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壁の下地探しはどうやる?壁の中の柱を探すセンサーの使い方や探し方を解説!

壁にカーテンレールや手すりなどを取り付ける時に必要となる下地探し。下地探しでは壁の裏にある柱を見つけられます。本記事では、お手頃な下地センサーを用いた下地探しのやり方をご紹介。こんなに簡単に壁の裏のものが見つかるの、と驚かれるかたもいるのでは?
更新: 2022年4月25日
haekon
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この記事で紹介しているアイテム

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下地探しとは

下地探しが必要な理由とは

棚やカーテンレールなど、壁や天井に何かを取り付けようとしたことがありませんか?その時、壁が薄そうで耐久性が心配になりませんでしたか?そういう時には下地探しです。

家の建築時には壁裏に間柱という支えを必ず取り付けます。この間柱の位置を下地チェッカーで探せれば、重い棚でも安定してねじ止めができますよ。

チェッカーで下地探しが可能な条件とは

下地探しのチェッカーには工具やセンサーがありますが、基本は石膏ボードやべニア板などの比較的柔らかい壁を対象としています。金属やコンクリートの壁などには対応していませんのでご注意を。写真のように商品の台紙裏などに説明がありますので確認してくださいね。

壁の中の柱を探すチェッカーの種類

電気を使わないチェッカー

シンワ測定 どこ太 Basic 35mm 79025

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電気を使わない下地チェッカーとしては下地探し専用工具が有名です。これは石膏ボードの壁に刺さる針の長さで間柱があるかないかをチェックする製品。壁厚により25mmや35mmのタイプがあります。

シンワ測定 どこ太Pro 25mm 78990

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また、握りやすいような形状のものもあります。これらは壁に当てて磁石が付いたところに、鉄の間柱があることが分かるので便利です。木の間柱でも釘が打たれているため、釘の位置を確認するのにも役立ちます。

電気を使うセンサー:下地探しセンサー

シンワ測定 下地センサー78575

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電気を使うセンサーとしては、シンワ測定株式会社の下地センサーなどが有名です。静電容量という電気的な特性から厚さをチェックする製品となります。言葉は難しそうですが、実際の操作は簡単ですので安心してください。

壁の中の柱を探すチェッカーの使い方や探し方①

石膏ボード裏の間柱を探す手順とは

ここでは、下地探し工具と下地センサーを併用した場合の、手順について説明しますね。まず測定誤差が数mm程度といわれている下地センサーを用いて、石膏ボード裏にあるだいたいの間柱の場所を特定。その後で、下地探し工具で正確な間柱の位置を割り出します。

石膏ボード裏の間柱を探す準備とは

下地センサーを使う場合は、石膏ボードが濡れていたり、壁にゴミなどがついていないことを確認してください。また、曲率のある壁やでこぼこのある壁には使えませんのでご注意を。そんな場合は下地探し専用工具を単独で用いて下地探しをしましょう。

壁の中の柱を探すチェッカーの使い方や探し方②

下地探し専用工具の使い方

先端を石膏ボードの壁に押し付けると、針がでてくる仕組みです。柔らかい壁は針が通り、硬い間柱があるとストップします。また、先端には目盛りがついていますので、突き刺さった厚さが壁の厚さと考えられるでしょう。

下地探し専用工具としてはシンワ測定の「下地探し どこ太」をベースに説明いたしますね。他製品とは若干仕様が異なりますので、詳細は製品ごとのカタログをご覧くださいね。

下地探し専用工具の使い方を練習してみよう

ケースから出すと図のようにLOCKのところに白矢印があります。ロックがかかって針が出ないようになっていますので、黒の部分を回してFREEにしてください。

いきなり壁に突き刺すのもなんなので、練習してみました。段ボール箱を突き刺してみたのが、下の写真になります。針は細く、鋭利なのでくれぐれも怪我に注意してくださいね。また、使用が終わったら必ずLOCKにしておいてください。

壁の中の柱を探すチェッカーの使い方や探し方③

下地探しセンサーの使い方

下地センサーは石膏ボードの壁に当てながら、ゆっくりとスキャンするとブザーと矢印の光で間柱の位置を示してくれます。簡単ですね。壁に当ててからスタートボタンを押すというのが注意点です。

