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キャンプで気になるガスカートリッジの種類別の特徴と使い分けを解説!

キャンプでガスを使う時普通のガスボンベとアウトドア用のガス缶とどっちのガスカートリッジがいいか迷いますよね。特に初心者ではガスカートリッジの違いがわからないことが多いので迷います。どっちのガスカートリッジがいいのか使い分けを紹介します。
2020年8月27日
揚げ餅
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ガスカートリッジがキャンプであると便利

キャンプ用品でもガスを使うものはたくさん

キャンプで使う道具にはランタン、バーナー、ストーブなどガスを使う道具がたくさんあります。普段家庭で使っている時も最近は電気で料理ができるようになりましたがそれ以前ではガスを使っていました。今もガスを使っている人が多くいるようにキャンプやアウトドアでもガスがあると料理の幅が広がったり簡単に暖をとることができるので必要なものです。また家庭にあるカセットコンロをそのままキャンプで使用することもできるので便利です。

ガスカートリッジで使われるガスの種類

ガスカートリッジのLPガスは3種類

普段家庭で使っているガスのカセットボンベもキャンプやアウトドアで使うガス缶も中身は同じ3種類のLPガスが使われています。LPガスは外気の温度によって火力が下がるのですがどれくらい寒さに強いかによって分かれていてプロパンガスもLPガスの種類です。LPガスという大きなカテゴリーの中にプロパンガスを含めて3種類のガスがあります。

ノルマルブタン

カートリッジ内圧が一番上がりにくいため、3種類の中では最も安全性の高いガスです。沸点は-0.5度と3種類の中で一番高く、寒冷地での使用が出来ななくなり特に氷点下では着火することもできなくなります。また3種類の中で最も蒸気圧小さいため燃焼エネルギーは変わりませんが時間あたりにガスボンベから吹き出してくるガスの量が少ないので同じ気温で同じガスの量を使うと一番長持ちです。

イソブタン

蒸気圧はノルマルブタンより高く安定した出力ありますが時間辺りに使う量が多いということになるので同じ条件下ではノルマルブタンよりも早くガスが無くなります。沸点は-11.7°Cでより低く、-10°Cでも着火が可能なため寒冷地仕様のLPガスです。しかしより寒い場所では蒸気圧が大気圧より小さくなりガスに着火させることができなくなります。

プロパン

LPガスの中で最も寒さに強く有名なガスです。家庭で使うガスは都市ガスかLPガス(プロパンガス)になるので代理店などが多くあります。沸点は-42.1度なので他のLPガスと比べると最も低くいので雪山など過酷な状況でも着火可能です。3種類の中で蒸気圧が最も高いため瞬発的に高火力ですが燃費もわるくなります。高火力のためガスカートリッジの内圧が高くなり危ないので配合には一定の量しか配合出来ません。

蒸気圧について

蒸気圧は内側から外側に向かって押し出すような力のことです。押し出す力があるからガスボンベの出口ガスが放出さあれ蒸気圧が高いと大量にガスがでるので火力が強くなります。プロパンガスは蒸気圧が高いので前述のようにガスカートリッジの内圧が非常に大きくなります。

沸点について

水の沸点が100度であるように沸点は物体が激しく気化するときの温度です。ガスの沸点が高いと液体のガスが気体になり大気圧より気体の蒸気圧小さいためでなくなり着火できなくなります。

ガスカートリッジの種類:ガスボンベ

入手しやすいガスカートリッジ

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出典:Amazon
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カセットボンベは家庭でもカセットコンロでよく使うため汎用性があり身近な所で売っています。ガスカートリッジとして手に入りやすいのが魅力の一つです。主に売ってる場所はコンビニ、スーパー、100円ショップ、調剤薬局以外のスーパーのような薬局、ホームセンターなど。

コストパフォーマンスに優れる


アウトドアやキャンプ向けに作られているわけでないのですが汎用性が高く使用できるアウトドア用品もあり利用者が多いので値段が後述するもう2つのガスカートリッジより安くなっています。メーカーによってはアウトドア用のバーナーも発売しているのでガスカートリッジと同じブランドに揃えることもできます。

アウトドア用品を買い足す必要がない

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出典:Amazon
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カセットコンロでこのタイプのガスカートリッジを使用しているのならバーナーもガス缶も買い足さなくても平地でのキャンプ、夏の山でも使えます。車でのキャンプなど荷物の積載制限が無いのであればカセットコンロをそのまま持っていくだけでシングルバーナーとして使えるのでアウトドア用品より使いやすく使い込んでいる分安全に簡単に調理できます。

