検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

【梅雨時期】6月に咲く花&植える花まとめ!雨に強い植物の名前を一挙大公開!

6月のガーデニングは、湿気の多い梅雨空との闘いですが、花たちには雨の中でも元気に育って欲しいものです。そのような気候の中、6月に咲く花や植える花にはどんなものがあるのでしょうか?また、長雨に強い植物は?ガーデニングで気になる点をまとめました。
更新: 2021年6月21日
kashuyu10386
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

6月と言えば梅雨と花

6月は梅雨真っ盛りの雨の多い時期です。初夏に差し掛かり、暑さも増す頃ですから湿度も高く、疲れてしまうこともあるかもしれません。そんな中でもたくましく咲き誇る花を見れば、心の安らぎになります。6月だからこそ観賞できる花とは何でしょうか?ガーデニングを楽しんで、梅雨を乗り越えましょう。

6月のガーデニング:梅雨が見頃の花

6月は初夏でもあり、夏に向けてほころびだす花は多くあります。そして、雨に打たれてなお美しく咲く花は非常に魅力的です。ただ、梅雨が見頃の花と言えば、雨に強い強健なイメージを持ちます。もちろんそのような植物もありますが、すべての花にそれを求めることはできないことを留意しましょう。

6月に咲く花-名前:ア行

アジサイ

◆花言葉:辛抱強い愛、移り気◆開花期:5月~7月◆植え付け:12月~4月、挿し木:6月~7月中旬 ◆特徴:6月の梅雨の時期に咲く花木の中でも有名で、花びらのように見えるのが装飾花、本物は非常に小さい花を咲かせます。品種にもよりますが、土壌のph値によって、がくの色が変わり土壌が酸性ならば青色に、アルカリ性なら赤色に移ります。

アガパンサス

◆花言葉:ラブレター、恋の季節、恋の訪れ、知的な装い◆開花期:6月~8月上旬◆植え付け:3月~4月、9月~10月 ◆特徴:1つの茎の頭頂に寒色系の花がいくつも集まった形で咲き、その様は夏の暑さに対抗して、私たちに清涼感を与えてくれます。園芸品種の数が300種以上と、その性質・咲き方・時期・色などさまざまで、見頃の6月、梅雨空の下でも美しく強かに咲く花です。

インパチェス

◆花言葉:豊かさ、鮮やかな人◆開花期:6月~11月◆植え付け:5月~6月 ◆特徴: 6月から咲く花の一つで、全体的に丸く収まった形に加え、赤色や桃色、白色などの丸い花びらが特徴です。インパチェスは花付きがよいため、苗を花壇一面に連ねて植えると、見頃の時期には鮮やかに咲き誇る花の数に圧倒されます。

オオデマリ

◆花言葉:誓約、華やかな恋◆開花期:5月~6月上旬◆植え付け:11月~12月、3月~4月◆特徴:アジサイと同じく装飾花を楽しむ花木で、白色や薄いピンク色の球体の形をして咲きます。見頃は6月までで、枝先にまで満遍なく咲く姿のものや、枝先に一つだけ咲かせるものもあるのが見所です。暑さ寒さ共に強く、ガーデニング向きと言えます。

6月に咲く花-名前:カ行

カザニア

◆花言葉:あなたを誇りに思う、潔白、身近な愛、栄光、笑顔で答える◆開花期:5月~10月◆植え付け:3月下旬~5月 ◆特徴:開花時期に当たるのですが、高温多湿になりがちの6月頃が苦手で枯れてしまうことがあります。夏の暑さには強く、梅雨を乗り越えた先には見事に花を付けて、晩秋まで楽しませてくれるのが大きな長所です。ヒマワリを思わせる姿の黄色い品種や、紅色、複色のグラデーションが美しい品種などがあります。

カラー

◆花言葉:乙女のしとやかさ、清浄◆開花期:6月~7月◆植え付け:3月~5月 ◆特徴:カラーは、畑地性と湿地性という、2種類の違う性質を持っています。一方は乾燥に強く湿気に弱い、枯れた後も花の形が崩れにくいもので、他方は湿気に強く乾燥に弱い、耐寒性を持つものです。湿地性もそうですが、畑地性の方が専らガーデニングにおいてメインであり、種類や色も多くあります。

