検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

ジグソーの使い方と機能とは?直線・曲線カットの仕方や刃の種類を解説!

ジグソーとは木材や金属を切断することのできる電動工具です。ジグソーは使い方によって直線・曲線カットが自在にできる便利な工具で、刃の種類を変えることで様々なことに使えます。今回はジグソーの使い方や機能などについて解説していきます!
2020年8月27日
ysakura3928
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

ジグソーとは?

往復運動で切る電動工具

ジグソーとは工具の先端についた刃が往復運動をすることで物をカットする電動工具です。木材ならば厚さ60mm位まで、金属ならば5mm位までカットすることが可能です。手で切るよりもはるかに楽でキレイにカットできるので、DIYでは勿論ですがプロも手放せない電動工具になります。価格も手が出しやすいので、DIYを始めようとする入門者にもおすすめです!

DIYでは外せない電動工具

ジグソーは小型で手に持って作業ができる電動工具です。バッテリー式とAC式のものがありますが、どちらも非常に力強い力でカットが出来るので、家での作業だけでなく仕事先などどんな場所でも使うことができます。 DIYにおいてはかさばらずにおける電動工具の中でも汎用性が非常に高く、一台持っていれば切断はジグソーで事足りてしまうでしょう。女性でも簡単に扱える電動工具なので非常におすすめです!

ジグソーとセイバーソーの違いとは?

刃の付いている方向が違う

ジグソーに似た電動工具にセーバーソー(レシプロソー)がありますが、この二つの電動工具には違いはいくつかあります。まず大きな違いには切断用の刃の付いている方向が違う点です。ジグソーは工具の下側に刃が付いていますが、セイバーソーは横側に刃が付いています。これはジグソーが板を切ることを目的にしているのに対して、セーバーソーはパイプや壁のカットなどを目的にしているからです。

カットできる範囲が違う

ジグソーには安定性を高めるための大きなベースが付いていますが、セーバーソーには最低限のべースのみしか付いていません。これはセーバーソーが自由度の高いカットを行うためであって、ジグソーと異なる部位です。ベースが大きいジグソーは安定して綺麗なカットができる分、狭い範囲や自由なカットができません。逆にベースの小さいセーバーソーは安定こそしにくいですが、細かい部分のカットや自由度の高いカットができます。

最近では刃をシェアできるタイプも

ジグソーとセーバーソーは使い方の違いはあるものの、刃の形などが似ていることもあって適合しない刃を無理矢理に使っている時がありました。しかし、最近には両方の工具で刃をシェアできるタイプのも販売され始めていて、複数の刃をゴチャゴチャと持たずにも良くなってきています。

ジグソーの用途

木材や金属の板のカットに

ジグソーは小型の電動工具で、設置型のバンドソーや丸鋸などが使用できない木材や金属の板のカットに適しています。非常にパワフルな電動工具で、堅木や軟材や金属も刃を開けることでキレイにカットすることができます。プラスチックやアクリルなどの素材もカットすることができるので、DIYでは汎用性の高い工具として好まれています。


木材の穴あけなどに

木材の板に穴を開けたあとジグソーを使うことで綺麗な円弧の穴を開けることができます。糸鋸などよりも素早く作業できる他に分厚い板でも使うことが出来ます。また応用した使い方では板への窓抜き加工など、様々なことに対応することができます!

ジグソーの特徴!

決まった角度にカットができる!

ジグソーに取り付けられたベースによって刃と板が垂直になるので綺麗な角度でのカットが可能です。手でカットするとどうしても歪みが出てしまいますが、ジグソーならば正確な直角の板を切り出せます。更に正確に直線に切り出したい場合は専用の治具を使うことで精密なカットが可能です。

薄い刃で曲線加工もできる!

ジグソーの刃は薄くてよく曲がります。ほどよく曲がるのでうまくジグソーを扱えれば曲線加工も可能になり、分厚い木材の板でも穴を開けることができます。金属などは流石に曲線切りも難しくなりますが、できないことはないのでチャレンジしてみるのも良いでしょう! ただし、曲線加工をするときは曲がった刃が折れないように注意してください!

ジグソーの便利な機能!

オービタル機能とは?

オービタル機能とはジグソーの刃が上下だけでなく微かに前後にも動くことで円を書くような動きになる機能です。この機能があると切子の排出などが良くなるのと刃の食い込みがよくなるので切断の速度が上昇します。最近のジグソーにはこのオービタル機能がONとOFFできるようにスイッチが付いていますが、ないものもあるので購入するときには昨日のある無しを確認してください。

傾斜切断も可能!

ジグソーのベースは通常は刃と90°の垂直ですが、六角レンチなどで固定している角度を変えることができます。自由な角度で固定もできるので組木用の木材を切り出す時などに重宝する機能でしょう。ただし角度をつけた状態だと一部のパーツなどが使えなくなる時があるのでよく注意してから使いましょう。

ジグソーの刃とは?

