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初めての型取り講座!おゆまるとレジンで簡単複製ができる作り方を解説!

型取りをするとなるとシリコンを使うことが多いですが最近ではプラスチックでできた粘土で型を取ることが簡単にできます。その型にレジンを流し込むことで型を複製出来るようになりました。プラスチック粘土のおゆまるを使った型取り紹介します。
更新: 2024年1月16日
揚げ餅
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型取りは実は簡単

シリコンを必要としない型の取り方がある

最近100円ショップで売られている少し変わった粘土が人気です。おゆまるやイロプラと呼ばれる樹脂でできた粘土ですが普通の樹脂粘土と比べると熱湯で柔らかくなり冷えると固まる特性があります。それを使うとシリコンを使うことなく簡単に原型を複製でき、本格的な型を作る必要がありません。

レジンを使った作品を複製する時もおゆまるなどの樹脂粘土を使うことで簡単に複製できます。サイズによってはフィギュアを原型にしても複製することが可能です。

おゆまるとは

樹脂でできた粘土

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樹脂(プラスチック)でできた粘土で普段は硬いのですが80度以上の熱湯で柔らかくなり自由に形を作ることができます。その最大の特徴は一度形を作っても熱湯でまた柔らかくなり何度でも使えることです。

その特性を利用すると原型から型を作ることも簡単にできます。おゆまるはと類似品にイロプラというのもありますがどちらも同じように使えますが、イロプラは熱いうちは色移りする可能性があるのでクリアカラーではない場合は気をつけてください。

おゆまるが購入できる場所

おゆまる(イロプラ)は大手100円ショップでも取り扱われています。DAISO、Seriaなどにありさまざまな色があります。ラメ入りや作り方が簡単になるように型とセットになっているものあります。型を作ることが目的れあれば色はあまり関係ないのですがUVレジンが使えるようにクリアカラーをおすすめします。

レジンとは

複製する時に使え、原型にもなる

レジンとは英語で樹脂を意味し、エポキシレジン、UVレジンなどがあります。主にアクセサリーなど身近な所で使うのはUVレジンが多いですがフィギュアなど比較的大きいものはエポキシレジンなどを使うことが多いです。UVレジンは紫外線で固まるのが特徴で、おゆまるなどで型を作る場合はクリアカラーを使うほうが紫外線通りやすいので固まりやすく扱いやすいです。

エポキシレジンは二種類の液体を混合することで固まり紫外線を必要としないのでフィギュアなど大きなものを複製するときなどに使います。

レジンの特徴

レジンは樹脂ですが液体で、粘度があり空気が入りやすいものです。気温やレジン自体の温度が高ければ粘度は低くなり気温や温度が低ければ粘度が高くなります。場合よってはボトルからなかなかでてこないほどの粘度になり冬の作業は大変です。気泡ができた場合粘度を下げることできれいになるのでエンボスヒーターを使うと温度があがり気泡が抜けます。

レジンは値段によりますが時間(半年~数年)が経つと透明だったものが黄色く変色して透明感がなくなるので注意が必要です。

レジンで複製する時の注意点

正しい使い方を


レジンは硬化時に臭いが発生します。この時有害な成分を含んでいるので換気をしながら作業をすることと、未硬化の物を素手で触らないこと、素手で作業しないことが大切です。素手のままレジンを触ってしまうとアレルギーになる可能性があり、症状がでるとUVレジン、エポキシレジンなどだけではなく医療用のレジンでもアレルギー反応がおきて歯の治療法を変えたりしないといけなくなります。

レジンアレルギーの症状

使い捨て手袋、指サックなどを使用します。

全身の症状は、アトピー性皮膚炎にています。皮膚の湿疹、蕁麻疹、かゆみ、赤み、水ぶくれなどが顔、首、手足などにあらわれます。口腔内では粘膜が腫れたり、赤くなったり、触ると痛みがでることがあり症状はレジンを触った後半日から数日であらわれます。こうなるとレジンが扱えなくなるのでアレルギーをおこさないためにも換気、素手で触らないことが大切です。

フィギュアを複製する時

フィギュアなど大きな物を原型にしてレジンで複製する場合はUVレジンを使わないことも大切です。フィギュアをUVレジンでした場合未硬化になり表面がベタベタしたり固まっていない可能性が高く用途にあっていません。小さいものでも影ができるような形状のものは紫外線が通りにくく未硬化になりやすいので気をつけます。

おゆまるを使った型の取り方 型を作る前に

注意事項

色付きのおゆまるで向こう側透けるほど薄いの注意。

おゆまるを使うと簡単に型を作ることができますが、おゆまるは80度以上の熱湯で熱くなっているので熱さに弱い原型だと変形したり解けたりする可能性があるので気をつけてください。熱湯につけて柔らかくなったおゆまるは非常に熱いので注意しながら型を取ります。またレジンを使うと樹脂同士なので剥がしにくいかと思うかもれませんがしっかりレジンが固まっていれば問題なく剥がせます。

綺麗に型を取るには

大切なのはレジンは硬化する時に熱を発生するので、おゆまるで型を作る時薄くなりすぎないようにして薄いところは補強する作業が必要です。またレジンは粘度があるのでおゆまるで作った型に入れても細部まで行き渡らないことがあり温めるなどして粘度を低くすると型を綺麗に取りやすくなります。二液性のレジン(エポキシレジンなど)は粘度が低いのでそのまま使用しても大丈夫です。

おゆまるを使った型の取り方 

型の作り方① おゆまるを柔らかくする

タッパーなどでも大丈夫

まず最初にしっかり沸騰するまで水を温め、耐熱容容器におゆまるをいれそこに熱湯を注いでいきます。電気鍋などを使うと便利です。熱湯を注いで2~3分でおゆまるがやわらかくなるので割り箸などで取り出して水気をしっかりと拭き取ります。この時大切なポイントが2つあります。

