全国に存在するママチャリレース
日本ではどこでも、普通にママチャリが走っている光景があります。だからこそ、全国どこでもママチャリレースのイベントがあるのです。
全国の都道府県から探そう
北海道から沖縄まで、大盛況に開かれているママチャリレースですが、それらの場所を見つけ出すには、インターネットの検索です。今回幾つかまとめているので、参加したい+結果を出したいレースを見つけてみてください。
普通のママチャリで疾走する
基本的ママチャリレースには、いつも使用しているママチャリを持ち込むのが一般的です。普通に通勤や通学で使っている自転車で、最速を競って結果を出せてしまう。それが基本的なコンセプトなのです。しかし大会によっては、ママチャリレンタルをしていることもあります。
順位や結果だけが全てじゃない
ママチャリレースでは確かに、順位や結果の追求をする人々も大勢います。しかしのんびりマイペースで完走を目指したり、コスプレでとことん目立ってパフォーマンス賞狙いを目的にする人もいるのです。結果だけにとらわれず、自由な感じでチャレンジをしていい大会なのです。
大会の参加方法や条件とは
ママチャリレースには幾つかのタイプがありますが、イベントによって規模も名称も、開催場所も参加条件も異なっていることが通常です。
開催場所の違いを楽しむ
各地のママチャリレースでは、サーキット、公園、滑走路など様々な場所を会場にしています。サーキットは普段自動車やバイクのGPが開催されている場所を、そのまま使用するのが醍醐味です。公園の場合、自治体や地元の協賛で行うまちの一大イベントです。
ママチャリレースの名称
名前も大会ごとに異なっています。レースをエンデューロというのは、本来オフロードコースを指す言葉で、これがママチャリレースの名称にも使われます。耐久レースとある場合、自転車の運転手を入れ替えて、決まった時間内を走りきるレースを言います。
チームで参加する
1チーム数名が参加できる耐久GPは、各地にあります。その場合は、事前にチームを結成しておく必要があります。普段の自転車仲間でもよし、会社の同僚でもよし、家族同士、友人同士などでも構いません。急造チームでもいいですが、結果を出すためちゃんとした自転車チームを育てるもよしです。
個人で参加する
まぁママチャリなんて、
— RIKU.M (@tricky_1291) February 18, 2018
って言ってる奴
1回、出なくてもいいからママチャリグランプリ調べた方がええで?
最大勾配8.5%がある一周約4.5キロの富士スピードウェイでの7時間耐久レース。前日の場所取りは熾烈で、トップレベルはアベレージ30を優に超えて、レース中で救急車で運ばれたりするんやで? pic.twitter.com/teiGFgqNyG
ママチャリレースによっては、1人で参加して結果を出せる、レースが用意されているのも一般的です。自分の全身全霊をかけて、ママチャリで駆け抜けたい人におすすめです。ただしくれぐれも無理にはご注意を。
目立つ改造やコスプレ
パフォーマンス賞や審査員特別賞を受賞したいなら、デコチャリやコスプレも見逃せません。順位だけじゃなくて、そんな表彰をしてくれる大会を選んでみませんか。
改造可能と不可能あり
多くの大会が、ママチャリの変速機など、能力的な改造を不可としています。ママチャリ本来の能力よりアップさせると、不公平な結果になるためです。しかしママチャリの外観のデコレーション的な改造については、競技結果に関係ないので許可を出す大会は多いです。
コスプレして良い場所は多い
全国のママチャリ大会では、被りもの等のコスプレを容認している場合も多く見られます。自転車の安全な運転に支障がなければ認められますが、大会によっては、あまりに邪魔になりそうな衣装はNGになります。
ママチャリレース①北海道
HOKKAIDOママチャリ耐久リレー大会
札幌モレエ沼公園で毎年6月に開かれる、ママチャリの耐久レースです。1周4キロ設定された、モレエ沼公園内の遊歩道の場所を、200チーム以上が4時間の間リレーで走り切ります。1チームは5~10人で、成人クラス、混成クラス、競技者クラス、小中学生クラスの4種にわかれています。
大会の特徴
台数限定で、貸しチャリを利用ができます。希望者は予約のときに貸しチャリ希望と事務局に伝えます。また、HOKKAIDOママチャリ耐久リレー大会の、特製お弁当の予約もできます。パフォーマンス賞や審査員特別賞までもあるので、目立ったもの勝ちです。
レースの参加方法と料金
ウェブサイトからオンライン予約を行います。先着290チームのみ参加可能で、それ以外はキャンセル待ちでの参加は可能です。参加費は大人や混成のチームは3万円程度、小学生チームは5,000円程度です。