キキョウ

◆特徴:キキョウは、青紫色や白色、桃色、紫色があり、どれも園芸店で見かける花です。咲き方も一重だけでなく、二重咲き、八重咲きの品種など、花の色の数も合わせるとバリエーション豊富で、6月の庭を彩ります。その名前だけでも、古風で気品のあるイメージを持たせる有名な花で、古来より親しまれてきた植物です。

クチナシ

◆花言葉:とても幸せです、優雅、喜びを運ぶ◆開花期:6月~7月◆植え付け:3月~4月 ◆特徴:独特の香りを放つ三大香木の一つで、その実からは黄色い染料が摂れます。白く、肉質のある花びらで、品種によっては八重咲きもあり、見頃である6月、雨の中でも強かに咲く花です。夏の暑さに強く、日陰でも生育に問題がないことから育てやすい部類に入ります。

クレマチス

◆花言葉:旅人の歓び、精神の美、策略、◆開花期:5月~10月◆植え付け:12月~2月◆特徴:よく知られている瑠璃色の品種の他、ピンク色や白、赤、黄色、黒色と、花の色が豊富です。クレマチスは開花期が長いうえに、ガーデニングの楽しみ方も多くあって、飽きさせない植物です。

6月に咲く花-名前:サ行~ナ行

スイレン

◆花言葉:清純な心、信頼、信仰◆開花期:≪耐寒性スイレン≫5月~10月、≪熱帯性スイレン≫7月~10月◆植え付け:3月下旬~6月 ◆特徴:上記の通りスイレンには性質の異なる品種があり、寒さに少し強いもの、暑さに強いものがあります。耐寒性スイレンは開花期が長く育てやすいという長所が、熱帯性スイレンは管理が難しい点はあれど、前者よりも花色のバリエーションが多く、香りを持っている長所があります。

センニチコウ

◆花言葉:不朽、色あせぬ愛◆開花期:6月~11月◆植え付け:5月~6月 ◆特徴:紫色や赤色、ピンク色や白色の、アザミやシロツメクサのような形の苞(ほう)が咲きます。茎が細い割に背丈があり、丸い苞がポンと飛び出して自己主張する様が愛らしい6月の花です。苞は花とは違うだけに保ちがよく、ドライフラワーや切り花としても需要のある植物です。

ツキヌキニンドウ


◆花言葉:愛の絆、献身的な愛◆開花期:6月~9月下旬◆植え付け:3月~4月 ◆特徴:細いラッパ状の形をした、赤色やオレンジ色、黄色、白色の花を咲かせ、6月の庭をにぎやかにしてくれる花です。枝先につく花の多さも見所ですが、最も特徴的と言えるのは花の真下にある、名前の由来になった葉でしょう。枝先の葉のみが合着して丸い葉のようになり、それを枝が突き抜けるかに見える様から名づけられました。

ツルハナナス

◆花言葉:さみしがりや、微笑み、真実◆開花期:6月~10月◆植え付け:4月~6月 ◆特徴:見頃には白い星形の花が、株一面に咲く花です。つるの長さが6mほどになるので、フェンスやしっかりとしたワイヤー、壁などに這わせてボリュームのある外観を作れます。その特徴と、6月からの4か月間と開花期が長さから、ガーデニングが楽しめる植物です。

ニワフジ

◆開花期:5月~6月◆植え付け:11月~12月 ◆特徴:花はフジに似た色と姿をしていますが、木全体は藤ほど大きくなりません。つるもあまり伸びないため、ガーデニングにおいても管理しやすい花木です。耐寒性もあり、強健な性質ゆえ育てやすく、まさに小さな藤として6月の庭にもってこいの植物と言えます。

6月に咲く花-名前:ハ行~ラ行

ハイビスカス

●ハイビスカス ◆花言葉:繊細な美、新しい恋◆開花期:6月~9月◆植え付け:5月~6月 ◆特徴:ハイビスカスは、華やかでカラフルな色が目を引く、南国の花として有名です。紅色、赤色、黄色、オレンジ色、白色、ピンク色、青色、紫色など、色の数はもちろんグラデーションも美しく、見頃の6月以降の夏空によく映えます。

ハナショウブ

◆花言葉:うれしい知らせ、あなたを信じる、伝言、心意気、優しい心、優雅、信頼◆開花期:6月~7月中旬◆植え付け:7月 ◆特徴:花びらに見えるガクの枚数が品種によって違い、3枚のものと6枚のものがあります。色が青紫色、紫色、藍色、白色、黄色で、可憐に咲く様が古くから愛されてきました。