水気をしっかり取る

表面の水分を拭き取る時にタオルなど繊維が多いもの、剥がれやすいものを使うとおゆまるにへばりつてしまい汚くなるので乾いた布、ティッシュなどで拭くようにします。もう一つは水気をしっかりと拭き取ることです。水気が残っている状態でレジンを流し込んでも硬化不良を起こすことがありせっかく型をとっても固まらないという事態になります。

型の作り方② 原型を押し込む


柔らかくなったおゆまるを丸め、原型をおゆまるに押し当てます。おゆまるが熱いうちは柔らかいのでどんどん原型が埋まっていくのですが埋込しすぎて底が薄くなったり貫通しないように注意しながら丁寧に埋めます。原型の形状によりますが全部埋め込む必要はなく半分だけで大丈夫です。

型の作り方③ 冷えたら原型を取り除く

おゆまるが冷えたら原型を取り除くと完成です。この時すばやく硬化させるために冷蔵庫で冷やす方法もありますが冷えすぎると固くなりすぎて原型を取り出すのが難しくなります。

ここまででは半分しか型を撮っていませんが半分だけでも例えば半球のものを複製したい場合はこれで完成ですし完成した半球の型にレジンを流し込んで作った半球同士をくっつけることで球体にすることも可能です。たったこれだけで簡単に型を作ることができ複製するこができます。

冒頭の勾玉の型から複製

冒頭のおゆまるで作った勾玉の型にレジンを入れ複製したものがこちらです。イヤホンジャックアクセサリーに加工しているので装飾が入っていますがレジンを型に流して固めるだけで簡単にできます。この勾玉はUVレジンで作って粘度があるため気泡がたくさん入って汚いです。綺麗に複製するには気泡が入らないようにエンボスヒーターで温めて気泡を取り除きます。

型の作り方 立体物の場合

立体物の場合半面を二回に分けて取るよりも一気に型を取ったほうがずれることもなく早いです。型の作り方は簡単でまずは先程まで作った半面の型をとるのと同じようにします。この時おゆまるが冷えても原型を取り出さないで次にまた温めて柔らかくなたおゆまるを丸めてそのまま被せます。下のおゆまるがよく冷えてるほうが癒着すること無く剥がしやすいです。

貼り合わせのしかた

上下のおゆまるが冷えると取り外し中の原型を取り除けば半面の型が2つできるのでそれぞれにレジンを注入しクリアファイルなどで表面を押さえて硬化します。こうすることでまっすぐになり貼り合わせする時に楽です。硬化が終わるとバリを取り接合部分に少量のレジンを塗り固めることで立体物も複製できます。

おゆまるを使った型の取り方 別の方法

一気に型が取れるが精度は高くない

円柱や単結晶の鉱石などの場合は半面に分ける必要はなく型をとることができまが、精度は半面にしたほうが確実です。作り方はおゆまるを温め柔らかくした状態で原型を包みます上部から取り出すのですが完全に冷え固まると取れなくなるのでまた少し柔らかいうちに取ることで半面に分けることなく型取りできます。柔らかいうちに原型を抜くた精度は落ち少し大きかったり形が崩れたりします。

シリコンを使った型の取り方

フィギュアなどはこちらで型取りする

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フィギュアなど大きなものは一般的にシリコンを使う場合がほとんどです。型取り用のブロックで枠を作り油粘土で底を作りそこに原型を埋め込んでいきます。同じように粘土にプラスチックの丸棒を埋め込み粘土にペンなどで凹凸をつけていき離型剤を塗っていくんですが、この時に原型プラスチックの丸棒には塗らなくて大丈夫です。

プラスチック棒が後にレジンを流し込む経路になります。離型剤、プラスチックの丸棒はおもちゃ屋、模型店に置いて値段はどちらも最安値で300円前後です。

半面の完成

次にシリコンを流します。まず原型にシリコンを塗っていき塗り終わると全体に流し込んでシリコンが固まると半面は完成です。効果時間は使うシリコンによりますが24時間と長いものから数時間のものまであります。シリコンが固まったら粘土を剥がし原型についた余分な粘土や原型から飛び出したシリコンをデザインナイフや歯ブラシなどで落として綺麗にすることを忘れないでください。

のこり半面にシリコンを流す

再び離型剤をぬりシリコンを流していきます。この時も原型、プラスチックの丸棒は塗らくても大丈夫です。シリコンが固まったら型をばらしプラスチックの丸棒と原型を取り除きます。

プラスチックの丸棒はレジンを流し込む経路になるので原型の型がある所まで繋がるように空間を広げて再び型を一つにし幅のある大きな輪ゴムで固定しレジンを経路から流し込んでいきレジンが固まれば完成です。UVレジンではないので紫外線に当てなくても固まります。

型の取りのまとめ

おゆまるを使うほうがシリコンより簡単

おゆまるはシリコンより簡単に複製ができます。クリアカラーだとUVレジンも使いやすいのでシリコンより手間がかかりません。ただおゆまるで複製するには大きいパーツだと大変なのでこの場合はシリコンを使うほうが楽になります。紹介したシリコンは液体のシリコンですが粘土のようなシリコンも存在し、少量ならば100円ショップで購入可能です。

粘土タイプと液体タイプの違い

粘土タイプなのであまりおゆまるのようなプラスチック製の粘土変わらないので型の取り方も原型を押し当てるという方法になります。100円ショップにある粘土タイプの型取り用のシリコンは透明ではないので場合よってはUVレジンが使用できないので気をつけてください。またレジンはアレルギーにもなるので必ず手袋などをして素手で取り扱わないようにして楽しんでくださいね。

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