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自転車のチェーン洗浄・掃除の方法とクリーナーの使い方は?簡単お手入れのコツ!

自転車のチェーンは消耗パーツです。長寿命なチェーンにするには洗浄することが必須です。自転車のチェーンをきれいに洗浄しておくことで、常に快適な走行を実感することへつながります。今回は、その洗浄方法やクリーナーを使った簡単なお手入れのコツもご紹介しています。
2020年8月27日
Hobby Life
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自転車は金属でできている

自転車はどういったもので製造されているかと言えば、金属を中心として作られています。フレームという骨格をメインとして、ハンドル、タイヤ、ペダル、チェーンが主だったパーツです。そして、これらのほとんどが金属製です。そのため体格に関わらず、大抵の人が快適に乗車することができています。ただ、1部にはゴムや合皮といった材質のものも使われていますが、自転車の90%以上の部品が金属製です。

金属は錆びる

その金属製の自転車は、主に通勤や買い物などのプライベート、またはサイクリングやダイエットなどの各シーンで利用することが多い乗り物ですので、常に気候と密接に関連しています。たとえば雨が降ってしまい、手入れせずに長期間放置したままですと、どうしても錆が発生してしまいます。また海沿いなどにお住まいの方ですと、常時潮風に吹かれている状態ですので、金属製である自転車の各箇所はとても錆びやすい傾向にあります。

自転車の洗浄と掃除は必要?

日常茶飯事に使用している自転車は、定期的な洗浄と掃除といったメンテナンスを必要としています。とくに可動部には適度な油分も必要となってきます。金属同士の可動において、適度な油分がない状態ですと、どうしても金属疲労が増して、劣化が早まったり、錆が発生したりします。自転車は安価なものや数十万円以上する高価な自転車まであります。そして、いずれの自転車においても定期的な洗浄、掃除といったメンテナンスが重要と言えます。

洗浄・掃除のメンテナンスはどのくらいのペース?

自転車に乗る頻度や保管方法によってメンテナンスをするペースは異なります。たとえば、毎日のように数㎞~数十㎞走る場合、当然ながら泥汚れが付着しやすくなります。さらには可動部分も金属疲労を発生しやすくなってしまいます。ただし毎月2、3回程度の乗車しかしない自転車であれば、泥汚れなどは付きにくいですが、保管方法によっては錆が発生しやすくなります。いずれにしても、最低月に1度は洗浄や掃除をはじめとするトータルメンテナンスをすることが重要です。

自転車の洗浄と掃除をしないとどうなる?

チェーンをはじめとして、自転車の手入れをしないままですと、各部に汚れが堆積していきます。これは乗らずに保管しているだけでも汚れが蓄積します。つまり、手入れをしないままでいれば、チェーンは摩耗して漕ぐパワーを的確に後輪へ伝えることができず、無駄なロスを生じていきます。徐々にロスしていくことですので、気付かないケースが多いです。

自転車でとくに洗浄と掃除が必要な箇所

各部に洗浄と掃除などのメンテナンスが必要なことはご理解いただけたことでしょう。中でも、とくにメンテナンスが必須な箇所がチェーンです。チェーンは、自転車を漕いだ際のパワーを後輪へ直接連動させる重要なパーツです。つまり、チェーンのメンテナンスが適切でなければ快適な自転車走行ができなくなるといった最悪の弊害も生じます。

常に可動するチェーンの手入れが重要!

チェーンは金属製で、しかも小さなコマが連結するため、経年で劣化する消耗品です。洗浄や掃除などの手入れをしないままですと、適切な可動をしなくなったり、錆が発生してしまい、スムーズに前進することができなくなります。そのため、効果のある定期的な手入れが必要となります。自転車の中で一番可動するパーツですので、手入れしないで乗りっぱなしにすることはおすすめできません。メンテナンスフリーではありませんので、適宜効果の高いケアをしていきましょう。

そもそも自転車のチェーンの役割とは?

自転車のチェーンは脚でペダルを漕いだときに、その力を後輪へ伝える役割があります。強く漕げば高い速度が出ますが、チェーンのメンテナンスが適切にできていない自転車の場合、同じ力で漕いでも同等の速度がでなくなるほど劣化してしまうケースがあります。そのため、自転車を快適に運転するためにとても重要な駆動の役割を果たしているパーツです。

自転車チェーンを洗浄・掃除する簡単な方法①

水洗いで洗浄する!

