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野宿ツーリングでの3つの注意点!キャンプ場との違いや便利な道具も解説!

バイクツーリングでのやむを得ない野宿について、注意点や野宿場所の探し方について解説します。野宿は正式な宿泊形態ではありませんし、車中泊ほど社会的に認められtもいません。バイクツーリングでの野宿場所探しには細心の注意を払ってマナーも必ず守りましょう。
更新: 2022年6月22日
hosokawa_taka
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ツーリングで野宿できる場所:はじめに

バイクでのキャンプツーリングではキャンプ場を予約してから出発するのが定石ですが、キャンプ場のチェックイン時刻から開放されたいがために予約しない人も多いですね。夕方からではキャンプ場の探し方が限られてしまい、見つけられない事態にもなりかねません。ツーリング先でやむをえずに決行する野宿について解説します。

旅の恥は書き捨て!

旅の恥は掻き捨てです。太陽が沈んで途方に暮れたら、ツーリングライダーが集まりそうな場所を探して誰かに頼る方法もあります。キャンプ道具を積載したバイクを見つけたら行儀よく「今晩のキャンプ場って決まってますか?」と聞いてみましょう。

途方に暮れていることも含めて頼れば、利用できるキャンプ場で同宿できる可能性があります。もちろんお礼の缶ビールは忘れずに!

野宿を決断する前に

野宿を決断する前に簡単に摂れる食事を買出ししておきましょう。

大型トラックが入れる大きな駐車場を備えたコンビニで食料調達したら、会計のときに「バイクでツーリングしているのですが、駐車場の端で少し休ませてもらっていいですか?」と野宿場所の提供をお願いするのもありです。起床してすぐに朝食を食べられますし、許可された私有地ですので安心です。

ツーリングで野宿できる場所:注意点1

野宿場所の探し方心構え

「野宿は公に認められた宿泊形態ではない」ということを認識しましょう。バイクツーリング以外にも徒歩旅や自転車ツーリングをする人で野宿をする人はそれなりにいるのですが、普段見かけることはほとんどありません。

野宿している姿を見せたくないという気持ちも含め、付近の住民を驚かせたり怖がらせたりしたくないからです。「野宿する場所を申し訳なく借りている」という気持ちをもって野宿をすれば、マナーを意識しなくても見合った行動ができます。

キャンプ場との違い

キャンプ場には水道やトイレなどの設備が整っています。テントを設営できる地面があり、火気器具を使うことも許されています。しかし野宿場所は野宿してもいいと認められた場所ではありませんし、設備も整っていません。

野宿とキャンプでは装備の過不足も生じますし、暗くて危険な場所だとわからない場合もあります。場合によっては退去を命じられる可能性もありますので注意しましょう。

ツーリングで野宿できる場所:注意点2

野宿できそうな場所の探し方

野宿場所を決定するには①付近の住民に迷惑をかけない場所②自身を危険に晒さない場所③法律的に問題のない場所…をメインにした探し方をしましょう。3つのうちすべてを満たしているのがベストです。手持ちの装備も踏まえたうえで探し方を考える必要もあります。

野宿しても違和感がない場所

付近の住民に恐怖感や違和感を与えないか、理解を得られる場所なのかを考えます。住民しか立ち入らないような場所、特定の人しか利用しない場所は避けるべきです。

不特定多数の人が立ち入る場所なら違和感が少なく、住民に恐怖感を与える心配も少ないですね。バイクツーリングでの野宿だとわかるようにし、不審者と思われないようにする演出(バイクが目立つようにするなど)もしましょう。

野宿しても危険が少ない安全な場所

あなたを危険に晒さない安全な場所を探しましょう。深夜に怖い人たちが集まる場所、事故や災害の危険性が低い場所、野生動物に遭遇しない場所が望ましいですね。だれもあなたの野宿場所を知りませんので、友人や家族にどこで野宿をしているかを知らせておきましょう。予期せぬ災害で被災したときに備える危機管理も必要です。

野宿できない場所

野宿できない場所があります。私有地は所有者の許可がないと不法に侵入したことになりますよ。山には必ず所有者がいますし、私有地ではなくても自然を保護するエリアになっていることが多いですね。

山中での野宿を動画サイトにアップロードしている人もいますが真似をしてはいけません。所有者の許可を得て撮影している人が多いです。トラブルを避けるためには無難な選択をしましょう。


ツーリングで野宿できる場所:注意点3

時間帯

野宿できる時間帯は「暗くなって周囲が静まった時間から日の出まで」にするのがマナーです。朝の散歩をする人を驚かせないために、日の出前に起床して日の出と共に出発します。朝ごはんはバイクに荷物を積載してからです。寝不足を感じたら小休憩をこまめにとって安全第一の運転を心がけましょう。

