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ガルバ逆ルーバー室外機カバー
室外機カバーとは?
室外機とはエアコンの室外機のことで家の外にありますね。これにカバーを自作でDIYして付ける方が増えています。そのままでは味気ない室外機もおしゃれなカバーを付けたり、棚をつけて便利に使ったりできますね。日よけになればエアコンの負荷を減らせて、電気代の節約の助けになりますよ。
おしゃれにDIYで手作り
どちらかというと室外機カバーは庭の景観のために自作するが多いです。せっかくガーデニングを頑張っていても室外機が雰囲気を台無しにしてしまっては残念ですね。初心者でも簡単に取り付けられる室外機カバーをDIYして庭やベランダをおしゃれにしましょう。
DIYのいいところ
DIYとはDo It Yourselfの頭文字ですが、なんでも自分でやりましょうということです。自分でDIYすることで費用が抑えられますし、DIYでは既成品では出せないオリジナリティやぴったり感が出せるのでそのためにDIYする方もいます。そもそも工作が好きでDIYしているという方もいますね。
室外機カバーをDIYする前に
室外機を手作りでDIYする前にいくつか知っておくべきことがあります。せっかく室外機カバーを自作したのに後々壊れたり、エアコンの性能が落ちたりトラブルがあってはいけません。大事なことをふまえて図面を考えましょう。
エアコンの仕組み
エアコンは室内機と室外機がセットです、二つが配管で繋がっていて中に冷媒という液体が入っています。この冷媒を室外機で冷やし、室内機で冷たい風をだしつつ室内の熱を冷媒に移し、また室外機で冷やすという工程を繰り返しています(暖房の場合は逆です)。冷媒が熱を運ぶ役割で室内機と室外機が冷媒を冷やしたり温めたりしています。
室外機カバーを有効に使う
当然屋外の気温が低いほうが室外機が熱を排出しやすく、効率が上がり電気代も安くすみます。室外機カバをーつけることで、屋根などをうまく使えば室外機の働きを助けることができますよ。
逆に室外機の働きを妨げるような設計だと排気効率が悪くなり、室外機がどんどん動くとこで効率が悪くなり、結果エアコンの効きが悪くなったり電気代が高くなったりしますので、設計図面は大事です。
室外機カバーを手作りDIYする目的
室外機の置かれている状況は家庭により様々で、日当たりや周りにおいてある物も違いますね。室外機カバーをDIYする目的はそれぞれでいいと思いますが、目的に合ったものをつくることが大事です。おしゃれな作り方でもいいですし、室外機の上のスペースに棚を作ったりしてもいいですね。
手作りした室外機カバーの魅力
DIYすることで費用は安くできますし、目的に合ったぴったりサイズのものを作ることができます。なにより自作したという愛着がDIYの魅力ではないでしょうか?屋根をつけるだけでも立派なDIYです。
エアコンの性能は上がらない
基本的に室外機カバーでエアコンの性能が上がることはありません、エアコンの働きを補助するぐらいに考えておきましょう。逆に空気がこもるような作りだとエアコンの働きを妨げ、性能が落ちてしまいます。しっかり理解して設計してくださいね。
室外機カバーDIYに準備するもの
準備する材料
木材
基本的には木材で自作する方が多いと思います。木材は手に入りはすく加工も簡単なのでDIYにおすすめですが、屋外で使う場合には劣化を防ぐために塗装する必要があります。逆に金属は耐久性は木材よりも高く丈夫ですが、加工しにくく道具もたくさん必要なので初心者向きではありません。
ビス、金具
木材を組み立てるのに必要です、ビスで直接固定したり金具を使って固定できます。金具はホームセンターへ行けばいろいろな種類が売っていて、2x4材用の金具も売っているのでいろいろな形が作れますよ。
便利な金具ですが使いすぎると費用が高くなるので、設計のアイデアが重要になってきます。屋外で使うので錆びにくいステンレス製がおすすめです。
塗料
木材には必ず塗装は必要ですし、定期的に塗り直してメンテナンスも長持ちさせるためには重要です。DIYでは塗装も自分でしないといけません。木材は雨風で必ず劣化してきますが塗装をすれば絶対腐らないというわけではありません。塗装することで劣化のスピードを抑えることができ、定期的に塗装することで効果を持続させることができます。
