アウトドアリサーチ ヘリウムビビィ
Outdoor Research Alpine Bivy
アクアクエスト Hideaway ビヴィ
ビビィサックでお手軽野外泊を楽しもう!
キャンプや登山など野外で睡眠をとるとき、テントがないと眠ることができないと思っている人もいるでしょう。最近では、ハンモックやビビィサックなど軽装で野外泊を楽しむ人も増えています。ハンモックは知っているけれど、ビビィサックってなに?という方に向けて、今日はビビィサックの魅力をご紹介します。ビビィサックを具体的に活用したいシーンなどと併せて見ていきましょう。
ビビィサックとは
まず、イメージを掴んでもらうために簡単にビビィサックについてご説明しましょう。ビビィサックは寝袋のような形をした一人用テントのようなものです。寝袋と違う点は、ワイヤーなどが入っていて形が決まっていること、小さな荷物なら一緒に入れて眠ることができるという点です。これは一例で、ビビィサックにはもっと便利に活用できる特徴があります。
ビビィサックのメリット
SNSでビビィと検索すると結構多くのコメントや写真がヒットします。ビビィを使ってアウトドアを楽しんでいる人がそれだけいるということですね。ビビィサックの魅力とはどのようなところにあるのでしょうか?まずはビビィサックのメリットからご紹介します。
自然とより近く
ビビィサックを使うメリットのひとつめは、何といってもテントよりも自然を身近に感じられるというところにあります。雨の心配がないときには、顔の部分だけ開いて星を見ながら眠りにつくこともできます。それならハンモック泊でも同じではないか?と思われるでしょうが、実際ハンモックを使えるような木には冬以外のシーズンでは葉が茂っていてなかなか星空を仰ぎながら眠るのは難しいのです。
蚊帳の代わり
夏のキャンプの大敵は、自然ならではの虫の存在です。血を吸われたり刺されたりという明らかな実害以外にも、虫が気になってなかなか眠れないということもあります。ビビィサックには蚊帳のようなメッシュ機能がついているものもあります。夏場はテント泊でも中でメッシュのビビィサックを使うことにより、虫のわずらわしさから開放されます。
コンパクト
ビビィサックのメリットはその軽量コンパクトなところにもあります。ポールなどなく最低限のワイヤーなどでコンパクトに作られています。バイクや徒歩での荷物を制限されるソロキャンプには、ビビィサックのこのコンパクトさは大きなメリットとなるでしょう。
設営いらず
テントを張るのもアウトドアの楽しみのひとつという人もいますが、何度もキャンプや登山などで野外泊を繰り返している人はだんだんとテント設営が面倒になってきて、「できるだけ簡単に設営できるもの」を選びたがる人も少なくありません。ビビィサックの良さは設営いらずなところです。サッと広げてその中に荷物ごと潜り込めば良いので余った時間を釣りや料理、まったりする時間など他の楽しみに使えます。
ビビィサックのデメリット
ビビィサックよりもテントを使っている人をよく見かけるのは、それなりのテントの良さと共にビビィサックのデメリットもあるのではないでしょうか。
狭さ
いくら人が寝袋ごと入れて荷物も入れるスペースがあるといっても、テントと比べたら狭さは否めません。体格の良い人は、ビビィサックで眠ることで圧迫感を感じることもあるでしょう。
結露
ビビィサックは気軽なソロキャンプ用には便利な道具ですが、使うシーズンを選びます。真冬はメッシュではなくしっかりクロスで覆って寒さ対策をするでしょう。中に人がすっぽり入って息をするのですから、どうしても外気温との温度差で結露は避けられません。透湿性が高いという商品でも湿度を逃がす前に凍って霜になってしまうので真冬のソロキャンプには不向きです。
ソロ用
ビビィサックという名前が付けられた商品の中にも、海外製のものは中も広く日本人なら二人で眠れるようなものも存在します。しかし、ほとんどがビビィサックは一人用に作られた簡易的なテントのようなものです。あくまでもソロキャンプや登山、バックパッカー用の小さな部屋と考えるのがよいでしょう。
ビビィサックを選ぶポイントは
ビビィサックの中で休むには、一番重要なのはサイズです。そのほかにもいくつかビビィサック選びのポイントがあります。快適に過ごせるビビィサックの条件とは何でしょうか。
防水性
ビビィサックをソロキャンプ用にこれから買おうと思っている人は、まずその防水性を確かめましょう。特に縫い目の防水がしっかりしていないと、いくらクロスは防水がしっかりしていても縫い目から浸水してきてしまって荷物が濡れたということもあります。少々の雨程度ならビビィサックだけで過ごせますが、防水が心配であればタープとの併用も考えなくてはいけなくなるでしょう。
通気性
ビビィサックは寝袋型をした小さなテントという考え方ができます。内部が狭いので、どうしても通気性は気をつけないと息苦しさを感じたりしてしまうでしょう。通気性と共に透湿性も高いものでないと、一晩すごすと自分の吐く息の湿気で内部がしっとりなんてことにもなりかねません。通気性、透湿性の高いビビィサックを選ぶことも大切です。
