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釣りでも人気な「カマス」とは?魚の特徴や釣り方、美味しい食べ方までご紹介!

群れで泳ぐカマスは、釣りの初心者でも簡単に釣れる魚です。釣れたてのカマスは刺身の食べ方で美味しく食べられます。カマスが美味しく食べられる旬の時期は秋です。秋の美味しいカマスをたくさん釣って、料理を作ってカマスを堪能してください。
更新: 2021年9月29日
がんちゃん
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「カマス」とは?

カマス科に分類されます

スズキ目サバ亜目カマス科に分類されている魚で、21種類のカマスで構成されています。日本では約9種類のカマスの存在が確認されており、アカカマス・ヤマトカマスが多いことが特徴です。アカカマスは、南日本で多く見かけられる種類です。アカカマスは味がよく、大きくなるので高級魚として流通しています。

温暖な海域を好む

太平洋・インド洋・大西洋の温暖な海域に広く生息しています。サンゴ礁や岩礁を好んで群れで泳ぎ回ります。日本が梅雨の時期に南の温暖な海域で産卵をします。卵は海中を漂いながら、産まれた赤ちゃんカマスは海藻帯に集まり、小魚を食べながら成長していきます。

「カマス」の特徴

筒状の体系が特徴的

カマスは筒状の体を持ち、全長が20~30cmに成長する種類が多いですが、オニカマスは2メートルまで成長する大型のカマスです。頭が大きく、見た目にはサンマに似た体をしていますが、カマスは小魚を捕食する肉食魚です。

鋭利な歯を持ち獰猛な魚です

カマスの口は、受け口の形状をしており、海面の上層を泳いでいる魚を捕食します。大きな目を持ち、遠くからでも獲物の存在が確認しやすく、海水の抵抗が少ない細長い体型を活かして静かに近づき、尖った歯で魚に食らいつきます。鋭利な歯は、普段は口の中で畳まれていますが、捕食する時に立ち上げる便利な機能を持っています。

「カマス」が釣りやすい旬の時期

回遊に当たらないと釣れません

カマスはアジやイワシと同じ回遊魚です。群れがいなければ釣りになりません。カマスを狙って釣りをするには、コマメにインターネットなどを駆使して情報収集を行いましょう。

沿岸を中心に生息している魚なので、しばらくは同じ海域で回遊をしているので、情報を得たらできるだけ早く釣りに行くようにしましょう。イワシの回遊があれば、カマスがイワシの群れに付いている場合が多いので釣果が出る確率が上がります。

釣りの旬は秋がおすすめ

カマスが釣れる時期は、小魚が接岸する春から秋が釣りに適しています。

釣れ始める梅雨時期のカマスはまだ小さく細長いですが、海水温が高い真夏になると、小魚を大量に食べるようになり成長が進んで、秋には最大で40cmまで大きくなります。脂も乗り、食べておいしい旬の時期です。1匹釣れれば群れがいる証拠なので、集中してたくさん釣って食卓を豪華にしたいですね。

「カマス」の釣り方①

ライトルアーで「カマス」を釣る

釣りの初心者でも比較的に簡単に釣りやすいのがカマスです。ルアーの釣り方を初めて体験するのに最適なターゲットとしておすすめです。アジやサバも釣れてしまうので、カマス以外の釣りも同時に楽しめます。

ルアーの釣り方を楽しむカマスの旬

カマスが釣れる旬の時期は、カマスが好んで食べる小魚が堤防などの岸に寄る夏の始まりから秋が釣りの旬です。群れがいると、30cmもの大きさのカマスが入れ食いになることもあります。この大きさであれば、たくさんのレシピで美味しく食べられ、料理に使いやすい大きさです。


カマスにおすすめなルアーのタックル

ロッドとリールはライトゲーム用を準備すれば問題ありません。カマスの歯は鋭利なので、ラインを切られる危険性が高いので、釣り上げたらラインのチェックを小まめに行うことが重要ポイントです。ルアーは、ワームとジグヘッドのアジングやメバリングで使っている物で問題ありません。

