YBK工業 自然土防草材 ガンコマサ
水で固まる土ジオミックス
グリーンプラン 土壌改良材
はじめに
DIYの出来栄えは「砂」で決まる!
DIYで自宅の庭先やアプローチを改良しようと考えたときにまず手に取るべきアイテムが「土・砂」です。コンクリートなどよりもずっと手間をかけずに簡単に施工でき、さらに庭の雑草駆除までしてくれる「真砂土」は、今や庭のDIY・施工で人気のアイテムとなっています。
園芸でも人気の「真砂土」について
ホームセンターから通販まで安い価格で手に入るこのアイテムはDIYだけでなく園芸でも人気の商品です。今回は、この「真砂土」について、概要から特徴、そしてその使い方まで徹底解説していきます。今後のDIY・施工や園芸にどうぞお役立てください!
庭のDIY・施工で人気な「真砂土」とは?
そもそも「真砂土」って何なの?
「真砂土」は「マサド」と一般的に呼称されますが「マサゴ」、あるいは「サバド」などと地方によって呼び名が変わります。どれも同一のもので、花崗岩と呼ばれる岩石が温度変化などの影響から風化し、砂や土の形態に変化したものを指します。
花崗岩は建材などによく使われる石です。海外産も多く販売されていますが、日本国内産も豊富に出回っており、主に西日本で産出・加工されています。
「真砂土」の成分
花崗岩由来の素材ですので、成分も元となる花崗岩と同じです。長石や石英、雲母といった成分から構成されていますが、温度変化によって長石の成分がカオリン石に変質することで風化が進み、天然の「真砂土」が生み出されます。
「真砂土」の種類
一般的に砂や土は、例えば砂質土であれば種類にそこまでの差異はありませんが、「真砂土」の場合には元になる花崗岩の種類に応じてさまざまな性質のものが誕生します。
粒子の細かなサラサラとしたもの、粒子の大きなゴツゴツとしたもの、粘土質で密度の高いものなど種類はさまざまです。そのため、DIYで庭の敷材に使うのか、あるいは園芸で用土として使うのかで選ぶべき「真砂土」の種類は違ってきます。
天然そのままの「真砂土」
花崗岩は西日本で多く産出される石材で、業者によっては天然そのままの「真砂土」をトラック単位で安く販売しているところもあるほどです。
天然のものは大きさにバラつきがありますが、一般に販売させているものは、大きさごとに種類分けがされて10キロから20キロの大袋で販売されています。
カチカチに固まる「真砂土」
YBK工業 自然土防草材 ガンコマサ
特に駐車場を自身でDIY施工しようと考えている方におすすめなのが、セメントをブレンドしてある「固まる真砂土」です。価格は少しだけ高くなりますが、雑草駆除効果も通常のものより高い上に施工も「コンクリート」や「モルタル」を使うよりずっと簡単にできます。
カラーバリエーションも豊富な「真砂土」
さらに性質による種類の区別に加え、審美的な面でもたくさんの種類が販売されています。庭の敷材として人気の理由として「真砂土」のカラーバリエーションの豊富さも挙げられるのです。皆さんの自宅にはどんな色の「真砂土」が最適でしょうか?
「真砂土」が雑草駆除に効果的である理由とは?
「真砂土」は天然由来の素材ですので、庭の敷材として使っても時間が経てば雑草がまた生えてくるようなイメージがありますよね。「真砂土」は花崗岩が風化して生まれる素材なので、土としての栄養がほとんどないのです。そのため、施工すれば雑草が生えにくい環境を庭に実現できます。
庭のDIY・施工で人気な「真砂土」の特徴
さまざまな場面で活躍する「真砂土」
「真砂土」は種類が豊富ですが細かな粒子のものは主に学校の校庭に敷かれるなどの使い方で利用されています。また、粘土質でないものは水はけがよく、それでいて保水力も高いので園芸でも人気の土となっています。
コストの安さも「真砂土」の特徴
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そんな「真砂土」の特徴として、まずご紹介したいのが「コストの安さ」です。もちろん、品質によって差がありますが、10キロから20キロほど詰められた大袋で約1000~2000円程度、最大でも5000円の価格で購入できます。
花崗岩は比較的よく産出される石材ですので、それを元にした「真砂土」も大変コストパフォーマンスに優れた素材となっているのです。
「真砂土」の特徴はコストが安いだけなの?
