ARAYA(アラヤ) EXCELLA SPORTIF(エクセラ スポルティフ) ロードバイク 2014年 510サイズ
ARAYA(アラヤ) 2019年モデル SWALLOW RANDONNEUR
RALEIGH(ラレー) CLS Club Special 2018モデル
LOUIS 2016年 GARNEAU LGS-CT 500mm / MING BLUE / ロードバイク ルイガノ
マルイシ エンペラー ツーリングマスター 2018年モデル 外装24段変速
MIYATA(ミヤタ) Eiger "アイガー" ロードバイク ランドナー
ランドナーとは
ランドナーとはフランス発祥のツーリング用の自転車のことです。フランス語であるランドネ(小旅行)に由来し、日帰り旅行から2、3泊程度の旅行に使われることが多く、たくさんの荷物を積んでも耐えられる頑丈な作りと、キャリア等をつけることで荷物を置くスペースが確保できるなどの特徴があります。日本では第二次世界大戦後に普及しました。ランドナーに乗って長期休暇の際、日本中を旅するなどアウトドアとサイクリングと両方楽しめることも人気の理由です。
ランドナーの特徴について
フランスなどヨーロッパの文化であった自転車旅。日本でもその習慣が根付くのに、時間はかかりませんでした。旅行に必要な荷物を積んで、走るランドナー。まさに旅するための自転車です。ここでは一般的なロードバイクとは異なる、ランドナーの主な特徴をご説明します。
ランドナーの主な特徴のまず1つ目は、通常のロードバイクに比べ650Bなどの太いタイヤサイズが採用されているところです。旅の荷物を乗せて走ることを想定したランドナーでは、タイヤを太くすることで安定した走りを実現し、長距離を走行しても疲れにくい特徴を持っています。
そしていわゆるママチャリと同じサイズのタイヤを採用しているモデルも多く、旅先でパンクしても対応しやすいのも特徴。また、もともとフランスの石畳の道路では、細いタイヤだと溝にはまってしまう為、それを防止するためとも言われています。
ランドナーでは、ほとんどのモデルがドロップハンドルを搭載しています。これは長時間走行していると、体に負担がかかってしまうため、ハンドルの位置を持ち帰ることにより負担を軽減するためです。またハンドルの持ち手を変えることにより、走行中も姿勢を自由に変更できるため、長距離走行でも疲れにくいのが特徴です。
ランドナーでは泥除けが付いているのが一般的です。ロードバイクやクロスバイクには、泥よけが付いているモデルを見かけることが少ないですが、ランドナーではあらゆる道を走行することを前提としているため、泥よけを標準装備しています。これにより巻き上げられた小石や泥から、身を守ることができます。
ランドナーのフレームは、クロモリフレームを採用しているものが多いのも特徴です。これは長距離を走るため、弾性に優れ衝撃に強い素材を採用しています。そのため長距離を走っても疲れにくいのが特徴です。
荷物を積むためのキャリアが標準装備されていたり、オプションで取り付けることも可能。またサドルバックやサイドバックを装着することでたくさんの荷物を搭載することが可能です。テントやシュラフなどキャンプツーリングに必要な荷物を積むためには、ロードバイクやクロスバイクは不向きですが、ランドナーならキャリアに乗せて旅行ができます。
ランドナーとスポルティーフ
ランドナーとよく似ている、ツーリング自転車であるスポルティーフ。もともとは同じくフランスの長距離レースであるブルベで使われていた自転車をモデルにしています。スポルティーフはフランス語でスポーツを意味し、日本独自の自転車カテゴリ。スポルティーフももちろん旅を目的とした、ツーリング自転車ですが、ランドナーとの決定的な違いはタイヤ、ホイールサイズになります。
スポルティーフはロードバイクと共通の700Cが使用され、フレームもクロモリフレームだけでなく、アルミやカーボンも使われます。スポルティーフはフランスの自転車の型式を参考にしているため、様式美にこそこだわった自転車です。そのため各パーツにこだわり、サドルは伝統的なレザーサドル、シフターはダウンチューブシフターになっています。
ランドナーの選び方について
