紫外線から目を守るサングラス
サングラスと言えば夏の海をイメージするかもしれません。しかしながら登山をする場合にもサングラスは必要です。標高が高くなるにつれ、紫外線はより強くなっていきます。そのため登山でもサングラスで目を保護する必要があるのです。もちろん夏場だけでなく、冬の雪山は照り返しもあるため、必要です。さらに紫外線だけでなく、向かい風や埃からも目を守る役目があるのです。
登山用サングラスの種類について
ここでは簡単に登山用に限らず、サングラスの種類について説明します。
サングラスの種類には、最初から色の入っている一般的なサングラスに、周りの紫外線の量によってレンズの色が変わる「調光レンズ」や、特定の光の波長を遮断することで見えやすくなる「偏光レンズ」などがあります。
また、タウンユースにぴったりなサングラス、スクエア型と、スポーツタイプのサングラスで緩やかカーブを描いたフレーム、レンズのサングラスと大きく分けて2種類あります。どちらも登山用で使うには問題ありませんが、最近ではもっぱらスポーツタイプのサングラスをかけるほうが一般的です。
登山用サングラスの選び方のポイントとは
では、どのようなサングラスが登山に向いているサングラスなのでしょうか。ここでは登山用サングラス、スポーツサングラスの選び方について、簡単に説明します。
登山用サングラスの選び方：フィット感
もっとも大切なサングラスの選び方です。長い時間サングラスをかけていると、サングラスのつる（耳にかける部分）が痛くなったり、サングラスがずり落ちてきたりするとストレスになってしまいます。最近は日本人にあわせたフレーム形状の「アジアンフィット」も多くラインナップされています。ノーズパッドが鼻の付け根にあっているか、耳の周りが痛くないか、実際にフィット感を確認しましょう。
登山用サングラスの選び方：レンズの形状など
レンズの形状で選ぶ選び方です。登山用のサングラスは、横からの風でも埃などが入りにくい、緩やからカーブを描いたサングラス、スポーツタイプのサングラスがおすすめです。また、雪山登山では照り返しがきついので偏光レンズがおすすめ。また調光レンズは夜キャンプをしたりする場合に、サングラスの色が変化するため、見えにくくなることもなく、目を風や埃から守ってくれます。
登山用サングラスの選び方：レンズのカラー
レンズの色で選ぶ選び方です。実はサングラスの色には、モノをはっきりと見えやすくする効果もあります。ここではサングラスの色による効果を簡単に説明します。
レンズカラーの選び方：グレー系
グレー系のサングラスレンズは、裸眼で見える自然な色合いのまま、光の強さを弱めてくれます。初めてサングラスをかける方や、トレランなどのスポーツにおすすめです。
レンズカラーの選び方：ブラウン系
ブラウン系のサングラスは、緑色光線を弱め、他の色を高めるコントラストレンズです。登山以外にも、曇りの日のドライブや、ハイキングやトレッキングなどのスポーツに最適です。また、顔の彫りが深くみせることができます。
レンズカラーの選び方：グリーン系
グリーン系のサングラスは、空・山・海にと幅広い用途に使用でき、コントラストを下げすぎず自然な見え方で、木漏れ日のちらつきを防ぎ、緑をくっきりとさせ、まぶしさも防ぐカラーです。
レンズカラーの選び方：ブルー系
ブルー系のサングラスは、人がまぶしさを感じる黄色などの強い日差しや、対向車のヘッドライトなど、オレンジ系の光をカットしてコントラストを下げます。
登山用サングラスの選び方：紫外線カット率
紫外線のカット率も目の保護に重要で、特に登山用サングラスの場合は、一般的に標高が千メートル上がれば、紫外線量は平地と比較して、約10％も増加するといわれています。その為、特に標高の高い山へ登山に行く場合は、紫外線カット率◎％というスペックは確認しておく必要があります。
登山用サングラスおすすめブランド:1
ここでは特にアウトドア、登山やトレランにぴったりで評判、人気のサングラスブランドをご紹介します。ぜひ、サングラス選びの参考にしてくださいね。
OAKLEY（オークリー）
オークリーはスポーツサングラスやゴーグルなどのアイウェアから、アパレルやアクセサリーを扱う人気ブランド。オークリージャパンができるまでは、「オークレイ」や「オークレー」と呼んでいました。今でも昔からのファンはオークレーと呼んでいます。１９８０年代よりアイウェアの販売を開始。当時から耳周りが痛くならないと評判に。９０年代に入ると、アメリカ西海岸系の、アーティストのPVでよく使用されて評判となり、日本でも爆発的に人気になったサングラスブランドです。特にアジアフィットは、かけやすいと評判です。メンズ・レディース問わず人気の高いブランドです。