ルアーを使ったカマスの釣り方

カマスの釣り方で重要なポイントは、カマスが泳いでいるタナを見つけることです。キャストしたルアーが着底するまで秒数を数えてしっかりとタナを見極めましょう。ルアーのアクションはタダ巻で十分釣れます。釣れたタナを見つけられれば釣り方は簡単なので数釣りが楽しめます。

「カマス」の釣り方②

ジグサビキで「カマス」を釣る

釣りをしたことがある方は、確実にサビキの釣り方を経験しているでしょう。ジグサビキとは、サビキの下にルアーのメタルジグを取り付けた釣り方です。サビキではコマセを撒く必要がありますが、サビキ仕掛け自体をルアーのようにアクションを入れて、魚を誘う釣り方です。

「カマス」におすすめなジグサビキのタックル

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ジグサビキでカマスを釣るために必要なロッドとリールは、エギングやシーバスに使うタックルが利用できます。サビキ釣りの仕掛けを使うことも可能ですが、重いジグを遠投する釣り方なので、ハリスが細いとショックでラインが切れてしまう恐れがあります。

ジグサビキ用に太いハリスで作られた仕掛けが販売されているので、それを利用すれば、ハリス切れの心配が無く遠投できます。

ジグサビキを使った「カマス」の釣り方

アジやメバルを狙うジグヘッドを使用した釣り方は、タダ巻で十分な釣果を出せますが、ジグサビキの釣り方はアクションを入れた釣り方が必要です。ジグサビキを着底させたら、シャクってフォールの動作を繰り返します。ジギングの釣り方と同じアクションなので、初心者でもコツを掴めば簡単にアクションを入れられます。

「カマス」の釣り方③

ウキ釣りで「カマス」を釣る

これまでカマスをルアーを使用した釣り方をご紹介してきましたが、エサを使用したウキ釣りでも十分に狙える魚です。カマスは鋭利な歯を持つ魚なので、タチウオ釣りの強靭な仕掛けを使えば安心です。ハリスがワイヤーで作られた仕掛けを使えば、カマスの歯でも切られる心配がなくなります。

カマス釣りにおすすめなウキ釣りのタックル

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カマスをウキ釣りで釣るには、2~3号の竿、中型のリールがあれば十分に釣りが楽しめます。普段ウキ釣りをしている方は、持っているタックルで問題ありません。重要なポイントは、仕掛けなので、上記に紹介したタチウオの仕掛けを使えば、カマスの鋭利な歯にも負けない強度があります。

カマスをウキ釣りで釣るにはエサが重要ポイント


カマスは小魚を好んで食べる肉食魚なので、ウキ釣りで使われるアミエビでは釣れません。釣具店の冷凍エサのコーナーで販売されている「きびなご」がカマスの釣り方の基本になるエサです。

きびなごの旬の時期になると、スーパーの鮮魚コーナーで新鮮なきびなごを購入して持って行くのもよいでしょう。また、イワシも好んで食べる魚なので、サビキ釣りでイワシを釣って、現地調達したイワシをエサにすると釣果に差が出る場合があります。

カマス釣り方のコツをご紹介します

カマスの釣り方をもっと知りたい方は、下記のリンクからどうぞ。

「カマス」の食べ方①

「カマス」の刺身

釣ったばかりの魚は、やっぱり刺身で味わいたいものです。カマスも簡単な料理の刺身で美味しく味わうことができます。釣りを趣味にしている人だけが味わえる新鮮なカマスの刺身ですが、近年話題になっているアニサキスの寄生虫がいる場合があるので、充分に注意して味わいましょう。

「カマス」の刺身のレシピ

鮮魚店でも手に入れずらい新鮮なカマスを刺身で味わいましょう。まずは、3枚におろします。カマスは皮に旨味が多くある魚なので皮を残してください。湯引きをすると皮にある旨味が凝縮してさっぱりした味が堪能できます。カマスは水分の多い魚なので、釣ってすぐの新鮮な状態であれば美味しく食べられます。