ビビィサックのおすすめ商品
ここまでの、メリット・デメリットを踏まえおすすめのビビィサックを集めてみました。どれもネット通販で購入できるものです。
アウトドアリサーチ ヘリウムビビィ
アウトドアリサーチ ヘリウムビビィ
日本で買えるビビィサックで注目されているのはアウトドアリサーチのビビィサックでしょう。特にヘリウムビビィが人気が高いです。他のビビィと比較して透湿性、防水性、軽量化どれも優れたものとなっています。ビビィサックの底の厚手のシート部分は178センチなので身長がそれほど高くない人は荷物も十分に収納できます。
Outdoor Research Alpine Bivy
Outdoor Research Alpine Bivy
こちらのビヴィは、アウトドアリサーチから販売されているモデルです。ファスナーで閉められるため、自分だけの空間を作り出すことができます。そのため、プライバシーを守りたいという方にも最適。
また、完全にオープンにさせるだけでなく、半分だけオープンにさせることも可能です。お好みに合わせて調節してみてください。価格は3万円程度と、これからキャンプを始める方でも購入しやすいです。
アクアクエスト Hideaway ビヴィ
アクアクエスト Hideaway ビヴィ
こちらのビヴィは、アクアクエストから販売されているモデルです。しっかりとした撥水性を発揮するほか、コンパクトに収納できます。通気性抜群で、内部に発生する結露を最小限に抑えているのがポイント。
また、価格は1万円程度です。そのため、初めてビヴィを購入するという方にも最適。軽量ペグを採用することにより、さらに持ち運びやすくなっています。2分ほどで組み立てられるので、初心者も安心です。
ビビィサックが向いているシーン
具体的に、どんな人がどのようなシーンでビビィサックを使っているのでしょうか。ビビィサックがあると良いアウトドアシーンを考えてみました。
星空を見ながら眠りたい
ソロキャンプに限らず、「行き倒れ」などと呼ばれるできるだけ気軽に軽量コンパクトな荷物で野外泊をするバックパッカーも存在します。そんな人は、天気のよい夜なら星空を眺めながら眠りにつくという素晴らしい体験をしています。公園のベンチで寝るのは抵抗がある人でも、ビビィサックを使えばテント感覚でしっかり自分と荷物を覆いつつ星を眺めて眠りにつくことができます。
ふらっと一人で自然を感じたい
突然時間ができたので、仕事や勉強を忘れて自然の中で数日過ごしたい。急なアウトドアの欲求も軽量コンパクトなビビィサックがあれば、あとはシュラフやバーナーなど簡単な身支度でソロキャンプに出かけることができます。設営に時間もかからないので、限られた時間を最大限に使いたい無計画なアウトドアにぴったりです。
ビビィサックを使ったキャンプスタイル例
みんなのビビィサック泊
トートバッグに入るくらいの最小限の荷物だけでキャンプをしたいと思っている人。写真に写っている荷物だけでアウトドアを楽しんでいるそうです。軽量コンパクトで雨風を防いで快適な居住空間を作ってくれるビビィサックがあるからこそできるアウトドアの楽しみ方ですね。
ビビィサックとタープで雨対策もバッチリ
ビビィサックだけでは雨が心配という時は、タープを張ることで万事解決です。テントを張るよりもずっと早く、自分だけの雨も防げる空間を作ることができるのが、ビビィサックとタープの組み合わせです。
テントよりおしゃれ?
こちらも雨よけのタープ&ビビィサックの組み合わせですが、ビビィを底上げすることでさらに快適度をあげています。タープの下はまるで自室のような快適そうな空間になっています。ベッド代わりのビビィで寝ているところが丸見えにならないから、タープだけでも安心なんですね。
ビビィサック泊の注意点
身長プラスの空間を
ビビィサックとひとくちにいっても、その広さや高さはまちまちです。ただ、中に寝袋を入れるスペースがあるだけのものから、荷物も入れられる広いものまで。透湿性や結露を心配するなら、寝袋とビビィの間にスペースが欲しいものです。
ペグ打ちは必要?
ビビィサックにはペグがついているものも少なくありません。やはり風が強いときなどはビビィもペグを打っておいた方が良いでしょう。軽量コンパクトで高さが低いのでテントよりは風にも強いですが、念には念を入れた方が安心して眠ることができるでしょう。
まとめ
ソロキャンプには便利な一人用の小さな寝袋+テントのようなビビィサック。少しくらいの雨ならビビィだけでも防ぐことができるでしょう。透湿性もある素材で結露も安心なアウトドアリサーチのGORE-TEX製ビビィが特におすすめです。バイクや徒歩でアウトドアを楽しむ人には、軽量で持ち運びに便利な自室となってくれます。
キャンプが気になる人はこちらもチェック!
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