シマノリール「カルカッタ」とは
丸形ボディでサイズは100・200~400まで
丸形ボディのベイトリールであるカルカッタはシマノから発売しており、カルカッタの初代モデルは1991年に発売されました。
現在もシマノのリール「カルカッタ」は新モデルが発表されており、今までの長い期間の間にマイナーチェンジやフルモデルチェンジを繰り返しながら現代の釣りスタイルに合わせて進化していっています。
100・200~のサイズは様々なフィールドで活躍
シマノのリール「カルカッタ」には100・200~400までのサイズラインナップが存在しバス釣り・ナマズ・ライギョは勿論のことシマノのリール「カルカッタ」のスペックはソルトでのシーバスやロックフィッシュ・ボートゲームなどの100・200~のサイズに合わせて様々なキャスティングゲームに活躍します。
シマノリール「初代カルカッタ」のインプレ
丸形ボディの歴史を変えたシマノリール「初代カルカッタ」
1991年にシマノから発売された国産丸形ボディのベイトリールはセンセーショルな登場と剛性パワーと精度・パーミングの素晴らしさからアングラーの中でもバサーからは特にシマノのリール初代カルカッタは「圧倒的」な支持を得ました。
シマノの丸形ボディのベイトリール「初代カルカッタ」は簡単にピッチング出来る高い回転性能に当時のアングラーは驚きを隠せなかったと言います。
元はバス専のシマノのリール初代カルカッタ
1991年にシマノから発売された丸形ボディのベイトリール「初代カルカッタ」はそのスペックインプレからバス用として発売されソルトでの使用は危険を冒さない限り使用できるスペックではありませんでした。
しかし初代カルカッタがシマノから発売されて20年以上たった今ではシリーズのラインナップを増加させ改善や改良を繰り返し、今ではあらゆるフィールド・様々な魚種を狙うことが可能となったオールラウンドな丸形ボディのベイトリールとして進化しました。
そして、現在ではシマノのベイトリール代表となっています。
シマノのリール「初代カルカッタ100・200」
初代カルカッタ100・200のスペックインプレ
シマノの丸形ボディのベイトリール「初代カルカッタ100・200」の素晴らしき点はその剛性パワーの高さです。ハンドルを手に取って回したときの良さが一瞬で分かる程の滑らかな回転は当時では驚愕に値するものでした。
そして、現在のシマノの丸形ボディのベイトリール「カルカッタ100・200」の最新機種では大幅にパーミング性を向上させる為に左右非対称ボディにしたことで使用感が大幅に上がりました。
パワー・パーミング・ハンドル/進化するカルカッタ
シマノの丸形ボディのベイトリール最新「カルカッタ100・200」はパーミング向上以外にもスタードラッグをハンドルの外側へ配置したことでリトリーブ時におけるブレを減らしています。
このように初代カルカッタ100・200から現代のカルカッタ100・200はパワー・パーミング・ハンドルなどそのスペックはモデルチェンジの度に大幅に進化しています。
ちなみに1991年発売の初代カルカッタは2005年にフルモデルチェンジを果たして「05カルカッタ」となりました。
初代「05カルカッタ」のスペックインプレ
フルモデルチェンジした初代カルカッタ①
初代カルカッタからフルモデルチェンジした05カルカッタの気になる100・200のスペックインプレをご紹介します。2005年に発売された05カルカッタのスペックは今でも通用するほどの高い完成度を誇っています。
05カルカッタ100SUSシルバー/ギア比:5:8/最大ドラグ力(N/kg):34.3/3.5 /自重245g/ボールベアリング数:7個/ローラーベアリング:1個/全ベアリング:A-RB/糸巻量:3lb-140m:3.5lb-130m:4lb-100m
フルモデルチェンジした初代カルカッタ②
