SOTO(ソト) シングルバーナー/ST-301 / 073019【シングルコンロ】【ストーブ】
ソト(SOTO) パワーガス 3本パック ST-760 [HTRC 2.1]
シングルバーナーst-301の仕様
魅力的な道具は、仕様や能力の全てを知ってこそ使いこなせるようになります。まずはst-301のスペックについて把握してみましょう。
折りたたみ式バーナー
st-301は、キャンプGearを開発する新富士バーナーsotoが売出している、コンパクトに折りたたむことのできる、ステンレス製のシングルバーナーです。風防付きのバーナーとガスボンベ接続部が分かれ、チューブにより連結されているという、クールな外観をしています。
SOTO(ソト) シングルバーナー/ST-301 / 073019【シングルコンロ】【ストーブ】
st-301のサイズ
st-301の本体サイズは、幅が190mm、奥行は176mm、高さは83mmで、展開するとゴトクは幅20センチになります。重量は640グラムあり、同じ系統の他社製ガスバーナーと比較しても、しっかりとした大きさを持っていると感じ取れます。
発熱量と使用時間
専用のsoto製カセットボンベ(パワーガスst-760)を使った場合、熱量は3.7kw(3200kcal)となります。また、使用時間は同ガスボンベを使った場合には、1時間半以上も継続させることができます。
st-301の使い方
sotoのst-301の基本的な使い方は、組み立て、ボンベ取り付け、着火と至ってシンプルです。順を追って使い方を説明します。
足(ゴトク)を組み立てる
まず折り畳まれている、バーナー本体の足(ゴトク)の組み立てです。st-301には下部に3つの足(ゴトク兼用)が付いています。これは所定の位置にセットして、中央下の回転式固定つまみをぎゅっと締めることで、バーナー本体と足が完全に固定される仕組みです。
ゴトクの足のうち1本には、着火ボタンが付いています。これも可動式で、外側に動かして所定の位置にセットします。
カセットボンベをセットする
チューブの先に付いているカセットボンベの接続部の足を開き、ガス接続部にカセットボンベ缶をセットし、回転式固定ツマミを締め込むことで、一体化させます。外れないことを確認したら、ガスボンベは安全な場所に置くようにします。
ガス栓を開け着火スイッチを押す
バーナー本体をセットしたら、ガス接続部のガス栓を開いてガスを出し、着火ボタンを押します。着火ボタンは折り畳まれた状態だと、スイッチ部が熱で溶けて残念なことになります。かならず外側に展開してから、スイッチを押すようにします。
ガス栓を閉めて消化する
st-301の火を消化する時には、ボンベ接続部のガス栓を締めるだけでokです。消化を確認したら、カセットボンベを取り外します。火傷防止のため、折りたたみ作業は、熱が完全に冷めた状態を確認してから行うのが良いです。
st-301のメリット・その1
ゴトクが大きく安定感あり
amazonなどネットの口コミを見ても分かりますが、ゴトクのサイズが大きく広く安定感が高いのが、大きなメリットに受け取られています。直径25センチまでのダッチオーブンは、悠々と乗せることができます。
重心が低く倒れにくい
キャンプ用バーナーによっては、ダッチオーブンを置いて倒れて地獄のようになった経験をしていませんか?このst-301は重心がかなり低めに設計されているため、重たいダッチオーブンを乗せても倒れにくい設計なのも評価の高いところです。
soto製st-310と比較すると
我が家のツーバーナー
— 孤独のグルメン (@gurumen819) May 5, 2018
これ2つで、何でも出来ます^ ^#SOTO#ST301#ST310 pic.twitter.com/KCWwGWUuoR
sotoが販売している、st-310という軽量な製品があります。310はゴトクの直径は13センチ、小さい鍋やダッチオーブンしか置けません。一峯301のほうは、ゴトクの直径20センチと明らかに大きさに余裕を感じられます。このサイズの違いは、ネットの口コミでも頻繁に話題になります。
st-301のメリット・その2
バーナーが大きい