土台
木材を地面に直接設置すると、塗装してあっても断面からはやく腐ってきます。これは水に触れる時間が長くなってしまうためですが、土台の上におくことで水はけがよくなり腐りにくくできますよ。また土台に固定すれば風で飛んでしまう心配もありません。コンクリートブロックやレンガなど簡単なものでもいいので土台は作りましょう。
準備する道具
のこぎり、さしがね、やすり、メジャーと言った一般的な道具は必ず必要ですね。ビスを打つのにインパクトドライバーがあればかなり楽です、ホームセンターでレンタルもしていますよ。
塗装するのに小さいバケツをハケを用意しておきましょう、バケツは安いもので十分です。ハケは油性用と水性用を間違えるとつかいものにならないので、気を付けましょう。
最初から全部揃えない
道具がなくてDIYができないという方もいるでしょう。もちろん道具がないとDIYできませんが、最初から全部揃えるのは無理ですし費用も掛かりますね。そこでホームセンターのカットサービスやレンタルをうまく使ってDIYを進めましょう。DIYの道具は徐々に揃えていけばいいですよ。
一番大事な図面
準備しておくもののなかで一番大事なのが図面(設計図)です。事前に図面を書くことで設計に問題がないか、材料がどれぐらいいるかわかります。
なるべく図面は正確に細かく書いた方がいいですが、慣れないうちは簡単にわかりやすく書いてもいいです。自作するときは思わぬトラブルがつきものです、図面でチェックしてなるべくスムーズに進めましょう。
室外機カバーの手作りDIYの作り方①
まずは図面を書く
何よりも大事な図面ですがどうやって書いたらいいのでしょうか?今まで図面を書いたこともない人がいきなり図面を書けるでしょうか?心配しなくても大丈夫です、図面を書くことは簡単です。
頭のなかにあるこうしたい!というイメージを図面に書き起こせばいいんです。図面に書き起こすことでいろいろわかることがありますね。手書きでいいのでとにかく書いてみましょう!
図面の書き方
図面を書く前にとにかく採寸してみましょう、最低限室外機のサイズはいります。室外機の大きさがわかったらそれに合わせた大きさの室外機カバーにします。
おしゃれなデザインや便利なアイデアが先行しそうですが、骨組みから考えるとうまくいきますよ。木材は売っているサイズが決まっているのでなるべく端材が出ないように図面がかければ材料費が節約できます。
室外機カバーの手作りDIYの作り方②
材料調達する
自作する場合もちろん材料調達も自分でしないといけません。大きいホームセンターにいけば材料は揃えることができるでしょう。設計図面を見ながら必要な分の材料を揃えます。
ネットか?ホームセンターか?
ネットだと買いにいかなくても自宅まで届けてくれるのでとても便利ですね。ホームセンターだと目当ての商品をさがすのに手間取ってしまうこともあります。ですがホームセンターでは自分がしらない部品や道具を見ることができて参考になるので、僕はホームセンター派です。店員さんがいろいろ教えてくれることもありますよ。
木材をカットする
買ってきた木材をカットしましょう。電動の丸ノコがあれば楽に綺麗にカットできます、なければのこぎりでがんばりましょう。ホームセンターで買う場合は有料ですがカットのサービスがあります、寸法を伝えればきれいにカットしてくれますよ。カットした木材はやすりをかけておくと塗料ののりがよくなります。
塗装する
さて木材の部品ができたら組み立てたくなるところですが、先に塗装しておきましょう。入り組んだところへ塗るのはやりにくいですし、塗り残しがないように先に塗装しておきます。
塗料はキシラデコールがおすすめですね、公共物にもよく使われていてどこでも売っています。簡単に塗装の仕方は同じ面で角材を並べて、ぐるぐる回しながら6面塗る方法です、切り口も忘れずに塗りましょう。
室外機カバーの手作りDIYの作り方③
組み立て
いよいよ組み立てです、1番楽しい工程ではないでしょうか?図面通りになるように組み立てていきましょう。ここでインパクトドライバーが大活躍しますが、インパクトドライバーはパワーのある工具です取扱には十分注意して下さいね。
下穴は開ける?
