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釣って美味しい「メダイ(目鯛)」とは?その釣り方と食べ方をご紹介!

目鯛という魚、食べたことがありますか。一度食べると、メダイを釣りたくなるかもしれません。メダイの旬はいつか、そのおいしい食べ方や向いている料理、そのレシピはどのようなものがあるか。もちろん、釣り方やその仕掛けもご紹介します。
更新: 2024年6月26日
nyankogumi
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深海に住むおいしい魚、メダイ

メダイは、とてもおいしい魚です。名前はメダイですが、実際はスズキ目イボダイ科メダイ属なので、イボダイに似た味といえるかもしれません。スズキ目タイ科のタイの仲間ではないのですね。

特徴は、深海魚で水深400mから100mに住んでいるので、深海魚だから名前の通り目が大きくなっています。

魚体の色が赤ければ、なんとなくキンメダイに似ている外見なのです。そして、食べ方もいろいろで、料理にするととてもおいしいのがこの魚の特徴です。

メダイの食べ方

メダイを釣る前に、どのような料理が一般的に作られているのか、どんなレシピがあるのか気になりますよね。せっかく釣りあげても食べ方が分からなければ、つまらないことになります。

それに、おいしい時期、つまり、旬が分からなければ、いつごろ釣りに行けばいいのかもわかりません。メダイを釣りに行く前に、食べ方や釣り方も含めて基本的な情報をお知らせしたいと思います。

メダイの刺身

釣りあげたばかりの魚を料理するなら、まずは刺身というのが日本人の考え方ですね。メダイの場合、皮をはいでしまうのが一般的のようです。脂がのっていて上品な白身の味は、とろみを感じるほどでしょう。

食べ方ですが、定番の醤油でもいいのですが、塩やレモンで食べるのも悪くないでしょう。やはり、メダイのお刺身には、合わせる飲み物は純米酒などがいいでしょうね。

メダイのこぶ締め

メダイはとても大きくなり1メートル、重さ4㎏にもなる魚です。そのため、あまりにも多すぎてメダイを刺身にして食べるのはいい加減飽きてきたという場合には、こぶ締めもいいでしょう。

もちろん、刺身が残った場合でも大丈夫です。レシピはまず、刺身に引いたメダイを用意して、2枚の昆布を日本酒で湿らせて、1枚のその上に刺身を並べて、もう一枚のこぶで挟んで、さらに全体をラップで包みます。

このまま2日から3日ほど冷蔵庫で寝かせてから食べます。時間のかかる料理ですね。

メダイの握り

刺身ときたら次はお決まりのお寿司の登場です。メダイのお寿司ですが、八丈島の名物の一つである島寿司のメニューにあるほどメジャーのようですね。

島寿司のレシピとは、しょうゆベースのたれにメダイのネタを漬けて、練りカラシをワサビの代わりに使ったお寿司です。シャリがお砂糖多めで甘みを感じるというのも特徴ですね。

同じように、こぶ締めのメダイで押しずしにしてもいいかもしれません。料理としては、握りの技術が難しいでかもしれません。

メダイのどんぶり

メダイのお刺身をご飯と一緒に書き込みたい人におすすめな食べ方が、どんぶりものです。

レシピは、メダイの刺身を醤油だれに付けて、やや冷めたごはんをどんぶりに盛り、その上にメダイの刺身をのせてから、スプラウトやきざみのり、そして、白ごまなどをトッピングして、わさびを添えていただきます。

一度、箸を動かし始めたら、とまることなくごはんとメダイをかき込むように食べるしかありませんね。


メダイの兜焼き

身を刺身やこぶ締め、どんぶりなどで楽しむのはいいけれど、頭は料理で余ってしまうのではという方におすすめなのが、メダイの兜焼きです。

魚料理に慣れている人なら、意外に頭には食べられる身が多く、とくに目の周りのコラーゲンはたまらなくとろとろした触感がたまらないのをご存知でしょう。

レシピは、塩を振って魚焼きグリルでじっくりと焼くというシンプルなものです。丸ごと入らない大物を釣り上げた場合は、兜割をしてから焼いてください。

メダイのみそ焼き

メダイは白身の魚なので、みそ漬けにしてもとてもよく合います。レシピは、保存できる容器に、みそをみりんや酒で割り、よくかき混ぜて味を見ていきます。

みそだれがちょうどいい加減になったら、キッチンペーパーで来るんだメダイの切り身をその中に入れるだけです。2日から3日ほど漬け込んだ方がいいですが、たまに包んだメダイの切り身をひっくり返した方が味が染みやすいでしょう。

あとは、クッキングペーパーを敷いたフライパンで焼くだけです。焦げやすいので注意をしてください。西京味噌で、西京焼きにしてもいいですね。

メダイの兜煮

メダイは兜焼きだけではなく、兜煮にしてもおいしい魚です。レシピは、魚の表面を、お湯で洗いぬめりや臭みをとり、日本酒やしょうゆ、みりんにスライスした生姜を加えて、クッキングペーパーを落としぶたとして煮込みます。

たまに煮汁を全体的にかけていくとより味が染みておいしいでしょう。

食べ方は、頭の骨からコラーゲンがにじみ出るので、そのうまみがたっぷりの煮汁をご飯にかけて、汁が染みた生姜やメダイの頭の身と一緒に食べると、とてもおいしいです。

メダイの天ぷら

焼き物や煮物に続くメニューはやはり揚げ物ですね。メダイの白身は、やはり天ぷらにするにも相性がいいといえるでしょう。レシピは、小麦粉に2割ほどの片栗粉、重曹を加えて、塩とごま油と冷水を混ぜて衣だねを作ります。

