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ガジュマルの育て方は?葉が落ちる原因や室内での冬越しまで徹底解説!

ガジュマルの育て方をご存知でしょうか?ガジュマルはとても可愛い根っこを持っている、観葉植物にぴったりの植物ですが、育て方を間違えると葉が落ちてしまうこともあります。今回はそんなガジュマルの育て方、葉が落ちる原因や冬越しの方法まで解説します!
更新: 2021年12月13日
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ガジュマルとは?

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ガジュマルとは、沖縄では「キジムナー」とも呼ばれている、火の精霊が宿るとされている観葉植物です。正式な学名は「フィカスミクロカルパ」。この名前は、「絡まる」という言葉が訛ってついたという説や、「風を守る」という言葉が訛ってついたという説もありますね。今回はそんなガジュマルの育て方を紹介していきます。

ガジュマルの特徴

気根で他の植物にからみつけて支える

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ガジュマルの木の大きな特徴が「気根」です。幹からヒモのような根が生えてきて、成長してくると地面にまで届き、太く育っていきます。この気根は切ってしまっても問題無いのですが、気根こそガジュマルらしさですので、好きな方はそのままにしておきましょう。気根があまり好きではない場合は根本から切ってしまって大丈夫です。

ガジュマルの大きさ

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ガジュマルは鉢植えで室内で育てた場合であれば2m程度まで成長させることが出来ます。ですが、あまり大きくない鉢植えで、そこまで大きくしようとしなければ丁度良いサイズでとどめておくことも可能です。

元々のガジュマルは巨木で、なんと高さ20mにも達します。とはいえ、そこまで成長させるには、それなりの環境と年月がかかりますのでご安心ください。

樹齢100年を超えるガジュマルがある

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ガジュマルと言えば沖縄のイメージがあるかと思いますが、実は日本一のものは鹿児島にあります。鹿児島県の沖永良部島にある国頭小学校の校庭に、なんと樹齢100年以上のガジュマルがあるのです。それが上記の画像なのですが、とんでもない大きさですよね。ガジュマルの木は神聖なものとして扱われていますので、今も大切に育てられています。

ガジュマルの分布

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ガジュマルの木は日本の木というイメージがあるかもしれませんが、実は海外にも分布しており、台湾やオーストラリア北部、アジア圏やマレーシアなどにも存在。イメージではありますが、そういった海外のジャングル的な場所に行くと、上記画像のような光景が見られる可能性があります。木根が垂れている幻想的な雰囲気が魅力的ですね。

ガジュマルの成長速度

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他の観葉植物と比べると成長が少し早い植物かもしれません。早いものでは一年で1m以上になるものもあります。ですが、成長速度は育て方にもよりますので、多くの場合は5年くらいで1mくらいになるイメージですね。一気に大きくなってしまうと植え替えも、また室内での置き場所も大変ですので、ゆっくり成長させていきましょう!

ガジュマルの花の咲かせ方

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イメージ出来る方は少ないかもしれませんが、実は花をちゃんと咲かせています。しかし、この花は花嚢と呼ばれるもので、実の中に花が咲いているのです。ですので、普通にしていると花を見ることは出来ないんですね。この実を鳥が食べて、遠くのどこかで糞をし、またそこでガジュマルは繫殖していきます。

ガジュマルの品種

パンダ ガジュマル 10号

出典:楽天
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon

品種で代表的なのは「フィカスミクロカルパ」ですが、他にも「シダレフイリガジュマル」や、「センカクガジュマル」、「パンダガジュマル」もよく知られていますね。上記ショップで販売されているのはパンダガジュマルです。

こちらは葉が丸いのが特徴となっています。大きく育ったものは高値で販売されておりますが、上記のものは小さめなので手頃なお値段です。

ガジュマルは風水でも愛されている

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ただのインテリアではなく、風水にも使えることで愛されています。そもそも神聖な木として扱われてきたので、大変縁起の良いものなのですね。風水では金運が上がるとされており、また勝利のエネルギーがあるとされています。風水では西と東北東、北に置くと良いとされていますので、飾る際は参考にして置いてみましょう!