薄い小型の刃

ジグソーに使われている刃は薄くて小型の刃です。メーカーによってワンタッチタイプで取り付けられるものと六角レンチを使って止める種類がありますが、最近ではどちらでも使えるタイプも増えてきています。消耗品として使われる刃は5枚程度でまとめられて販売されています。最近ではメーカーのボッシュから出ているBタイプと呼ばれる替刃がワンタッチで装着できるので多くのメーカーのジグソーで使えるように互換性が持たされています。

素材に対して適切な刃

刃には切断する素材に適した替刃が販売されているので、いくつかの種類を持っていると良いでしょう。それぞれの適した刃で切断すればバリなどが少なくなる他にも切断速度の向上したり切り口がきれいになったりと良いことしかありません。逆に適していない刃で無茶に切断しようとすれば、刃が折れて怪我をする可能性もあるので注意しましょう。

ジグソーの替刃の種類


木材用の刃

木材用の刃は切断する木材に合わせた種類があって、合板用・厚板用・高速切断用などがあります。これらの種類の他に刃の厚みにも種類があって、薄い刃の方がより曲線切りに適しています。ただし薄ければ薄いほど強度も弱くなるので適切な厚みを選んで購入しましょう。

金属用の刃

金属用の刃も切断する金属によって適切な種類があって、特にステンレスは通常の工具では切断することが難しくてステンレス専用の替刃が存在します。他にも切断しやすくするために替刃の硬度を強化したものも存在するので、よく注意して購入してください。鉄工用、ステンレス用、非鉄金属用の3種類を持っておけばDIYでは問題なく作業できます。

樹脂用の刃

主にプラスチックやアクリルの切断に使う替刃です。樹脂用の替刃を買うときの注意点としては刃の山の数に注意します。刃の山の数が少ないと切削量が大きく素早く切断することができますが、その分だけバリや切断面が荒れます。逆に刃の山の数が多ければ切断速度は遅くなりますが、切断面は綺麗になってバリなども少なくなります。

ジグソーを使うときの注意!

ゴーグルなどの保護具は付けよう!

電動工具を使うときは切削物や工具などが壊れて飛んできても安全なようにゴーグルや作業着など安全具を装着しましょう。高速で動く刃などは非常に強い力で動いているので皮膚などに簡単に刺さってしまいます。特に顔面については目など柔らかい部分が多いので安全第一です。ただし、手の保護に軍手を使うのはやめましょう。回転工具では巻き込まれる可能性もありますし、ジグソーのような往復運動をする工具でもやめたほうが良いです。使うのであれば、非繊維質の専用の手袋を購入しましょう!

刃に触れないようにしよう!

高速で動く刃は少し触っただけでも大怪我のもとになります。ジグソーは安全用に刃の全面や周囲に保護用の金具やパーツがあるのでそれを活用しましょう。もしも保護具がない場合は刃の交換時などには電源を抜く、トリガーをロックしておくなど急に刃が動かないようにする工程をおきましょう。ひと手間かかりますが、安全第一の精神でいきましょう!

ジグソーの使い方① 直線切り

ガイドを使って正確に

ジグソーで正しく直線切りをするには下書きをする他にもガイドを使うのがおすすめです。木材などをベースに沿ってガイドにすることでより綺麗にカットすることができます。自作ができる方はアルミなどで簡単な直線ガイドを作ればより綺麗に直線切りができるでしょう!

押し込まずにゆっくりと

カットをするときにはついつい素材に対して工具を押し付けがちになりますが、無理に押しつけても刃が歪んだり切り口が歪むだけで良いカットができません。ベストな力加減は素材に対して押し込まずに抵抗をかすかに感じる程度で進むのが素材と刃に対して負担をかけずちょうど良いです。


オービタル機能で素早く切断!

素早く直線で切断をしたいときにはオービタル機能を使うのがおすすめです。バリが多くなるなどのデメリットもありますが、素早く切れるというのは大きな利点です。しかし、オービタル機能を使ってカットするのは木材とプラスチックなどだけにしてください。金属に対してはオービタル機能の食い込みは負担が強くてよくありません。またオービタル機能を使う場合は曲線切りもやめてください。

ジグソーの使い方② 曲線切り

無理に曲げようとすると

曲線切りをする時には薄い替刃を使う他に使い方にも注意が必要です。無理に曲げようとすると刃に負担がかかって非常に折れやすくなります。刃が折れるだけならまだいいですが、素材に変にくい込んだり体に飛んで怪我をしたりする可能性が高くなるので注意しましょう。適切な素材に対しての替刃と厚みを意識して選びましょう!

刃先よりも後ろ側を曲げる感覚

うまく曲線でカットするにはジグソーの刃先を曲げると意識するよりも後ろ側(テール)をずらす感覚でやると上手く曲線できることができます。ジグソーをドリフトさせていると考えるのも良いでしょう。過度にずらす必要もなく緩く曲げるようにすることが綺麗で滑らかな曲線を書く事のポイントです!

完璧な円弧を求めない

下書きなどを用意して曲線切りをすると思いますが、ジグソーのみで完全な円弧を切るにはかなりの熟練が必要です。大きさによってはできない曲線切りもあるでしょうし、完璧な円弧を求めて切断するのは諦めたほうが賢明でしょう。目標には描いた下書きの線に対して平行になるように切っていくとなだらかな円弧でカットすることができます。

ジグソーのまとめ

電動工具が気になる方はこちらもチェック!

ジグソーの替刃や使い方はご理解いただけましたか? DIYでは出番の多い工具ですので、是非とも使ってDIYを楽にしてみてください! 本体の価格はそこまで高くなく替刃なども比較的に安いので、入門者などにも大変おすすめです! そのほかの電動工具に興味を持った人は下記にまとめ記事を紹介していますのであわせてお読みください! 今まで大変だった作業も楽に綺麗に出来るかもしれませんよ!