バラ

◆花言葉:全般的な意味は愛、美。※バラの色や本数によって花言葉が異なります◆開花期:主に5月中旬~6月。品種によっては6月~11月。◆植え付け:9月~6月 ◆特徴:ミニバラ、つるバラ、木バラの3種類に大別でき、どれも見頃の時期が6月までとなっています。もちろん四季咲きのものもあり、比較的長く楽しめる種類の植物です。

ペンタス

◆花言葉:願い事、博愛、希望がかなう◆開花期:5月~11月◆植え付け:5月~6月 ◆特徴:小さい星形の花がいくつも集まって半球体を成し、紫色や赤色、桃色、白色、薄い青色などの花を咲かせます。通常は一重咲きですが、八重咲きの品種もあり、バラエティ豊富です。開花期も長いことから、ガーデニングをより楽しめる植物の一つと言えるでしょう。

マンデビラ

◆花言葉:危険な恋、固い友情、情熱◆開花期:5月~10月◆植え付け:5月~6月 ◆特徴:花はピンク色、赤色、紅色、白色があり、柔らかな印象の丸みを帯びた花びらです。つる性を生かして、伸び盛りの6月には樹勢を好みの形にしたり、生育が旺盛なのでボリューム感のある姿にもできます。

ラベンダー

◆花言葉:繊細、沈黙、清楚、私に応えてください、不信感◆開花期:4月下旬~7月◆植え付け:3月中旬~4月 ◆特徴:ハーブまた、美しい花木としても親しみのある植物です。生育は旺盛で鉢植え庭植え共に可能です。細い茎の先に青や紫色、白色の小さな花が集まって咲き、見頃の6月には株一杯の花が見られます。

6月に咲く花:梅雨対策

6月に咲く花と言っても、直接雨に濡れること、多雨で過湿状態の土、地上部の風通しの悪い環境などを嫌う植物もあります。そのため、鉢植えなら、屋根の下などに移動し、土は水やりの頻度を調整して適湿の状態を維持し、葉が込み合わないように適度に葉をすく、といった対策ができます。地植えなら、風通しの対処は鉢植え同様に、泥はね対策にマルチングができます。

6月のガーデニング:植え付け

6月の庭を彩る花を愛でるのも大事ですが、これから来る季節に向けて、他の植物の植え付けもガーデニングを楽しむにあたり重要です。真夏の花、秋の花、来年に咲く花を観賞するなら、植え付け時期を逃す手はありません。気温が変動する季節だからこそ、6月に植えられる花は植えておきたいものです。

6月に植える花-名前:ア行~カ行

アサガオ

◆花言葉:はかない恋、愛情の絆、愛情、固い約束◆開花期:7月中旬~9月下旬◆種まき:5月下旬~6月中旬 ◆特徴:6月に植える花の中でも、夏の花としての知名度がヒマワリと並んで高く、子どもから大人まで多くの人から親しまれている花です。花の色は青色を始め、青紫色、赤色、ピンク色、白色などがあり、形状は一重や桔梗咲きもあります。秋咲きや昼咲きのアサガオも出回り、楽しみ方が増えました。

インパチェス

◆花言葉:前項と同じ◆開花期:6月~11月◆植え付け:5月~6月 ◆特徴:ギリギリ6月に植える花でもあります。花は柔らかな印象を持たせる一方、夏の強い日差しに負けない強かさを持ち合わせており、育てやすい部類に入ります。本来は多年草ですが寒さに弱く越冬は難しいので、まさに夏場に咲く花と言えるでしょう。

キンモクセイ


◆花言葉:謙虚、気高い人、謙遜、真実、真実の愛、陶酔、初恋◆開花期:9月下旬~10月中旬◆植え付け:3月~4月、6月 ◆特徴:街路樹としてポピュラーかつ愛されている花木です。枝一面に集まった橙色の小花から漂う芳香は、多くの人から好まれています。乾燥を嫌うので湿り気のある土を維持しますが、6月の雨の量によっては過湿にならないように水やりには注意しましょう。