「カマス」刺身の味

カマスの身は淡白な味なので、皮が付いたまま刺身で食べられています。湯引きや皮を炙ると食べやすくなります。捌いた後の水洗いがカマスの味に影響が出てしまうので、内臓を取り出すときには、しっかりと洗いましょう。また、内臓を傷つけないように取り出すとカマスの身に臭いが残りません。

「カマス」の食べ方②

「カマス」の塩焼き

手軽な料理である塩焼きで美味しくカマスを食べましょう。カマスの旬である秋に釣れた魚で料理すると、カマス本来の味が楽しめます。上で紹介した刺身と塩焼きの料理がカマス本来の旨味を味わえる食べ方です。数が釣れたら、刺身と塩焼きの料理を同時に味わいたいですね。

「カマス」塩焼きのレシピ

レシピと言うと大げさに聞こえてしまいますが、とても簡単な料理です。エラと内臓を取り除き、キレイに水洗いをします。カマスの身にまんべんなく塩を振り、しばらく寝かせてから焼きましょう。また、まんべんなく塩味が付くように、皮に切り込みを入れるとよいでしょう。焼いた後に身を取りやすくなるのでおすすめです。

「カマス」塩焼きの味

美味しく食べられる旬である秋に釣れたカマスは、塩焼きにすると、適度に水分が抜けるのでホクホクして美味しく食べられる料理です。たくさんの小魚を食べているので、脂も乗っていて美味しく食べられます。刺身とは違った食感が楽しめるので、ぜひ刺身と塩焼きの食べ方でカマス料理を堪能してください。

「カマス」塩焼きの口コミ


カマスが美味しいことが、下の口コミから理解して頂けると思います。カマスを外道だと思っている方は、ぜひ持ち帰って食べてみることをおすすめします。

黒鯛釣りの外道として釣りました。 リリースしていたら、地元の方から「こんなに美味しい魚をなぜ捨てる?」と言われ、持ち帰り塩焼きにして食べました。 カマスの塩焼きに比べたら、鯛なんて・・・。 それほど、美味しかったです。

「カマス」の食べ方③

「カマス」の干物

カマスの干物は、スーパーでも売られているので食べたことがある方が多い食べ方だと思いますが、たくさんカマスが釣れてしまっても保存ができる干物のレシピをご紹介します。自分で釣ったカマスを干物料理で美味しく食べてください。

「カマス」干物のレシピ

干物は食べるまでに手間と時間が必要なレシピですが、たくさんカマスが釣れても保存ができる便利な料理です。カマスは背中側から開いていきます。エラから包丁を入れ、背骨に沿って切り開いていきます。エラと内臓を取り除き、水でキレイに洗います。血合いも綺麗に取り除きましょう。

「カマス」を塩水に漬けます

干物で重要なポイントが魚を漬け込む塩水を作ることです。3%の塩分濃度の塩水に20分~30分程度漬け込みます。塩分濃度が高いと塩辛い干物になってしまうので注意してください。身が締まり、目が白く濁ったら身に塩が入った証拠です。水道水で軽く洗い、キッチンペーパーで水気を取りましょう。

カマスを干します

残る作業は干すだけです。魚をむき出しで干すと、虫やゴミが付着してしまうので、100円ショップで販売されている干物用のカゴ網を使用すれば、このような心配がいらないのでおすすめします。直射日光が当たらない、風通しのよい場所で干しましょう。朝に干し始めれば夕方には完成です。

「カマス」干物の味

カマスの旬である秋に釣れたカマスは、脂が乗っています。カマスは水分が多い魚なので、干物にすると水分が抜け、脂と旨味が凝縮されるので、カマスが持っている本来の旨味が味わえるレシピです。カマスの干物は、スーパーなどでも購入できますが、ご自分で釣ったカマスの干物はさらに美味しく感じられます。

まとめ

スーパーなどの店舗で購入すると高級魚に分類されるカマスですが、釣りではメジャーな魚です。カマスは干物のレシピが有名な魚ですが、自分で釣ったカマスであれば、新鮮な状態で刺身など様々な料理が楽しめる魚です。

今回ご紹介したレシピ以外にも、酢じめ、マリネ、フライなどたくさんの料理で食べられるので、たくさん釣って、美味しく食べてください。