様々な自転車メーカーからランドナーのラインナップがあります。どのような選び方をすれば、自分にピッタリなランドナーが手に入るのでしょうか。ここではランドナーの選び方を説明します。
ランドナーの選び方①
使う目的で選びましょう。旅行の相棒としての自転車の選び方としては、先ほど紹介したロードバイクに似たタイプのスポルティーフ、そしてより重たい荷物を運ぶヘビーツーリング、そして日本の地形にぴったりなランドナーと3種類ほどあります。ランドナーよりも速いスピードでの走行に向いており、25~28cの細めのタイヤを採用しています。またヘビーツーリングバイクはより丈夫なキャリアを装備し、海外長期ツーリングやテント泊のキャンプツーリングに向いた自転車です。
日本一周や世界中を自転車で旅したい場合は、タイヤのサイズは重要になります。26インチのタイヤならどこの国でも入手しやすいので、ランドナーを選ぶ際の参考にしましょう。アラヤのランドナーのように、ママチャリと同じタイヤを使用しているランドナーも多数あります。これだと旅先でタイヤトラブルになっても、ホームセンターなどでタイヤが手に入るため、旅を続けやすくなります。
ランドナーの選び方②
最も一般的な選び方が、お気に入りのデザインで選ぶ選び方です。美しいホリゾンタルフレームのクロモリから、ロードバイクに近い型のアルミフレームまで、様々な種類があります。クラシカルな雰囲気を持つランドナーから、走行性能を重視したデザインまで、きっとあなたのお気に入りが見つかるでしょう。
ランドナーの選び方③
フロントギアの枚数や、搭載しているコンポで選ぶ選び方もあります。ランドナーで長距離をツーリングしたり、テントサイトに行ってキャンプツーリングをしたりする場合は、フロントギアの枚数で選ぶ選び方が良いでしょう。フロントギアが3枚ある通称フロントトリプルは、2枚のフロントギアのものと比べ、坂道を登るとき非常に役立ちます。
ランドナーの選び方④
ランドナーの選び方の中でも、最も重要な選び方と言える、「予算」。ランドナーといっても価格はばらつきがありますが、10万円程度のものから20万円を超えるものも。もちろんランドナーを購入した後に、キャリアやバッグを購入しなければ旅行に行けないので、自転車にかける予算は重要です。ただしいわゆるルック車と呼ばれる見た目はランドナーでも、フレームやブレーキ、キャリア等各パーツの強度が低いものがあります。安く購入できるためつい手を出しがち。街乗り程度なら問題ありませんが、長距離を自転車で旅行する場合には、強度がしっかりとした自転車を選ぶ必要があります。
それではここからランドナーやスポルティーフの人気メーカーから、特におすすめの人気モデルをご紹介します。上記の選び方を参考に、ぜひあなたにピッタリなランドナーやスポルティーフを選んでくださいね。
ランドナーおすすめ人気モデル:1
ARAYA(アラヤ)EXS(エクセラ・スポルティフ)
ARAYA(アラヤ) EXCELLA SPORTIF(エクセラ スポルティフ) ロードバイク 2014年 510サイズ
ARAYA(アラヤ) 2018年モデル EXCELLA SPORTIF (エクセラ・スポルティフ) EXS[スポルティーフ][ランドナー・ツーリングバイク]
日本の大阪が誇る老舗自転車メーカーのアラヤ。ツーリングや旅行にぴったりなスポルティーフタイプで、その名もエクセラスポルティフ。ブルックスのレザーサドルを標準装備し、トラディショナルな外観と、スポルティーフ本来の美しさを持ち車体重量も軽量で、現代にマッチしたツーリング自転車に仕上がり人気の高い1台です。価格は22万円程度です。
ランドナーおすすめ人気モデル:2
ARAYA(アラヤ)SWALLOW Randonneur(スワローランドナー)
ARAYA(アラヤ) 2019年モデル SWALLOW RANDONNEUR
自転車に乗って長距離ツーリングや、旅行に出かけたいなら、人気メーカーのアラヤのスワローランドナーがおすすめです。650Bホイールほか、日本のブランドパーツを積極的に採用。日本の職人技が詰まった、旅行のための自転車です。オプションでキャリアを取り付ければ、2泊3日程度の旅行にも出かけることが可能です。価格が20万円程度です。
ランドナーおすすめ人気モデル:3
RALEIGH(ラレー)Club Special(クラブ スペシャル)