チェーンを洗浄する場合、まずはじめに水洗いすることが一番の効果的なコツです。はじめから洗剤などをかけず、まずは水洗いで汚れを洗い流していきます。これだけでもおおむねの汚れは落ちます。チェーンに付く汚れは、泥や油が中心です。そのため、チェーンのコマの隙間にそれらの汚れが堆積していきます。まずは水洗いで落ちる汚れから落としていきましょう。

自転車チェーンを洗浄・掃除する簡単な方法②


高圧洗浄機を使うと効果的な水洗いができる!

チェーンに付いた汚れがひどい場合、高圧洗浄機を使って水洗いすることもおすすめです。使い方は簡単で効果お高いです。高圧洗浄機は一般的なホースでの水洗いより強力な勢いで放水できるので、頑固な汚れでも容易に除去することができます。さまざまなメーカーより多くの機種が発売されていますので、使い方次第で自転車のチェーンのみならず、家庭内のさまざまな箇所へも流用できる効果てきめんの機材です。

自転車チェーンを洗浄・掃除する簡単な方法③

お湯を使うと一層効果的!

簡単に自転車のチェーンに付いた汚れを落とすのであれば、水洗いではなくてお湯を使う方法がおすすめです。お湯で洗浄することで、頑固な汚れでも柔らかくなる傾向と効果があります。経年でこびりついてしまった泥汚れや油汚れでも、お湯を使うことで落としやすくなります。洗剤などを使わなくても、上手なお湯の使い方で大半の汚れがきれいになります。水洗いでは落ちなかった汚れにはとくに効果的な方法です。

自転車チェーンを洗浄・掃除する簡単な方法④

ブラッシングする!

ブラシを使って水洗い掃除することも効果が大きいのでおすすめです。自転車のチェーンは小さなコマ同士が連結して1本のチェーンとなっています。そのため、1つずつのコマが分離されている形状です。その分離している隙間に汚れが堆積していく傾向があります。使い方は、チェーンの連結部にブラシを使って掃除することがもっとも重要であり、効果的で簡単な手入れの方法です。硬めのブラシであれば頑固な汚れでも落としやすくなりますので、使い方次第でどんな汚れも除去できます。

自転車チェーンを洗浄・掃除する簡単な方法⑤

スプレー式のパーツクリーナーを使う!

自転車のチェーンを簡単に掃除するのであれば、パーツクリーナーを使う方法もあります。使い方は簡単です。パーツクリーナーは勢いよく洗浄剤を発射するスプレーですので、頑固な油汚れが付いた自転車チェーンでもスプレーの勢いでおおむねの汚れが除去できます。この方法であれば、余計な掃除用具を準備しなくても簡単に掃除することができる上手なケミカルの使い方と言えます。そのため、短時間で手入れを終わらせたいときにもおすすめの方法です。

自転車チェーンをクリーナーで簡単お手入れ①

クリーナーを使った丁寧なメンテナンス

自転車のチェーンをより丁寧に掃除したい場合、やはり専用のクリーナーを使うことが望ましいです。クリーナーとは、油分を除去して錆を防止する成分が入っていますので、こちらを使って洗浄することで汚れも落ちてアフターケアもできますので、一石二鳥の手入れ方法です。使い方は前述したように、まずは水洗いであらかたの汚れを落としてからメンテナンスすることがおすすめです。

自転車チェーンをクリーナーで簡単お手入れ②

クリーナーをチェーンへ直接塗布する!

ある程度の汚れをチェーンから除去したら、次にクリーナーを使います。使い方としては、あまりにも汚れが頑固である場合、自転車チェーンへ直接クリーナーをかけてから洗浄と掃除をするやり方もあります。定期的な手入れをしていなかった自転車の場合ですと、こういった使い方で汚れを簡単に落とすやり方もあります。または、酷道を走行した場合ですと、いつもよりひどい汚れがチェーンに堆積してしまった場合でも有効な手段です。


自転車チェーンをクリーナーで簡単お手入れ③

汚れを柔らかくしてからメンテナンスしよう!

定期的に自転車チェーンの手入れをしている場合であれば、直接クリーナーを塗布する必要はありません。この場合、バケツに水やお湯を張り、その中へクリーナーを適量入れます。この洗浄液で自転車チェーンを掃除していきます。使い方ですが、まずはチェーン全体にこの洗浄液をかけて5分程度置きます。これで堆積して固まった汚れが柔らかくなります。その後、ブラシを使ってチェーンの各コマを丁寧に磨いていきます。

自転車チェーンをクリーナーで簡単お手入れ④

パーツクリーナーも併せて使う!

