折り紙で節分の鬼を作りたい!
平面から立体まで鬼の折り紙!
昔ばなしにも登場する鬼。「ないたあかおに」という童話は、教科書にも採用されたことがある、現代でも子供に語って聞かせたいむかしばなしとして、非常に人気の高い作品です。そのほか、鬼の関係するイベントといえば、節分がありますね。
節分飾りや、節分の豆を入れる鬼の形の箱の作り方をご紹介します。子供でも折れる簡単なものから、難しいけどすごくリアルで自慢したくなってしまうような折り紙まで。あなたの折り紙スキルにあった鬼の作り方が選べます。
簡単な折り紙の鬼【平面】を作ってみよう
かわいい平面赤・青鬼の作り方
こちらは、お子さんでも簡単に折ることができる平面の鬼の顔の折り紙です。赤鬼のつのが1本、青鬼のつのが2本というのは「みんなのうた」に登場する「赤鬼と青鬼のタンゴ」という曲の影響でしょうか。
好きな色で折ろう!
本来、鬼のつのは2本であることが多く、1本のものは珍しいとされています。鬼ではありませんが、なまはげも、つのが2本。般若の面も、つのが2本ですよね。物語の中でも、必ずしも赤鬼はつのが1本というわけではないのです。色にこだわらず、お好きな鬼の顔を作ってみてください。
簡単な折り紙の鬼【平面】の材料
使うもの
まず、写真で折り方手順をご紹介する、簡単な鬼の顔(赤・青鬼)の材料から。ここで使用したのは15センチ×15センチのオレンジと青の折り紙1枚ずつを使用しました。最後に顔を書くので、あまり濃い色でなく、少し薄いくらいの色の方が、顔がハッキリとして出来上がりの印象が良くなるでしょう。
必要な道具
そのほか、鬼の目や口などを書くサインペンも、この折り紙では使用します。「顔は書かなくてよい」という人はサインペンは必要ありません。でも、できれば、かわいい鬼の顔を書いてあげてみてはいかがでしょうか。きっと自分の作品に愛着がわくことでしょう。
簡単な折り紙の鬼【平面】の作り方1
赤鬼の顔の折り方①
それでは、まずはつの一本の赤鬼から作っていきましょう。最初は、折り紙の白い方を上にして三角形におりすじをつけて開きます。写真では少し見にくくなってしまいましたが、縦に1本おりすじがついています。
赤鬼の顔の折り方②
1でつけた真ん中のおりすじに合わせて、左右の下の辺を中央に合わせて折ります。小さなお子さんだと角をきれいに合わせるのが難しいでしょう。でも、少しくらいずれていても、それもお子さんらしい味になります。「大丈夫だよ」と暖かく見守ってあげましょう。
赤鬼の顔の折り方③
次に、さきほどの折り紙を裏返して写真のように折ります。折り方は
1.上の角をさっき折った角を結ぶ直線よりも少ししたまで折り下げる。
2.折り下げた角を、1の折り線に合わせておりあげる。
となっています。
赤鬼の顔の折り方④
折り方4で折ったものを、またうらがえして、今度は下の角を上におりあげます。さっきの折り目のラインから飛び出た部分が一本つのの部分になります。裏返してみて、お好みのつのの長さになるところで折ってくださいね。
赤鬼の顔の折り方⑤
左右の角を小さく三角におり、下の角も折り上げます。計4箇所の角を写真のようにおりあげると、鬼のりんかくの丸さがでて、かわいい顔になりますよ。
簡単かわいい赤鬼の完成!
表に返して、目や口。お好みで眉毛や鼻など好きな顔を描きましょう。これで一本つのの鬼の顔の完成です。上手にできましたでしょうか。続いて2本つのの鬼の顔の折り紙にも挑戦してみましょう。
簡単な折り紙の鬼【平面】の作り方2
青鬼の顔の折り方①
2本つのの鬼の顔の折り紙は、最初に十字におりすじを入れます。辺と辺を合わせて、長方形におります。開いて反対の辺を合わせて折り、広げます。これで十字のおりすじが入ります。真ん中の横のおりすじに合わせて、上の辺を半分に折ってください。
青鬼の顔の折り方②
ここはちょっと小さなお子さんには難しいところでしょう。写真の斜めに書き込んだ線でおりあげます。ズレたらズレたで、それもよいものです。出来なくてイライラしている几帳面なお子さんには手伝ってあげてください。気にしないおおらかなお子さんには、そのまま続きを折らせてあげましょう。
青鬼の顔の折り方③
続いては、2で折り上げて出来た角を写真のように折り上げます。どのくらいで折り上げるかの目安は、折り紙の色が隠れるくらいまで・・・です。
青鬼の顔の折り方④
3で折った折り紙を裏返して、さっきの角を線に合わせて折り下げます。そうすると、写真のように色つきの折り紙に白い三角形が被っているようになるはずです。
青鬼の顔の折り方⑤
4で折った折り紙を、また裏返して白い方を表にします。折り方は簡単なのですが、裏返す行程が多いので、そこは間違えずに写真を良く見ながら「今は表かな?」「裏かな」と考えながら折るとよいでしょう。とがった三角の先から、まっすぐに下に向けて書いた線の位置で、左右を折ります。
青鬼の顔の折り方⑥
さきほど書いた線で、左右同じように折ると写真のような形になります。「きれいに折りたい」という人は、先端の三角の角をきっちり折りましょう。できあがりの鬼の顔の折り紙の見栄えがよくなりますよ。
青鬼の顔の折り方⑦
真ん中についている折り筋に合わせて、下の辺をおりあげます。そうすると、写真のような形になります。これが鬼の顔になる部分です。面長にしたい、もっとかわいい鬼にしたいという人は、真ん中にこだわる必要はありませんので、お好きな位置におりあげてください。真ん中はあくまでも「目安」です。
青鬼の顔の折り方⑧
最後の折り方は、顔のりんかくの丸みを出すための角の三角折りです。できれば、ここも左右対称に折った方が見栄えがよくなります。難しい人は気にしなくてもよいですよ。
簡単かわいい青鬼の完成!
