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ネコヤナギの花言葉と育て方は?名前の由来から育て方のコツまで解説!

可愛らしい名前のネコヤナギは、わかりやすいネーミングのおかげもあり、早春を代表する植物です。ガーデニングの庭木に利用していることも多いでしょう。そんなネコヤナギの名前の由来や花言葉、育て方と増やし方、季節ごとの作業などを説明します。
2020年8月27日
蛙屋

ネコヤナギについて

日本中で見られる落葉低木のネコヤナギの基本を学びます。

冬が明けると咲く


北海道から九州で見られるネコヤナギは、普通のヤナギとは趣が違い、可愛いフワフワの花穂が特徴です。川の近くに自生していることも多く、庭木としても使われます。冬、雪解けした2月頃から花が咲きはじめ、4月頃まで見られることから、春を告げるといわれ、季節の移ろいを感じさせる植物として親しまれているのです。

いくつか種類がある

ネコヤナギといえば白いフワフワがすぐ思いつきますが、種類もいくつかあり、グレイだったり、ピンクだったり、金色だったり、さまざまです。こうした種類の多さから観賞用の他に、華道でもよく用いられます。種類によって育て方や増やし方に違いはありませんが、花言葉は変わってきます。

ネコヤナギ名前の由来


ネコヤナギは名前の憶えやすさも抜群。名前の由来はやはり、あの綿毛でした。

綿毛がネコの尻尾のよう

昔のギャグアニメの歌で「ネコがヤナギの枝にいるからネコヤナギ」と覚えている人もいるでしょう。これはもちろん嘘ですが、ネコは関係しています。フワフワした花穂が、ネコの尻尾に似ているからというのが本当の由来。たしかにあの花穂を触った感じは、ネコをなでた感触に似ていますし、楕円形のフワフワは短いネコの尻尾にそっくりですね。


イヌヤナギでもある?

でも、どうしてイヌヤナギにならなかったのでしょう。柴犬の尾だって似ています。調べてみると、ネコヤナギを「エノコロヤナギ」と呼ぶ地域もあり、このエノコロが小犬の尾の意味があるのだとか。イヌでもよかったのでしょうが、花穂は3cmほどと小さいですから、小さいネコのほうが近かったのかもしれません。

英語でもネコヤナギ

意外なことに、ネコヤナギは英語でも「PussyWillow」といい、日本語にするとそのままネコヤナギになります。ネコは普通Catですが、Pussyは幼児がネコに「子猫ちゃん」と呼びかけるイメージ。日本と同じく、花穂がネコの手触りに似ていることからそう呼ばれています。ネコヤナギの感じ方は世界共通らしいです。

ネコヤナギの花と葉

ネコヤナギの花と葉について学びましょう。

あの綿毛が花だった

ネコの尾のようなフワフワが、ネコヤナギの花なのですが、実はネコヤナギは雌雄異株。雄と雌があり、育て方や増やし方でも知っておきたい知識です。雄花は雌花より少し大きく、最初は花粉の入った葯(やく)が朱色で、花粉がなくなると黒くなり、例えは悪いですが毛虫っぽい形になります。

ピンクや黒の種類もある

花穂が桃色のピンクヤナギ、黒いクロネコヤナギ、赤褐色の花穂を咲かすアカメヤナギなどの種類は、ネコヤナギの異種です。人工的に交配させて観賞用にしたものや、突然変異でできたものなどで、育て方や増やし方、剪定などの手入れはみんな同じですが、それぞれの種類が違う魅力を持っていて、違った楽しみ方ができるのです。

葉で病気もわかる

ネコヤナギの葉は、普通のヤナギのように垂れておらず、笹の葉のようにしっかりとしています。漢字でも、葉が垂れるヤナギは「柳」。ネコヤナギのように葉がしっかりしたものは「楊」と区別されています。葉の状態を見ることで、病気になっているか判断することもできるので、注意しておく部分でしょう。

