オーナー 遠投ジグサビキ S-3649
マルシン ジギング 堤防サビキセット 10号
エコギア グラスミノー
ダイワ 月下美人 プリズナーCV
ハヤブサ カマス専科 キャスティングサビキ
バスデイ レンジバイブ 45ES
新鮮きびなご 真空 500g 釣り餌
カマスってどんな魚?
スーパーや魚屋さんでカマスを見たことがある人は少なくはないでしょう。一匹、もしくは開きで売られているのを、自分もよくスーパーでは見ることがあります。水っぽくて柔らかい触感で人気の魚で、刺身や焼き魚で食されることが多いようです。
堤防や河口など、割と身近な水域で生息している魚であるこのカマスですが、実は最近話題となっているダツ同様、人間に対して攻撃的な魚の一種であり、かなり危険とされています。
中には2メートルを超える種類も!?
かなり巨大なカマスとして知られるのが、オニカマスです。アングラーに間では、バラクーダという呼称が定着しつつありますね。攻撃的なファイトを繰り広げる魚で、南国の方にわざわざ出向くアングラーが後を絶ちません。
オニカマスは、シガテラ毒という毒をもつ個体が多く、あまり食べることはお勧めできません。
危険!?素手で触らないよう注意!
実物を見たことがある人ならわかると思いますが、かなり歯が鋭く、直に触ると大けがにつながることになるかもしれません。釣りあげた後は、フィッシンググリップや鈎外しなどを使うようにしましょう。非常に危険なので、特にルアー入門者や初心者の人は気を付けましょう。
カマスの釣れる時期っていつ頃?
カマスが釣れる時期は、基本的に涼しくなり初めの時期、初秋からになります。この時期には、アジやイワシなどのベイトがやや大きくなって、サビキも楽しくなる時期です。ファミリー連れの釣り人も増えてきますね。
そんな小魚を追う魚、フィッシュイーターである サワラ、太刀魚のように、このカマスもこの時期から接岸してくるようです。冬の寒い時期にはどんどん数を減らしていくので、11月ごろまでの時期が勝負ですね。
カマスの釣れやすい時間帯や生息地は?
釣れやすい時間帯
どんな魚も基本的に釣れやすい時間帯というのは、マズメとよばれる時間帯が基本です。そもそもマズメというのは、ベイトを活発に追って捕食する時間帯に当たります。マズメの時間には、朝マズメ、夕マズメの2つがあります。
時間で言うと、朝マズメは朝の4時ごろから7、8時ごろまで、夕マズメは16時ごろから20時ごろまでですね。このカマスが釣れやすい時間帯としては、夕マズメの時間帯が最適です。秋は暗くなる時間帯も早いので、常夜灯などが近い場所に釣り座を構えておきたいですね。
堤防からでも狙える!カマスの生息地は?
カマスは回遊魚なので、潮とおしのよい堤防、漁港は絶好のポイントとなります。また、もう1つカマスのが生息しやすいポイントとして、ベイトの有無が重要になります。
堤防では、サビキ釣りをするアングラーが幅広い層に存在します。サビキ釣りができるということは、逆に考えると カマスのベイトがたくさん入っているということがわかります。つまり、堤防や漁港で釣りをする場合、周囲の状況を確認したうえで始めると、ぐっと確率が上がるかと思われます。
釣具店では、毎日のように釣果情報が更新されています。エサや仕掛け、ルアーを買うだけでなく、有力な情報を手に入れることができる重要な場所です。どの堤防で釣るのがいいかなど、情報を引き出してから言ってみるのが最善の策だと思われます。
ルアーで狙おう!基本的なカマス釣りのタックルをご紹介
エサ釣りの話は後程します。とはいえ、基本的にカマスを狙うとなると、近年ではルアーでの釣りが主流となっています。それは、ルアー入門者にも最適な軽めのルアーで始められるのが最大の特徴でしょう。では、まずは基本的なタックルを紹介していきましょう。
①ベーシックなライトルアーでカマスを狙うタックル
基本的なルアーでカマスを狙うタックルとなります。
スピニングリール | 2000番程度 |
ロッド | 6~7フィート以上 20g前後のルアーに対応 |
ライン | PEライン0.4~0.8号 ナイロンライン3~4号 |
ルアー | メタルジグ 20~30g ワーム + ジグヘッド |