表に返して、目や口などを書き込んだら、2本角の鬼の顔の完成です。裏返すところが多かったですが、折り方は簡単だったのではないでしょうか。いろんな色の折り紙で、たくさん鬼の顔を作って飾ってみてくださいね。
簡単鬼の全身の折り方【平面】
体のある鬼の作り方
ここからは、動画でのみ折り方を見ていただくようになります。動画ではゆっくり折ってくれていますが、それでも早いという人は一時停止をしながら焦らずに、ゆっくりと折りましょう。
この体のある鬼は、頭、体、パンツの3つのパーツから出来ていて、それぞれ折ってからのり付けします。使う折り紙は、鬼の体の色の折り紙2枚と、パンツ用の黄色い折り紙です。黄色い折り紙ほんの少しで良いので15センチ角の折り紙でなくてもokです。
頭と体は別々に作る
こちらの折り紙では、頭、体、パンツと全部別々になっているので、最後の仕上げにのりでくっつけます。パンツはただの四角い紙を貼り付けただけなので、とっても簡単です。お好きな顔を書いて、できたらパンツの模様も書いてあげると、鬼っぽく仕上がりますよ。
ちょっと難しい鬼の顔の折り方
リアルな立体の折り紙に挑戦
ここからは、リアルで立体的な鬼の顔の折り紙を2つご紹介します。その中でもこちらの方は「ちょっと難しい」くらいなので、折り紙を折りなれている人なら簡単に作ることができるでしょう。顔を描かなくても鬼の顔が表現されている、とてもリアルな鬼の折り紙です。
立体的な鬼の顔
怖い鬼の顔なのかなと思いきや、よくみると目が優しそうなリアルな鬼の顔です。鼻の穴まで再現されているのがすごいですね。動画で詳しく説明してくれているので、難しいと感じるのはちょっとだけ。小学生くらいのお子さんなら、動画を見ながら折ることができるでしょう。
難しい鬼の顔の折り方
こちらは、今回ご紹介している鬼の折り紙の中では一番難易度が高い「難しい折り紙」です。でも、一般的な折り紙レベルでは「難しいうちでも、簡単に近い方」レベルなので、ゆっくり折ればわかりにくいところは無いでしょう。出来上がった立体的な鬼の顔の折り紙は、目、鼻、口まで細かく再現されていて、とてもすばらしい折り方です。
もっとリアルな鬼の顔の折り紙
このリアルな鬼の顔の折り紙の中でも、特に一番難しいと感じるところは口の部分を折るときでしょう。への字になっている、上唇にあたる部分を折るところが、難易度が高くなっています。
動画で説明してくれている方の言葉をよく聞いて、ゆっくりと焦らずトライしましょう。わからなかったら、少し先を見てどんな感じに仕上がるのか見ると、折り方がわかることもありますよ。
ちょっと難しい鬼の箱の折り方
節分の豆を入れるかわいい鬼の箱
最後にご紹介するのは、鬼の顔や体ではなくて節分の豆を入れる鬼の箱です。とってもかわいい箱ですよ。15センチ×15センチの紙で作ると、箱の1辺がちょうど6センチほどにできあがります。もっと大きく作りたい人は色のついたコピー用紙や包装紙を正方形に切ったものを使うとよいでしょう。
かわいい節分用鬼の箱を作るコツ
箱を作るには、フタと箱の大きさが同じだと組み合わせるのが難しいです。ここでは、最初に入れ物になる方の折り紙の横と上を5ミリずつ切ってから折っています。5ミリだとすんなりフタが入りますが、ピッタリ感は少し薄いかも。2~3ミリ小さくするくらいで、ピッタリとフタが閉まる箱に仕上がるでしょう。
本でゆっくり鬼の折り紙を折りたい人は
やさしい折り紙12か月
監修は内閣府認証NPO法人国際おりがみ協会理事長も務められている小林一夫さん。和紙の老舗である株式会社ゆしまの社長さんでもあります。節分の鬼の他にも1年の月ごとのイベントに合わせた折り紙を紹介してくれている本です。
色合わせや、使用している和紙のおりがみの模様などがとても美しく、いつまでも見ていたくなってしまう作品ばかりです。
節分飾りに鬼の折り紙を作ろう
節分だけでなく飾っておきたいリアルさ
鬼の折り紙、簡単な平面の折り方から、リアルで立体的な難しい作品まで折り方をご紹介してきました。いかがでしたでしょうか。お気に入りの鬼の折り紙は見つかりましたか。
鬼の折り方を本で見たいという人は、最後にご紹介した本もお役にたてていただければ幸いです。ただ怖いだけでなく、ユーモラスさもある日本の鬼。折り紙で再現して飾ってみてはいかがでしょうか。
折り紙が気になる人はこちらをチェック!
紙でいろんなものを再現している折り紙は、とても素晴らしい日本の文化です。指を動かし、考えながら折ることで、お子さんの知育玩具として、高齢者の頭の運動としてもおすすめです。その他の折り紙の折り方が気になる人は、ぜひこちらの記事もチェックしてみてくださいね。
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