自作薪ストーブの作り方!気になる構造や簡単材料でできる図面もご紹介!

自作薪ストーブの作り方!気になる構造や簡単材料でできる図面もご紹介!

冬のキャンプサイトで注目度が高い薪ストーブですが、なんと自作できるのです!今回は、比較的簡単に作ることができるロケットストーブの構造や煙突、二次燃焼について解説し、ホームセンターで揃う材料で自作する薪ストーブの図面と作り方について紹介します。

記事の目次

  1. 1.薪ストーブを自作しよう!
  2. 2.薪ストーブ2つのタイプ
  3. 3.薪ストーブの構造は?
  4. 4.薪ストーブの自作【図面】
  5. 5.薪ストーブの自作【道具】
  6. 6.薪ストーブの自作【材料】
  7. 7.薪ストーブの自作【加工編】
  8. 8.薪ストーブの自作【組立編】
  9. 9.まとめ

薪ストーブを自作しよう!

冬キャンプでの暖房や調理に大活躍の薪ストーブを自作する?アマチュアにはちょっとハードルが高いように思いますよね。でも、できるんです!今回の記事では、誰でも簡単に自作ができるロケットストーブの構造とその自作方法を紹介します!

薪ストーブ2つのタイプ

薪ストーブのタイプ1【フランクリンストーブ】

暖房面積:60-110㎡ 本体サイズ:H759mm×W800mm×D522mm 本体重量:240kg 熱出力:4.9-8.2kw 4,200-7,100 kcal/h

フランクリンストーブは、暖炉の燃焼室に扉を付けて小型化したストーブ。燃焼室が大きい構造で、低温で長期間燃焼できるのが特徴です。暖房としてはもちろん、燃焼室の上部を使って調理もできます。しかし、鋳鉄製なので非常に重く、キャンプには適していません。また、鉄のエキスパートでなければ自作することは難しいでしょう。

薪ストーブのタイプ2【ロケットストーブ】

下町ロケスト3ウェイ[オールステンレス・薪ストーブ・ロケットストーブ]

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材質:ステンレスSUS430  サイズ:H584mm×D470mm×W220mm 重量:約4.7㎏ 耐荷重:(燃焼室上部)12㎏(煙突上部)3㎏

ロケットストーブは、持続可能な生活のツールとして開発された調理が主目的のストーブです。小さな燃焼室で短時間で高温燃焼させるのが特徴で、二次燃焼により極めて高い燃焼効率と、クリーンな排気を実現しています。

本体はアルミやステンレス製なので、軽量コンパクトでキャンプや災害時の利用にも最適。また、構造がとても単純なので簡単に自作可能です。今回は、こちらのロケットストーブの自作方法を紹介します。

薪ストーブの構造は?

薪ストーブの3つの構成要素

こちらが今回自作する薪ストーブの完成形で、ペール缶を2段重ねたロケットストーブタイプです。下から突き出ている煙突が「バーントンネル」(燃焼路)で、上から突き出ている煙突が「ヒートライザー」(熱上昇路)。ペール缶の中には、燃焼効率を高めるための「断熱材」が充填されています。

バーントンネル(燃焼路)で一次燃焼

バーントンネルは、ロケットストーブの底部に水平方向に設置され、焚き口でもあります。ここにくべられた薪が燃焼し、木ガスが発生。酸素と木ガスの一部による一次燃焼が起こります。焚き口から火が立ち上がるのではなく、内部に火が吸い込まれている状態が理想です。

ヒートライザー(熱上昇路)で二次燃焼

ヒートライザーはロケットストーブの中心に垂直方向に設置された煙突です。酸素と、バーントンネルで燃焼しきらなかった木ガスにより二次燃焼が発生。煙突効果が働き、内部に強い上昇気流が発生します。ヒートライザーから勢いよく炎が吹き出す様子から、ロケットストーブという名前が付けられました。

断熱材で燃焼効率を高める

燃焼効率を高めるためには、バーントンネルからの空気の吸い込みを増やすことが重要です。そのためには、煙突をできるだけ高くすること、ヒートライザーで燃焼ガスが冷えないようにしっかりと断熱することが肝心。このような工夫により、ロケットストーブは簡単な構造で二次燃焼を実現しているのです。

薪ストーブの自作【図面】

ロケットストーブは非常にシンプルな構造なため、図面というより言葉で説明したほうが解りやすいでしょう。写真のように「ペール缶の内部に半直筒、エビ曲、T曲の順に接続したJ字型の煙突を設置し、隙間に断熱材を充填する」だけです。今回は、ペール缶を2段積み重ねたタイプの作り方をご紹介します。