登山用サングラスおすすめブランド:2
SWANS(スワンズ）
スワンズは日本の山本光学株式会社がアイウェア、スポーツアイウェア用に興したブランドです。ほかにもSPALDING （スポルディング）や、IDENT （アイデント）など各種スポーツに特化したアイウェアのブランドを展開しています。山本光学の創業は１９１１年と、１００年近い歴史がある老舗ブランドです。日本人の顔にフィットしかけやすいと評判。もともと安全保護メガネブランドらしい、安全面も高い品質で評判です。メンズ・レディース問わず人気の高いブランドです。
登山用サングラスおすすめブランド:3
AXE（アックス）
1936年の創業以来、ゴーグル＆サングラス専門ブランドとして、日本を代表するスポーツブランドのＡＸＥ【アックス】。独自の研究開発・品質管理体制、最新の素材やテクノロジーを採用し、高い評価・評判を得ています。あらゆるスポーツシーンに快適で、フィット感の高いアイウェアを提供している、メンズ・レディース問わず人気の高いブランドです。
登山用サングラスおすすめブランド:4
Mont-bell(モンベル）
１９７５年創業の、日本が誇るアウトドア総合ブランド。アウトドア用のサングラスも少量であるが、ラインナップされており、日本人の顔にフィットするデザインが評判です。また収納もコンパクトで使い勝手良いと評判です。メンズ・レディース問わず人気の高いブランドです。
登山用サングラスおすすめブランド:5
COLEMAN（コールマン）
アウトドア全般、特にキャンプ用品でも評判が高いコールマン。サングラスブランドではありませんが、アウトドアにぴったりなサングラスをラインナップしています。コスパが良いと評判で、サングラス初心者の方にもおすすめです。メンズ・レディース問わず人気の高いブランドです。
おすすめ登山用サングラス:1
オークリーFLAK2.0
サングラスの人気ブランドオークリー。日本人にも快適にフィットする、アジア向けに開発されたオークリーのフラック2.0。フィット感もよく、超軽量の特許素材「O Matter®製フレーム」で、長時間でも快適と評判です。紫外線そして眼に有害な、青色光を400ナノメーターまで100％カットする「Plutonite®レンズ搭載」で、登山やトレラン、サイクリングなど様々なスポーツシーンで活躍するサングラスです。FLAK2.0 Asian Fitはレンズの天地幅が広がり、快適な視界を確保しつつ、フィット感も向上し、風や埃からも目を保護します。メンズ・レディース問わず使えます。登山はもちろん、マラソンやトレランにもおすすめ。価格は２万円程度です。
おすすめ登山用サングラス:2
オークリー Rader EV
日本人にも快適にフィットする、アジア向けに開発された、人気サングラスブランド、オークリーの「レーダー イーブイ アジアフィット」サングラス。アジアフィットは、フレームカーブとレンズシェイプが特別に調整された仕様となっています。こちらも超軽量の特許素材「O Matter®製フレーム」、紫外線そして眼に有害な青色光を400ナノメーターまで100％カットする「Plutonite®レンズ搭載」です。また、前面のレンズ上部には、空気を効率的に逃がし、曇りを軽減するベンチレーションもついています。登山はもちろん、マラソンやトレランにもおすすめ。メンズ・レディース問わず使えます。価格は２万円程度です。
おすすめ登山用サングラス:3
スワンズ ルナ
長時間、装着していても快適なラップラウンド形状のフレームで、日本人の顔にしっかりフィットするスワンズの人気サングラス「ルナ」。可動タイプのノーズを採用しているので、自分の顔に合うように、パットの幅を調整できます。また、レンズにまつ毛や、頬が触ってしまうようなこともありません。水面やアスファルト、芝生などのギラギラした反射光をカットするグレー系偏光レンズ。登山用にはもちろんトレランにもおすすめです。UVカット99.9%以上、重さも１５gと軽量です。レディースにぴったりなサングラスです。価格は１万５千円程度です。
おすすめ登山用サングラス:4
スワンズ エアレスウェイブ