ガジュマルの育て方①環境

日当たりの良い環境で育てる

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ガジュマルの木は基本的に日光が好きですので、日当たりの良い場所に置きましょう。ただし、直射日光をずっと当て続けてしまうと葉焼けを起こしてしまうことがありますので、一日の中で日陰になる時間帯もある場所がおすすめ。室内に置く場合はレースカーテンを隔てた光を当てるのが良いですね。耐陰性もありますので、多少日当たりが無くても育ちます。

斑入りの品種に注意

注意して頂きたいのが、斑入りの品種です。斑入りの品種は強い日光に弱い特徴がありますので、直射日光を長く浴びると、通常の品種よりもダメージを負ってしまいます。

ですので、少し明るめの日陰に置いてあげましょう。斑入りのガジュマルはそこまで沢山出回ってはいませんが、たまに見かけますので、育てる際はご注意下さい。


ガジュマルの育て方②夏越し・冬越し

夏は遮光が必要

夏越しをさせる時は根腐れに注意しましょう。夏は暑い季節ですので、暑い時間帯に水やりをすると、水の温度が上がってしまい根を悪くしてしまいます。夏の水やりは朝か夕方に行いましょう。

また、夏の直射日光は強いので、長く日に当たるようであれば遮光が必要です。遮光の為のグッズはホームセンターなどで販売されていますのでチェックしてみましょう!

ガジュマルの冬越し

暖かい地域の植物ですので、寒さには弱い傾向があります。5度以下になってしまうと枯れる危険性がありますので注意して下さい。外の気温が寒くなってきたころに室内に入れてあげれば問題ありません。

また、室内も少し寒ければ暖房をつけてあげましょう。エアコンやヒーターの風が直接あたらないよう、少し避けた場所に置くのがベストです。

ガジュマルの育て方③用土

水はけの良い土で育てる

高温多湿が好きな植物ではありますが、水はけが悪いと根腐れの原因となってしまいますので、水はけの良い土を用意してあげましょう。ブレンドする割合は「市販の培養土を半分、あとの半分を赤玉土と鹿沼土」で混ぜて使います。

他にも、腐葉土やピートモス・バーミキュライトを混ぜても構いません。水はけの良い状態を作りましょう。

コバエ発生対策に無機質の用土を使う

高温多湿を好みますので、土の表面にコバエがたかってしまうこともあります。その対策として、土の表面には鹿沼土や赤玉土といった無機質の土を覆ってあげましょう。

無機質の土で覆うと、画像のような素敵な見た目にもなりますので、インテリア的にもおすすめです。これでコバエも寄ってきにくくなりますので、是非やってみて下さい。

ガジュマルの育て方④植え付け

ガジュマルの選び方

実生で育てることも出来ますが、基本的には最初は苗、または鉢から育てることになります。ホームセンターやネットショップなどで購入出来ますし、最近では100円均一でも小さなものを見かけます。購入する際は、葉と木に艶があるもので、形の良いものを選びましょう。また、害虫がついていないかも大事なチェックポイントです。

ガジュマルの植え付け

植え付け時期は5~7月の暖かくなってきた時期に行いましょう。植え付け方法は特に注意点がありませんので、苗をポット、または鉢から出し、用意した用土に穴を開けて植え、土をかぶせて水やりをしましょう。

植え替えてしばらくは弱っていますので、直射日光を避けて、水が切れないように管理しましょう。一週間ほどで落ち着いてきます。

ガジュマルの実生

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もし実生で育てたい場合は、種まき用の土を購入して種まきをしましょう。時期は4~6月がおすすめです。ただし、実生で育てるのはちょっと上級者向けです。増やし方としては実生よりも挿し木の方がおすすめですね。ただし、挿し木では根の膨らみが出来ませんので、どうしても根の部分の膨らみが欲しい方は実生にもチャレンジしてみましょう!

ガジュマルの育て方⑤水やり

ガジュマルの春から秋にかけての水やり

様々な観葉植物と同様に、土の表面が乾いてからしっかりと水やりをしてあげます。春秋はそれだけで問題無いのですが、先述したように、夏の暑い時に水やりをすると根を傷めてしまうかもしれません。

ですので、夏場は朝か夕方に水やりをしてあげて下さい。また、春と秋でも暑いがありますので、そういう日は涼しい時間帯に水をあげます。

ガジュマルの冬の水やり

特に気をつけて頂きたいのが冬越しの際の水やりです。冬越し中はあまり成長しませんので、水やりをしすぎると土に水が溜まってしまいます。

土の表面が乾いていてもすぐには水やりをせず、3日ほど待ってから水をあげましょう。もし水やりを減らしたことで様子がおかしくなってきたら、少し頻度を多くして調整することが必要です。