シンプルなタックルですね。竿:メバリング、アジングロッドなど。リール:小型、中型スピニングリール。ライン:3~4ポンド程度のナイロンorフロロで問題なし。仕掛け:ルアー(シグヘッド+ワーム、小型プラグ、ジグなど)。こちらは比較的ライトゲームでのタックルとなります。引きがかなり楽しめるかと思われますね。
②はやりのジグサビキでカマスを狙うタックル
それともう一つ、最近はやりのジグサビキ仕掛けを使用したタックルの方も紹介しておきましょう。
竿:シーバスロッド、エギングロッド。リール:中型スピニングリール。ライン:PE0.8号。仕掛け:ジグサビキ仕掛けにメタルジグ。これも入門用として、アクションが簡単なルアーゲームなので、かなりお勧めできる仕掛けです。着底後、しゃくって落とすが基本ですね。
どのあたりの層で当たりが出るかを確認しながら、アクションを考えてあげると釣果につながるはずです。これぐらいのメタルジグなら良く食ってくるので、サビキ仕掛けがなくとも問題はありません。その場合、バイブレーションで狙ってみるのも、また面白いですよ。
ジグサビキ仕掛けおすすめ3選
①ハヤブサ(HAYABUSA) カマス専科 キャスティングサビキ3本鈎
ハヤブサ カマス専科 キャスティングサビキ
ジグサビキの代表的な仕掛けとして、ハヤブサから出ているジグサビキは、ぜひ使っていただきたい仕掛けとなっています。今回は対象魚がカマスなので、カマスの鋭い歯からハリスを守ってくれる、専用の「カマス専科」がおすすめです。
このシリーズは、鈎は8~12号の3本鈎とハリスが3~5号を組み合わせた5タイプとなっており、最初は鈎が8~10号でハリスは3~4号の小さいサイズから使ってみましょう。スナップにメタルジグをセットするだけで簡単に準備できるため、入門用に最適の商品です。
②オーナー 遠投ジグサビキ 3本鈎
オーナー 遠投ジグサビキ S-3649
広いレンジを狙いたい場合は、この遠投ジグサビキがおすすめです。遠投を考えたうえでの仕掛けとなっているので、沖合の方でボイルしているところに向かって一直線に飛んで行ってくれます。
堤防から沖合を狙えるのはうれしいですね。サビキで気になる絡みやすい仕掛けという概念を払拭する素晴らしい出来ですね。
③マルシン漁具 ジギング堤防サビキセット
マルシン ジギング 堤防サビキセット 10号
こちらもジグと仕掛けがセットになった 入門者には優しい仕掛けとなっています。 なにより、このセットは価格が安いのが特徴です。 メタルジグも入ってこの値段なのは驚きですね。
ルアーおすすめ3選
①月下美人 プリズナーCV
ダイワ 月下美人 プリズナーCV
小型のメタルジグで狙うなら、プリズナーCV(コンパクトバージョン)をお勧めします。主に根魚などで実績を残していますが、このカマス釣りに関しても、かなり釣れることを証明してくれるルアーです。
小型ジグで釣りたいという方は、いくつか持っておくとよいでしょう。アピール力も絶大で、釣果につながるルアーの1つです。
②エコギア グラスミノー
エコギア グラスミノー
ワーム+シグヘッドで狙うのであれば、このグラスミノーシリーズは外せません。サイズは、基本的にS、Mの2種類で攻めるのが良いでしょう。テールがいい誘いになり、カマスをしっかり引き付けてくれます。
③バスデイ レンジバイブ
バスデイ レンジバイブ 45ES
基本的に小さめのもので大丈夫なので、45を推奨しておきましょう。とはいえ、カマスは大きなものでも食いつきます。特にこのレンジバイブのアピール力はかなりのものです。
自分も太刀魚狙いの75のレンジバイブに、3連続で食って掛かってきた実績もありますので、あまりサイズは気にしなくてもよさそうですね。
動画で学ぼう!カマスの釣り方の基礎
カマスは基本的にジグなどのメタル系が効果絶大です。今回はジグ系のアクションの仕方を解説してくれる動画を2つほどピックアップしました。実際、釣り方事態は難しくありません。が、どういう釣り方をすればいいのか、こんな釣り方、アクションであっているのかわからない、という方も少なくはないでしょう。
分かりやすく解説してくれているカマス釣りの動画を見て、ぜひ釣り方を予習して釣りに臨むことをお勧めします。もちろん、実際に釣り方がわかっている人にも見やすくなっているので、1度目を通してみるといいかと思います。
エサ釣りも可能?釣るならどんな仕掛け?