バーナーのサイズが小さい製品を愛用していると、鍋やダッチオーブンの中央が熱され、全体に火が通りにくいことを感じられます。一方st-301の場合、ゴトクだけでなく風防付きバーナーの直径も、他の類似製品より格段に大きめなことでのメリットが高くなります。
火力十分で調整も自在
ST301高火力で優秀でした pic.twitter.com/YPvhMNdJK3
— Cheris.@くしかつばーべきゅー(夜串) (@cheris55) April 22, 2018
そのためst-301は、バーナーに大きいダッチオーブンを乗せても、全体に火が行き渡って沸騰しやすいメリットがあります。火力はかなり強く、沸騰させるまでに時間をかけないことも口コミでの評価の理由です。火力の微妙な調節も、ガス栓をひねることによって自在です。
風防が付いているメリット
風防とはバーナーの火が、風で消えることを防止する構造のことです。sotoのst-301は、低いながらも風防がバーナーのガス噴出孔をガードしながら、周囲を取り巻いています。ちょっとした風が吹いた程度ならガード可能です。
st-301のメリット・その3
点火時の安全性が高い
着火するのが怖いと言われるバーナーもある中で、sotoのst-301は着火時の安全性が高いことでも、口コミで評価を高めています。その理由は着火スイッチが付属していること、そしてリスクの少ない着火スイッチの位置にあります。
チャッカマン不要
多くのバーナーはガスを噴出させたあと、チャッカマンによりバーナーの火を起こす使い方をします。チャッカマンがもし手元にないと、ライターを近づけることになり、火傷の危険を伴っていました。しかしst-301は、チャッカマンもライターも不要なタイプです。
着火スイッチ付き
st-301は、ゴトクのひとつに着火スイッチが付いています。外側に倒す使い方をする安全設計です。ガス栓をひねってスイッチを押すだけで瞬時に着火するので、チャッカマンのひと手間がなくなります。
st-301のメリット・その4
ガスボンベが熱くならない
バーナーの中には、カセットボンベがバーナーと密着しているタイプがあります。これは長時間使っていると、ガスボンベが熱されて不安になってくるものです。しかしst-301はガスボンベから一定の距離があり、接近しすぎることで熱され無いと、口コミでも好意的に指摘されています。
ボンベが熱いことの不安が解消される
実際にガスが充填されているボンベが、肉が焼けるほどに高熱アツアツ状態になったらどう思いますか?爆発するんじゃないかとの不安がこみ上げてしまいます。st-301はバーナーとカセットボンベの距離が開いているから絶対に熱くならず、余計な不安ともおさらばです。
使用するガスボンベについて
ソト(SOTO) パワーガス 3本パック ST-760 [HTRC 2.1]
st-301の規格に適合するガスは、カセットボンベ(CB缶)ならどこのメーカーでも使えます。soto製を選ぶなら、レギュラーガス、またはパワーガスst-760という製品があります。
st-301のデメリット・その1
名前を間違いやすい301と310
すでに述べた通り、soto製バーナーには、st-301に似た名の「st-310」があります。すでに愛用している人も多く、すでに購入して2基を揃えて比較している人も大勢います。しかし310と301は名前が似通っているため、どっちがどっちかわからなくなるという困惑が生まれているようです。
st-310との違い
st-310のほうは、バーナーに直接的にガスボンベが接続している形状で、軽量でゴトクも小さくコンパクトな形状です。301とは明らかな外見や使い勝手の違いがあります。
名前を間違わないためには
外観も使用法も異なるのに、何故似た名前にしたのかは不明ですが、st-301とst-310の顔と名前を一致させるには、ただ単純に使い慣れるのみです。バーナーを使うたびに301(サンマルイチ)と唱えていれば、310との見分けは付くようになります。
st-301のデメリット・その2
重量感がある
キャンプや泊りがけの登山など、OutDoorシーンでバーナーを持ち運ぶなら、軽量さを第一に考えるのは当然です。その点でst-301は風防付きバーナーやゴトクがしっかりとした構造であるため、若干重たいというデメリットが、口コミのレビューでも指摘されています。
st-310との重量差は1.6倍
