純白イベリスの栽培方法をマスター
イベリスは、短い茎を一つの苗から無数に立たせ、その穂先に可憐な純白の花を咲かせる見事な植物ですね。新緑のようなみずみずしい緑が、開花時期には見えなくなるほどに苗いっぱいに花がぎっしり詰まっています。そんなイベリスの花姿を見ていると、どこまでも出かけたくなってしまいませんか?今回は、そんなイベリスの育て方についてご紹介していきます。
イベリスの詳細情報
イベリスは、白い綿菓子のようなコロンとした花を株一面に覆うようにして咲かせます。そのため、満開の開花時期になると、イベリスの葉っぱが見えなくなるほどにこんもりとさせてくれますよ。まずは、そんなイベリスの基本的な詳細情報について見ていきたいと思います。
イベリスは、常緑の多年草で、品種によっては香りがほのかぬするものもあります。花は、一つ一つの小いさな花が集まり、花房になります。短いですが、咲き進むと花穂がすっと立つようになって全体的に盛り上がっるので、花壇のエッジによく使用されていますよ。イベリスには約300もの品種があって花の色や大きさ、香りや開花時期の異なる品種まで多岐にわたります。園芸品種としては約30種類ほどが流通しているので、ぜひお気に入りのイベリスを見つけてみれくださいね。
科名属名
イベリスの科名属名は、アブラナ科マガリバナ属で、イベリス属とも呼ばれています。
学名
イベリスの学名も、「lberis 」とされていますね。
和名別名
イベリスは、別名で「トキワナズナ」・「マガリバナ」・「トキワマガリバナ」・「キャンディタスト」とも呼ばれています。中国由来及び方と原産国のアフリカ電及び方などが由来になっています。
開花時期
イベシスの花が咲く開花時期は、4月から6月と長期間にわたります。長い間花を楽しむことができる貴重な春の草花ですね。花の色は、色が一般的ですがその他にも、赤やピンク・紫のイベリスも流通しています。草丈はおよそ10cmから60cmです。
原産国
イベリスの原産国は、南欧やアフリカ、西アジアなどに広く分布しています。日本の高温多湿にもよく成長する、育て方も比較的簡単な植物なんですね。
イベリス種・苗の種類
イベリスには、たくさんの品種があるとお伝えしました。そんなイベリスの花の品種についてここでご紹介しておきたいと思います。花の色合いも美しく、育て方も簡単なのでグラデーションのようにして栽培しても美しいと思いますよ。それではさっそくイベリスの種や苗の品種について、見ていきましょう。
種からの方なら、比較的安価で済みますし苗からの育て方では失敗の心配もなくて安心ですね。今お手持ち委のイベリスから種を採取した増やし方は、このまとめの後半
でお伝えしていきますね。
イベリス・アマラ
イベリス・アマラは、常緑のみずみずしい黄色のような葉っぱをした一年草のイベリスです。花の色は、白色をしていて草丈30cmの小型品種です種は流通しておらず、登録されている縁原点のみの販売になります。苗の状態も良く、開花時期には花穂が大きくなって背丈も伸びます。イベリスアマラに花には、タイムのような香りがありますよ。
オドラータ(ニオイナズナ)
イベリス・オドラータは、「ニオイナズナ」とも呼ばれているように、花に強い香りがあるのが特徴のイベリスです。イベリスの品種の中で、最も香りのする品種なのでお花の香りを楽しみたい方におすすめのイベリスです。花の色は白色をしていて、苗も小型の一年草扱いの品種です。
イベリス・ウンベラータ
イベリスの花の色をもっと楽しみたいという方は、ウンベラータがおすすめです。種でも流通していますし、花色は白や赤の他、ピンクやムラサキなどと幅広いカラーがあります。グラデーションにしたい人は、種から育てるよりも実際に苗を購入して並べてみるとよいと思いますよ。このイベリスの草丈は、60cmと大型です。そのため、夏場の蒸れには気を付けるようにしましょう。
センペルビレンス(トキワナズナ)
グランドカバーむきの常緑多年草のイベリスが、このセンペルビレンス(トキワナズナ)です。イベリスの特徴とっもいえる、透明感のある白花の品種で、マット状に広がります。常緑なので、グランドカバーにもピッタリですね。開花時期んはこんもりと花を咲かせ、美しい情景を醸し出してくれますよ。
イベリスの育て方①植え付け
イベリスは、栽培が比較的簡単で容易に行うことができる草花です。イベリスの植え付けから栽培方法までの気を付けておきたいポイントを、紹介していきますね。
植え付けの用土
イベリスを植え付ける場合の用土は、水はけがよく、保水性に優れたものを準備しましょう。班で売られている、草花用培養土でも問題なく植え付けることができます。また、庭の土を使う場合は、掘り上げた土を天地返ししておき、土に鹿沼土・赤玉土大粒をすきこんでおくようにします。また、イベリスのセンペルビレンス種は夏越しが難しいとされているので、山野草用培養土を使うのもよいと思います。
植え付け環境
