小型発電機の仕組み
発電機の原理は「電磁誘導」
発電機の仕組みは、磁石と導線を利用して電気を起こします。「電磁誘導」という原理から電流を発生させる仕組みです。電磁誘導とは、閉ざされた回路の中を磁気が流れると変化が生じます。その変化を妨げようとして逆方向に磁場が発生し電流を流そうとする電圧が発生するのです。
電流の流れを実証したファラディー
この「電気誘導」を実証したのが、イングランドの物理学者ファラデーだといわれています。この時、コイルの中に磁石を出し入れすることで電流が発生することを実証したのです。逆に、磁場のあるコイルの中に電流を流すとその磁場を打ち消す方向に電流が流れることも発見しています。
小型発電機の種類
電流の流れによる種類
発電機の種類には、いろいろなものがあります。その中で、電流の流れによって分類すると次の3種類に分けることが可能です。 ●直流発電機 ●交流発電機 ●三相交流発電機 直流発電機は、もっとも単純な発電機になります。おもに懐中電灯や発電機とセットされた電化製品に使われるのが特徴です。交流発電機は、我々が普段利用している電化製品にすぐ使えます。アウトドア用には便利な発電機です。三相交流発電機は、発電所など長時間の発電に利用される発電機です。
使用燃料による種類
発電機を動かすためには、ガソリンなどの燃料が必要です。その燃料の種類によってもいろいろな発電機があります。主なものとしては、次のようなものです。 ●ガソリン発電機 ●ガス発電機 ●ディーゼル発電機 ガソリン発電機は、コンパクトで携帯しやすくディーゼル発電機と比較すると静音なのが特徴です。アウトドアなどには便利だといえるでしょう。ガス発電機は、燃料効率の良さが魅力です。アウトドアや防災用としてカセットボンベタイプのものもあります。ディーゼル発電機は、低燃費で長時間運転できるのが特徴です。
小型発電機のおすすめ商品をご紹介
アウトドアにもおすすめのコンパクトな発電機
発電機というとかなり大きなイメージを持ちますが、最近ではコンパクトサイズのものも多く出回っています。家に発電機が1台あると結構便利です。キャンプなどのアウトドアライフだけでなく災害時にも重宝します。そんなコンパクトタイプの発電機のおすすめ商品をご紹介していきましょう。
小型発電機のおすすめ①【工進GV-16i】
静音で低振動のインバーター発電機
一般の会話程度と静音で振動も少なく使いやすいインバーター発電機です。高品質な電源でPCなどの精密機器も安心して使用できます。シガーソケット用端子の器機が使えるのもうれしい点です。パワーインジケーターつきで、電力消費が一目で把握できます。
小型発電機のおすすめ②【エネポ EU9iGB】
燃料にガスカセットボンベが使える
エネポの便利なところは、携帯ガスコンロ用のガスカセットボンベを使用できることです。ガスカセットボンベならスーパーやコンビニなどでも手軽に購入することができます。アウトドア先でのガス切れを心配する必要もないでしょう。専用の燃料容器が必要なガソリン用発電機と比較して、ガスカセットボンベは携帯しやすいのが便利です。移動や収納も簡単にできます。別売の防音ボックスを利用すれば、より静音効果も高まるでしょう。
小型発電機のおすすめ③【ヤマハEF1600iS】
発電機 ヤマハEF1600iS
●タイプ：インバーター発電機 ●周波数：50Hz/60Hz ●電圧/電流：100V /16A ●最大連続使用：10.5時間 ●使用燃料：ガソリン ●重量：20kg
静音設計でアウトドアにもおすすめ
電力の供給が安定しているインバーター式発電機は、アウトドアに便利です。インバーターとは、直流を交流に変換する装置のことで、このインバーターの働きにより周波数を制御することで出力を安定します。操作も簡単で、使う場所を選ばないのが魅力です。高出力でありながら低燃費、他の発電機と比較しても静音で低振動だからアウトドアにもおすすめです。
小型発電機のおすすめ④【ホンダEU18i】
ホンダ EU18i 携帯発電機 プロユース