ビスを打つ前に下穴を空けるかどうか初心者だと迷ってしまうかもしれません。下穴を空ける目的はビスを打っても木材が割れないようにするためです。ビスの大きさに合わせて下穴を空けておけば木材が割れる心配はまずありません。ビスの位置が木材の端に近いほど割れやすいので、念のため下穴をあけておくことをおすすめします。
設置
組み立てができたら室外機カバーの形は出来上がっているでしょう、いよいよ設置します。レンガを土台にしてその上に室外機カバーを乗せて完成です!エアコンの効きが悪くないか試運転しましょう。木材は加工が簡単なのでカバーの上に棚が欲しくなったら足せますし、屋根を取り付けることもできますよ。
キットを使った室外機カバーの作り方
山善(YAMAZEN) ガーデンマスター エアコン室外機カバー ライトブラウン
山善(YAMAZEN)FLAC-9080SAR
室外機カバーキットを買えば材料の調達と木材のカット・塗装の工程を省くことができます。このキットはドライバー1本で組み立てることができるので、DIYをしたことない方でも簡単に作ることができます。(インパクトドライバーがあればもっと楽ですね)
作り方は基本的に説明書通りにお願いします、事前の採寸は正確にしてサイズが合わないものを買わないように注意してくださいね。
ガルバ逆ルーバー室外機カバー
ガルバ逆ルーバー室外機カバー
キットを使えば加工が難しい金属製のカバーをDIYすることができます。金属の場合は腐りませんが、その分サビに注意して定期的にメンテナンスしましょう。
ちなみに逆ルーバーとは正面の板の取り付け方のことで、一般的なルーバーは室外機の風が下向きに流れるように取り付けられていますが、逆ルーバーは角度を逆につけて熱い風が上向きに流れるようになっています。これにより近くに置いてある鉢植えなどに熱風が当たらず枯れにくくなっています。
室外機カバーDIYの注意点
近隣の迷惑にならないように
例えば風の強い日にDIYした室外機カバーが飛んでしまい、隣の家の何かを壊してしまったとしても誰も責任をとってくれません、DIYは常に自己責任です。
またちょっとのことで壊れてしまうような棚や屋根を取り付けてもいけません、事故の元です。後々にトラブルが起きないようにしっかり検討した設計図面が必要ですし、きちんと形にする技術も必要ですね。しっかり準備してDIYに臨みましょう。
ケガに注意
DIYの場合は特にケガをしないように注意してください。特に電動工具はすごいパワーで指が飛んでしまうこともあり得ます。また小さいお子さんが家にいるときは近くにいないか注意して作業してください。
自作したものの棚の高さが悪く頭を打ちやすいなんてこともありますね、そうならないように設計は大事ですが、思い切って作りなおすのもいいですね。DIYなら簡単にできます。
室外機カバーのメンテナンスのやり方
定期的にチェック
自作してものは特に定期的にチェックすることが大事ですね、もちろんメンテナンスもDIYです。木材だとどうしても劣化してくるので危険になる前に対処していくべきです。
どれだけおしゃれな棚や屋根でも危険があってはいけません、定期的にチェックする習慣をつけて早めに対処しましょう。危険を見つけたらほおっておくのもいけません、すぐに対処しましょう。
全体がぐらついていないか?
軽くゆすってみてぐらついていたら危険のサインです。完成したときは良くても徐々にぐらついてきていたら、どこかネジが緩んでいる可能性があります、全体をよくチェックして危険個所を探しましょう。ネジが緩んでいるだけなら締め直してやれば直ります。
木材が腐ったりささくれ立っていないか?
何かがぶつかってささくれ立ったり、木材が腐ってきていたりしていませんか?よく見て確認しましょう。ささくれ立っていたらケガをする恐れがありますね、やすりでなめらかにしましょう。部分的に悪くなっていたら部品だけを交換すれば簡単です、全体が劣化してきていたら作り直さないといけませんね。
塗料の塗り直し
塗料は一度塗ったらそれで終わりではありません、定期的に塗り直さないと防腐効果が得られません。頻度は塗料によりますが1.2年に1回ぐらいですね。定期的に塗り直すと長持ちするだけでなく、色もリフレッシュされるので気分がいいですね。
室外機カバーの手作りアイデアをご紹介!
