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初心者必見のガスカートリッジの種類と選び方!使い分けのポイントは?

初心者の方が悩んでしまうガスカートリッジの種類の多さ。ここではガスカートリッジの種類の説明を初心者の方でも分かりやすく丁寧に解説します。また自分にあったガスカートリッジの種類、サイズの選び方や、使った後の保管方法、捨て方までしっかりと解説します。
2020年8月27日
山口 徳成
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この記事で紹介しているアイテム

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PRIMUS(プリムス) GAS CARTRIDGE ノーマルガス(大) IP-500G [HTRC 2.1]

PRIMUS(プリムス) GAS CARTRIDGE ハイパワーガス(大) IP-500T [HTRC 2.1]

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) バーベキュー BBQ用 燃料 ガスカートリッジ レギュラー CS-500M-8250

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初心者の為のガスカートリッジ選び

アウトドアでのレジャーが多くなるこの季節。キャンプなどに出かける機会も多くなると思います。せっかくキャンプするのなら、おいしい料理を作ってみたい、自分でコーヒーを淹れてみたいと思う方も多いと思います。バーベキュー等は炭火で行うのですが、ちょっとした料理ならガスが便利。しかし初心者の方は、どのガスカートリッジを買えばいいのかわからないと言う声が多いのも現実です。ここでは初心者の方にも、わかりやすくガスカートリッジの選び方から捨て方までをご説明します。

ガスカートリッジの種類は2種類

ガスカートリッジの種類には大きく分けて2種類あります。1つは家庭用のガスコンロなどで用いられるCB缶、もう一つはアウトドアショップやキャンプ場などでよく見かけるずんぐりむっくりしたOD缶です。どちらもメリットデメリットがあります。ここではそれぞれのカートリッジの特徴をご説明します。
 

ガスカートリッジの種類別の長所、短所とは?

CB缶の長所

CB缶の良いところは、スーパーやコンビニなどどこにでも売っているので手に入れやすい点があります。また比較的安い値段で売っているので、コストパフォーマンスにも優れています。それに家庭用カセットコンロで使われているため、初心者にもなじみが深く、使い回しの利くガスカートリッジである点です。
 

CB缶の短所

それでは全てCB缶で良いのではないかと思われるのですか、大きな弱点があります。実はCB缶は寒さに非常に弱いのです。さらに標高が高い地域ともなるとパワーが弱くなり、逆にコストがかかってしまいます。そのためCB缶に対応したキャンプ用品が少ないのです。

OD缶の長所

OD缶の良いところは、パワーが強く(厳密に言うとレギュラータイプとパワータイプの2種類があります)寒さにも強い点です。そのため多くのキャンプ用品に対応しているガスカートリッジが、OD缶になっているのです。寒い冬場や標高の高い所でも安心して湯を沸かしたり出来ます。
 

OD缶のの短所

OD缶の欠点は、CB缶の良い所のまるで逆で、価格が高く、アウトドア用品店以外で手に入れることが難しいという点です。
 

ガスカートリッジ種類の選び方:1

ガスカートリッジの種類が大きく分けて2種類あることがお分かりいただけたでしょうか。ここからはガスカートリッジの、使い分けのポイントをご紹介します。どのシチュエーションで、どのタイプのガスカートリッジを選べば良いかポイント別にご紹介します。ぜひ参考にしてください。
 

気温別で種類を選ぼう!


キャンプシーズンと言えば通常夏になるので、気温はほとんど気にしなくても良いかもしれませんが、キャンプ地が標高の高い所である場合は注意が必要です。外気温が15度を下回りそうならば、CB缶だとちょっと不安です。また外気温が10度を下回りそうな場合には、OD缶の中でもハイパワーのものを選ぶと間違いがありません。ガスカートリッジの中身は基本的にプロパンガスと、ブタンガスで構成されています。この割合によって気温が低くても使えるか使えないかが決まります。
 

イワタニ カセットガス パワーゴールド CB-250-PG

出典:Amazon

最近はCB缶でも寒さに強い、低気温タイプが登場しました。これなら冬のキャンプでも安心です。また災害時に備えておくのも良いですね。ただし、ちょっと価格が高い(通常品の倍近く)のが難点ですが、これなら気温が低い冬でも安心です。

PRIMUS(プリムス) GAS CARTRIDGE ノーマルガス(大) IP-500G [HTRC 2.1]

出典:Amazon
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冬場の登山で使用するシーン以外は、ほぼ安心して使えるOD缶。コスパも良く人気のガスカートリッジです。口コミによると、気温がマイナスでも使えるとか。

PRIMUS(プリムス) GAS CARTRIDGE ハイパワーガス(大) IP-500T [HTRC 2.1]

出典:Amazon
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冬場の登山ではハイパワーのガスカートリッジが必要となります。気温が氷点下でも問題なくパワーを発揮するガスカートリッジです。

使用時間でサイズを選ぼう!

