エスビットとは
軍に採用されたアウトドア用品
エスビット社はシンプルで携行しやすい固形燃料と小型のストーブなどの販売しているアウトドア用品の会社でした。当時はまだ無名でしたが自国ドイツとオーストリアの軍に小型のストーブと固形燃料が採用され、携帯がしやすく小さいので軍人が使っても邪魔にならないという評判が広まり今では日本でもキャンプや登山で利用されています。日本ではポケットストーブが有名ですが他にもアルコールバーナーがやチタニウムストーブなどがアウトドア用品が豊富です。
エスビットポケットストーブの魅力
魅力①:携帯しやすいポケットサイズのストーブ
エスビット社のポケットストーブの最大の特徴は持ち運びのしやすさにあります。タイプによりサイズが違いますがスタンダード、ミリタリーならポケットにらくらく収まるサイズと燃料も固形なので単体でも持ち運びしやすいのですが、ポケットストーブ内部に燃料も入れて一緒に持ち運びできキャンプや登山との相性が良いです。壁面となる部分も折りたたみ式なのでかさばることもありません。
魅力②:ポケットストーブの構造
エスビット社は固形燃料でも燃焼効力と最大の熱効力を得ることを目標にさまざまな工夫があります。ただ小さいだけではなくポケットストーブ底面にスリットを入れたり料理をする時に五徳の役割をしてそのまま使える壁面が実は熱効力を高めるための工夫で小さな事ですがいろいろ考えられているところも魅力です。五徳としても使えるので使用するに調理器具よっては置けないなど安定しにくい場合がありますが壁面はある程度自由に可動するので幅広くいろいろな料理に使えます。
魅力③:固形燃料が付属
エスビット社のポケットストーブにはエスビットの固形燃料が最初からついています。燃料の種類は一番小さいスタンダードですがそれでもお湯を沸かすなどちょっとしたことには使え付属されている燃料の数は4グラム×20個と多いのでキャンプですぐに使用可能です。ポケットストーブも固形燃料もアウトドア用品ですが軍でも使われていることから一部のミリタリーショップでも手に入ったり大きめのホームセンターでも取り扱われている場合があります。
エスビットポケットストーブの種類
スタンダード
ポケットストーブのスタンダードです。サイズは収納時10センチ×7.7センチ×2.3センチと非常に小さく重さも非常に軽く80グラムしかありません。 付属する固形燃料もスタンダードタイプが20個ついてきます。本体の素材は亜鉛めっき鋼を使用していて亜鉛の表面は酸化被膜守られているため水に濡れても腐食することが少なく穴が開いた場合でも鉄より腐食に強い素材です。
ミリタリー
ポケットストーブのミリタリーモデルです。ポケットストーブ自体の寸法や重さはスタンダードと同じ仕様ですが同梱されている固体燃料が違います。ミリタリーに同梱されている燃料は1つが14グラムになっていて6個しか入っていないのでスタンダードと同じ感覚でキャンプに行くと少し足りないかもしれません。燃料の違いについては後述します。
ラージ
ポケットストーブラージはスタンダード、ミリタリーとは違いポケットストーブ自体大きくなっています。大きくなることで収納サイズが変わりますがその分五徳も大きくなるので複数人用の大きなクッカーを使用することができます。収納サイズは13.2センチ×9.4センチ×3.8センチとやや大きく重さは174グラムとスタンダードやミリタリーと比べると倍以上の重さになっています。同梱されている固形燃料はミリタリーと同じ14グラムの燃料が12個入っているので予備を買わなくても料理することができます。
エスビットポケットストーブの燃料
スタンダード
エスビットの固形のスタンダードなモデルで、1つが4グラムと小さく燃焼時間は6分前後ぐらいです。そのため料理する時には向かずお湯を沸かすような簡単なことしかできません。価格は一箱400円ぐらいで20個の燃料がセットで売られています。ガスカートリッジやホワイトガソリンなどと比べると危険性が少なく携帯性もいいです。特にポケットストーブとの併用することでひとまとめにして収納できます。