●タイプ：インバーター発電機 ●周波数：50Hz/60Hz ●電圧/電流：100V/18A ●最大連続使用：7.5時間 ●使用燃料：ガソリン ●重量：21.1kg
片手で持てるコンパクトさ
1800VAのパワフルさがありながら、片手でも持ち運び可能なコンパクトさが魅力です。2001年に発売された人気のEU16iモデルを凌ぐ優れた機能を持ち合わせています。大排気量エンジンを活かし、従来の発電機と比較してパワフルな起動電力の供給が可能です。正弦波インバーター搭載で、安定した高品質の電気が供給できます。
小型発電機のおすすめ⑤【新ダイワiEG1600M-Y】
静音で振動も少ない
周囲からの反響音がない無音響の状態なら51.5～61dBと他の発電機と比較しても音の静かさが特徴です。20kgと軽量だから携帯しやすいといえます。高品質で商用電源並みの性能がありPCなどの精密機器の電源としても安心です。エコ発電時なら最大10.5時間使用することもできます。DC12V仕様のバッテリー充電専用出力も可能です。
小型発電機のおすすめ⑥【三菱重工MGC900GB】
低音・低振動でガスカセットボンベが使える
ガソリンタイプの発電機と比較して燃料がかからず、カセットボンベが使えるから燃料の形態も便利です。廃棄面でもガソリンと比較するとクリーンだといえます。60dBと騒音面の心配も少なく、低振動だからアウトドア用に最適です。ただし、使用可能時間が比較的短いのでカセットボンベは多めに用意しておくとよいでしょう。
小型発電機のおすすめ⑦【ヤマハEF23H】
ヤマハ 発電機 50HZ 東日本地域専用 EF23H
出典:Amazon●タイプ：コンデンサー補償式発電機 ●周波数：50Hzまたは60Hz ●電圧/電流：【50Hz】100V/20A 【60Hz】100V/23A ●最大連続使用：8.8時間 ●使用燃料：ガソリン ●重量：41kg
価格重視派におすすめ
出来るだけ購入価格を抑えたいという人には、Amazonや楽天で50,000前後で購入できる「ヤマハEF23H」がおすすめです。全体のサイズは、510x415x425mm程度なのでアウトドアでの持ち運びにもかさ張らないといえるでしょう。ただし、重量が他の発電機に比べて少し重いのがデメリットといえます。こちらの商品は、50Hz用と60Hz用の2タイプに分かれているのが特徴です。
小型発電機のおすすめ⑧【日立E9U】
軽くて低騒音が魅力
徹底した軽量設計により総重量が12.7kgと持ち運びにもとても便利な発電機です。騒音面でも47dBと静かなのでアウトドア用にもおすすめですね。エコノミーコントロール機能がついているので、負荷に応じたエンジン回転をおこないムダなく駆動してくれます。高出力なのに低燃費で、家庭用電源と同じレベルの良質な電気を供給してくれる発電機です。
小型発電機のおすすめ⑨【KIPOR IG2300】
安定した電力供給ができる
夜間に電灯をともす場合でも安定した電気供給ができるので安心です。同時に2～3台の電気器具を駆動できる高出力のパワーでありながら、軽量でコンパクトそのうえ低騒音なのもうれしい点です。使用方法は幅広く、屋外でのキャンプや夜間の船上パーティーなどでも活躍してくれるでしょう。
小型発電機のおすすめ⑩【工進GV-9i】
工進 GV-9i(インバーター発電機)
出典:Amazon●タイプ：インバーター発電機 ●周波数：50Hz/60Hz ●電圧/電流：100V/9A ●最大連続使用：7.9時間 ●使用燃料：ガソリン ●重量：14kg
軽さと低価格が魅力
総重量14kgと持ち運ぶのにも便利なことと通販サイトなら50,000円台で購入できる割安感が魅力です。運転音も静かで、アウトドア用発電機としてもおすすめです。コンパクトながら高品質の電気供給が可能で、複数の電気機器を同時に使用できます。操作方法は、初めての人でも簡単にできるので初心者にも安心です。シガーソケット端子付き機器も利用可能で幅広く活用することができます。
小型発電機を選ぶ時のポイント
まずは使用する場所と目的をきめる