ねじれに強いフレームで、優れたホールド性能をあわせ持つ軽量タイプのサングラスです。メンズ・レディース問わず使え、登山はもちろん、マラソンやトレラン、ゴルフにサイクリングなどあらゆるスポーツシーンで活躍するサングラスです。日本人の顔にフィットするデザインで、長時間かけ続けてもストレスなく、快適なかけ心地。視界も広く、紫外線からだけでなく、風や埃からも目を保護します。スワンズのサングラスに採用されているポリカーボネイトは衝撃に強いため割れにくく、たとえ割れたとしても飛び散ることがないため、スポーツ用サングラスのレンズ素材として、安全性の高い素材です。重量も１５gと軽量です。価格は8,000円程度です。
おすすめ登山用サングラス:5
モンベル PLトレッキンググラス
モンベルのトレッキング用サングラスは、スポーティなプラスチック・フレームを採用した偏光サングラス。紫外線カット率も９９％以上です。最も特徴的な点は、モンベル独自の折りたたみ機構。手のひらほどのサイズにコンパクトに折りたため、ポケットに入るほどの大きさの、専用のケースにいれて持ち歩くことが可能です。フィット感を調整できるアクセサリーもそろっているため、登山やサイクリング、トレランなどのスポーツのほか、タウンユースでも使えるデザイン。メンズ・レディース問わず人気のサングラスです。価格は9,000円程度です。寒冷地でも使えます。
おすすめ登山用サングラス:6
アックス 偏光スポーツサングラス
軽量で登山やトレラン、サイクリングにフィッシングなどスポーツから、日常まで様々なシーンで活躍するアックスのサングラス。サイドエアーインテークは、両レンズにホールを開けることで、より多くの空気をフレーム内部に取り込み、レンズを曇りにくくし、有害な紫外線などから目を保護するUV400プロテクション、フレキシブルノーズパッドは、柔軟性のある素材を使用し、自分の鼻幅に合わせて角度や幅の調節ができるので、快適フィット感がいつまでも継続します。メンズ・レディース問わず人気のサングラスです。価格は4,000～8,000円程度です。
おすすめ登山用サングラス:7
コールマン 偏光サングラス
登山でもおしゃれなサングラスをかけたいという方には、こちらのモデルがおすすめです。おしゃれなデザインなので、普段のコーディネートにも合わせやすいのがポイント。
レンズのカラーは全3色で、お好みによって選べます。また、価格は2000円程度と手に取りやすいです。そのため、初めて登山用サングラスを購入するという方にもおすすめ。気になるという方は、ぜひこの機会に購入してみてください。
おすすめ登山用サングラス:8
コールマン スポーツサングラス
スポーツ&アウトドア総合ブランドコールマンの偏光レンズ採用サングラスです。太いフレームを採用し、フィット感もよく紫外線カット率も99%以上です。重さも19gと軽量で、長時間かけ続けても、かけ心地が良いと評判です。またお求めやすい価格も人気。登山やサイクリング、トレランなどのスポーツのほか、タウンユースでも使えるデザイン。メンズ・レディース問わず人気のサングラスです。価格は3,000円程度です。
おすすめ登山用サングラス:9
コールマン オーバーグラス
普段メガネをかけているので、サングラスをする際はコンタクトレンズに、しなければならないので面倒だ、という方におすすめ。メガネの上から掛けることができる、コールマンの偏光サングラスです。ゆったりしたフレーム構造で、圧迫感がなく快適なかけ心地です。マラソンや、トレランなどの激しいスポーツには難しいですが、登山やゴルフなどから車の運転の際にも役立つサングラス。メンズ・レディース問わず使えます。紫外線だけでなく、レンズ周りのカバーが、花粉や粉塵などから、目や視界を守ります。お求めやすい価格も魅力でお値段は1,500円程度です。
最後に
いかがでしたでしょうか。登山やトレランだけでなく、サイクリングやゴルフなどのスポーツシーンはもちろん、車の運転やタウンユースでも活躍する人気ブランドの、サングラスをたっぷりご紹介しました。紫外線などの有害な光線からだけでなく、風や埃からも目をまもり、まぶしさを軽減してくれるサングラスは１つは持っておきたいですね。ここでご紹介したサングラスはすべて、おすすめのスポーツサングラスです。ぜひあなたも、お気に入りのサングラスを手にいれて、快適なアウトドアスポーツ、登山を楽しんでくださいね。
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