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ノコギリザメとは?気になる捕食でのノコギリの使い方や生態を解説!

はぐれ猫

ノコギリザメとは?気になる捕食でのノコギリの使い方や生態を解説!

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ノコギリを体に装着し、海水も淡水も関係なく泳げる、そんな凶暴だけどかっこいい魚がいるとは信じられますか?ノコギリザメはノコギリで獲物を切り裂いて捕食したり、魚群探知機を備えたりと、とんでもない能力を秘めています。そんなノコギリザメの生態に迫ります。



ノコギリザメってどんな体?

ノコギリを武器に水中で狩りを行うノコギリザメの生き様と、その不思議な体のこと、追求してみたくなります。

鼻先のノコギリの構造

近縁のサメの種類とは大きく異なり、画像を見るとノコギリザメの頭部の先端(吻)は前方に薄く長く伸びて、遠目から見たシルエットはアリゲーターのようにも見えます。鼻の両側には、とげとげとした歯が幾つも突き出てノコギリ状であり、これがノコギリザメの名の由来となっています。

ノコギリの歯が生え変わる

サメは不思議なことに、歯が抜けても抜けてもどんどん生え変わる生物です。一旦抜けてしまったらもう入れ歯になってしまう人間にとっては、サメの体の構造は羨ましい限りです。ノコギリザメの場合にも、画像のようなノコギリの左右に付いてる歯は、生え変わりをするというから不思議です。

下から見ると人面ザメ



ノコギリザメの裏側から見ると、顔がまるで不機嫌な人間みたいな表情をしています。しかし目のように見えている部分はノコギリザメの鼻の穴で、本来の目は表側についているので間違えないでください。

頭部以外は普通のサメと似ている

ノコギリザメの全体を見れば、ノコギリの部分だけで、体長の30%近くを占めています。一方で体の方は他の種類のサメと良く似た特徴があり、サメ特有のひれが見られます。体長は大きくなっても150~170センチほどで、巨大化はしません。



ノコギリザメとノコギリエイ

実はこのノコギリザメ、良く似た外見を持っている、絶滅危惧種のノコギリエイと見分けが付きにくいことでも知られています。

ノコギリエイと見分けが難しい

両者は極めてよく似ているので、画像をパッと見た感じでは、魚類のプロでも全く見分けがつかないことがあります。たとえば鼻先のノコギリの形状、顔つき、全体のフォルム、エラの付き方、食事の仕方まで、あらゆる角度から画像を見ても、あまりにそっくりに進化してしまった不思議なサメとエイなのです。

体型で見分けるポイント

しかしながらよく画像を見れば、ノコギリザメとノコギリエイの若干の違いは見えてきます。ノコギリザメのほうが多少スマートな体型で、ノコギリエイのほうがやや太めです。さらに大きさで言えば、ノコギリザメが1.5メートルに対し、ノコギリエイは2メートルを超えるという生態の違いもあります。

ヒゲの違い

ノコギリザメにはノコギリの真ん中にヒゲが付いているのですが、ノコギリエイのほうを見れば、画像のようにヒゲがありません。ヒゲのあるなしが、一番見分けやすいポイントです。

危険で高性能なノコギリの使い方

鼻先にいつもとんでもない凶器を付けてるノコギリザメですが、それをどうやって使っているのか気になります。

ノコギリを振り回す捕食時の使い方

ノコギリザメは食事の前に獲物の群れを見つけると、長く伸びたノコギリをぶんぶんと振り回して捕食します。美味しい食事となる小魚の群れの中でノコギリをぶつけたり、切り裂くことでダメージを与えてからお食事をするのです。この捕食時のノコギリの使い方は、ぜひ拝見したいところです。

微弱電流を感知し獲物発見の使い方

長く伸びたノコギリは、獲物を攻撃する武器としての使い方があるだけじゃありません。実は吻の内部には、ロンチーニ器官と呼ばれる、生物が出す微弱電流をキャッチするサメ特有の器官が備わっているのです。天然の魚群探知機で泥の中のエビや小魚なども、的確に捕食できる生態があります。