小型発電機を選ぶ時のポイントは、「いつ・どこで・どのように使うか」をしっかりとイメージすることです。キャンプなどのアウトドアで使用するのであれば、コンパクトで音の静かなインバータータイプを選ぶとよいでしょう。非情荷の備えも兼ねたいという場合は、カセットボンベタイプのものがおすすめです。カセットボンベタイプのものは、ガソリン使用のものに比べて燃料の劣化が少ないといえます。
使用する電気製品の消費電力と起動電力を確認する
使用する電気製品の消費電力と起動電力を必ず確認しておきましょう。モーター駆動型の電気機器の場合、起動時にかかる消費電力が通常の1.1倍～5.0倍かかることもあります。発電機を選ぶポイントとしては、消費電力だけでなく起動電力もカバーできるだけの出力量がある発電機を選びことが大切です。ちなみにスマートホンの消費電力・起動電力ともに5Wです。小型冷蔵庫の場合は、消費電力が60W程度なのに対して起動電力に240Wもかかります。
必要な出力量を把握し最適な発電機を選ぶ
起動電力がどれだけかかる価格電気機器の数量を確認し、使用する電気機器の合計数よりも少し余裕のある出力が可能な発電機を選びましょう。また、発電機は、コードの長さやコードの断面積、仕様電流によっても電圧低下を招くことがあります。延長コードなどを使用する場合は、その点も考えたうえで使用するようにしましょう。
電気製品の周波数に注意
インバーター発電機の場合なら周波数50Hzと周波数60Hzの切り替えが可能ですが、それ以外の場合はそれぞれの電気製品の企画と同じ周波数に対応した発電機を使用する必要があります。日本では、富士川（静岡県）と糸魚川（新潟県）を教会として東側が50Hzで西側が60Hzです。発電機を購入する際には、どの地域で使用するかも考えて購入しましょう。インバーター式の発電機なら周波数を気にすることがないので安心です。
小型発電機を使用する時の注意点
火災に気を付ける
火災防止のためにも火の取り扱いには気を付けておきましょう。燃料などを入れる時には、必ず発電機を停止したうえでおこなうことが大切です。設備器具からは必ず1m以上離しておきましょう。発電機を囲ったり、発電機の周囲に燃えやすいものを置かないことが大切です。発電機が動いている時は、むやみに移動させたりしないようにしましょう。
こまめに喚起をおこなう
屋内や社内での使用は、絶対にしないでおきましょう。キャンプなどの屋外でも風通しの悪い場所では、使用しないことがおすすめです。発電機の排気口が人に向かないよう置き場所には、気を付けましょう。換気が悪い場所では、一酸化中毒を起こす危険があるので、換気はこまめにおこなうことが大切です。
感電ややけどに注意
屋外などで使用する場合、水がかかりやすいところでの使用は控えましょう。雨水などもできるだけかからないようクスうすることをおすすめします。また、濡れ縦などで発電機を触ると感電の危険があるので注意が必要です。発電機の運転中はもちろんのこと停止直後もマフラーなどにふれないようにしましょう。かなり熱くなっているので、やけどを起こすことがあります。
まとめ
自宅に1台あれば便利なコンパクトタイプの発電機
キャンプなどのアウトライフで重宝するのがコンパクトタイプの発電機です。持ち運びにも便利で、チョッと電気が使いたいなという時でも安心できます。また、災害時にもいろいろと活用できるので家庭に1台は持っておくと便利です。今回は、そんな携帯便利なコンパクトな発電機をいろいろとご紹介しました。これから発電機を購入しようかなという方は、参考にしてみてくださいね。
発電機が気になる方はこちらをチェック!
持ち運びに便利なポータブルサイズの発電機やインバーター発電機に関することが知りたい方は、ぜひこちらもチェックしてみてください。こちらの記事でも便利な発電機の情報がいろいろと紹介されています。発電機の購入を考えている方は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
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