ネコヤナギの花言葉

花のイメージが強くないネコヤナギにも、花言葉があります。

春らしい花言葉

ネコヤナギの花言葉は「自由」「思いのまま」「素直」「開放的」です。なんとなく春の季節を感じさせる花言葉だと思いませんか?同時に、気ままで自由なネコも連想させます。ネコヤナギの枝はしなやかで、四方に開放的に伸びています。そうした見た目からも、こんな花言葉になったとされています。

ピンクヤナギの花言葉

最近、園芸用に花穂がピンク色になったネコヤナギも見られます。こちらの花言葉は「努力が報われる」「親切」「自由」「素直」です。自由と素直は一般的な花言葉と変わりません。他のふたつの由来はどうもはっきりしないのですが、ピンク色の柔らかなイメージが元になっているのかもしれません。

ネコヤナギの苗植え

屋外でも見るネコヤナギは、育て方が簡単で鉢植えでも楽しめます。最初は苗植えから。

苗植えは冬の仕事

ネコヤナギの苗植えは冬の季節(11~3月)に行います。秋から梅雨入り前の季節であれば苗植えは可能です。フラワーショップやホームセンターで、気に入った種類の苗を買いましょう。普通のネコヤナギでも、花穂がピンクなどの種類でも、苗なら500円から千円、植木のものでも2.000円以下でしょう。

ネコヤナギの土は?

ネコヤナギは粘土質を好みます。一般的に小粒の赤玉土6、腐葉土3、ピートモス1、の割合で混ぜた土で育てます。庭植えするときも、赤玉土や腐葉土を植える場所に混ぜ込んでやることです。庭木で植えるのなら、水はけがよく、陽当たりのいい場所を選びます。鉢植えの場合は少し大きめの鉢に植えるといいです。

冬は移し替えもできる

苗植えの季節は、植え替えの季節でもあります。育てているネコヤナギが根詰まりなどを起こしていたり、植え方を変えてみようというときは、やはり11~3月の冬の時期に植え替えをします。土や場所などは上記のようにすればいいです。陽当たりと水があれば、ネコヤナギはすぐに新しい環境でも根づいてくれます。

ネコヤナギの肥料と水やり

次は肥料と水やり。ネコヤナギはあまり繊細な育て方をしなくてもいいのです。

育て方は水をたくさん

川辺に生えるネコヤナギは、別名を川柳(“せんりゅう”でなく“かわやなぎ”)というくらい水が大好きです。水は多めに与えてください。逆に乾燥はとても苦手。夏は思った以上に水分蒸発が激しく、庭でも鉢でも乾燥しがちですから、意識して水やりをしてあげてください。

肥料をやる時期

苗が育ってきたら肥料を与えます。化成肥料、有機質肥料で構いません。肥料はこの一度だけでいいです。丈夫なネコヤナギは肥料をやりすぎると育ち過ぎて、樹木としてまとまりの悪い形になってしまうことがあるからです。開花後に育成具合が悪いようなら、肥料を足すという感じにしましょう。

ネコヤナギの剪定

逞しいネコヤナギは剪定を怠ると、いくらでも枝を出してきます。よく剪定して形を整えることが、上手な育て方のポイントです。

剪定のやり方

剪定の時期は花が咲いた後です。4月頃になりますね。夏を前に、伸びすぎて格好悪い枝や、重なり合っている枝を剪定します。株元から伸びる枝(通称ヤゴ)は、根元から思い切り切り落としてください。6月頃に枝が伸びすぎているようなら、そのときも剪定しましょう。

夏以降の剪定

夏の剪定には注意が必要です。というのは、夏にはすでに来年咲く予定の花弁ができあがってしまうため、枝を切ることで来年の花の部分まで切り落とすことになるからです。もちろん、剪定することで、来年の花のつき具合をコントロールすることもできます。翌年のネコヤナギをイメージして、花の部分を適度に残すことが大事なのです。

剪定のコツ

ネコヤナギ剪定のコツは、やりすぎないことです。あまり頻繁に多くの枝を切ってしまうと、花のつきにくい細い枝ばかりが出てくるようになるのです。剪定は整枝する程度で構わないと考えておけばいいでしょう。