先にご紹介したパーツクリーナーを使う方法を合わせて行うことで、より一層とチェンの洗浄をきれいに行うこともできます。はじめにパーツクリーナーであらかじめ大きな汚れを除去しておきましょう。これで大抵の汚れが落ちますので、その後にクリーナーを使って再度洗浄していきます。ブラシを使って細かい汚れを落としたり、高圧洗浄機を使った水洗いで大胆に汚れを落とすこともできます。

自転車チェーンをクリーナーで簡単お手入れ⑤

道具の使い分けが大事!

チェーンは金属製ですので、硬めのスポンジを使って水洗い洗浄する方法も簡単です。クリーナーをバケツの水に入れたり、直接スポンジにかけてからチェーンを磨く方法も簡単にきれいになるのでおすすめの方法です。多量のクリーナーを付ければ汚れが落ちるわけではありませんので、適度な量を使って、その中でブラシやスポンジを使い分けて手入れすることで、とても簡単に汚れてしまった自転車のチェーンがきれいになります。

自転車チェーンを手入れする時の注意点!

自転車のチェーンの洗浄や掃除をする場合、素手で行うことは控えましょう。水分を使っていますので、ふやけた手で金属製のチェーンに触れると思わぬ怪我をしてしまうことがあります。汚れの中には、小石などの鋭利な異物も混入しているケースがありますので、チェーンの水洗い洗浄をする際には、必ずゴム手袋などをはめてから行うようにしてください。

自転車チェーンを洗浄・掃除する最適な場所

自転車のチェーンのコマの1つは約2㎝ほどです。そのため、各部の可動部をきれいにするには暗い場所では手入れしにくいです。やはり、明るい日中やガレージなどで照明を点けて行う手入れが最善と言えます。暗い場所での手入れでは、せっかくの手入れも最善のケアができません。どうしても夜間に行う場合であれば、懐中電灯などを使って手入れしましょう。

自転車チェーンをきれいに仕上げる手入れのコツ

自転車チェーンは洗浄するばかりがメンテナンスではありません。ここまでご紹介してきた掃除の方法はチェーンに付いた汚れを落とす方法です。汚れを落とした後、さらに最適な手入れをすることにより、走行性が格段に上がります。どういった仕上げの手入れがあるのかをご紹介していきましょう。

自転車チェーンをスプレーでオイルアップする!

きれいに汚れが落ちたチェーンは可動する部分に油分が足りていない状態です。そのため、チェーンの各コマの連結部へスプレーでオイルアップしていきます。ホームセンターで販売している安価なスプレーオイルで構いませんので、チェーンのコマの連結部1つずつへ丁寧にスプレーしましょう。やはり、手が汚れないスプレーでのケアですので簡単な手入れができます。

自転車チェーンをグリスアップする!


スプレーオイルでも十分な効果がありますが、より一層と定着するグリスアップという手入れもあります。こちらの場合、スプレー式ではありませんので、指にグリスをとって、チェーンの各コマの隙間に丁寧に塗り込んでいくスタイルです。グリスの場合はスプレータイプのケアと違い飛び跳ねにくい性質がありますので、長期間チェーンの油分を保つことができます。簡易的なスプレーでの手入れよりも、より丁寧な手入れをする場合におすすめの方法です。

自転車の保管場所も検討する

せっかく時間をかけてきれいにした自転車です。そのまま青空駐車ですと、とくにこれからの梅雨時にはすぐに劣化しやすくなります。きれいになった自転車を維持するには、やはり室内保管が最上です。ガレージがあればベストですが、自転車用のビニールハウス的な保管用具もあります。そうしたアイテムを駆使して、愛用の自転車を保管することで、手入れする頻度も格段に減りますので、ケアの負担も軽減することができるのでおすすめです。

自転車のチェーン交換も必要!

愛用の自転車に使っているチェーンは、どれだけ丁寧な手入れをしても経年で必ず劣化していきます。最善な状態を維持するには、ある程度の期間が過ぎたら適宜チェーンを交換することがベストです。

自転車のチェーンは消耗品!

手入れをしながら、チェーンの状態をチェックすることも自転車をメンテナンスする醍醐味の1つです。洗浄のたびにチェーンの状態をチェックするようにしておくことで、出先で起こるトラブルを回避することへもつながります。あくまでも自転車のチェーンは消耗品ということを念頭に置き、大きな劣化が生じる前に早目の新品交換をしていきましょう。

自転車チェーンを手入れしたら安全走行しよう!

今回は、自転車チェーンの洗浄と掃除の仕方を中心としてご紹介しました。とくにチェーンという部品は、常時可動している消耗品です。金属は油分を維持しながら、余計な汚れがないことがベストな状態です。今回の洗浄と掃除の方法は、重要でありながらも基本的な手入れです。ぜひ、愛車の手入れにお役立てください。

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