実際に室外機カバーをDIYされている方のアイデアをご紹介します。それぞれの作り方を解説しますが、僕が作るとしたらという視点で解説しますので、実際の作り方とは違うかもしれませんので注意して下さい。実際に参考にして自作される場合は、ご自身のアイデアや室外機の置かれている環境に合わせてDIYしてくださいね。
室外機カバーの手作りDIYアイデア例①
シンプルでしっかりした室外機カバー
横板に使っているのは1x4でしょうか?しっかりした頑丈そうな印象の室外機カバーですね、家の外壁の色とも合っていてすっきり収まっていますね。2台分並べていますが左右の高さがきっちり揃っていて綺麗です。
屋根の板も頑丈そうで棚としても使えますね。ワンポイントで付けてある標識風の飾りがおしゃれです、これはマネしたいポイントですね。
この室外機カバーの作り方
大きな枠を先に作ってしまうのが基本です。1番上と下の横板と縦の柱で枠を先に作ってしまいます、そのあとで他の横板と屋根の板を取り付けるとスムーズにできますよ。向かって右側の横板の間隔が揃っていてきれいですね、これは測って取り付けてもいいですが端材などでスペーサーを作っておいて挟みながら取り付けていくとうまくいきますよ。
室外機カバーの手作りDIYアイデア例②
ホワイトのおしゃれな室外機カバー
ホワイトの塗装が目を引くおしゃれな室外機カバーですね、全体がホワイトではなく棚板をナチュラルな色に代えてあるのがさらにおしゃれです。棚が2段になっているので大きい方は植木鉢を小さい方には置物をおいたりできますね。
右側にフックが取り付けてあるのが便利です、木材のDIYはこういったフックなどが簡単に取り付けられ、完成したあとでも簡単に増やすことができますよ。
この室外機カバーの作り方
きれいに作ってあるので見えませんが、縦板の後ろに横板の枠があるはずです。まず四角い枠を作って四隅の立板を取り付ければ室外機カバーが立ち上がります。そこへ他の立板と天板を取り付ければ完成ですね。
見えなくなってしまいますが、裏の枠と立板の後ろ側も塗装しておくと長持ちしますよ。エアコンの配管をうまく避けて設置すれば完成です。
室外機カバーの手作りDIYアイデア例③
グリーンのナチュラルな室外機カバー
全体的にグリーンの色が目を引く室外機カバーですね、芝生の色とあっていますし棚板がナチュラルな色合いでまとまりがいいですね。ことろどころにある白いペイントがおしゃれです。
2段になっている棚が使いやすそうで、小さい屋根がかわいいですね。屋根と棚の板の長さが揃いきっていないのがポイントで、これでナチュラルな印象になりますね。
この室外機カバーの作り方
やはり枠から作りましょう、前後の枠を作って横板で持たせるとうまく立ち上がります。左右の板は均等に取り付けてもいいですがすのこを流用してもいいですね。
屋根の板は直接ではなく板受けを作ってそこへ止めます。間隔をなるべく広くすればエアコンの動きを妨げませんね。小物は100均でも売っているので、お気に入りのものを探しましょう。
室外機カバーの手作りDIYアイデア例④
シンプルな室外機カバー
シンプルな室外機カバーでもあるとガラッと印象が変わります。見えにくいですが後ろのサッシと色を合わせてありますね。色を合わせることで全体を統一感のある印象にできます。
屋根があるので日光が直接当たらず、横板の間隔は広いのでエアコンの性能は落ちません。屋根をちょっとした物置にも使えて、シンプルながらよく考えられた室外機カバーですね。
この室外機カバーの作り方
シンプルなので作り方もシンプルです。一番上の横板を一段分全部止めてカバーを立ち上げたら、等間隔で横板を止めていきます。横板どうしと板の中でビスを打つ位置をそろえるときれいに仕上がります。そのために事前にスペーサーと治具を用意しておくといいですね。スペーサーは2個作っておいて左右に挟むとうまくいきますよ。
室外機カバーの手作りDIYアイデア例⑤
多肉植物も道具も置ける大型の室外機カバー
室外機と窓枠の位置を考えて2つの高さを変えてありますね、これで左側は植木鉢や寄せ植えを置いて、右側は道具類を置けるように性格の違った2台を作ってありますね。
右側は棚を足したり道具をかけられて収納力だけでなく使い勝手もいいでしょう。ビスの位置を見ると木材をついで組み立ててあるようです、DIY初心者には難しいので、簡単なビス止めでも作れますよ。
この室外機カバーの作り方
大きいですが構造はシンプルです、四隅の角柱を横板で固定して立ち上げます。屋根に勾配を持たせるために手前を短くしておき、角度をつけてカットします。屋根の枠は四角く作ればぴったり合うはずです、あとは屋根の板材を乗せてビス止めします。
まとめ
室外機カバーの作り方と実際にDIYしている方のアイデアをご紹介しました。真似したくなるアイデアはあったでしょうか?室外機カバーは自作するには難しくないので簡単に作ることができますよ。自分だけの便利な室外機カバーを自作してみましょう!
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