薪ストーブの自作【道具】

必要な道具

SK11 金切鋏 倍力型 SMS-250B(1コ入)【SK11】

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楽天1,142円

サイズ:幅76 高さ250 奥行25(mm) 重量:393g 刃先硬度:HRC60-62

ロケットストーブを自作するには、下記の道具が必要となります。 ・金切ばさみ ・ドライバー ・ペンチ ・油性マジック ・革手袋

あると便利な道具

BOSCH[ボッシュ] ディスクグラインダー PWS620-100

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楽天5,487円

消費電力(入力):620W 回転数:11,000回転/分 使用砥石径:100mmφ スピンドル径:M10x1.5 砥石取付穴径:15mmφ

以下の電動工具があれば、すばやく作業を行うことができます。 ・ディスクグラインダー ・インパクトドライバー

薪ストーブの自作【材料】

薪ストーブの主要な材料

ロケットストーブを自作するのに必要な主材料は下記の5つです。 ・ペール缶×2【本体】 ・半直筒【ヒートライザー】 ・エビ曲【接続部】 ・T曲【バーントンネル】 ・パーライト【断熱材】

ペール缶【本体】

アストロ ペール缶 20L【バケツ オイル缶 20L缶】【収納 取っ手付き ダストボックス】【アストロプロダクツ】

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サイズ:φ300×360mm 内径:286mm 容量:20L 材質:スチール

自作ロケットストーブの本体には、入手しやすいペール缶を使うのが一般的です。まずは身近にリサイクルできるものがないか探してみましょう。ペール缶はオイル容器として使われていて、ガソリンスタンドや自動車整備工場で譲ってもらえる場合があるので尋ねてみてください。

ステンレス鋼管 半直筒【ヒートライザー】

ホンマ製作所 ホンマステン煙突半直筒106φ

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楽天710円

材質:SUS430ステンレス 形状:半直筒 直径:106mm

ヒートライザー部に使用するのがステンレス製鋼管の半直筒タイプです。煙突用としてホームセンターなどで販売されています。今回は直径が106mmのものを使用。以下で説明するエビ曲、T曲と直径が同じものを用意します。

ステンレス鋼管 エビ曲【接続部】

材質:SUS430ステンレス 形状:エビ曲 直径:106mm

こちらもステンレス製の鋼管で、エビ曲と呼ばれているタイプです。ヒートライザー部とバーントンネル部の接続に使用します。ホームセンターなどで入手可能です。曲げの角度がさまざまなタイプがあるので、90度のものを選んでください。

ステンレス鋼管 T曲【バーントンネル】

ホンマ製作所 ホンマステン煙突蓋付T曲106φ

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楽天890円

材質:SUS430ステンレス 形状:T曲 直径:106mm

こちらもステンレス製の鋼管で、T曲と呼ばれているタイプです。バーントンネルとして利用します。パイプエンドに取り外し可能な蓋が付いているので、焚き口から灰を排出するのに便利です。こちらもホームセンターなどで購入できます。

パーライト【断熱材】

あかぎ園芸 パーライト Mサイズ 18L

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黒曜石

園芸用の土壌改良材として販売されているパーライトを、燃焼効率を高めるための断熱材として18L入りを2つ使用します。パーライトは軽量なのでストーブ本体が重くならず、キャンプへの持ち運びにも最適です。バーミキュライトなどでも代用できます。ホームセンターや園芸店で入手可能です。

五徳

リンナイ 部品 【010-264-000】 ごとく(五徳) 大 純正部品 ガスコンロ(ガステーブル)専用 [新品]【RCP】

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楽天1,100円

ロケットストーブの上に安定して鍋を置くために、本体と煙突のサイズに適合する五徳が必要です。さまざまな素材と形状の五徳があるので、キャンプスタイルに合わせて五徳を選びましょう。五徳だけでも購入できますが、不要となった家庭用ガスコンロからのリサイクルを探してみてください。

金具類

主材料以外にも、以下の金具類が必要です。 ・ステンレスベルト 2本 ・トルネードポイントビス 3本 ・耐熱アルミテープ

薪ストーブの自作【加工編】

作り方1.ペール缶の下準備

ペール缶のふたは、ドライバーなどを使ってこじ開けることが可能です。オイル容器として使われていたリサイクル品を使用する場合は、内部の油汚れなどを拭き取ります。作業に支障がない程度に拭き取っておけば大丈夫です。