05カルカッタ200SUSシルバー/ギア比:6:0/最大ドラグ力(N/kg):39.2/4.0 /自重285g/ボールベアリング数:7個/ローラーベアリング:1個/全ベアリング:A-RB/糸巻量:3lb-180m:3.5lb-150m:4lb-130m:5lb-110m 05カルカッタのラインナップには50:51:100:101:200:201:400の種類があります。
フルモデルチェンジしたことでソルトでの使用が可能になり、活躍の幅が広がりました。
フルモデルチェンジした初代カルカッタ③
05カルカッタ400SUSシルバー/ギア比:5:0/最大ドラグ力(N/kg):49.0/5.0 /自重335g/ボールベアリング数:7個/ローラーベアリング:1個/全ベアリング:A-RB/糸巻量:4lb-310m:5lb-240m:6lb-200m:8lb-150m/PE糸巻量:4lb-250m:5lb-200m:6lb-170m/右巻き仕様 現行モデルでは300番台がありますが05カルカッタは300番を飛ばしての400番台となります。
05カルカッタは400番台からデュラPEに対応します。
現代の最新カルカッタのスペックインプレ
優れたパーミング性と新世代スペック
カルカッタはオールラウンドベイトリールとしてソルトでも使用することが可能な「SA-RBボールベアリング」を搭載しています。そしてラインナップ充実と新たに4アイテムの機能・技術を追加しました。追加された機能・技術はSコンパクトボディやX-ドラグ・EI処理・X-SHIPとなります。
現行カルカッタの進化したスペック/100番台
100RIGHT/ギア比:5.9/最大ドラグ力(㎏):4.0/自重(g):225g/スプール寸法(径㎜/幅㎜):33:22/ナイロン糸巻量(号ーm):3-140・3.5-130・4-100/PE糸巻量(号ーm):なし/最大巻上長(㎝/ハンドル1回転):61/ハンドル長(㎜):40/ベアリング数(SA-RB/ローラー):5/1 101LEFT/ギア比:5.9/最大ドラグ力(㎏):4.0/自重(g):225g/スプール寸法(径㎜/幅㎜):33:22/ナイロン糸巻量(号ーm):3-140・3.5-130・4-100/PE糸巻量(号ーm):なし/最大巻上長(㎝/ハンドル1回転):61/ハンドル長(㎜):40/ベアリング数(SA-RB/ローラー):5/1 05カルカッタと比較するとギア比と最大ドラグ力は少しながらも現行モデルの方がパワーUPしています。
重量に関しても20gほど軽量化されています。
現行カルカッタの進化したスペック/200番台
200番台の05カルカッタと比較するとギア比と糸巻量に関しては05カルカッタの方が僅かに勝っています。自重や最大ドラグ力に関しては現行モデルが上回っていることが分かります。
200RIGHT
ギア比:5.7/最大ドラグ力(㎏):5.0/自重(g):255g/スプール寸法(径㎜/幅㎜):37:22/ナイロン糸巻量(号ーm):3-180・3.5-140・4-130・5-100/PE糸巻量(号ーm):なし/最大巻上長(㎝/ハンドル1回転):66/ハンドル長(㎜):42/ベアリング数(SA-RB/ローラー):5/1
200LEFT
ギア比:5.7/最大ドラグ力(㎏):5.0/自重(g):255g/スプール寸法(径㎜/幅㎜):37:22/ナイロン糸巻量(号ーm):3-180・3.5-140・4-130・5-100/PE糸巻量(号ーm):なし/最大巻上長(㎝/ハンドル1回転):66/ハンドル長(㎜):42/ベアリング数(SA-RB/ローラー):5/1
現行カルカッタの進化したスペック/300番
05カルカッタにはない300番となりますが05カルカッタ400に近いスペックを持ち合わせています。200と400の中間モデルですので扱いやすいラインナップとなっています。
300LEFT