ガスカートリッジの種類:寒冷地向けガスボンベ

寒さに強いガスカートリッジ

出典: https://www.amazon.co.jp/%E6%96%B0%E5%AF%8C%E5%A3%AB%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%BC-%E3%83%91%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%82%B9-%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%AC%E3%82%AE%E3%83%A5%E3%83%A9%E3%83%BC-RZ-8501-RZ-850%C3%973%E6%9C%AC%E3%83%91%E3%83%83%E3%82%AF/dp/B005DJSVMC/ref=sr_1_6?ie=UTF8&qid=1522327923&sr=8-6&keywords=%E3%83%91%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%82%B9

見た目は普通のカセットコンロ用のガス缶ですが中身がノルマルブタンから寒さに強いイソブタンになっていたりプロパンガスとの混合になっているため沸点が下がり寒さに強いのが特徴です。そのぶん早くガスがなくなってしまいます。メーカーにより名称は異なりますがパワーガスなどと呼ばれています。

専用のバーナーいらず

カセットコンロ用のガス缶と同じ仕様なので専用のバーナーを買わずに同じように家庭で使っているカセットコンロを使うことができます。

ガスカートリッジの種類:アウトドア用のガス缶

アウトドア用のガスカートリッジ

出典: https://www.amazon.co.jp/%E3%82%BD%E3%83%88-SOTO-%E3%83%91%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%82%B9250-%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%97%E3%83%AB%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-SOD-725T/dp/B002FPH3M6/ref=sr_1_3?ie=UTF8&qid=1522327842&sr=8-3&keywords=%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%83%88%E3%83%89%E3%82%A2%E7%BC%B6

アウトドアで使えるように独自の仕様になっているガスカートリッジです。カセットボンベが使用できる道具ではアダプターを使わないと互換性なく使用できません。逆も同じようにアウトドア缶を使う道具ではカセットボンベを使用する事はできなくなってしまいます。アウトドア用品として作られているのでバーナー、ランタンなど適合する機種が多いのが特徴です。

高さが低く大きい形状

カセットボンベと比べると高さが低く台形のように底が広くなっているので安定します。そのためアウトドア用のガス缶を使うバーナーはガス缶を台にするので、カセットボンベを使うバーナーと比べると台の部分がいらないので軽くコンパクトです。また収納しているクッカーの中に治まるで荷物の積載に制限がある時はクッカーとまとまるので持ち運びしやすくなります。

ガスカートリッジの種類別のメリット・デメリット

それぞれ良し悪しがある

ガスボンベ

メリット:安くて購入しやすく、汎用性がある、カセットコンロと共通して使える。 デメリット:対応するキャンプ用品はすくなめ、寒さに弱い。

パワーガス

メリット:カセットコンロと共通して使える、やや寒さに強い、アウトドア用のガス缶より安い。 デメリット:購入できる場所がやや限られている、対応するキャンプ用品が少ない。

アウトドア用のガス缶

メリット:使用できるキャンプ道具が多い、寒さに強い。収納しやすい デメリット:容量が少ない割に高い、購入できる場所が限られる。

ガスカートリッジの使い分け方:カセットボンベ


寒くなければキャンプでも使える

夏の山でも寒くなければどこでも使えるので専用のバーナーをまだ買っていない初心者やあまりキャンプしない人はカセットボンベがおすすめです。また道具もLEDランタンを使用するなどキャンプ専門の道具に特別なこだわりが無いのであればカセットボンベを使用するほうが圧倒的にコストパフォーマンスに優れ汎用性が高いので家庭でもキャンプでも使えます。

寒い所で使用するのなら

出典: https://www.amazon.co.jp/%E3%82%BD%E3%83%88-SOTO-%E3%83%91%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%82%B9-3%E6%9C%AC%E3%83%91%E3%83%83%E3%82%AF-ST-7601/dp/B001GCIYKY/ref=sr_1_5?ie=UTF8&qid=1522327923&sr=8-5&keywords=%E3%83%91%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%82%B9

カセットボンベを寒い所で使用するにはノルマルブタンにプロパンやイソブタンにプロパンなどを配合した寒冷仕様のパワーガスカートリッジなどを使うとある程度寒くても使えます。仕様はカセットボンベので汎用性がありこちらも便利です。値段が若干高くなりますがそれでもアウトドア用のガス缶よりコストパフォーマンスも優れます。