スタート地点と測定点での電気の差を計っているので、スタート地点が間柱の上だった場合は、反応しません。今回はシンワ測定の下地センサーをベースに説明いたします。他製品の場合、LEDやブザーなどの特徴に違いがありますので、そちらの説明書にてご確認くださいね。

下地探しセンサーの使い方を練習してみよう

ケースから出すと、まるでパソコンのマウスのような機器がでてきます。手に持ちやすそうですね。スタートボタンをいきなり押してみたのですが、準備OKのLEDが光りません。電池が入っているのが透けて見えるので故障かなとも思いました。


製品の説明に付属の電池はモニター用と書いてあったので、電池交換が必要かなと思い、ふたを空けて確認。すると新品と思われる電池がパッケージされて入っていました。これではスイッチが入らないわけですね。

というわけで、電池を入れなおしてスイッチをおすと、きちんと準備OKボタンが緑に光りました。

壁の中の柱を探すチェッカーの使い方や探し方④

石膏ボードの裏の間柱の構造とは

石膏ボードの裏の間柱はこの写真のように縦横にはしっているのです。間柱の方向によって、センサーの使い方が違います。縦方向の場合はセンサーを横にスキャン。横方向の場合はセンサーを縦にスキャンします。

用途によって見つける方法が違います

用途が額縁のように一点の穴あけであれば、縦の間柱を探すのが良いでしょう。カーテンレールの金具や手すりの取り付けの場合は、横に並んだ穴が必要となりますよね。この場合、間柱が必要な間隔で打たれている可能性は低いので、横の間柱を探した方が良いですよ。

壁の中の柱を探すチェッカーの使い方や探し方⑤

下地探しセンサーであたりをつけよう

なるべく石膏ボードの壁に穴は空けたくありません。電気式の下地センサーを使って間柱の位置を把握しましょう。

下地探しセンサーで間柱を探してみよう

壁に下地センサーを水平になるように置き、スタートボタンを押すと写真のように準備OKが緑色に光ります。

そこから左側にスキャンしてみると、赤い矢印が光り、ブザーが鳴り始めました。ここが間柱の端面と思われます。

上の写真は端面に付箋紙を貼ったところです。このような作業を繰り返すだけで間柱の中心位置がわかりますよ。

壁の中の柱を探すチェッカーの使い方や探し方⑥

下地探しセンサーで石膏ボード裏の間柱の中心を割り当てよう

端面の一つが分かりましたね。次は、端面から数十センチ離れた左側に下地センサーを置き、今度は右へスキャンしてみます。

赤い矢印が光り、ブザーが鳴った部分に間柱の端面のマークを貼りました。下の写真のようになり、間に間柱があるように思えます。2点だけでは不安なので、少し上の方でも試してみます。

左から右へスキャンすると、下の写真のように、先ほどと同じ位置で反応が見られました。付箋をします。

下地探しセンサーで壁に間柱両端の印をつけよう

同様に左からもスキャンをして確認すると、写真のようなマークが完成。縦柱がイメージできますね。赤線を引いたあたりが間柱中心と予想しましょう。

横の間柱の見つけ方

本記事では縦柱を例にとりましたが、横の間柱の場合はセンサーの向きを変えてスキャンします。

先ずは、上図のようにセンサーの向きを横にして壁に密着させます。密着できたら、スタートボタンを押しましょう。

スキャンを上または下にして下さい。あとは縦の間柱と同じです。縦に比べて、上下運動となるのでスキャンを安定にするのが少し難しく感じました。これも慣れですね。


壁の中の柱を探すチェッカーの使い方や探し方⑦

下地探し専用工具で壁裏の柱を確認しよう

センサーでだいたいの柱の位置が分かりました。次は専用工具を用いて、詳細な位置を確認してみます。工具は下図のように壁に垂直に。斜めに入れると針が曲がったり、折れたりします。

下地探し専用工具で壁を垂直に押してみよう

そのまま押し込んでみると、間板がないところでは下図のように、針が完全に埋没してしまい、目盛りが見えなくなります。

また、下写真ではわかりにくいのですが、針先が白くなりました。これは石膏の削れた部分が付着したものです。壁の材質確認にもなりますよ。ちなみに石膏かどうかの確認は、コンセントのカバーを外すことでも確認可能です。外した後に壁を横から覗くと、ざらざらとした石膏がむき出しの状態であることが確認できますよ。