ママチャリレース②宮城
SUGOママチャリエンデューロ
宮城県の南部、柴田郡村田町のスポーツランドSUGOのサーキットで開催される、ママチャリ耐久レースです。全日本スーパーフォーミュラ選手権も開催されるサーキットで、自転車を疾走させてください。日程は毎年4月、5月、8月、11月の4回に渡って開催されます。
大会の特徴
SUGOママチャリエンデューロでは、1~3戦の場所はSUGOの西コース、最終戦の場所はインターナショナルレーシングコースが舞台です。変速機なし、内装変速機あり、外装ギアあり、電動アシスト自転車と、4クラスに分かれています。
レースの参加方法と料金
スポーツランドSUGO事務局に、電話かメールで問い合わせ・予約をおこないます。1チームにつき参加料が2,600~3,600円ほど、個人登録料が大人2,100円、高校生1,600円、子供1,100円必要です。
ママチャリレース③福島
エビスママチャリ耐久レース
福島を代表する安達太良山のふもと、福島県二本松市のエビスサーキットにて、ママチャリレースに参加できます。日程は4月、7月、11月の年間3回に渡っています。サーキットの西コースを使う4時間耐久で、小学校4年生以上であれば参加することができます。
大会の特徴
EBISUのママチャリ耐久レースでは、3種類のクラスがあります。ひとつはギアなしのシングルギアクラス、2つ目は3段までのギア付きのトリプルギアクラス、3つ目は大人2人以上と子供混成のファミリークラスとなります。
レースの参加方法と料金
エビスサーキットの公式サイトから応募できる他、ふくしまFMサイトからも応募ができます。ベースエントリー費用として5,000円と、大人2,000円、子供1,000円が必要です。
ママチャリレース④千葉
げんきママチャリ8時間耐久レースin袖ケ浦
新潟でも開催している、げんきママチャリ8時間耐久レースの千葉会場です。場所は袖ケ浦市山間部のフォレストレースウェイという、海沿いのサーキットが使われています。毎年6月の日程で開催されているイベントです。
大会の特徴
団体での参加の場合は3種類。シングルギアクラスの8時間耐久、変速ギアクラスの8時間耐久、クラブアクシス5時間クラスの3つです。個人参加の場合には鉄人クラスです。2018年は8時間耐久が130チーム以上、クラブアクシス5時間が150チーム以上もエントリーしている大きな大会です。
レースの参加方法と料金
シングルおよび変速ギアクラスは22,000円、鉄人クラスの参加費は6,000円です。公式サイトのウェブ申し込みを行い、現金書留か振込での支払いをします。
ママチャリレース⑤千葉
ちゃり耐グランプリ
九十九里浜も近い、千葉県茂原市の茂原ツインサーキット西コースを舞台とするママチャリGPレース。4月、6月、8月、11月の年間4回の日程で開催されています。イベント参加費は安く、ママチャリGPではクラスも多めです。
大会の特徴
このGPには、順位を競うマジクラス、完走目指すEnjoyクラス、2時間のシングル耐久、短時間の30分耐久、電動アシスト120分耐久クラスの5種があります。年間5回のシリーズポイントで上位3位までに入ると、年間表彰パーティーイベントに、無料で招待される特典付きです。
レースの参加方法と料金
ウェブ予約をするか、現金書留を用意し、申込用紙に記入の上で郵送をします。一般のGP参加費は2,000円、小学生は1,500円と格安です。
ママチャリレース⑥新潟
げんきママチャリ8時間耐久レースin新潟間瀬
日本海と佐渡ヶ島を正面に見据える、新潟間瀬サーキットを利用して行われる8時間耐久のママチャリレース。千葉でもレースを開催している、げんきママチャリ8耐が開催しています。日程は秋10月、海から山に向かって作られた、2,000メートルのコースを駆け抜けます。
大会の特徴
チームでの8時間耐久ではシングルギア、変速ギアのクラスがあります。クラブアクシスの参加者用の5時間耐久もあります。個人参加を実現するなら、鉄人クラス一択です。
レースの参加方法と料金
げんきママチャリ8耐の、新潟間瀬大会のサイトより、応募することができます。参加料金は、チームの耐久レースが 22,000円となり、個人の鉄人クラスの参戦は6,000円です。
ママチャリレース⑦静岡
スーパーママチャリGP
F1グランプリも開催される有名な場所で、ママチャリ激走してみたくないですか?富士山の真正面の静岡県小山町、富士スピードウェイが舞台となります。日程は新年を祝って間もない、冬の1月。7時間の耐久レースは自転車ショップ主催なだけあり、メンテサービスなども充実しています。
大会の特徴