ミリタリー
エスビットの固形燃料のミリタリーモデルです。ポケットストーブのミリタリーモデルと同梱されている燃料と同じ重さの1つ、14グラムで燃焼時間は13分前後となります。ある程度の料理をするのには対応できますが固形燃料が大きくなっているため一箱6個入りで700円代です。6個入りの他にポケットストーブラージに同梱されている12個入りもありこちらは1000円前後です。
固形燃料の保管の仕方
固形燃料を保管する時は2つポイントがあり1つ目は出来る限り密封することです。固形燃料は時間と主に揮発し保存方法が悪いと半年後には使えなくなるので揮発を遅らせれるようにしっかりと密封します。そして2つ目は冷暗所に保存することです。密栓していても暖かな場所ではやはり保存状態が悪く、火が着きにくくなるので暗く涼しい場所に保管します。
途中で消し方
基本的には使い切るようになってますが緊急時など途中で消したい場合は大量の水をかけるか不燃物を固形燃料にかぶせる方法があります。どちらの方法もすぐに消すのは難しいので使用時は気をつけてください。
エスビットポケットストーブの使い方
ポケットストーブでの炊飯
本格的な料理にはスタンダードは燃焼時間が少し短いのでミリタリーモデルの燃料を使って炊飯すると時間もちょうどよく簡単にできます。他社の固形燃料もポケットストーブは使用することができますがその場合、燃焼効率や温度が変わってくるので同じように炊けない可能性があります。
炊飯の仕方
炊飯のしかたはハンゴウなどの容器に水をお米より少し多めに入れ30分~お好みで1時間ほど給水させます。 蓋をしたまま火にかけ一度沸騰して蒸気があがると蓋をとり中をかき混ぜます。 再度蓋をして蓋が開かないように石などを上にのせ火が消えるまで待つか音が変わるまで火にかけます。 タオルに包み容器を裏返し10分ほど蒸らして炊きあがりです。
エスビットポケットストーブの注意点
屋外専用
エスビットの固形燃料は燃焼時にごく少量の有害物質を含んでいます。なので通常屋外で使用する分には無害ですがテント内など極度にせまく風通りのわるい空間で使用すると中毒症状が起きる可能性があるので必ず屋外で使用するようにしましょう。
防風対策
ポケットストーブは風が固形燃料に直接当たる作りで風により燃焼効率や温度が低下しやすいので使用時はできるだけ防風対策をします。市販の防風板を使ってもいいですしポケットストーブの周囲に石を積むなどして固形燃料に風が当たらないようにするだけでも効果はあります。特に風が強い時は防風対策しないとお湯を沸かすだけでも倍近く時間がかかるようになってしまいます。
固形燃料を大量に燃やさない
ポケットストーブは非常にコンパクトなので入れられる固形燃料の数も限りがあります。すぐに消えてしまうので焚き火のように固形燃料を継ぎ足しているとポケットストーブから液体になった燃料がこぼれて非常に危険です。固形燃料は加熱すると液体になりそれが燃えているので液体がこぼれると火面が広がる恐れがあります。同じ理由でポケットストーブを使用してる最中に動かすのも危険です。
エスビットポケットストーブのまとめ
最大の魅力はやはり収納サイズ
エスビットポケットストーブは手のひらサイズで本体がわずか80グラムなのでソロキャンプでは使い勝手のいい製品です。特にバイクでのキャンプや登山など荷物の数がどうしても限られてくる場所では心強いアイテムです。また五徳にもなる本体が大ききいラージサイズでもちょうどいいザイズという口コミや評価があるぐらい携行性に優れています。
エスビット以外のストーブが気になる方はこちらをチェック!
暮らし~のではエスビット以外の有名メーカーのストーブの記事もあるのでお好みに合わせて好きなキャンプ道具を選定してみてくださいね。
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