イベリスが好む環境は、日向で湿気の少ない場所を好みます。夏は乾燥気味になる場所を選んで植え付けるとよいでしょう。日照時間が十分にあると毎年たくさんの花を咲かせることができますよ。品種によっても異なり、ウンベラータ種といった一年草のイベリスは、防寒対策をできる場所に植え付けます。センペルビレンス種といった多年草のイベリスは、夏場の高温多湿な環境を避けておけばよいと思います。ポット苗を購入した時期によって、根周りが違うため弱っている株は室内で栽培するのもよいかもしれません。
イベリスの育て方②水やり
南国生まれのイベリスですが、多湿状態で栽培するとすぐに根腐れを引き起こしてしまいます。そのため、夏場の水やりの仕方にもポイントがあります。さっそく水やりについてみていきましょう。
水やり方法
イベリスへの水やりは、苗を植え付けた後はたっぷりと行いましょう。根ずくまでの間は、一週間ほどは毎日水やりを行います。苗が根付いてきたら、春・秋に大きく成長する時期に、表土が乾いていたらそのつどたっぷりと水やりを行いましょう。
日本の高温多湿を嫌う植物です。そのため、梅雨の時期から夏にかけては、乾かし気味に水やりを行うようにするとよく育ちます。株が蒸れないよう、は全体に水を撒くのではなく根元に向かって水やりを行うようにしてくださいね。
イベリスの育て方③肥料
イベリスは、株いっぱいに花を咲かせる品種なので肥料を適時与えるようにしましょう。
イベリスの肥料
イベリスの肥料は、成長期に行うようにします。しかし夏場は肥料やけしてしまうので梅雨明けしてから秋の間の花のない季節は控えるようにしましょう。肥料の時期は、成長が活発になる春と秋です。特に、秋の肥料は冬の間に体力をつけて翌年の春に花を咲かせるための大事な肥料です。
イベリスの育て方④植え替え
鉢植えで栽培していたイベリスや、苗が大株になったイベリスは適時大きな鉢植えに植え替えを行いましょう。植え替えも丈夫なので根鉢が多少崩れてしまっても安心です。
イベリスも植え替えの必要があります。購入した苗がどんどん大きくなってくると、苗の根が蜂に周りいきってしまい成長が止まってしまいます。そのため、蜂の底から根が飛び出して来たら2周りほど大きな鉢植えに植え替えましょう。植え替えの時期は、春と秋で、夏場の株に通って無理な季節をさえるようにするとよいでしょう。
イベリスの増やし方
イベリスの増やし方は、比較的簡単で聖子王立の高いものが多いといわれています。お気に入りのイベリスがん見つかったら、いろんな増やし方でたくさん増やしていきたいですね。
イベリスの増やし方は、種まき・株分け・穂さしといった増やし方ができます。イベリスは一年草の品種は夏と冬場を乗り越えることができずに枯れこんでしまう場合もあります。そんなときのために、種を採取しておくと、簡単に自宅で増やすことができますね。また、多年草のイベリスといっても数年たてば漏水して弱ってきてしまいます。そんな時は、株の更新が必要になってくるでしょう。ここでも大株からいくつかの株に分けるなど、増やし方を覚えておくと便利になってきます。
イベリスの増やし方①種まき
それでは、イベリスの増やし方の種まきについて解説していきます。
アマラ種・ウンベラータ種のイベリスは開花した穂をそのままにしておき秋ごろに種を採取します。まだ根が細いときは移植を嫌う性質があるため、直まきでも増やすことはできます。他の品種のイベリスも同様に秋ごろに種を取っておきましょう。
種まきで準備するもの
種まきでの増やし方は簡単です。しかし根が細い状態での植え替えが難しい植物なので、そのまま土にかえる種まきポットが便利です。その中に、種まき選用土や赤玉を準備しましょう。種まきをして霧吹きなどで優しく水やりをして、鳥に食害されないように管理しておけば新しいイベリスが増やせますよ。
イベリスの増やし方②大苗の株分け
大株に育ったイベリスを、株分けすることにいよって増やすことができます。植え替えの時期に行うとよいかもしれませんね。
大株になったイベリスは、植え替えなどをしても株の中が蒸れてしまい枯れこんできてしまいます。そのため、株分けを行った増やし方や株の更新が必要になってきます。大きく育ったイベリスを数株に咲き、それぞれを植え替えします。時期に一つ一つのイベリスも大きく育ってくれますよ。また、きれてしまった穂先も、健康で若いものならさし芽をしておくとそこから発根します。夏場をさければいつでも行うことができます。
イベリスを栽培してみよう
イベリスの栽培方法・苗の種類や種まき方法などの育て方はいかがでしたか?イベリスは、真っ白な花のじゅうたんのような花で、常緑なのもうれしいですよね。洋風ガーデンの縁取りにしてもおしゃれですし、ドック欄にも人気のようです。増やし方も簡単なので、植え付けてからすぐにフラワーカーペットの実現も可能かもしれませんよ。しっかりと栽培して、綺麗な花毎年眺めてみたいですね。
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