ガスカートリッジの使い分け方:アウトドア用のガス缶

寒さに強くキャンプ向けなので格好いい

コールマン、スノーピークなどアウトドア用品のメーカーからも発売されていてバーナーやランタンなど同じメーカーで揃えることもできます。そしてカセットボンベよりいかにもキャンプしているという雰囲気にもなるので道具にこだわりがある人や標高の高い山岳でのキャンプ、冬キャンプをする場合はアウトドア用のガス缶を使うほうがいいです。

寒さに強い理由

形状が違うのでプロパンガスがカセットボンベより多く配合できるので寒さに強くなっています。ただしそのぶん早く無くなるので慣れないうちは戸惑います。

ガスカートリッジの互換性

メーカーは純正での使用を推奨

コールマン、スノーピーク、プリムスなどさまざまなメーカーからアウトドア用のガス缶は発売されていて同じようにランタンなども発売されています。そうなると例えばガス缶はコールマンでランタンがスノーピークなどガス缶と使用する器具のメーカーが違う場合も出てきますがメーカーは純正のガスカートリッジを推奨しています。

JIS(日本工業規格)で定められていない

カセットボンベはJISで細かく規格が定められているので適合機種だと全てのカセットボンベが使えるようになっていますが、アウトドア用のガス缶は細かい規格は日本では決まっていないので微妙に差ができます。微妙に違いがるので多少のズレなどがあり器具に負担がかかり壊れやすくなる可能性がありますが現時点では大きな事故が発生したことはないみたいです。しかしメーカーが推奨していないので自己責任での使用になります。

ガスカートリッジの詰替について

アウトドア用のガス缶はコストが大変かかるので安いガスボンベをアウトドア用のガス缶に詰め替えるという人も結構います。そして需要があるためか簡単に詰め替えれるようなアダプターなども売られていますがこれらの製品はメーカーからの許諾もなく法的にもグレーゾーンです。

カセットボンベ対応のアウトドア用品

バーナー類

出典: https://www.amazon.co.jp/SOTO-%E3%82%BD%E3%83%88-ST-320-G%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%96/dp/B01B36TM58/ref=sr_1_5?ie=UTF8&qid=1522328530&sr=8-5&keywords=%E3%82%BD%E3%83%88%E3%80%80%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%96

最近は適合する製品も増えてきました。一部紹介します。 ソト(SOTO):レギュレーターストーブ、G'z G-ストーブ 岩谷産業:ジュニアコンパクトバーナー など

ランタン類


ソト(SOTO):レギュレーターランタン、フォールディングランタン ユニフレーム:フォールディングガスランタン など

アウトドア用ガス缶対応のアウトドア用品

バーナー類

ガスボンベと比べると適合するアウトドア用品が多数あるので一部紹介します。 (ソト) SOTO:アミカスコンパクトストーブ、マイクロレギュレーターストーブ キャプテンスタッグ:マイクロ ガスバーナーコンロ コールマン:F-1パワーストーブ など

ランタン類

出典: https://www.amazon.co.jp/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%97%E3%83%86%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%83%E3%82%B0-CAPTAIN-STAG-%E5%9C%A7%E9%9B%BB%E7%82%B9%E7%81%AB%E8%A3%85%E7%BD%AE%E4%BB%98-UF-9/dp/B00JD3KSBQ/ref=sr_1_13?ie=UTF8&qid=1522337495&sr=8-13&keywords=%E3%82%AC%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%B3

コールマン:ルミエールランタン、2500 ノーススターLPガスランタン スノーピーク:ノクターン、ギガパワー 2WAYランタン キャプテンスタッグ:フィールドガスランタン など

ガスカートリッジのまとめ

基本的にはガスボンベがいい

出典: https://www.amazon.co.jp/%E3%83%8B%E3%83%81%E3%83%8D%E3%83%B3-NITINEN-L-%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%9C%E3%83%B3%E3%83%99L-3%E6%9C%AC%E3%83%91%E3%83%83%E3%82%AF/dp/B004SK5VFM/ref=pd_sim_79_5?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=8H342HECCGS1B7SWC82S

あまり道具にこだわりがないならコストパフォーマンスも優れ入手が容易なガスボンベをおすすめします。夏ならどこでも使用でき、価格もアウトドア用のガス缶の半分以下の価格で買えます。ファミリーキャンプなどガスを多く使うばいいも安心です。

キャンピングスタイルにこだわりがあるなら

道具にこだわりがあり格好いいキャンピングスタイルを求める場合はアウトドア用の缶がおすすめです。LEDランタンではどこかチープになりがちですがアウトドア用のガス缶を使うガスランタンは本格的なランタンなので写真映りもかっこよくなります。また真冬キャンプに行くというような時は寒さに強いアウトドア用のガス缶を使用することで火力が安定します。

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