ちなみに壁に空いた穴は下写真の矢印下が一例です。遠目にみると全く分かりませんよ。どうしても気になる方は補修材などを利用するとよいです。

今度は柱の位置に工具を当てて、押し込んで下さい。固くても垂直に押し込むことを忘れずに。

先ほどのように、奥までは入り込まず、12mmくらいの目盛り位置で止まりました。既製品のボードには厚さ9.5mmや12.5mmなどがあるようです。家の壁は12.5mmだったということが分かりました。

正確な柱の位置を確かめるには、穴を細かい間隔で空けてみれば良いのです。精度については後の章で実験をしましたので参考にして下さいね。位置が厳密に特定できるのは、実際に穴をあける工具ですが、穴を空けなくても柱が分かるセンサーは優れものですね。

壁の中の柱を探すチェッカーの使い方や探し方⑧

ブザーが断続的に鳴ったら

先ほど紹介したように、センサーで大まかな柱位置が確認できることが分かりました。この章では、実際にやってみて難しかったところを述べます。最初に戸惑ったのは、準備OKボタンが正常に光っているにもかかわらず、警告音のようなブザーが断続的になったことです。

これは、測定エラーを知らせるブザーで、マニュアルなどを確認したところ、壁にぴったり当てられていないことや、センサーがぶれたり壁から離れたりしたことが原因だったようです。

壁に貼られたシートにでこぼこがあり、上記がきちんとできていなかったことが原因。少し気を付けてやったところエラーが減りました。でこぼこの場合、壁の上に厚紙などを当てるという対処策が推奨されていますので、注意しておこなってくださいね。

柱の上からのスタートはNG

家のある個所で、専用工具では反応するのに、センサーでは反応しない箇所を見つけました。写真のように窓と窓の間でここに柱があるようです。

マニュアルで確認すると柱の上をスタート地点にすると探知不能と書かれていました。スタート地点を誤るといつまでたっても柱が検出できません。スタート地点を変えて何度かやってみることがおすすめです。

下地探しセンサーの他の注意事項

センサーは各々検出深度が違います。壁厚を考えて選んでくださいね。再三になりますが、湿気があると動作が不安定になります。注意して下さいね。

壁の中の柱を探すチェッカーの使い方や探し方⑨

下地探しセンサーの性能確認

あまり部屋に穴は空けたくないので、机を使った性能確認をしました。使った机は厚さ15mm程度、縦方向に写真のような裏当てが付けられています。この裏当てを柱に見立てて実験を行いました。

上のように机表面に裏当て位置のポストイットを貼りました。

あとは使い方の基本通り、右からと左からで裏当て端面を見つけていき、見つかったらポストイットを貼りつけます。

下の写真で右側が正確な位置、左側がセンサーで測定された位置です。数cm程度の誤差がありますが、おおよその裏当て位置が検出できていることが分かります。

板が石膏とは異なるため、実験結果は参考程度ですが、このセンサーはなかなかやるなと感じました。ただし、測定時に誤報や測定エラーが何度か起きてしまったのです。使い方としては、何度かやってみて再現性がある箇所を柱と判定して、次のステップに行った方がよいと感じました。

壁の中の柱を探すチェッカーの使い方や探し方⑩

下地探しセンサーってどんな口コミがある?

いくつか口コミを紹介。これは今回説明や実験に使った、シンワ測定のセンサーについての口コミです。


下地の柱ぴったりではなく、少し手前で反応しているようです。少しずらして同じ方向にやるとエラーになったりと、いまいち信憑性に欠けることもあります。 結局、針で刺すタイプのものも買いました。 大体の位置をこのセンサーで掴んで、針で正確な柱の幅を確認するという使い方で落ち着きました。

やはり多少の誤差は考慮して扱うものなのですね。このセンサーのおかげで、穴は最低限だけ空ければ済むので助かりますよね。

マンションへの引っ越し時に購入。 家具転倒防止、ハンガー掛け設置などに役立っています。 使用法は簡単で確実に石膏ボード奥の柱を見つけてくれます。 とても優れもの。購入して本当に良かったです。 なお、他の方の評価を見ましたが、期待が大きすぎるのかもと感じました。確かに誤差は数mmありますが、何度か測定し中心部を狙えば外すことはないと思います。 針式のものも同時購入しましたが、こちらは柱ギリギリの位置でないことを確認するためには、最低3箇所穴あけをする必要があり、電子式にメリットありと考えます。

この方はセンサーだけで穴あけをやっているようですね。使い方に慣れる、というのが重要なのかもしれません。

壁の中の柱を探すチェッカーの使い方や探し方⑪

下地探し専用工具ってどんな口コミがある?