RALEIGH(ラレー) CLS Club Special 2018モデル
ラレーはイギリスの自転車メーカーですが、現在はアラヤ自転車がライセンス生産しています。かつてられが提唱したクラブモデルのコンセプト再現したクラシカルなデザインのランドナーです。フロントキャリアに荷物が積みやすいように、昆虫の触覚のようにブレーキケーブルが上方向に配置されています。またコンポもシマノTIAGRAを搭載し、長距離のツーリングでも快適な走行性能が楽しめます。価格は14万円程度です。
ランドナーおすすめ人気モデル:4
GIANT(ジャイアント)GREAT JOURNEY
クロスバイクで有名になった、自転車メーカージャイアントのランドナーは、軽量なアルミフレーム。うれしいのはサドルバックが標準装備されている点です。購入してからすぐにでも、旅立つことができるランドナー初心者にもおすすめの1台。1日中ペダリングしていても疲れにくい、ドロップバー専用ジオメトリのアルミフレームで、長距離ツーリングも楽々。ただ残念なことに生産中止が発表されてしまいました。価格もランドナー初心者に優しい10万円。最初からキャリアとバッグが付いており人気の1台だっただけに復活が待たれるところです。
ランドナーおすすめ人気モデル:5
LOUIS GARNEAU(ルイガノ)GMT V
日本を飛び出し、世界中を旅行して回ることが可能な、ルイガノのツーリングバイクGMT。世界の基準でありたいと言う気持ちからグリニッジ標準時を意味するGMTの長つけられました。26インチサイズのタイヤは世界中で流通しているので、万が一の時にも安心です。フレームはクロモリ製、リアキャリアは標準装備。なんといっても特徴的なのは八の字を描いたハンドル。様々な握り方ができるので楽なポジションで長距離を走ることが可能です。価格は13万円程度です。
ランドナーおすすめ人気モデル:6
LOUIS GARNEAU(ルイガノ)CT
LOUIS 2016年 GARNEAU LGS-CT 500mm / MING BLUE / ロードバイク ルイガノ
クラシックな見た目とは裏腹に最新のパーツと技術で作り上げたルイガノのツーリングモデルです。クロモリフレームに搭載したダウンチューブにあるダブルレバーが、特徴的。ホリゾンタル形状が美しいフレームや、スレッドステム、カンチブレーキなどのクラシカルなパーツを配置し、バーテープやサドル、タイヤに落ち着いたカラーで抑えるべきところはおさえてある“大人”の雰囲気を感じさせるランドナーに仕上がっています。フロントキャリアと前後の泥除けも標準装備し、様式美を大切にしたいライダーにおすすめのツーリングバイクです。価格は10万円程度です。
ランドナーおすすめ人気モデル:7
Panasonic(パナソニック)FJC4
パナソニックの前身であるナショナルの頃から、自転車の生産に力を入れていました。そういえば、私が買った最初のクロスバイクもパナソニックでした。パナソニックのツーリングバイクFJC4は、細身のクロモリフレーム。完成車とフレームセットのみのカスタムオーダーなので、目的に合わせて選ぶことが可能です。また輪行の際、簡単に分解できるコンパクト設計。旅行する自転車と言う名前にふさわしい1台です。価格はオプションパーツやカスタム程度によりますが、115,000円〜となっています。
ランドナーおすすめ人気モデル:8
ブリヂストン CHeRO Drop(クエロドロップ)700D
その昔、ロードマン系列のユーラシアと言う伝説のランドナーを販売していた自転車メーカーブリヂストン。現在のツーリングバイクはクロエドロップになり、ランドナーと言うよりはスポルティーフに近い形です。シマノ16段変速に700Cのホイールを履き、スポーティーなイメージのツーリングバイク。レザー風のバーテープとサドルで雰囲気もバッチリです。長距離のツーリングもおまかせの1台です。10万円以下の価格も魅力的です。
ランドナーおすすめ人気モデル:9
GIOS(ジオス) SPAZIO DROP スパジオ ドロップ
