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【簡単】マクラメの基本の編み方3選。初心者向けのレシピや、種類もご紹介!

マクラメ編みといえば、何といってもミサンガが有名でしょう。マクラメの編み方は難しそうと感じる人も多いでしょうが、はじめてみると意外と簡単な編み方であるのがわかります。今日は、マクラメ初心者の人でも簡単にマクラメをはじめられるレシピをご紹介します。
更新: 2021年6月25日
佐藤3
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【初心者向け】マクラメの編み方簡単レシピ!

マクラメというと凝ったバッグや鉢カバー、アクセサリーなどを思い出すでしょうが、小中学生の頃に作ったことがある人も多いミサンガもマクラメ編みのひとつです。今日はそんなマクラメの中から初心者でもできるような簡単な編み方・レシピをご紹介していきます。

マクラメとは?

マクラメの歴史

マクラメとは元々アラビア語の「紐で編んだ飾りの房」という意味です。中世のイスラム文化圏で発達した手芸方法です。その後アラビアからイタリアに渡りヨーロッパで発達していった手芸方法のひとつです。16世紀ころからヨーロッパの上流階級の女性の流行になり広まりました。

マクラメレース

マクラメレースとは、マクラメというアラビア語にレースというフランス語が合わさり、マクラメという言葉そのものがフランス語として認められるようになりました。現在ではマクラメレースはどこの国にいってもほとんど通用するようなファッションや手芸の共通語となっています。

マクラメレースの素材

マクラメ・マクラメレースの材料は紐であれば特に麻でも絹でもコットンでもかまいません。元々のマクラメレースという意味には素材については何も触れられていないのです。「装飾された紐の編み物」であれば、それはマクラメレースです。

材料

一般的にバッグやネックレスなどに使われるマクラメの材料は「ヘンプ」と呼ばれる麻の紐が使われることが多いです。麻は丈夫なのでバッグにして重い物を入れても安心できることと、麻の持つ素朴な感じが元々のマクラメのイメージと合っていたからではないでしょうか。

道具

マクラメを編むのには特別な道具は必要ありませんが、紐を固定するためにマスキングテープやコルクボード、ピンなどがあると便利でしょう。

材料はどこで買える?

マクラメの材料は手芸用品店や100均でも買うことができます。ミサンガなどは刺繍糸で作ることもできるので、初心者の方は、まず手に入りやすい刺繍糸で編み方の練習からはじめてみてはいかがでしょうか。

費用

マクラメに使えそうな細い麻紐であれば、目安として10m100円程度で色々な種類が売られています。刺繍糸を使うのであれば、100均で5束入って100円程度で購入可能です。

【初心者向け】基本のマクラメの編み方種類①

マクラメ編みの中でもポピュラーで簡単な編み方でありながら使用頻度が高いのがこの平編みです。後ほどこの平編みで編むミサンガやバッグの編み方レシピもご紹介します。

基本のマクラメの編み方種類/平編み

平編みの編み方は芯となる紐1本、編紐2本(1本の長い紐でもOK)で構成されています。左の紐を4の字のように芯紐にかけたら右側の紐をその紐の上から芯紐の下を通って輪の中から引き出します。それを交互に繰り返していきます。

【初心者向け】基本のマクラメの編み方種類②


マクラメといえば天然石を包み込むような編み方を見たことがあるという人も多いでしょう。それは後述のフレーム編みという編み方なのですがその基本となる編み方がタッチング編みです。タッチング編みだけでもご覧のようなブレスレットなどを作ることができます。

基本のマクラメの編み方種類/タッチング結び

タッチング編みの紐は編み紐1本と芯紐が任意の本数必要です。芯紐は1本でも良いですし、2本・3本にしてもかまいません。複数の芯紐を使えば写真のように途中で編み紐を交換して色替えすることも可能です。

芯紐の上から4の字のようにかけたら芯紐の下をくぐって輪の中に通し引き締めるだけ。初心者でも編めるとっても簡単な編み方です。

【初心者向け】基本のマクラメの編み方種類③

ねじりあみもブレスレットやネックレスの紐などによく使われる編み方です。シンプルですが動きがある、とても面白い仕上がりになります。

基本のマクラメの編み方種類/ねじり編み

ねじり編みの編み方は平編みと全く同じです。ただし、平編みが右左と上になる糸が交互に変わったのに対して、右と決めたら右だけ、左なら左だけ毎回同じ方向の紐が上にすることで、このような捻り模様ができあがります。

【初心者向け】基本のマクラメの編み方種類④

フレーム結びは天然石などをくるんでネックレスやピアスなどに仕立てるときに用いられる編み方です。編んだもので石をくるむようにして仕上げます。

基本のマクラメの編み方種類/フレーム結び

フレーム結びの編み方は前述のタッチング結びとまったく同じですが、芯紐が2本であること、編み紐も2本でそれを中央で交差させて編んでいくことで天然石を包み込むフレームに仕上がります。よくわからないという方は下記動画も参考にしてください。

簡単マクラメレシピと編み方・作り方①

ねじり編みだけを使ってウッドビーズを編み込んだネックレスの作り方をご紹介します。編み方はずっとねじり編みだけなので簡単です。

ネックレスの作り方レシピ①

70センチの長さのネックレスを作りました。使用した材料は、芯糸80センチ、編糸360センチ、ウッドビーズ6個。使った道具はマスキングテーブ、ハサミです。

マスキングテープは編みやすく固定するために使ったので、コルクボードとピンや釘を打ち付けた板など、他のもので代用可能です。

ネックレスの作り方レシピ②

編み始め

編み紐と芯紐をまとめたものの紐の中央を中心として7センチほど三つ編みにします。それを輪にして三つ編みの始点と終点のところを硬くひとつ結び目にして止めます。これが編み始めとなり、この輪がネックレスを留める留め具の代わりになります。