ケイトウ

◆花言葉:おしゃれ、風変わり、感情的、個性、色あせぬ恋、情愛、気取り◆開花期:7月~11月◆種まき:4月下旬~8月 6月植えの中でも強い特徴を持った植物で、花は鶏頭の名前通り、トサカの形をしており、そのフォルムの割に柔らかな触り心地をしています。濃いピンク色や濃紅色、赤色、黄色、桃色があり、形も色も豊富であるのがケイトウの最大の特徴です。

コスモス

◆花言葉:乙女の真心、乙女の愛情、調和、謙虚※1◆開花期:5月~10月下旬◆植え付け:4月~9月 ◆特徴:秋桜の別名を持ち、その名前の通り、秋咲きの中でも知名度が高い花です。主に黄色、濃紅色、桃色、白色の花で、園芸品種の中には単色だけでなく、複合色の花を咲かせるものもあります。現在では、早咲き系のコスモスが広く出回っており、秋に関わりなく楽しめるようになりました。

6月に植える花-名前::サ行~タ行

サルビア

◆花言葉:よい家庭、家族愛※1◆開花期:6月~10月◆植え付け:5月~6月 ◆特徴:白色やピンク色、青紫色、桃色などや、各々で花の形状や咲き方が異なるものもあり、実にさまざまな種類があります。6月頃に鉢植え庭植え共に可能ですが、越冬できません。

センニチコウ

◆花言葉:前項と同じ◆開花期・植え付け:前項と同じ ◆特徴:花の見頃である 6月でも植え付け可能で、前述の通りの特徴を持ちます。基本は、寒さに弱いため冬越えは厳しいですが、品種によっては鉢植えをして室内に取り込めば、越冬できるものもあります。

トレニア

◆花言葉:ひらめき、温和、愛嬌、可憐、可憐な欲望、大切な人のそばで、魅力的なあなた、愛敬、控えめな美点◆開花期:6月~10月◆植え付け:4月~8月◆種まき:5月~6月 ◆特徴:6月のガーデニングを楽しむうえでも人気があり、紫色や赤色、白色、桃色の、トランペットのような形をした花です。小ぶりですがグラデーションも美しく花付きもよいので、大きな花に勝るとも劣らない存在感を演出してくれます。

6月に植える花-名前:ハ行

ヒマワリ

◆花言葉:愛慕、憧れ、あなただけを見つめる※1◆開花期:7月~9月◆植え付け:4月下旬~6月 ◆特徴:英語ではサンフラワーの名をいただく、まさに夏に咲く花の代表とも言える植物です。黄色い花びらのものが一般的ですが、現在ではワインレッドや白色、桃色などの品種も出回るようになりました。種まきは5月~6月までです。庭だけでなく鉢植えにも適したサイズの品種があり、ガーデニングの楽しみ方も広がっています。

ブーゲンビレア

◆花言葉:情熱、あなたは魅力に満ちている、あなたしか見えない◆開花期:7月~10月◆植え付け:4月~6月 ◆特徴:とても華やかな形と色を持った苞葉が特徴かつ見所で、中心部分にある一見雄しべのように見えるのが本物の花です。花付きがよくゴージャスで、色は紫色、ピンク色、橙色、白色などがあり、6月のガーデニングを楽しませてくれます。

ポインセチア

◆花言葉:祝福、幸運を祈る、私の心は燃えている、清純 ◆開花期:11月~1月◆植え付け:3月~6月上旬 ◆特徴:冬場に咲く植物で知名度の高く、6月に植える花の中では開花が遅めの、12月が見頃の花です。冬場の寒さを吹き飛ばす鮮烈な赤色をしたものや、淡紅色、繊細な白色の苞葉が特徴になります。苞葉は花ではない分、その色と形を長く保てる長所が魅力の一つと言えるでしょう。

6月に植える花-名前:マ行~ラ行

マーガレット

◆花言葉:心に秘めた愛、誠実、信頼、貞節、真実の愛◆開花期:11月~5月上旬◆植え付け:3月~6月 ◆特徴:一重咲き、八重裂き、ポンポン咲きの品種があり、花の色は、白はもちろんのこと黄色、ピンク色、赤色、オレンジ色などバラエティ豊かです。6月植えですが、梅雨の湿気と暑さを嫌います。管理の点では植木鉢向きですが、直射日光や寒風に注意すれば庭植えも可能です。