さらに、コストだけでなく「真砂土」には優れた特徴があるのです。皆さんが雑草の生い茂る庭にDIYで敷材を施工しようと考えた場合に、思いつく選択肢としては「コンクリート」や「砕石」が挙げられることでしょう。
確かに、この2つは雑草除去という観点で見れば「真砂土」よりも優れた効果を期待できます。
施工の簡単さ
ただ、「コンクリート」も「砕石」も、初心者の方がDIYで利用するにはなかなか難易度の高い素材です。庭の規模が大きければ大きいほど、用意する素材の量も多くなり重くなります。
「コンクリート」などは、さらに練る作業も加わりますよね。その点、「真砂土」であれば持ち運びしやすく施工もただ敷くだけなので簡単です。
施工後の見栄えのよさ
さらに施工後の見栄えのよさも、「コンクリート」や「砕石」に決して負けていません。前述した色付きの「真砂土」を皆さんのセンスを発揮して自宅の庭に敷けば、無機質な「コンクリート」や「砕石」にはない暖かでナチュラルな雰囲気を演出できるでしょう。
年配の方や小さなお子様がいる家庭ならば
他にも「真砂土」にしかない特徴として転倒時の危険性の低さが挙げられます。「コンクリート」や「砕石」の場合には、庭で転倒した際に硬度や角がある床で怪我を負う危険性がありますが、天然由来の「真砂土」であれば衝撃を受け止めて転倒した際の怪我の程度を緩和できます。
庭のDIY・施工で人気な「真砂土」の使い方
「真砂土」の成分は庭の雑草を除去する
栄養をほとんど含まない「真砂土」は、雑草が繁殖できる環境ではないので庭に敷けば雑草除去効果が期待できます。ただ、やはり永久的な効果というわけではなく、風などによって飛来してきた外部からの砂や土が混ざることで年を重ねるごとに少しずつ雑草が繁殖できる環境に変貌していきます。
「真砂土」の使い方はシンプル
「真砂土」の使い方はいたってシンプルです。スコップやシャベル、二輪車などでひたすら庭に「真砂土」を敷き詰め、平坦にならしていきます。
この素材は時間が経つと自然と引き締まり固まっていきますが、そのままにしておくと凸凹のある見栄えの悪い状態になるので、転圧作業を行い綺麗な平面にならしていきましょう。
転圧作業って?
強い力で圧をかけて地面を締め固めるのが転圧作業です。重機のロードローラーなどがイメージしやすいのではないでしょうか。市販のハンドダンパーや小型のロードローラーを用意して行っていきましょう。
ガソリン動力の転圧機があれば、広範囲の庭であっても簡単に施工できます。
ただ、機材は高価なので、もしも広範囲の庭を施工したい場合にはホームセンターなどのレンタルを利用するのがおすすめです。1日2000円程度で専用の機材をレンタルできます。
雑草を徹底駆除したいなら「固まる真砂土」を使おう
水で固まる土ジオミックス
通常の「真砂土」では、雑草駆除の目的で庭に敷く場合に最低でも5センチ以上の厚みをもたせる必要があります。もしも、徹底した雑草駆除をしたいのであれば、セメント配合の「固まる真砂土」を使うのをおすすめします。
施工方法は「真砂土」を敷いた上から軽くジョウロなどで水をかけ、24時間程度放置するだけなのでとても簡単です。
園芸で使用するなら「腐葉土」とブレンドしよう
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「真砂土」は園芸でも芋などを栽培する際に効果的な用土として知られています。もしも、この素材を園芸で使いたいときには「腐葉土」や「堆肥」とブレンドして使用しましょう。前述したように、「真砂土」は土としての栄養がほとんどない素材です。
「腐葉土」などを混ぜずにそのまま使用しても満足に作物は成長しません。「腐葉土」などの他にも、作物の種類によって「赤玉土」などを上手に混ぜて、土作りをしてください。
まとめ
「真砂土」の特徴を理解して上手に活用しよう!
コストをおさえて庭に敷材を施工したいときに「真砂土」はベストな選択肢の一つです。素材の特徴や性質を正しく理解して、上手にDIY・施工を楽しみましょう!
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