ランタンハンガーってなに？
ランタンハンガーがそもそもどんな形状で、どんなふうにランタンを吊るすのか、ご存知ですか？まずはキャンプで使えるランタンハンガーの本質について探ってみます。
ランタンハンガーはランタン吊り下げ器
ランタンハンガーはステンレスなど金属の丸棒で出来たタイプ、木製のタイプなどがあります。横に伸びて先端がフックのタイプなら、支柱に取り付けることにより、ランタンハンガーの自重によって、下にずり下がらない構造です。
テントの支柱、日傘の柄、樹木の幹などにも掛けることができます。三脚のタイプやベルトタイプがあるなど、種類は多様にあります。
スタンドとセットな場合が多い
シンプルなランタンハンガーは、ランタンスタンドと呼ばれる支柱を使う場合が多くなります。スタンドもセットで販売されていますが、拾って作った木製スタンドだったりと、特に形状や材質に決まりはありません。
キャンパーは自由な発想で、思い思いのランタンハンガー・スタンドを使っているのです。
ランタンハンガーはどこで入手する？
キャンプ用品の専門店では、確実に入手ができるアイテムです。ホームセンターでも扱っていることがあるし、ネット通販ではかなり多種多様でおしゃれなランタンハンガーを見つけ出すことができます。
既成品に限らず、100均で買った道具、拾った枝などを元にして、ハンガーを自作する人も珍しくありません。
ランタンを吊るす以外の使い方
実はランタンハンガーは、ランタンを吊るすという主目的だけじゃない、別の色んな活用法があるのです。それはキャンプはもちろん、日常の生活のなかでも同様のことです。
いっぱい揃えて道具掛けに
一つだけのランタンハンガーを揃えても良いですが、複数のランタンハンガーを用意することも考えて良いことです。それによりキャンプでも普段の生活でも、道具掛けにすることができます。
あまり重たいものは無理ですが、袋、帽子、キッチン用品などなど、色んなものをランタンハンガーに吊り下げてみてください。
焚き火でやかんや鍋のフックにする使い方
キャンプで焚き火を起こし、鍋を吊り下げて調理したい時には、ランタンハンガーを鍋のフックの代用として使うこともできます。ただしランタンハンガーは耐久性に限度があるため、あまり重たい鍋を下げると事故が発生する危険があるので、十分気をつけてください。
室内に吊るすとインテリアに
もし凝りに凝った自作のランタンハンガーなら、キャンプに使うのみならず、普段は飾り付けて、部屋のおしゃれインテリアとして活用できます。
見るからに室内の調度品、オブジェといった印象なハンガーが、キャンプになればランタンハンガーに早変わりしてしまうだなんて想像もできません。
ランタンハンガーのおすすめ・その１
シンプルなランタンハンガー
シンプルな市販のランタンハンガーは、入手もたやすく確実に使えるため、キャンパーが一番に好んでいるタイプです。ブランドによって、形状はかなり異なっているし、違う色のものが揃っています。手っ取り早くシンプルにランタンを使いたい人にはおすすめします。
1個あたりのお値段もお手頃
このタイプのランタンハンガーは、幾つも用意したい時も、値段が比較的に安価です。安いものなら4本セットで1,000円を大きく下回るものが見つかります。安いと言っても、金属の材質だから、吊るす時の強度は十分です。
ランタンハンガーのおすすめ・その２
木製のランタンハンガー
自然な木の素材は人の心に落ち着きをもたらしますが、ランタンハンガーでも同じです。木で出来ているランタンハンガーは、両端にに丸い穴が空いています。片方は支柱に通す穴で、もう一方はフックのヒモを通す穴です。
使用方法は金属製のものと全く同じで、支柱に掛けることによって自重で下にずり下がらなくなる仕組みです。
掛けるスタンドも木製を選んでみる
ランタンハンガーを掛けるスタンドのほうも、店舗や通販ではセットで販売されています。なめらかで洗練された外観をしている木で出来たランタンハンガーとスタンドを用意したら、キャンプでは自然の中に溶け込んでしまいます。
ランタンハンガーのおすすめ・その３
ベルト式のランタンハンガー
持ち運びでも場所を取らず、現地にあるものを使ってランタンを吊るすことを重視していますか。それならお手軽な感覚がこの上ないですが、その希望を叶えるならば、ベルト式のランタンハンガーをおすすめします。
適当な木の枝を見つけて吊るすのがコツ
ベルト式のランタンハンガーで重要なのは、空中に吊るしても大丈夫そうな木の枝を見つけることです。その樹木は十分に頑強さがある丁度よい太さで、障害物がなくて丁度よい場所であり、丁度よい高さも備えている必要があります。
森の中でそんな理想的な木と、運命的な出会いを果たしたいですね。
ランタンハンガーのおすすめ・その４
トライポッドハンガー
ランタンハンガーの一種として、トライポッドハンガーと呼ばれるタイプがあります。これは見た目がカメラの三脚のような形をしているのが特徴です。三本の脚が重なるところに、ランタンを吊るすフックが取り付けられています。
トライポッドハンガーは三本の脚に支えられるので、ランタンを吊り下げれば安定する構造なのもプラス要素です。自作をしやすいことも特徴のひとつです。より安定感を求めている人ならば、トライポッドハンガーを採用してください。
ランタンハンガーのおすすめ・その５
チェーン巻き付けタイプ
木にチェーンを巻き付けるタイプのランタンハンガーを、見たことがありますか。これは完全に樹木に頼るスタイルです。キャンプに行ったら、そのへんに生えている適当な樹木を見つければ、それがランタンスタンドになります。
ずり落ちない設計で吊り下げても安全性が高い