撤収

バイクツーリングでの野宿では、すぐに撤収できるよう無駄にキャンプ道具を使わないようにしましょう。荷物をまとめた状態でシュラフに入るのがベストです。マットとシュラフだけでの野宿なら手早く撤収できますよ。

片づけ

あなたが野宿をしたことが分からないよう、跡形もなく片づけをしましょう。ゴミを残したり場所を汚したりするのはもちろん、直火での焚火も論外です。大切な人から借りたものを返すような気持ちで片付けるのがマナー。バイクツーリングをする人の野宿跡は汚い!といわれたくないですよね。

ツーリングで野宿できる場所:探し方

道の駅

道の駅をメインにした野宿場所の探し方は正攻法だといえます。観光客向け色が強い施設ですので野宿していても違和感がありません。住民に恐怖感を与える可能性も少ないですね。トイレや水場があるので不自由しませんし、地域の災害避難場所になっている道の駅もありますので安全性が高いといえます。

キャンプ場との違い

道の駅を利用する人の邪魔にならない場所ならテントを設営しても違和感がありません。しかし完全に根を下ろしたようなキャンプまがいの野宿は厳しいですね。「仮眠しているんだろうな」と思わせられるようにすべきです。

軒下でシュラフ+マット、もしくはインナーテントのみでの野宿なら仮眠している雰囲気が出ます。火気は使わないのが無難です。

注意点

出入り口や通路など、利用者の迷惑になる場所での野宿をしないのがマナーです。悪天候でもないのに24時間開いている施設屋内で野宿するのも好ましくないですね。他の利用者も利用する場所であることを忘れずに。荷物の搬入口も避けましょう。退去を命じられたら謙虚に詫び、すぐに撤収すべきです。

さらにもう1点

利用者のマナーの悪さに車中泊お断りな道の駅もあります。少し信じがたい利用者マナーの悪さに禁止になったとのことです。車中泊を禁止している道の駅ではバイクツーリングでの野宿も難しいですね。

駐車場で洗濯物を干していたり、テーブルなどを出してバーベキューをしていたり、さらにはそのゴミを全て置いて帰ったりということが多々あるためです。

この道の駅では併設されているオートキャンプ場を利用するよう促しているとのことですので、逆に野宿しなくてよくなります。

ツーリングで野宿できる場所:探し方

パーキング

一般に開放されたパーキングをメインにした野宿場所の探し方もありです。ツーリングでの小休憩で利用するパーキングなら野宿していても違和感はありません。特に子供連れで車中泊する自動車が集まるパーキングなら安全性が高いですね。近隣住民だけでなく、同宿する人へのマナーも守りましょう。

キャンプ場との違い

パーキングでの野宿とキャンプ場との違いは道の駅と似ていますが、パーキングは火気が使えそうな雰囲気の場所もあります。火気といっても焚き火台やバーベキューコンロのようなものは常識的に考えて無理ですが、キャンプ用のシングルストーブなら使っても違和感がありません。もちろんマナーを守って、取扱には十分注意しましょう。

注意点

道の駅と比べるとひと気が少ないのでトラブルに遭遇する可能性が高いので注意しましょう。完全に身を潜めるよりも「私ココにいます」的な雰囲気を少しだけ出しておけば、他の利用者を驚かすことはありませんし、トラブルに遭遇することも少なくなります。しかし、相当性質の悪い人たちには通用しないことだけ付け加えておきます。


ツーリングで野宿できる場所:探し方

河川敷や海辺

雰囲気を重視したい野宿には海岸や河川敷をメインにした探し方が最適です。砂浜は比較的に寝心地がいいですし、整備された河川敷は快適ですね。雰囲気的にテントを設営しても違和感が少ないのですが、火器の取り扱いには十分注意しましょう。

キャンプ場との違い

キャンプ場に近い雰囲気でトイレも見つかりやすいのですが、水場がある海岸や河川敷は少ないですね。キャンプやバーベキューを禁止してる海岸や河川敷もありますので注意しましょう。雰囲気的にはテントを設営できそうですが、キャンプ場ではありませんのでコンパクトに設営するのがマナーです。

注意点

海岸や河川敷は住民の散歩コースになっていることが多いので、恐怖感や違和感を与えないよう、最大限の努力をしましょう。また水害の危険もありますので注意が必要です。

海岸なら潮の満ち引き、河川敷なら上流の天候についてのなど、危険か安全課を見分けるための情報を入手する必要があります。野宿の準備をする前に住民らしい人を見かけたら挨拶をして、危険が少ないかどうか、安全で違和感がないか聞きくといいですね。

ツーリングで野宿できる場所:探し方

公園

公園は大きく地域制公園と営造物公園に分けられます。自然公園などの地域制公園は環境の保護を目的にしているので、バイクツーリングでの野宿はできない場所です。しかし、緑地公園や運動公園などの営造物公園は野宿地の候補にしやすいですね。災害時の避難指定場所になっていることも多いので安全な場所だともいえます。