ジオスブルーで有名なイタリアの老舗自転車メーカージオスのランドナーは、ホリゾンタル形状が美しいクロモリフレームに28Cタイヤ、カンチブレーキと、古き良き時代を受け継ぐランドナーです。中身は最新式で、コンポーネントは48-38-28T、リアカセットは11-28T(8速)の24段変速仕様。また、フロントに28Tがあり、最も軽いギア比は1となり、どんな激坂でも楽々登っていくことが可能なランドナーです。長距離走行もお任せの1台。車体重量も軽量で約11.9kg。価格は10万円程度です。
ランドナーおすすめ人気モデル:10
Jamis(ジェイミス)AURORA(オーロラ)
アメリカの自転車メーカーであるジェイミス。乗り心地が良い自転車を、数多く世に輩出することで人気の高いメーカーです。ジェームスのツーリングバイクの代表格はオーロラ。クロモリフレームのツーリングバイクです。キャリアに荷物を積む際に使用するゴムバンドも標準装備。届いたその日から旅に出ることが可能な自転車。フレームと同色に塗装されたキャリアもついており、見た目にも美しいツーリングバイクです。価格は12万円程度です。
ランドナーおすすめ人気モデル:11
丸石サイクル エンペラー ツーリングマスター
マルイシ エンペラー ツーリングマスター 2018年モデル 外装24段変速
明治の頃から続く老舗自転車メーカーである丸石自転車。紆余曲折ありましたが創業当初の、技術は現代でも受け継がれています。エンペラーのブランド名はツーリング用自転車に受け継がれ、他のメーカーがツーリング車の生産を打ち切る中、古き良き時代の面影を今に伝える奥さんランドナーを製造し続けていることで、熱烈なファンがいる自転車メーカーです。昔ながらの小さめのタイヤに、美しいホリゾンタルフレーム。輪行の際の分解も簡単で、人気の高い1台です。価格は14万円程度です。
ランドナーおすすめ人気モデル:12
丸石サイクル エンペラー ツーリングプレイヤー
丸石サイクルのツーリングプレイヤーは、ランドナー自転車のエントリーモデルとして人気の高い自転車です。この自転車も汎用性の高い26インチタイヤに、ホリゾンタル設計のクロモリフレーム。タイヤサイズは650x35Aですが、いわゆる「ママチャリ」のタイヤ寸法。バルブも英式を採用していますので、旅先での万が一のトラブルの際も入手が簡単です。ダブルレバーや、カンチブレーキ等ランドナーとして抑えるべき点は全て抑え、価格も10万円以下のコスパ高。これから長距離ツーリングを始めようと言う方におすすめの1台です。
ランドナーおすすめ人気モデル:13
MIYATA(ミヤタ)Eigerアイガー
MIYATA(ミヤタ) Eiger "アイガー" ロードバイク ランドナー
日本屈指の自転車メーカーであるミヤタ自転車からもランドナーは販売されています。アイガーは長距離ツーリングの時に荷物を載せてもしっかり走る丈夫なクロモリフレームを持ち、美しくクラシカルなデザインのホリゾンタルフレーム。下部がハの字状に広がっている、本格的ランドナーバー形状のドロップハンドルを採用している為、長距離長時間の走行でも疲れにくいデザインです。またメンテナンスにも優れており26インチタイヤと、工具を使わずに分解可能で、輪行など旅のお供にぴったりです。価格は12万円程度です。
ランドナーおすすめ人気モデル:14
Peugeot(プジョー)ランドナー
最後にご紹介するランドナーは、スポルティーフやランドナー発祥の地と言われるフランスの自転車メーカープジョーのランドナーです。1,980年代日本にも、フランス製のランドナーが多数輸入されていました。古き良き時代のヴィンテージランドナーを探してみるのも、楽しいものです。機能的には現代のものに及びませんが、当時の職人たちの思いが詰まった自転車は、何年たっても色あせるものではありません。中古で良いものはなかなか見つかりませんが、お気に入りの1台を探してみるのも良いですよ。
最後に
いかがでしたでしょうか。旅をする自転車ランドナーの特徴や、おすすめモデルをたっぷりとご紹介しました。テントや寝袋などツーリングキャンプの荷物を自転車に積んで、気ままに旅をする。誰もが1度は憧れ、今でも冒険心をくすぐられることでしょう。ここで紹介したランドナーは、ベテランの自転車乗りはもちろん、初心者の方にもおすすめのランドナーばかりです。ぜひあなたのお気に入りの1台を見つけて、キャンプツーリングに出かけてみてはいかがでしょうか。
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