この衣は、とてもさっくりと上がるのでてんぷら粉として優れています。あとは180度の油で揚げるだけです。大根おろしを添えて出来上がりです。やはり、食べ方は、あっさりと塩でいただくのがおすすめですね。

メダイのアクアパッツア

メダイを洋風にした煮もの、アクアパッツアです。レシピは、メダイの切り身に塩を振って少し水分を出させて、ふき取り、オリーブオイルを敷いたフライパンに入れて皮目を焼きます。

メダイの切り身を裏にしてから弱火にして、ニンニクをつぶして加え、香りが出たら、アサリとプチトマトを加えて水と白ワインを加えて蓋をして煮ます。5分ほどたつとアサリが開くので、塩とコショウを加えて味を調え、盛り付けたらバジルを加えて出来上がりです。

メダイのムニエル

和風の塩焼きやみそ焼きもおいしいですが、洋風ならばやはりとても簡単なムニエルがおすすめですね。レシピは、塩と胡椒を振ったメダイの切り身に小麦粉をまぶして、熱したフライパンにオリーブオイルとバターを入れておき、両面をこんがりと焼きます。

バターの風味が加わるのと小麦粉のコーティングで味が失われないので、味わいが深くなります。


メダイのフライ

色々な白身魚の食べ方として、フライはかなりメジャーですよね。メダイも、フライにするととてもおいしくいただけます。

できるだけアツアツのうちに、タルタルソースをたっぷりつけて食べるか、レモン汁と塩、または、ソースをつけて食べるといいでしょう。ビールなど冷たい飲み物に合わせてもいいですね。子供向けには、バンズで挟んでフィッシュバーガーにするのも喜ばれるでしょう。

メダイの生息域

メダイの生息域はとても広く、ほぼ日本全域の近海で釣ることができます。北海道から九州南岸の日本海・東シナ海沿岸、そして、北海道から九州南岸の太平洋沿岸に生息します。

もちろん、瀬戸内海希に生息します。しかし、沖縄方面では、沖縄東海域にまれに生息しているぐらいです。また、水深が100メートル以上のところに住んでいるので、リールはその対応が必要です。

メダイの旬はいつ?

メダイを釣りに行くとして、やはりおいしい時期、旬に釣りあげておいしく食べたいのは人情ですね。メダイは、冬に産卵を迎えるため、やはり多くの魚と同じで旬はその前、産卵の前にたくさん食べて太る時期といえます。

ですから、メダイの旬は、秋になります。お近くの釣り船で、いつ頃にいい型が上がり始めるか、問い合わせるのが確実ですね。

メダイの仕掛け

メダイの旬の時期に釣りに行くとして、仕掛けは重要です。まず水深100メートル以上なので、電動リールがいいでしょう。道糸の長さは、釣り船に問い合わせるといいですね。道糸は5から6号です。

天秤にコマセビシハリスが6から10号で5メートル前後の長さが必要です。ハリはヒラマサかクレの11から13号かむつの16から17号です。しかし、周りが吊り上げるハリに変えてしまうように数種類あるといいですね。仕掛けは流動的に魚に合わせましょう。

メダイの仕掛けの餌

仕掛けができたら、餌の出番ですね。メダイを釣り上げるエサは、サバの切り身やイカタン、そして、オキアミが一般的です。オキアミは、もちろん、コマセに使います。

釣り方もいろいろ研究していくと他の餌なども考えられるかもしれませんが、やはり同じ船で釣りあげている人や釣り船の人に聞くことが一番確実です。釣り方は、最初はマネから始めていきましょう。

メダイの釣り方


メダイは、その昔はほかの深海の魚を釣る人が挙げてしまう外道だったのです。しかし、引きがよくて、実際に食べてみると驚くほどおいしかったので、今ではメダイを狙って釣る人も増えました。

仕掛けは普通、ドウヅキ仕掛けやマダイ仕掛けで、魚群探知機がある船ならその深さをいち早く知って、コマセとともに仕掛けを落としていくのが効果的でしょう。

メダイは釣り船で沖に釣りに行きます

メダイ釣りには、沖の水深が深いところまで釣り船でいかなければなりません。最近では釣り船もインターネットで釣り情報を公開しているところが多くあります。その情報を見ながら、どの釣り船がメダイに強いのか、知ることが可能です。

メダイの上がるポイントを知っている船頭さんのアドバイスは的確ですし、いろいろな疑問を訊いてみることもできます。釣り船は有料なので、メダイを何本上げれば元が取れるか、考えながら釣り船に乗り込みましょう。

メダイを釣り上げた後

メダイの釣り方が分かり、釣りあげたとして、そのあとが重要です。おいしく食べるには、すぐに締めて血抜きをするのが重要なポイントです。そして、さらには氷で締めなければなりません。

そうすることで、鮮度が保てます。さらに重要なのが、これはほかの白身魚でもそうなのですが、翌日に食べるのがおすすめです。1日待つことで、たんぱく質がアミノ酸になる熟成が行われるという話です。

メダイの釣り方と食べ方のまとめ

メダイの釣り方と食べ方のまとめはいかがだったでしょうか。メダイは、本当においしい魚で、鍋にしたときは驚くほどインパクトのある味覚でした。

これが元は外道扱いだったとは考えられないほどです。旬で食べれば、最もおいしいメダイを味わえるでしょう。旬が来る前に、地元の釣り船に問い合わせてみてはいかがでしょうか。いい釣果が期待できます。

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スズメダイはとても釣りやすくて、港でも釣れる魚です。釣りの初心者にもおすすめなのでぜひご一読を。