ギア比:5.6/最大ドラグ力(㎏):7.0/自重(g):325g/スプール寸法(径㎜/幅㎜):43:22/ナイロン糸巻量(号ーm):4-210・3.5-140・5-160・6-135/PE糸巻量(号ーm):4-180・5-140・6-120/最大巻上長(㎝/ハンドル1回転):75/ハンドル長(㎜):51/ベアリング数(SA-RB/ローラー):4/1
300RIGHT
ギア比:5.6/最大ドラグ力(㎏):7.0/自重(g):325g/スプール寸法(径㎜/幅㎜):43:22/ナイロン糸巻量(号ーm):4-210・3.5-140・5-160・6-135/PE糸巻量(号ーm):4-180・5-140・6-120/最大巻上長(㎝/ハンドル1回転):75/ハンドル長(㎜):51/ベアリング数(SA-RB/ローラー):4/1
現行カルカッタの進化したスペック/400番
05カルカッタと比較すると自重はどちらも同じで変わりはありませんがやはりスペックは現行カルカッタの方が上回っています。糸巻量に関しては少しながら05カルカッタが上回っています。
400RIGHT
ギア比:5.1/最大ドラグ力(㎏):7.0/自重(g):335g/スプール寸法(径㎜/幅㎜):43:31/ナイロン糸巻量(号ーm):4-300・5-235・6-195/PE糸巻量(号ーm):4-260・5-210・6-170/最大巻上長(㎝/ハンドル1回転):68/ハンドル長(㎜):51/ベアリング数(SA-RB/ローラー):4/1 /本体価格:42,200円
400LEFT
ギア比:5.1/最大ドラグ力(㎏):7.0/自重(g):335g/スプール寸法(径㎜/幅㎜):43:31/ナイロン糸巻量(号ーm):4-300・5-235・6-195/PE糸巻量(号ーm):4-260・5-210・6-170/最大巻上長(㎝/ハンドル1回転):68/ハンドル長(㎜):51/ベアリング数(SA-RB/ローラー):4/1
カルカッタの初代と現行の違い:ボディ
Sコンパクトなカルカッタボディ
最新のカルカッタはパーミング側とアシンメトリーボディを小径化したことによりSコンパクトボディとして実現した小型化ボディを採用しています。キャスティング性能とフィット感は径と幅を小型化したことで更なる向上へと繋げます。
05カルカッタと現行モデルと比較すると200モデルでは5㎜程小さくなっています。
カルカッタの初代と現行の違い:X-ドラグ追加
新搭載したカルカッタのテクノロジー
新カルカッタに新たに搭載したテクノロジー「X-ドラグ」はスタードラッグをハンドルの外側へ配置したことでリトリーブ時におけるブレを減らしています。このテクノロジー「X-ドラグ」は巻き心地のより良い丸形・両軸リールを探し求めているアングラーにおすすめします。
カルカッタの初代と現行の違い:EI処理追加
カルカッタに新たに追加されたテクノロジー
初代カルカッタ・05カルカッタと違い、現行モデルに新しく追加されたテクノロジー「EI処理」は表面上の錆びや剥がれなど長年使用することで起こり得る現象を対処するためのテクノロジーで腐食に対し約2倍向上する耐性をもった特殊処理が現行カルカッタには施されています。
実際、性能には錆びや塗装の剥がれは直接関係ありませんが長く使用したいリールには必要不可欠なテクノロジーです。
カルカッタの初代と現行の違い:X-SHIP構造追加
新カルカッタはパワーをより効率よく伝達
現行カルカッタに新たに追加されたテクノロジー「X-SHIP」は効率の良いパワー伝達と巻上げがより強力なものへとなったギアシステムで最適配置の見直しやギアの大型化支持性能や歯面制度の向上によりリーリングが軽やかなものへとなりました。
まとめ
現行カルカッタは05カルカッタに比べてパーミング・パワーなど、当然スペックは上回っていますがそれでも初代カルカッタ・フルモデルチェンジした05カルカッタは現在でも通用するほどのスペックを備えていることが分かります。
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