余裕を持ったサイズのガスカートリッジを持っていくことが重要ですが、そのためにはカートリッジの注意書きを読み、連続使用時のおおよその時間を確認しておかなければなりません。もちろん使用する季節や火力ななどの条件が異なってくれば変わってくるのですが、サイズと時間の関係を知ることがとても重要です。

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) バーベキュー BBQ用 燃料 ガスカートリッジ レギュラー CS-500M-8250

また中身の劣化はほとんどありませんが、バルブ部分が劣化しガスが漏れる可能性があるので、2年から3年を目安に使い切るサイズを購入することも重要です。標高の低い山や低地では、250グラム缶で約1時間、500グラム缶で約2時間位は持ちます。1回の使用時間が10分程度(カップラーメンのお湯を沸かす程度)の場合なら、250gでも5〜6回程度使用できます。もちろん料理以外にランタンなどで使用した場合はこれに限りません。
 

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) バーベキュー BBQ用 燃料 ガスカートリッジ レギュラー CS-250M-8251

出典:Amazon
出典:Amazon
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ソロキャンプや日帰り登山の場合はなるべく荷物を少なくしておきたいもの。そんな時は250g缶で。また大人数でのキャンプや、夜ランタンを使う場合は500g缶を用意しておきたいですね。もちろん使う前に残量の確認は重要です。
 

基本的にCB缶のサイズは250gがほとんどです。CB缶一本(250g)の連続使用時間ですが、使用の器具(バーナー等)のガス消費量によって異なりますが、目安としては、3.5kW(3,000kcal/h)のコンロ(バーナー)の場合、強火で約1時間とグラム辺りの使用時間はOD、CBともに大差ありません。またこの時間は最大火力での連続燃焼時間になります。これを目安にCB缶はサイズではなく、本数を選ぶ必要があります。

同一種類、同一メーカーで選ぼう!

ガスカートリッジを選ぶ際、どのメーカーのガスカートリッジでも良いかと問われれば、全く問題がないとは言えません。ガスカートリッジの取り付け部分はどのタイプでも、サイズからほぼ一緒で、互換性がないわけではありません。しかしながら万が一問題が起こったとき、メーカーは保証してくれません。バーナーやコンロを購入した際、どのメーカーも必ず純正品を使ってくださいとの記載があります。これはカートリッジ内部部分の構造が若干異なるためです。
 

ソト(SOTO) レギュレーターストーブ【ガスボンベ1本/点火アシストレバー付きお買い得スタートセット】 ST-310/ST-700/ST-3104

出典:Amazon
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もちろん例え同じメーカーでも、CB缶を使用する器具にはCB缶を、OD缶を使用する器具にはOD缶を選ぶ必要があります。シングルバーナーはOD缶が多いですが、SOTOストーブのようにシングルバーナーでもCB缶のものがありますので、初心者におすすめです。
 

デザインで選んでみよう!

ガスカートリッジなんてどれもデザインが一緒でしょ?と初心者の方ならお考えになるでしょう。しかしながらガスカートリッジをおしゃれにデザインするガスカートリッジカバーが、今とても人気なんです。カバーも金属製からレザーカバーなどおしゃれなモノが沢山。ガスカートリッジをむき出しで使用するOD缶は、まさにうってつけです。現在のところカバーは、OD缶が多く、CB缶がやや少なめですが、これからアウトドア用器具を揃えようと言う初心者の方は、ぜひ参考にしてください。

 


テンマクデザイン  cartridge-jacket 250 【テンマクネイビー】

ガスカートリッジ種類の選び方:2

詰め替えは可能!?

ネットショップなどではガスの詰め替えができるアダプターなどが販売されています。OD缶は高価なので安いCB缶を購入し、詰め替えている人もいるようです。また500g缶から250g缶への詰め替えも行っている人もいるようですが、法律に照らし合わせてみれば違法になります。キャンプ地などではもちろん、自宅などでも万が一火災に発生した場合、多大な迷惑をかけることになります。ガスカートリッジの詰め替えは行わず、ちゃんとした純正のガスカートリッジを購入しましょう。
 

ガスカートリッジ種類の選び方:3

互換性はあるの?