ネコヤナギの増やし方

ネコヤナギの増やし方は簡単。挿し木でも水さしでもいいのです。

挿し木は季節を問わない

挿し木、水さしを行うのは、冬が終わる3月頃と、夏前の6月頃がいいですが、寒くなければいつでも大丈夫です。挿し木は苗植えの項で紹介した土の鉢などにします。ネコヤナギの枝を20cmくらい切り、挿し木をすると根づきます。ネコヤナギは生命力が強く、根づくのも早いので、増やし方も楽なのです。

水さしは根つきが悪い

挿し木と同じように、枝を水さししても増やせます。容器は水を入れられるものであれば、なんでも問題ありません。根が育ってきたら、鉢やポッドに移して楽しみます。ただ水さしは挿し木より根の伸びが遅く、効率的な増やし方をするのなら断然挿し木です。

増やし方の注意

挿し木も水さしも、大切なのは日光によく当てることと、水(水分)を切らさないことです。この2点さえ抑えておけば、ネコヤナギを根づかせるのはとても容易です。ただし、他人の家のネコヤナギの枝を勝手に拝借してというのは絶対やめてください。お願いして分けてもらうか、花屋で切り花を買って増やしてくださいね。

ネコヤナギ夏と冬の管理

冬の終わりを告げるネコヤナギ。早春の花になりますが、夏から冬はどう育てればいいのでしょうか?

夏はあまり手間いらず

ネコヤナギは夏前に肥料を与えた後は、特にすることがありません。夏は半日陰に置き、剪定も控え、たっぷり水をあげるだけです。夏のネコヤナギは葉だけの低木になってしまい、特に面白みのない木になってしまいます。しかし、夏も翌年の冬の終わりに花を咲かせるための大事な季節ですから、管理はきちんとしましょう。葉だけのネコヤナギもまたオツなものですよ。

暑い季節は害虫・病気が危険

夏は害虫や病気にも気をつけてください。ネコヤナギは丈夫ですが、アブラムシが春頃から発生します。夏になるとウドンコ病、さび病などにもなりやすいです。葉が白い粉をまぶしたようになる、落葉の季節でもないのに葉がよく落ちるといった症状は病気の可能性大です。夏場は葉をしっかり観察するといいですね。

冬は冷風を防ぐ

秋が深まり、霜が降りるようになると、ネコヤナギは休眠します。この季節には越冬の準備をします。鉢植えなどの場合は、冬の冷たい風が当たらない場所に移動し、乾燥させないように注意しましょう。ネコヤナギは夏の暑さにも、冬の寒さにも強い耐性がありますから、気温はそこまで気にすることはありません。

ネコヤナギの盆栽

世界的に人気の盆栽でもネコヤナギは楽しめます。

出典: https://www.bonsaimyo.com/products/detail1055.html

ネコヤナギは盆栽向き

ネコヤナギの育て方、増やし方を覚えたら、ネコヤナギの盆栽を作ってみてはいかがでしょうか。ネコヤナギは鉢の大きさによって成長も止まるといわれ、ミニ盆栽にすることも可能です。また、育て方が簡単で、失敗しても挿し木でいくらでも増やせるので、盆栽初心者にもおすすめできる木なのです。ネコヤナギは種類があって、盆栽もお好みの種類で楽しめます。

出典: http://b-harukaze.nn.shopserve.jp/SHOP/524.html

針金かけで形を作る

花が終わる5月、6月が針金かけのタイミングです。ここでお好きな形になるように調整するのです。あとは軽く剪定をし、花弁を適当に残しながら形成してゆきます。針金は冬前にはずします。植え替えはいつでもできますが、冬にやるのなら根に霜が当たらないようにしてください。

ネコヤナギのまとめ

育てやすさが魅力です

春を感じさせる花言葉を持つネコヤナギは、可愛らしいフワフワの花穂も魅力的で、見ているだけで元気になれるような木といえるのではないでしょうか。育て方も難しくなく、種類もあって、家にひとつあっても邪魔にならないでしょう。増やし方も容易ですから、ぜひ育ててみてください。ネコヤナギに興味を持たれた方は、こちらの記事も併せてお読みください。