2018年1月のレースの参加は総勢1,151チーム。全国最大のママチャリイベントです。それだけにコスプレ参加者も大変多くなります。ママチャリクラス、無段クラスのほか、男女カップルのラブラブクラスもあります。F1のデモ走行が見れたり、自転車試乗会、バーベキューなどイベントは様々です。
レースの参加方法と料金
公式サイトのスポーツエントリーにて、ユーザー登録と申し込みを行います。メールが届いたら2万円の参加費を支払い、ダウンロードした誓約書を大会の事務局に郵送します。ウェブエントリーリストに提出済みと表記が出れば受付完了です。
ママチャリレース⑧愛知
知多エンデューロ&ママチャリ耐久レース
愛知県で魚料理の「へしこ」が名物な、美浜町にある美浜サーキット。ここでもママチャリ耐久レースが開催されています。エンデューロとリレー競技の2種があり、日程は、3月、5月、10月、12月の年4回も行われます。
大会の特徴
ママチャリエンデューロは、マイペースで楽しむエンジョイクラスと、命をかけるほど本気で取り組むガチクラスがあります。80チームまでエントリー可能で、1チームあたりは10名までです。
レースの参加方法と料金
専用の申し込み用紙に必要な事項を書き込み、郵送かFAXをします。開催1週間前までに参加費1名あたり1,000円、チームの人数分の銀行振込を行います。
ママチャリレース⑨三重
ママチャリ4耐
三重県鈴鹿市の鈴鹿ツインサーキットで開催されている、4時間のママチャリ耐久レースです。2018年の日程では3月と12月に開催するなど、ママチャリレースイベントは、年に数回行われています。全長1.75キロのサーキットを、コスプレした人々がママチャリで駆け抜けます。
大会の特徴
ママチャリはカスタマイズ可能で、目立つコスプレもやりたい放題です。順位ではなく、ベストカスタム賞、ベストドレッサー賞狙いで結果を出したい参戦者も多くなります。サーキット内の、バーベキューエリアでの美味しいお食事プランも可能です。
レースの参加方法と料金
公式サイトのメールフォームから応募を行います。1チームあたり2名~6名の参加で、費用は1万円ほどです。
ママチャリレース⑩大分
オートポリス ママチャリワールドグランプリ
オートポリスは、阿蘇山の北の山中にある。大分県日田市の国際公認サーキット。ワールドグランプリと銘打っている名物大会です。このイベントは、年間に何度かの日程で参加できます。ママチャリの4時間耐久GPは、1周およそ3キロのコース上を、何周走れるかを競います。
大会の特徴
チームでのGP参加では、クラスは18歳未満のみのジュニア部門から、35歳以上のみのシニア部門もあります。シニア部門は平均年齢45歳で、かなりのおじさん世代でも結果を見せてくれます。
レースの参加方法
オートポリス公式サイトから、GPのウェブエントリーができます。GP開催の日程が近づく日を、今か今かと待ち構えていてください。
ママチャリレース⑪沖縄
とみぐすく美ら島ママチャリ6時間耐久レース
伊是名島大会
— 美ら島ママチャリ耐久レース (@mamachariokina) May 8, 2018
開催決定!
6/30(土)
来月( ・∇・)#伊是名島 #ママチャリ耐久レース#来月開催 pic.twitter.com/sefKFUIduA
沖縄県の海辺で開催される、6時間耐久ママチャリレースです。このイベントの開催場所は、那覇空港のおひざもと、豊見城市(とみぐすくし)の豊崎美らSUNビーチ サイクリングコースがひとつ。もう一つが、沖縄北部の伊是名島のいぜな美ら島滑走路(伊是名場外離着陸場)です。
大会の特徴
豊見城市の日程は毎年11月、伊是名島の日程は6月開催です。一般、模合、企業という3タイプのクラスがあります。上位者の表彰や豪華副賞のみならず、コスプレ賞やママチャリデザイン賞などの表彰もあります。5名以上だと、バーベキュー付きのプランも選ぶことができます。
レースの参加方法と料金
公式サイトのエントリーフォームから、イベント参加申し込みを行います。自転車持ち込みの一般は25,000円程度、模合は38,000円程度、企業は10万円程度かかります。自転車レンタルは別途で4,000円が必要です。
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今回取り上げたママチャリレースが、全国にあるレースの全てじゃありません。地元の都道府県でも、もしかするとママチャリレースを行っているかもしれません。自宅の愛用ママチャリにまたがって、奇抜なコスプレを目指したり、最高の結果を求めてみませんか。
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