泥から獲物を掘り起こす使い方

水底の泥の中にいる獲物を見つけたノコギリザメは、ノコギリを泥に潜らせて獲物を掻き出し捕食します。いわば捕食時のスコップとしての使い方もしているということで、鼻先のノコギリは万能ツールのようです。

ノコギリザメの生息地

危険だけど興味深いノコギリザメ、この特異なサメがどのへんに生息しているのかを知っていますか。

日本近海に生息している

実はノコギリザメは、日本の近海に多く泳いでいる魚です。日本での生息地は北海道から沖縄にかけての太平洋や日本海、朝鮮半島や東シナ海など広範囲におよんでいます。そのため学名はPristiophorus japonicusといい、海外ではジャパニーズ・ソーシャークと、日本の名前が付いています。

深さ800メートルの海までもぐる

ノコギリザメは、普段は日本近海の水深100~800メートル付近の海底の砂泥の環境を好んでいると言われます。水深数百メートルの海は水温が低かったり、水圧が高い問題が出てきますが、そのへんにも柔軟に適応できてしまうサメなのです。

活発な時は浅い場所まで上がる

ノコギリザメが活発な動きを見せるのは、夜の暗い時間帯。食事のため活発に動き始め、時に水深50メートルよりも浅い方まで上がってくることがあります。日中でも海面に顔を出している映像などもあり、浅いところから深いところまで、自由に動き回っているようです。

ノコギリザメは世界に8種類

ノコギリザメは、2属8種が存在しています。日本だけでなく、世界の海では違ったノコギリザメを見ることができます。オーストラリア沖ではトロピカル・ソーシャーク、ロングノーズ・ソーシャークなど。南アフリカや太平洋など温暖な陸地の近海が、主な生息地です。

ノコギリザメは海水・淡水関係なし

普通の魚は海水か淡水、どちらかで生息するものが多いはずです。しかしノコギリザメの凄いところは、海水も汽水も淡水も、どこでも関係なく生き抜けることです。

普通のサメは淡水で生きられないのに

通常のサメは体内で尿素を作り出すため、アンモニアの臭いが強くなります。サメの尿素は浸透圧を調整するためにあり、これで脱水を予防し海水に適応しているのです。しかしノコギリザメの場合は、尿素を作り出さず、海水でも淡水の中でも泳ぎ回るから不思議です。

ノコギリザメが淡水でも生きられるのは

ノコギリザメが海水と淡水で生きられる理由は、詳しくは判明していません。体内で尿素を作り出さない代わりに、腎臓で真水を作って脱水を防いでいるから、淡水でも問題がないのだと言われています。ノウノウソウという不思議な別名があるように淡水の川の中でもノウノウと泳いでいます。

ノコギリザメと接触したら

ノコギリザメはノコギリを備えているから一般の魚に比べても攻撃性が高いかと思いきや、そうではなかったようです。

ノコギリザメはおとなしい

もしノコギリザメが人を襲い始める事件が起きるとしたら、それは人間のほうが、ノコギリザメに対してかなりちょかいを出したり、刺激を加えることが原因になりがちです。刺激を与えさえしなければ、ノコギリザメは襲ってくることは無い、比較的おとなしい生態を持つ魚と言われています。

万が一襲われたら

人間を襲わないノコギリザメですが、海外ではダイバーが襲われたケースがあります。ダイビングやシュノーケリングなどでノコギリザメに襲われたら、気をつけないといけないのは鼻先のノコギリ。素手で防ぐと、たちまち切り刻まれて出血大サービスになってしまいます。

ノコギリザメって食べられる?

ゲテモノ的なノコギリザメは食べないだろうと思いきや、実は日本でノコギリザメは、知らずと食用にも使われています。

底引き網漁で捕獲しやすい

一般的にフィッシングで狙って釣るような人は、まずいない魚です。しかし稀にルアーなどの釣りで掛かることがあります。ノコギリザメの身はくさみがなくて上質で、業者向けに底引網や底刺網などの漁で捕獲して水揚げがされています。

こっそりかまぼこに入ってる

日頃から日本人が食事で口にするかまぼこですが、かまぼこの材料はスケトウダラやハモ、それにサメが入っているのが一般的です。しかしかまぼこの中には、時にノコギリザメも含まれているといいます。かまぼこを食事しつつ、これはノコギリザメなのだろうか等と思いを馳せたくなります。

ノコギリザメ料理

ノコギリザメのかまぼこ意外では、画像のようにつみれだんごを作って、味噌や醤油仕立ての鍋に入れてみるのは、おすすめな食べ方です。ノコギリザメのハンバーグにしてみたり、おでんの具としても美味しい食材にできそうです。

ノコギリザメの展示する水族館が少ない?