こちらがエサ釣りで狙う カマス釣りのタックルです。 基本的には浮き釣りで狙うことになります。 この辺は、太刀魚やサゴシなんかと同じですね。 仕掛け自体も正直大差はありません。
エサ釣りにおすすめのエサ3選
①キビナゴ
新鮮きびなご 真空 500g 釣り餌
もっともスタンダードなエサであるのが、このキビナゴですね。基本的にカマスをはじめ、太刀魚、サゴシ、アナゴなどといった肉食系にはこのキビナゴは効果がある釣りエサです。
刺し方は、目から針を通して最後は背中にかけるといったものです。スーパーでも売られていることがあるので、鮮度がいいものが売っていれば、そちらを持っていくのもいいかと思われます。
②イワシ
イワシもかなり効果のあるエサとされています。特に、秋にはイワシの群れがたくさん回遊してきます。それを追ってカマスが入ってくるわけなので、エサとしてはかなり有効なのです。
また、群れが入っているということは、サビキで釣ることもできるので、現地調達が可能なエサなのです。かなりあたりも出やすいエサとして、かなり評価が高い商品です。
③サンマの切り身
こちらは太刀魚やアナゴ、根魚の釣りで実績を残している釣りエサですね。基本的に鮮度のいいものを使った方が魚の反応も断然良くなります。
なので、釣具店で売っているエサでなく、スーパーなどで売られている生さんまの方が釣れることもよくあります。安価で手に入りますし、釣りに行く前に、サンマをさばいて持っていくのも手ですね。
番外編:カマス釣りのエサは現地調達でなんとかする!
実際、イワシの効果が高いというだけで、他の魚の切り身などでも代用は可能です。少し変わった魚(アナゴなど)ではない限りは、割とカマスなどのフィッシュイーターは、食いついてくれるはずです。
まず間違いないのは、サビキなどで釣れる魚ですね。イワシと同様に追われているベイトは、アタリが全くないということは、なかなかないかと思われます。ですから、アジ、イサキ、コノシロあたりは間違いなく当たるでしょう。
また、イワシは活かすのが困難なため、死んだものを使うことが多いですが、アジなどは、泳がせて狙ってみるのも面白いかもしれません。カマス以外にもアジを狙ったフィッシュイーターはたくさんいます。運が良ければ青物をひっかけることも、もしかしたら可能かもしれませんよ。
ルアー入門にもうってつけ!カマス釣りで基本を学ぼう!
いかがでしたでしょうか。カマス釣りは根強いファンは少ないかもしれませんが、かなり白熱するアタリとファイトを繰り広げてくれる魚の一種です。
実際、ライトタックルでやってみるとわかりますが、根魚やアジなどの回遊魚とは、また一味違う豪快なあたりを見せてくれます。そういうと難しそうに感じますが、お話ししているようにルアーの入門者にも最適で簡単な釣りができるのも、このカマス釣りの面白いところです。
また、このカマスは味もおいしいんですよね。楽しいファイトと、そのあとはおいしい食卓の一石二鳥な釣りを味わうことができます。是非、入門者はカマス釣りで、ソルトウォータールアーの基本をしっかり学んで、たっぷりと楽しんでください。