特に今までsotoのst-310のような、軽量タイプを使い慣れている人にとっては重量感が割と大きなデメリットになるかもしれません。st-310の重さは350グラムなのに対し、st-301は640グラムもあるからです。
場所により使い分けたい
重たく感じるからと言っても、使いやすさや安全性の高さでは、断然優れているのがst-301。だから自宅や短距離のBBQなどでの持ち運びならst-301、登山など長距離の持ち運びならほかの軽量タイプを持っていくなど、場面によって使い分ける方法もあります。
st-301のデメリット・その3
強風に弱い
風防付きだから、ちょっとした風ならば問題はないですが、それもちょっとした風だけです。強風のキャンプでは、火が消えてしまうアクシデントに遭遇する可能性が高いです。風防をもっと高く改造するわけにもいきませんが、すぐにできる対策があります。
風よけを使う
風よけはウィンドスクリーンとも呼ばれる、バーナー用の道具です。屏風のように立てて、バーナーを取り囲める風防の構造をしています。これをst-301の周囲に設置することで、ダッチオーブン使用時にも、強風の問題はクリアできそうです。
st-301のデメリット・その4
ゴム足が動きやすい
すでにsotoのst-301を何度も使っている人から、こんなデメリットの口コミが聞こえてきます。何度も使っていると、足に取り付けられているゴムが動いてしまい、接地面が不安定になりがちだというのです。
ゴム足が動きやすいことの対策
テープで固定する、接着剤で固定するといった対策はありますが、一時しのぎになってしまう可能性があります。そこでst-301のゴム足については、いっそ改造してしまうという改善方法を取る人もいます。
st-301の改造ポイント
足を改造
ST-301のカスタム完了…
— SagiQ(サジキュー)半端ない (@sagittariusQ) March 3, 2018
なんかシリコンチューブを入れるのに2時間くらい費したかもw
腕がパンパン(T_T)
かめすきーさんら、先駆者ありがとう! pic.twitter.com/UeE2YGGIiY
動いてしまうゴム足部分を、動きにくい素材に取り替えてしまう改造は、st-301を使いやすいバーナーにする第一歩です。改造と言っても使う道具は単純で、短時間で取り付けは可能です。
シリコンチューブを使って改造
足の改造には、内径4ミリ程度のシリコンチューブを使用します。ネット通販ですぐ見つかる商品です。チューブをゴム足の代わりに取り付けることで、勝手に動いてしまう問題点は解消されます。さらにチューブにより接地面が広がって滑り止めになり、より安定性が確保されるメリットがあります。
シリコンチューブ改造の仕方①
足の底部に付いている、黒いゴム足をカッターナイフで切断し、取り外します。スイッチ付きゴトクにはチューブが入らないので、極小の六角レンチで取り外します。あとはシリコンチューブを履かせ、外したゴトクも元通りに取り付ければ完了です。
シリコンチューブ改造の仕方②
もし六角レンチが手元になかったり、面倒なことが理由で、ゴトクの足の取り外しが出来ない場合も大丈夫です。シリコンチューブに縦に切れ目を入れて、取り付ける使い方もあります。この場合は切り目はシリコンゴム用ボンドなどで塞いでおくと、ゴトクから外れなくなります。
st-301の価格
st-301は7,000円台で入手
アマゾンのsoto製シングルバーナーst-301の価格は、2018年現在は7,000円台後半~8,000円台前半ほどです。何度使用しても壊れない頑丈さ、使いやすさを考えると、かなり妥当なお値段です。
必要なカセットボンベのお値段
soto製のカセットボンベ缶(レギュラーガスおよびパワーガス)の価格は、3本パックが700~800円台です。st-301を購入する時には、ガスボンベもセットで購入するのがおすすめです。
買って損しないst-301
強固なボディで長持ち、使い勝手も良いと口コミの評価の高い、シングルバーナーst-301の気になるポイントが掴めましたか?これからのアウトドアにst-301を導入したら、これまでと比較にならないほど、ダッチオーブン料理がぐっと充実できそうです。
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