ネックレスの作り方レシピ③

ウッドビーズを通す

芯紐にウッドビーズを通しておきます。今回は5つのウッドビーズを使いました。

ウッドビーズの位置

ウッドビーズをあらかじめ置きたい位置にセッティングしておくとどこまでねじり編みを編んだらいいのかわかりやすいです。

ネックレスの作り方レシピ④


編み込む

ウッドビーズの留め方は、普通にねじり編みを続けるだけです。ビーズつけ位置にきたらビーズを挟むようにしてねじり編みをすれば留まります。

ネックレスの作り方レシピ⑤

仕上げ

編み終わりは三つ編みを任意の長さおこなって仕上げとします。今回長いウッドビーズを留め具の輪に通して留めるように三つ編みの途中に入れました。

これはなくても紐で縛るようにしてもOKです。三つ編みの最後は一度結んで1.5センチほどの長さで紐を切りそろえできあがりです。

簡単マクラメレシピと編み方・作り方②

平編みのミサンガはとってもポピュラーです。同じ色で何本も作ってブレスレットとして着けたり、編糸を何色か使うことであなたの個性が出せるアクセサリーとなってくれるでしょう。ここでは単色の平編みミサンガを作ってみました。

ミサンガの作り方レシピ①

使用する糸は130センチの長さを3本(細い紐の場合は2本取りで6本)。使う道具はマスキングテープとハサミです。

ミサンガの作り方レシピ②

編み始め

今回使用したのはクラフト用の糸撚りの強い刺繍糸です。2本取りにして編んでいます。芯糸1、編糸2で計3本(実質6本)となります。糸の中心が輪のてっぺんになります。写真では短いですが、15センチほどとって一度結んで編みやすいようにテーブルにマスキングテープで留めました。

平編み

編み方は平編みです。ひたすら右、左と4の字を作って反対側の糸をくぐらせて引き締める。編み方はとっても簡単です。慣れてくるとテレビを見ながらでもできる人もいるそうです。芯糸は引きぎみにしておくと編みやすいです。

ミサンガの作り方レシピ③

平編み編み終わり

ミサンガの本体部分の長さは一般的には17センチほどとなっています。長さの分だけ平編みが編めたら最後の引き締めはギュッと思い切り引き締めましょう。

仕上げ

仕上げは結び紐となる三つ編みを10センチ程度(お好きな長さで)編んで結び糸を切りそろえます。編み始めに15センチほど残した部分の結び目をほどき、そこも三つ編みして同様に仕上げます。

簡単マクラメレシピと編み方・作り方③

最後に少し大物に挑戦してみましょう。マクラメで作る簡単なバッグのレシピをご紹介します。

簡単バッグの編み方レシピ①

今回使った青い糸はコットン糸5本を糸屋さんに引き揃えてもらったものです。細いので4本取りにして使いました。その他100均で買ったバッグのアクリル持ち手を使いました。持ち手は木製のものでも何でもかまいません。この他、ハサミと長さをはかるために定規も使います。

紐の用尺

紐の長さは140センチのものを36本使います。その他、最後の仕上げ用に細めの紐か糸も用意しておきましょう。仕上げ用の糸の長さは150センチもあれば充分です。


簡単バッグの編み方レシピ②

まずは編み始めの準備をしましょう。紐を半分に折り、持ち手の下に通して輪の中に紐をくぐらせ引き締めます。

片側に紐を18本留めました。ここからバッグを編んでいきます。

簡単バッグの編み方レシピ③

3センチ定規

最初は芯を2本編み紐を2本の平編みと七宝編み、3段目にまた平編みをおこないます。そのあと3センチ間を開けて平編みを編むという作業をおこないます。3センチを全部測るのが大変なので3センチ幅の厚紙を切って3センチ定規にして編みました。1段編み終わったら厚紙は引き抜きます。

8段編み終わったところ。これを前分と後ろ分の2つ作りました。1段の端の2本は編まずによけておきます。

簡単バッグの編み方レシピ④

はぎ合わせ

編みながらよけておいた紐を使って前と後ろを編み合わせてはいでいきます。ここも編み方は平編みです。七宝編みも平編みと同じ編み方なので、このバッグは平編みだけで作られています。

簡単バッグの編み方レシピ⑤

すべてはぎおわっても底部分が開いたままです。紐端を処理するのと底を作る作業は一度におこなえます。

フリンジ

前・後ろの紐4本ずつ(計8本)をまとめて細めの別紐か別糸でグルグルまいて仕上げます。Uの字型に紐を置き、それを包み込むようにキッチリ巻いていきます。私は6回巻きました。最後の糸はしをUの輪の中に通して両糸はしを持って強くひきしめ不要な紐をカットしてできあがりです。

マクラメの編み方・作り方/まとめ

マクラメ編みはレース糸などの蝋引き糸を使って手づくりで作る手芸でした。大きなものならベッドカバーから小さなものならマクラメ編みのピアスまで、編み方を覚えれば様々なおしゃれなインテリアやアクセサリーに使うことができます。

ふと街で見かけた素敵なレース紐であんだアクセサリー。作れそうかも?と思ったら挑戦する時です。あなた好みの素敵なマクラメを作るお手伝いができたなら幸いです。

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