先ほど「純正のガスカートリッジを使用しましょう」と選び方の項目で述べました。ここでは種類別の互換性についてもう少し詳しく掘り下げます。

OD缶の互換性

実はOD缶には決まった規格がなく、どのメーカーも同じようでちょっと違う構造になっているようですので、互換性があるとは言い切れません。例えば、プリムスのガスカートリッジにキャプテンスタッグのガスカートリッジは使えないかといわれれば、使えますし、私自身使ったこともあります。カートリッジの外側部分は互換性があり、その内側のパッキンに互換性がないと聞きました。

CB缶の互換性

しかしCB缶には互換性があります。これは阪神淡路大震災をきっかけに、各メーカーに互換性を持たせる為、規格を作ったそうです。CB缶は他のメーカーのガスカートリッジを使用しても全く問題ありません。OD缶もいずれは世界規格が出来、互換性が高まるといいですね。

ガスカートリッジ種類の選び方:4

CB缶にするか、OD缶にするかそれが問題だ!

初心者の方が、ガスカートリッジの選び方で困ってしまうのは、OD缶とCB缶どちらにすればいいのか、という問題です。これはガスカートリッジに限らず、キャンプ用品に使う燃料を統一しておくことをおすすめします。例えばランタンはホワイトガソリン、バーナーはOD缶、グリルはCB缶と燃料をバラバラにすると、もっていく荷物も増える上に、どれかの燃料が切れたら使えないと言う散々な目にあいます。よって器具の統一、選び方には充分注意しましょう。
 

イワタニ スタンド型BBQグリル グリルスター CB-SBG-1

出典:Amazon
出典:Amazon
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キャンプ用のバーナーやグリルはOD缶のイメージが強いですが、探せばCB缶のグリルやバーナーも多く販売されています。器具のガスカートリッジの統一こそ重要です。むしろ初心者の方こそチャンスです。これから器具を揃えていく際に、CB/OB缶どちらか選んで集めていけるのですから。

ガスカートリッジの捨て方について


初心者に限らず、ガスカートリッジを捨てる際には、必ず使い切ってから捨てるようにしましょう。中身が残ったガスカートリッジを捨ててしまうと、ゴミ収集車やごみ処理施設でガス漏れ爆発、火災などの原因となります。ここではガスカートリッジの捨て方についてご説明します。
 

ガスカートリッジの捨て方:1

ガスカートリッジの捨て方は各自治体によって異なります。ガスカートリッジの中身が完全になくなり、空の状態になったら各自治体の指示に従って処分してください。また、カバーは分別して捨てましょう。
 

ガスカートリッジの捨て方:2

穴を開けてくださいと指示されていた場合は、必ず風通しの良い屋外で、近くに火の気がないことを確認した上で缶切りなどを使ってゆっくりと穴を開けてください。この時カバーは外していて構いません。
 

ガスカートリッジの捨て方:3

穴を開けないでくださいと指示されていたら、そのまま穴を開けずにごみ処理施設、集積場へ出してください。この時バルブキャップやカバーは分別して捨てましょう。
 

ガスカートリッジの捨て方:4

メーカーによってはガスカートリッジの回収を行っていたり、アウトドアショップで、空のガスカートリッジの回収サービスがあるところもあります。ガスカートリッジを購入する際、スタッフに相談してみましょう。
 

ガスカートリッジの保管について

ガスカートリッジの中身の劣化はほとんどありませんが、バルブ部分が劣化しガスが漏れる可能性があるので、2年から3年を目安に使い切る量を購入することも重要です。残った場合はバルブ部分にしっかりバルブキャップやカバーをつけ、火気や直射日光を避け、40℃以下の湿気の少ない場所で保管しましょう。くれぐれもバーナーやコンロにセットしたまま保管しないようにしてください。ガス漏れや火災の危険があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ここではガスカートリッジの種類の選び方から、保管方法、捨て方についてご説明しました。初心者の方は、これから器具を揃える際、対応のガスカートリッジの種類を気にしながら、アウトドアギアを選んでくださいね。カートリッジの種類を統一することが非常に重要です。ぜひこの記事を参考にして、楽しいキャンプを過ごしてくださいね。
 

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