キャンプ場との違い

近隣住民がバーベキューやデイキャンプを楽しむような公園なら違和感も少ないですし、快適な野宿ができます。火器の取り扱いを制限している公園が多いので注意しましょう。バイクの乗り入れはしないのが無難です。

注意点

公園といっても種類が多いので、野宿できるかどうかをしっかり見極めましょう。児童公園は子供の遊び場ですので避けたほうが無難です。運動公園は快適ですが、利用者が訪れる時間帯がかなり早いですね。利用者を見かけたら必ず挨拶をして「不審者ではないアピール」をすべきです。

ツーリングで野宿できる場所:探し方

無人駅やバス停

無人駅やバス停の待合小屋は悪天候での野宿に最適です。電車やバスが運行していない時間帯なら人が来ることは少ないですし、キャンプ場のバンガロー並みに立派な建物もあります。

万が一、住民に見られても不審者扱いされないように、ヘルメットやバイク用ジャケットで「バイクツーリングでの仮眠をしていますアピール」を忘れないようにしましょう。

キャンプ場との違い

無人駅にはトイレがある駅舎も多いのですが、バス停の待合小屋にはトイレがありません。また火器が使えませんので食料調達の際は注意が必要です。ぐっすり寝るというよりも仮眠する場所として捉えたほうがいいですね。

プライベートスペースとしてテントを設営したい場合は駅舎や待合小屋の屋内に設営せず、軒下を利用すれば違和感が少なくなります。

注意点

電車の運行時間を必ずチェックしましょう。最終便が出てから始発便が来るまでに撤収するのが基本で、朝寝坊は厳禁です。利用者を見かけたら必ず挨拶をして場所を借りる詫びをし、不審者ではないことを知ってもらえるようにすべきですね。

トラブルになりそうになったら逆上せず、直ちに撤収します。ツーリングライダーがいるべき場所ではないことをわきまえた対応が必要です。

野宿に便利な道具

野宿の可能性があるバイクでのツーリングで便利な道具を紹介します。キャンプ場の探し方で失敗した場合を想定した道具を普段の装備にすればいいですね。


テント

スーパーライト・ツェルト2ロング

出典:楽天

野宿ならテントを使わないという人なら軽量でコンパクトに収納でき、キャンプ場で使っても違和感がない山岳用のビバークシェルターがおすすめです。雨天時や寒いときには被って使えます。

野宿でもテントを使いたい人ならコンクリート上でも設営できる完全自立式のダブルウォールテントが便利です。フライシートを被せないことも想定してテントに見合った装備を厳選しましょう。

シュラフカバー

ウェザーテック シュラフカバー スーパーライト

出典:Amazon

シュラフカバーは防水・防寒のためにシュラフに被せるキャンプ道具です。テントを設営しない野宿で雨や寒さから身を守るために重宝します。透湿防水素材が用いられたシュラフカバーなら野宿で便利な装備となりますよ。

銀マットやクローズドセルマット

クローズドセルマットクローズドセルマットレス Zライトソル

出典:Amazon

銀マットやクローズドセルマットはエアマットやインフレーターマットよりも嵩張りますが、破損しにくく撤収しやすい装備です。野宿のせいで寝不足になったときでも、昼間の小休憩でもすぐに使えるので便利ですね。

ヘッドランプ

野宿での明かりは必要最小限に抑えなければなりません。野宿は堂々とするものではないからです。ヘッドランプなら両手を使えますし、小さなコンビニ袋を被せて光を拡散させればランタンとしても使える便利な装備です。

防水シート

防水シートは汎用性が高い便利なキャンプ道具ですので常用装備として携行している人が多いですね。テントを設営しない野宿では枕元に置いておけば重宝します。急に雨が降ったり寒さを感じたりしたりした時に被って使えば快適です。バイクを使ってロープとペグで屋根を作ることもできますよ。

ツーリングで野宿できる場所:まとめ

バイクツーリングでの野宿はリスクが伴うので、なるべく避けるのが賢明です。野宿場所を探す前にチェックイン・チェックアウトがフリーな無料のキャンプ場を探しましょう。それでも見つからなかったら野宿場所を探すのが正しい探し方の順序です。

野宿しやすい場所を具体的に挙げて解説しましたが、絶対的な解説ではありません。注意点やマナーを守って、危険が少ない安全な野宿をしましょう。

キャンプ場の探し方が気になる方はこちらをチェック!

キャンプ場の探し方で成功すると、キャンプツーリングの充実感がアップします。目的に合ったキャンプ場の探し方をマスターして、楽しいキャンプツーリングをしたいものです。キャンプ場の探し方が気になる人はこちらをチェックしてくださいね。