ガジュマルの育て方⑥肥料

肥料を与えると成長が早くなるガジュマル

基本的に肥料をあまり必要としない植物ではありますが、与えればやはりよく育つようになります。早く育てたい、または大きく育てたい場合に肥料をあげましょう。

ただし、肥料をあげすぎると水やり同様根腐れの原因となってしまいますので注意が必要です。月に三回程度液体肥料を与えるか、緩効性の肥料をあげます。少し少なめを意識しましょう。

冬は肥料を与えない

冬越しの際は肥料も注意が必要です。先述したように、冬越し時はあまり成長しませんので、肥料も必要としません。元々肥料が無くても育つ植物ですので、冬越しの際は思い切って肥料をあげないでおきましょう。肥料っ気が多すぎると肥料焼けを起こしてしまいますので、枯らすくらいであれば、あげない方が確実に冬越しが出来ます。


ガジュマルの育て方⑦植え替え方法

ガジュマルは1~2年に一度植え替えをする

ガジュマルの木はよく根を伸ばしますので、1~2年もすれば鉢の中が根でいっぱいになります。その様子を確認して、植え替えをしてあげましょう。時期としては5月~6月が適しています。

特に気をつけるべきこともありませんので、用土を用意し、一回り大きな鉢に植え替えをしてあげましょう。植え替え直後は一週間ほど日陰で管理して慣れさせます。

ハイドロカルチャーへの植え替え

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植え替えついでにハイドロカルチャーにするのも良いですね。ハイドロカルチャーに植え替える場合は、根についた土を全て水で洗い流し、容器の中に根腐れ防止剤を入れ、ハイドロボ―ルを入れ、半分くらいまで一旦埋めます。

容器の真ん中にガジュマルの木を入れて、ボールを更に入れて安定させましょう。あとは月に二回、液体肥料を与えながら育てていくだけです。水耕栽培なんておしゃれですよね。

ガジュマルの育て方⑧増やし方は挿し木

増やし方は挿し木がおすすめ

ガジュマルの木は挿し木で増やしていけるので簡単です。元気そうな枝を3節くらいで切り、上の葉を3枚残して、下の葉を切ってしまいましょう。市販されている観葉植物の土に枝の半分くらいを挿し、2週間ほど半日陰で管理しながら水が切れないようにしてあげれば根が出てきます。

枝を切った際に白い樹液が出ますので、目などに入らないよう気をつけて下さい。

実生や接ぎ木は上級者向け

挿し木の増やし方ですと根が膨らみません。ですので、ガジュマルの木らしいものを増やしたい場合は、実生か接ぎ木をすることになります。ただし、実生も接ぎ木もそれなりに経験を要するので初心者にはおすすめではありません。

接ぎ木をする際は切れ込みを入れた台木の用意が必要であり、実生は芽が出てくるまでしっかりと管理する必要があります。

ガジュマルの育て方⑨剪定時期と方法

ガジュマルの剪定時期

放っておいても問題無い場合が多いガジュマルの木ですが、もし葉が込み合っていたり、上手く育っていない様子であれば剪定をしてあげましょう。剪定時期は元気な5月~7月がおすすめです。少し早めの4月頃でも大丈夫ですが、暖かい日を選びましょう。

ガジュマルの剪定方法

剪定をする際は、樹液が出ますので手袋をし、剪定バサミと癒合剤を使います。普通に綺麗な形に切っていくだけで大丈夫ですが、切ったあとは切り口から雑菌が入ってしまいますので、切り口に癒合剤を塗ってあげましょう。

癒合剤を購入したことが無い方も多いかもしれませんが、お店やネットショップで普通に販売されています。

細く育ってしまったら丸坊主に!

