栄養たっぷりのなめこ料理で、風邪対策にもおすすめです!
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