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次は専用工具の口コミをいくつか。既に紹介したシンワのどこ太のマグネット付(35mm)の口コミです。プロも使っているんですね。マグネットはねじ探しに有効ですが、いろんなものにくっついて離れないため、扱いが面倒な部分も。購入時には検討して好みのタイプを選ぶとよいですよ。

めっちゃ便利です。とりあえずこれを買っとけば問題なし。 マグネット付での特殊な使い方になりますが 1.マグネットを使って、クロス(壁紙)に隠れている壁を止めているビス探し。 2.腰袋やポケットに上向きで指して、マグネットにビスをくっ付け、簡易ビスホルダーに。 としても利用しています。 使用していて気になったのは 1.DIYなら問題ないが、職人の工具として考えると、壊れやすく耐久性がない。 2.先端のマグネットのせいで、腰袋から鉄製の足場などにくっ付いてしまい、家出しやすい。 3.鉄製の工具と一緒にした際に、本品だけ取ろうとしても、マグネットで鉄製工具も一緒にくっ付いてきてしまう。 4.内蔵できる替え芯が一本だけ。

下の口コミのように、マグネットをセンサーとして使えば、針はあまり刺さなくて済むので嬉しいですね。慣れてくると自分に向いた方法が見つかります。

針だけでなく、マグネットがついていて、とても便利です。まずは、石膏ボードを止めているねじをマグネットで探し、最後の確認用で、針を使います。やたらめったら、針は使いたくないので、マグネットのおかげで、針の使用を最小限に止められます。

壁の中の柱を探すチェッカーの使い方や探し方⑫

他にもある壁裏の柱を探すセンサー

他に便利な機能があるもの、精度がよいものなどいくつかリストアップしますね。

他の機能があるもの

最初から柱の中心を探してくれる製品があります。下のセンタービジョンという製品です。下地が木か金属かを判定する機能も付いています。ただ、機能とともに価格も上がりますので、お財布と相談ですね。

シンワ測定 下地センサー HG-センタービジョン 78578

出典:Amazon
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下のように電線などの活線を探せるものもあるのです。電線を検知すると警告してくれます。このような機能があると、より安全性が上がり、安心して作業できるので嬉しいですね。

シンワ測定 下地センサー Basic+ 79154

出典:Amazon
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性能が高いもの

電動工具などで有名な海外メーカー、ボッシュも手掛けてますね。この探知機のカタログに精度は載っていないので詳細は不明ですが、口コミなどを見るとプロも使用しているようですので性能は充分ではないでしょうか。

ボッシュ デジタル探知機 GMS120 【正規品】

出典:Amazon
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以前より欲しかったのですが、価格が安くなっていたので購入しました。レビューも参考にしましたが、実際に使った感想では他社メーカーのものより正確に探査できます。主にコンクリート内の鉄筋の位置の特定や配筋状態・ピッチの確認をするのですが、ピッチの乱れている配筋まで見通せるようなイメージで反応しています。これでアンカー打ちの為にドリルで穴あけしても鉄筋に当たることは皆無になりました。電気の配線位置も感知するので、うっかり埋設電線管にドリルで穴を開けてショートさせてしまう事故も防げます。今ではもっと早く買えば良かったと思っています。

まとめ

壁の中の柱を探す専用工具やセンサーの使い方、探し方について説明してきました。作業自体は単純ですが、特にセンサーについては慣れが必要なことが、お分かりいただけましたでしょうか。

また、機能が多くなると操作が煩雑になり、使うのが億劫になりそうです。先ずは機能が少ないセンサーと専用工具を購入して、動作を確認してみませんか?

下地探しが気になる方はこちらもチェック!

もっと詳しく下地センサーの使い方やアイテムを知りたいという方は、以下に下地センサーについて紹介している記事をリンクしておきます。ぜひ合わせてチェックしてみてくださいね。