あまり良い環境で育てられなかった場合、枝が弱々しく細くなってしまうことがあります。こうなってしまうとあまり美しい姿とは言えませんので、一度元に戻してあげましょう。その姿を「丸坊主」と言います。

単純に枝を全て切り落とし、膨らんだ幹にするだけでOK。日当たりの良い場所に置いて管理をしていれば、しばらくしてまた芽が出てきます。

ガジュマルの葉が落ちる原因①病気

葉が落ちる原因は病気の可能性があります。害虫の糞などからカビが生え、それが病気にも繋がりますので、しっかり害虫対策をすることが肝心です。

また、よくありがちなのが根腐れです。これは水やりのしすぎや肥料の与えすぎが原因で起きます。肥料はあまり与えすぎず、水やりは土の表面が乾いてから行うようにしましょう。

ガジュマルの葉が落ちる原因②害虫

ハダニとアブラムシ対策に葉水をする

ガジュマルの木にはよくハダニとアブラムシがつきます。この二つも葉が落ちる原因に繋がりますのでしっかり予防しましょう。

薬剤を使ってももちろん構いませんが、お手軽で有効な手段が「葉水」です。葉水は葉の表裏に霧吹きで水をかけるだけなのですが、これだけで予防することが出来ますので、一日一回行いましょう。

夜行性のナメクジは補殺する

ガジュマルの木にはナメクジがつくこともあります。ナメクジは葉を食害してきますので見つけ次第補殺して下さい。室内であれば被害に合うことは少ないのですが、外に出しているとよくナメクジが来てしまいます。

ナメクジは夜行性の性質を持っていますので、出来れば夜に見回り、ついているようであれば補殺をしましょう。

バッタは補殺し、防虫ネットで対策する

ナメクジ同様、室内なら問題ありませんが、外に出しているとバッタの被害を受けることがあります。特にイナゴは葉が固くても食べてきますので要注意です。

どんどん食べられてしまいますので、見つけ次第補殺するか、外に出しているのであれば室内に取り込んで守ってあげましょう。室内に入れられない場合は防虫ネットをするのも手です。


カイガラムシとダンゴムシは薬剤で対策

カイガラムシとダンゴムシにも要注意です。ダンゴムシは外に沢山いますので、どうしても被害を受けるようであれば、薬剤を使うか室内に入れてあげましょう。カイガラムシ用の薬が販売されていますので、それを使うのがおすすめです。薬は植物に沁み込みますのでしばらく効果が持続します。

ガジュマルの花言葉

花言葉は「健康」で、見た目ととてもマッチした花言葉になっています。これは生命力が強い特徴や風水的なことも関係してつけられた言葉とされていますね。生命力が強すぎてコンクリートやアスファルトを突き破ることも珍しくありません。どなたかに贈る際は、健康の意味も添えて贈ると喜ばれるかもしれませんね。

ガジュマルに関するTwitter

おすすめの増やし方は?

こちらは成長が芳しくなくなり、増やし方を模索する様子が書かれています。増やし方でおすすめなのはもちろん挿し木なのですが、太った幹を好むようであれば、初心者の方は新しく購入した方が良いかもしれません。実がつけば実生も挑戦してみましょう!

剪定後にすぐ芽が生えてくる

こちらでは丸坊主くらいまでしっかりと剪定をしたあとに、すぐに芽が生えてきた様子が書かれています。生命力が強いので、強く剪定したとしても全然問題ありません。ただし、水やりだけは通常通りに管理してあげましょう。

根腐れで葉が落ちる

葉が落ちるので植え替えをしようとしたら根腐れしていたことが書かれています。葉が落ちる原因は様々ありますが、多くの場合は根腐れが原因のようです。水やりにはくれぐれもご注意下さい。

実生の難しさ

こちらは実生での増やし方の様子が書かれています。双葉は出たのですが、その後育たない様子です。生えはするものの、その後の成長が悪いといったパターンはよくあります。また、逆に勝手に実生して増えていたということもあります。諦めてお庭に置いておくと増えることもあるかもしれませんね。

まとめ~ガジュマルの育て方~

今回の「ガジュマルの育て方は?葉が落ちる原因や室内での冬越しまで徹底解説!」はいかがでしたでしょうか?

ガジュマルの木の育て方から、増やし方や葉が落ちる時の原因と対策、剪定の方法などを解説させて頂きましたが、今すぐ育ててみたくなりますよね!育て方は難しくはありませんが、間違えると葉が落ちることもありますので、水やりと肥料には特に気をつけて下さい。また、冬越しの際も手をかけすぎると葉が落ちるので注意が必要です!

ガジュマルが気になる方はこちらもチェック!

今回はガジュマルの育て方について解説させて頂きましたが、他にも沢山のおすすめ記事があります。気になる方は是非見てみて下さい。