魅力的なノコギリザメだから、全国の水族館で確実に展示しているかと思いきや、実は意外な事実が浮かび上がってきました。

日本は水族館は多いのに

日本は四方を完全に海に囲まれた海洋立国。寿司や刺身で魚を消費するだけでなく、2018年現在で世界で一番の水族館が多い国です。そんな水族館大国なのに、なぜかノコギリザメを展示している水族館はネットから見つかりにくいようです。

水族館も飼育が難しい

それはノコギリザメの飼育が、プロの飼育員のいる水族館ですら、困難なことだからでしょうか。ノコギリザメは水槽の中へ生活環境が変化すると、ストレスから食事をしなくなることが多いと言います。そのため水族館でも扱いにくいようです。

ノコギリザメ見るなら水族館チェック

全国の水族館では、新たに魚の展示を始めたら、ウェブサイトで告知をします。ノコギリザメも展示を開始すれば、ネットに情報が浮かんでくるはず。ネット検索にかけて、現在ノコギリザメを展示している水族館チェックを必ずしてください。数年前の古い情報は、あてにならないので注意です。

ノコギリザメを観察おすすめ水族館①

名古屋港水族館

愛知県の名古屋港をのぞむ、名古屋ガーデン埠頭の名古屋港水族館。ここは日本最大の21,707平方メートルの床面積を持つ、日本一大きな水族館です。館内には世界最大級の野外水槽があり、500種5000匹もの多様な生物、イルカやシャチなど、多様な動物のショーも見られます。

名古屋港水族館のノコギリザメ

水族館の南館の「日本の海」のコーナーには、黒潮大水槽という巨大な海水の水槽が置かれています。ここでは大量のマイワシのトルネードが人気ですが、いろんな日本の海の魚と一緒に、ノコギリザメが展示されています。食事の時の生態をチェックしてみてください。

名古屋港水族館のアクセス

出典: http://enjoy.nagoyaaqua.jp/access/2014111311182957.html

電車の場合、名古屋駅からは、JR東海道本線金山駅で地下鉄名港線に乗り換え、終点名古屋港駅に向かいます。名古屋港駅から徒歩5分です。車の場合、名古屋高速4号東海線の港明インターから、名古屋港方面に直進してすぐです。ガーデンピア交差点近くに駐車場があります。

ノコギリザメを観察おすすめ水族館①

いおワールドかごしま水族館

桜島の絶景が隣り合わせな、鹿児島湾に面したかごしま水族館は、鹿児島の海や河川の魚類を中心とした展示をしています。巨大なジンベエザメが見られたり、日本で最初にサツマハオリムシの展示をした水族館としても知られます。

いおワールドかごしま水族館のノコギリザメ

溶岩トンネルや展望エリアのある4・5階のフロアの「かごしまの海」が、ノコギリザメのいる場所です。砂の敷かれた水槽の中に、ノコギリザメが何匹も群れている様子が見られます。

いおワールドかごしま水族館のアクセス

出典: http://ioworld.jp/information

鹿児島空港からは、鹿児島市内に向かうリムジンバスに乗ります。金生町から水族館までは徒歩で15分、または市営バスで3分です。市電の水族館口電停から、水族館までは徒歩10分です。

ノコギリザメの生態を見に行こう

不思議なノコギリを持ったノコギリザメは、見た目と同じく生態も一筋縄じゃ行かないものがありました。見る機会すらも少ないノコギリザメは、神秘的な海の魚を観察したい人が実際に見たい興味の的です。ネット画像じゃなく、確実にその目で見れる水族館で、泳ぐ雄姿を焼き付けてください。

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