作り方2.けがき

ペール缶に切り込みを入れる線を、油性マジックで書き込みます。切断加工する部分は以下の5ヶ所です。(ここでは2段に積むペール缶の下側を下缶、上側を上缶と呼びます。)

①ヒートライザーを出す丸穴(上缶の底面中央) ②開口部を上下噛合わせるために上缶の上縁を数cm切断 ③断熱材の充填口(下缶の底面) ④バーントンネルを出す丸穴(下缶の下部側面) ⑤ネジ穴3ヶ所(下缶の上縁)

作り方3.切断と曲げ起こし

けがきを入れた5ヶ所をドライバーや金切ばさみを使って切断し、ペンチで曲げ起こしていきます。金属の切り口は鋭利で怪我をする恐れがあるので、必ず革手袋を着用して作業しましょう。ディスクグラインダーがあれば作業が速くなります。

薪ストーブの自作【組立編】

作り方1.エビ曲とT曲の設置

下缶の側面に開けた丸穴にエビ曲を通します。穴が筒より小さい場合は、ドライバーの握りなどを使って少しずつ叩いて穴を広げていきましょう。きれいにはまったら、曲げ起こした部分とステンレスバンドで結束します。最後にエビ曲の下側にT曲を差し込みます。

作り方2.半直筒の仮組み

上缶の底部に開けた丸穴に、半直筒がぴったりと通るように仮組みをします。穴が筒より小さい場合は、ドライバーの握りやハンマーで少しずつ叩いて穴を広げて調整しましょう。煙突が真っ直ぐ立ち上がっていることが肝心です。

作り方3.ペール缶同士の接続

下缶に設置してあるエビ曲の上部に、半直筒を差し込みます。半直筒を丸穴に通しながら上缶を逆さまにしてかぶせ合わせて、下缶にあらかじめ開けておいたネジ穴3ヶ所にトルネードポイントビスを通して、上缶と下缶をしっかり固定しましょう。

作り方4.ペール缶と煙突の固定

上缶丸穴の曲げ起こしと半直筒をステンレスバンドで締付け、ペール缶と煙突を固定します。穴の周囲を耐熱アルミテープで補強してください。隙間があると充填したパーライトがこぼれてしまうので、しっかり塞ぎましょう。

作り方5.断熱材の充填

下缶底部にコの字型に開けた充填口を曲げ起こして、断熱材となるパーライトを流し込みます。満タンになるよう充填したら、アルミ耐熱テープを貼って穴を塞ぎましょう。パーライトは軽いので、じょうごなどを使うと作業がしやすいです。

作り方6.五徳の設置と煙突の切断

組み上がったロケットストーブの上部に五徳を設置します。ダッチオーブンなど重量級の鍋を乗せるのであれば、頑丈な五徳がいいでしょう。炎の吹出口となる煙突が、鍋の底から2~3センチとなるように半直筒を切断して調整します。

作り方7.塗装

仕上げに耐熱塗料でペイントすれば、おしゃれな見た目でキャンプでも気分があがりますよね。もちろん耐久性も上がります。ステンシルテンプレートを使ってロゴやコピーを描き入れたら、世界で一つだけのオリジナルロケットストーブの完成!

まとめ

いかがだったでしょうか?今回の記事で紹介したように、ロケットストーブは身近に揃う道具と材料で、短時間で簡単に作ることができます。自作のロケットストーブで仲間とワイワイ調理すれば、キャンプ飯がさらに美味しくなること間違いなしです!ぜひロケットストーブを自作して、次回のキャンプで活躍させてくださいね!

市販品の薪ストーブが気になる方はこちらもチェック!

今回は薪ストーブの自作方法をお伝えしましたが、「自分で作るのはちょっとハードルが高いかな」と思った方もいらっしゃいますよね。アウトドアを網羅する当サイト「暮らし~の」では市販の薪ストーブも紹介していますので、ぜひ下記リンクもご覧になってみてください。

冬キャンプには薪ストーブ!暖も取れて調理も可能!おすすめストーブ10選! | 暮らし~の[クラシーノ]のイメージ
冬キャンプには薪ストーブ!暖も取れて調理も可能!おすすめストーブ10選! | 暮らし~の[クラシーノ]
冬キャンプ薪ストーブが人気です。暖かさはガスや灯油の比ではない。おいしい料理もできる。趣味人のキャンパーは面倒くさいことが大好き、重い薪ストーブをテントの中に持ち込んで、ストーブと煙突を組み立てる。煙突の組立設置が大変、キャンプ薪ストーブはめんどくさい。
Takashix
ライター

Takashix

沖縄のネイチャーガイドが、フィールドから採りたてのアウトドアをお届けします!


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