ランタナ

◆花言葉:心変わり、合意、協力、厳格◆開花期:6月~10月◆植え付け:4月~10月 ◆特徴:小さい花が集まって半球体を成しており、全体の中で色の違う小花がいくつか咲いているのが特徴です。品種によっては花全体が白色のものもあります。開花時期にかぶりますが、6月植えでも問題ありません。

ルリマツリ(プルンバゴ)

◆花言葉:ひそかな情熱、情熱、同情、いつも明るい◆開花期:6月~10月下旬◆植え付け:5月~6月上旬 ◆特徴:瑠璃茉莉の名前通り、覚めるような青色をした花が6月頃から咲き始めます。6月にも植える花ですが、すべり込み気味なのでもう1か月ほど早く植えられます。半つる性で、垣やフェンスに沿わせて花を楽しむこともできます。

6月に植える花:梅雨対策


これから植物を植えるので、水はけにおける土の性質を調整できます。多くの植物は適湿を好むので、水はけのよい土になるよう配合を調整し、逆に湿り気のある方が適した花なら、保水性に富んだ土が作れるでしょう。ただ、夏場は水が蒸発するので、土が過湿状態よりも乾燥気味になることも考慮して、土を選択しましょう。あとは、6月咲きの花と同じ対策ができます。

雨に強い6月咲きの植物

雨に強い-どんなふうに?

単に雨に強いと言っても、「雨に当たっても痛みにくい」のか、「地上部の多湿に強い」、「湿地に強い」のかの3点はあげられます。それは6月の梅雨の時期には避けて通れない問題であり課題です。残念なことに、現代の雨は酸性を含んだものなので、どうしても痛んでしまいます。地上部の多湿も、風通しが悪いと病気になる可能性が高いです。そのため、先ほどご紹介した植物の中から、「湿地に強い」ものをピックアップします。

アジサイ

アジサイは、6月の曇り空の下、土の湿気が多くても耐え抜く丈夫さを持っています。まさに梅雨時に適した植物と言えるでしょう。むしろ乾燥に弱いので、土は多少湿っている程度を維持します。乾燥が苦手と言っても、葉の風通しの悪い状態はやはり病害虫を呼び寄せることになるので、注意しましょう。

カラー

前述したように、カラーには畑地性と湿地性のものがあります。畑地性のものは土が適湿の状態を、湿地性のものは乾燥嫌いなので、土が常に湿っておくようにしましょう。湿地性と言えど6月くらいまでは日当たりのよい所を好むため、鉢植えならば、晴れた日にはぜひとも太陽の下に出してあげましょう。

クチナシ

終わりがけの花びらは雨粒に当たって落ちてしまいますが、咲いたばかりの花は梅雨時でも強い香りを放ちます。乾燥が苦手で、土は常に湿気を保っておくのが望ましいでしょう。日当たりのよい所が少し苦手なので、半日陰を好みます。曇り空の多い6月でも強健な植物です。

スイレン

スイレンは水生多年草なので、もちろん水には強いですが、日当たりの悪い所が嫌いです。暑くなり始める6月以降は、水位が下がらないようにしましょう。熱帯スイレンの場合は水温が15℃以下になると株が弱り始めるので、温度管理には注意が必要です。

ハナショウブ

土が常に湿っている状態と日当たりのよい所を好み、乾燥を嫌うので、梅雨の湿気に強いです。開花期の6月は、日当たりのよい庭に植えておくか、鉢植えなら陽の当たる所に移動させましょう。意外に思われるかもしれませんが、ハナショウブは水に浸らせた状態を続けると、株が腐る危険があります。6月始めに咲き終えるカキツバタと入れ替わりのようにして咲くことから、誤解しやすいので注意が必要です。

まとめ

ここまで、6月に咲く花&植える花、雨に強い植物をご紹介してきましたが、花を観賞するにしても、ガーデニングを楽しむのでも、雨が多い分だけやることが多いことがわかりました。しかしその苦労の先にある成果は、美しい花という形で報い、心安らぐ時間を与えてくれます。憂鬱になりがちな6月、疲れを癒す華やかな花が皆さまに届きますように。

育て方が気になる方はこちらもチェック!

6月に植える花をご紹介してきましたが、いざ育てるとなると、どうすればいいか悩むかもしれません。当サイト「暮らし~の」では、6月植えの一部の花の育て方の記事も掲載しております。ガーデニングを楽しむ参考としてぜひご活用いただければ嬉しく思います。