このタイプの特徴は、木に一旦取り付ければ、ずり落ちない設計になっていること。そしてコンパクトなので持ち運びでも邪魔になりません。自然と一体化したキャンプにも相応しい道具と言えます。森の中で、ちょっとやそっとじゃ折れないような、頑丈な樹木の幹を見つけ出してください。
ランタンハンガー無い時の代用品
しまった、明日キャンプなのに、ランタンハンガー無かった！という事態は想定されますが、ランタンハンガーじゃなくて、別の存在で代用できないだろうかと考え始めるあなたがいます。その時に意外なものが、ランタンハンガーの代用になってしまうことをお伝えしたいです。
通常の折りたたみハンガーラック
自宅で普段から、衣類の折りたたみ式ハンガーラックを使用していませんか。それがいざキャンプになったら、ランタンハンガーに早変わりします。折りたたみ式だからキャンプに持っていくにも邪魔にならず、組み立てやすいという利点もあります。
衣類の傾斜ハンガーで代用
これは見た目的にも、極めてランタンハンガーとスタンドに似ている商品です。衣料品店でよく見かけますが、ご自宅にこれがないですか。本来は衣類のハンガーをかけるものですが、ランタンを掛けてみてもおしゃれだし、違和感がありません。
ただし倒れることは考えられるので、キャンプでは足元に重しを乗せて安定させてください。
ネクタイハンガーを代用品にしてみる
普通のハンガーではなく、ネクタイを掛ける専用のネクタイハンガーは、ランタンハンガーの代用品にできます。使い方は、キャンプの現地で樹木の枝や、どこかにネクタイハンガーを取り付けて、ランタンを掛けるだけです。ランタンハンガーは小型が良いと望むかたは、これを探してみましょう。
カメラの三脚がトライポッドハンガーになる
先程は三脚型のトライポッドハンガーを紹介していましたが、カメラ用の三脚をそのまんまで、ランタンのハンガーの代用にすることも可能です。
三脚のてっぺんにヒモでフックを取り付ければ良いだけのことで、ランタンを中央に吊り下げることができます。自宅に三脚があるならお金もかからないし、手っ取り早い解決を望むかたならこれです。
鉄杭で超シンプルにランタンハンガー
テントを張る時に使うP型の鉄杭、キャンプをする人ならばいつも使っているアイテムです。しかしこれをランタンハンガー・スタンドの代用として使った経験者は、どれだけいるでしょうか。
やや長めの鉄杭ならば、地面に斜めに突き刺すことで、手軽なランタンハンガー・スタンドになってしまうのです。
ランタンハンガーを100均アイテムで自作する
ランタンハンガーを買うまでもないとか、オリジナルおしゃれなものが欲しいとなれば、自作がおすすめ。自宅にもあって、100均買えるアイテムが、速やかにランタンハンガーに変わります。
100均S字フックでランタンハンガー
こんなシンプルなS字フック、100均のお店を訪れた時に、見かけたことはありませんか。あるいは自宅にあるなんて人も多いでしょう。本来はこのままの形状で洋服ハンガーを掛けたり、物を引っ掛けるための道具です。
しかしこれをちょっといじるだけで、キャンプで使えるランタンハンガーに早変わりしてしまいます。
100均のS字ハンガーは、比較的に柔らかい金属が使われています。吊り下げたい理想的ランタンハンガーの形状を思い浮かべたら、思い切りよく、ぐにゃっと曲げてしまいましょう。理想的な形状になれば完成です。
ただあんまりこねくり回すと、金属の棒も弱って折れてしまうので気をつけてください。
ランタンハンガーのを自然のもので自作する
ランタンハンガーは、キャンプ用品店や100均に脚を運ばなくても、そのへんに落っこちてる無料の枝を使っても作れます。お金を絶対かけたくない人、自然をとことん満喫したい人、DIYをしてみたい人も試してみてください。
そのへんに落ちてる木の枝を使って自作
まず自宅の周辺やキャンプの森の中で、太くて頑丈な枝を拾ってきます。森の中なら、大抵はお手頃でフックになりそうな大きさの枝が落ちてるものです。自分だけのランタンハンガーを思い浮かべたら、ノコギリなどの工具を駆使して、さっそく自作をはじめます。
枝を組み合わせておしゃれな創意工夫
工具で思い浮かべたランタンハンガーとスタンドに似た形に整形すれば、あっという間におしゃれな作品が完成します。あとは地面に固定して、ランタンを吊り下げ使うだけです。十分な耐久性があるかどうか、確認してから使ってください。
トライウッドポッドomusubiを活用する
chilling campeepsの、トライウッドポッドomusubiというキャンプギアを知っていますか？使い方は、そのへんに落っこちてる枝を3本集めたら、トライウッドポッドomusubiに通すだけです。すると3本の枝が1か所でまとまって、簡単にトライポッドハンガーに早変わりします。ヒモで縛るよりも、ずっと頑丈そうに見えます。
鹿の角を使ったランタンハンガー
鹿の角はそのへんに落っこちている代物ではないですが、もし入手ができたらおしゃれ過ぎるランタンハンガーに早変わりします。鹿の角は実はネット通販でも購入することができます。
形の良い大きなモノは4,000円～数万円とやや高価にもなります。ノコギリやドリルを駆使して鹿角ハンガーを作ってみてください。
ランタンハンガーを活用しよう
ランタンハンガーは何種類も存在し、見た目や使い方も決まりきったことはありません。キャンプを楽しむ人それぞれのおしゃれな個性が、存分に発揮できるアイテムなことが分かりました。
今まで決まりきったランタンハンガーを使っていた人も、100均や自然を駆使して、自分だけのランタンハンガーを目指しましょう。
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