スノボ初心者が気を付けるべきこと
初めてスノボに行くとき、服装や格好に置いて注意するべきことがあります。スノボ初心者においてスピーディーに滑っていくあの爽快感に憧れている人も多いと思いますが、そのためには着るものや持ち物等にしっかり準備をする必要があります。詳しく見ていきましょう。
防寒対策はしっかりすること
スノボ初心者の場合、何よりもまず優先するべきことは防寒対策をすることです。ゲレンデは高い山の奥に存在する訳ですので、地上よりも高い分気温は低いです。
そんなの当たり前の事だと感じるかもしれませんが、防寒対策が中途半端になりがちです。スノボに初めて行くときはやり過ぎるくらいの気持ちでしっかり準備をしましょう。
速乾性のある服装を着る
次に速乾性、つまりすぐに乾くような服装を着る事が重要です。スノボは予想以上に身体を使う激しいスポーツです。いくら寒いといっても汗は大量にかいてしまいます。そうなると、汗をかいた分身体が冷えてしまい、風邪をひいてしまいかねません。
ウェアの下に着るインナーは速乾性のある格好をしていきましょう。
スマホの防水対策もあると便利

スマホはポケットやウェアの下にただ入れているだけでは濡れます。防水ケース等の防水対策の準備は必要でしょう。
ゲレンデでのトラブルで多いのはスマホの破損や紛失、結露による故障です。特にスマホが濡れてしまうケースが多く、例えスノボウェアを着ていてポケットの中に入れていたとしても雪のせいで濡れてしまって使えなくなったというのは多々あります。
そのため、防水スマホケース等の防水対策の準備ができればより安心でしょう。
スノボはきちんとした準備と対策が必要になります。特に激しいスポーツですので、持ち物の紛失や破損、怪我といったトラブルはつきものです。この動画の女子ように安心して楽しんで滑れたら最高だと思いませんか?
それならば準備や対策は怠らずに実施しましょう。
スノボの服装・格好選びのポイント
スノボへ行くときの服装・格好ではどう選べばいいのでしょうか?
ウェアの下にはインナーを2枚で重ねて着るのがいいです。これは防寒対策の観点で重要になりますし、動いた後の体温の調節をするためにも途中で着脱がしやすいという点でも便利です。それを踏まえたうえでポイントを見ていきましょう。
①ウェアの下に着るといいインナー(上半身)

上半身のインナーには、1枚目に下着やTシャツを肌の上から直接着用し、長袖Tシャツやトレーナー・パーカー等を2枚目で着ている人が多いです。1枚目には汗を吸収しやすくてかつ乾きやすい素材がおすすめです。
2枚目にはチャック等で前を開けられる服装がいいでしょう。気温や気候に応じて体温調節がしやすい服装が好ましいという事ですね。
②ウェアの下に着るといいインナー(下半身)
下半身のインナーも基本的には女子やメンズ共に2枚着です。直接着用する1枚目はレギンスやタイツに素材が厚い靴下を下着の上から着る、1枚目の上から着用する2枚目はスウェットパンツを着る事が多いようです。
肌着には防寒対策をしっかりしておきましょう。上から着るインナーには伸び縮みしやすい素材の服装が好ましいです。
③着替えがしやすい服装・格好がおすすめ
行き帰りの服装については着替えがしやすい格好で問題ありません。
というのも、ゲレンデに行くときや帰るときは自動車や電車・バス・新幹線等いずれかの手段をとる事になりますし、実際に防寒対策が必要になるのはゲレンデでスノボをする際ですので、単純に普段着でも問題ないのです。
可能であればジャージ等着替えがしやすい格好がよいでしょう。
【男性編】スノボ初心者におすすめの服装・格好
服装・格好はダボダボがちょうどいい

スノボは激しい動きを伴います。普段着の感覚でウェアを選ぶと窮屈で怪我の原因になりますのでダボダボなくらいがいいです。
メンズの場合ですが、スノボはとても動きが激しいスポーツですので、普段着の感覚で選ぶと動きづらくなります。それが原因で転倒して怪我をする可能性もありますので、サイズ感としてはダボダボなくらいでちょうどいいでしょう。
また、その際ブランドはなるべく上下共に統一したほうがいいです。バラバラにすると機能面のバランスが崩れる原因になるからです。
パウダーガード機能付きの服装・格好がおすすめ

ウェアの下に雪が入ってくるのを防いでくれる仕組みの事です。女子・メンズ共にスノボを楽しむためには必要な機能です。
パウダーガードというのは、ウェアの裾や袖に雪が入り込んでくるのを防ぐ構造の事です。二重構造になっていることが特徴的で、これがないと雪がウェアの下に滑り込んできて直接雪が肌にあたる可能性があります。
気分的にもよくないですし、中の持ち物が濡れてしまう可能性がありますので、スノボに行くときはパウダーガード機能が付いたウェアが良いでしょう。
【女性編】スノボにおすすめの服装・格好
おしゃれもいいが、防寒及び保温性が最優先
女子の場合、スノボウェアにもおしゃれな格好を好む人が多いです。ウェアもそれに合わせておしゃれなものが増えてきました。ですが、おしゃれも重要ですが何より防寒対策と保温性があることが最優先です。
おすすめはウェアの下にパーカーを着ると、暑くなったら脱ぐことができますし、おしゃれですので女子にもおすすめです。また、ハイネックのTシャツでもいいでしょう。
手袋と靴下は冷え性の女子は特に重要
特に女子の場合は冷え性に悩まされている人も少なくないと思います。そのため、手袋や靴下を着る際には冷え性対策が必要になります。可能であれば豪雪地域等の厳しい環境用に開発された手袋や靴下を準備したほうがいいでしょう。
もちろん他の手袋や靴下と2枚着で使用しても問題ありません。
【インナー編】スノボにおすすめの服装・格好
スノボのおすすめは薄い素材のインナーの重ね着
女子とメンズ両方に言えることですが、防寒対策として厚手のインナーは動きにくさが増しますのであまりおすすめできません。基本的には薄い素材の服装を重ね着するほうが良いです。
インナーには保温性や防寒対策ができているのは基本として、可能であれば伸縮性が高いものを選ぶといいです。スノボは予想以上に身体を使いますから、なるべく動きやすいというのも考慮しましょう。
スノボ初心者にはプロテクターがおすすめ
スノボは想像以上に難しく、慣れるのに時間がかかります。そして慣れるまでは幾度となく倒れる事でしょう。そのため、ウェアやインナーだけでは何度も倒れると痛い思いをしてテンションが下がってしまいます。
プロテクターを用意しておくと痛みが和らぎますので安心してスノボを楽しむことができます。もちろんプロテクター付きのインナーも販売されています。
インナー着用における注意点
ヒートテックはあまりおすすめできない
スノボのウェアの下にヒートテックを着る人は多いですが、実際のところヒートテックはスノボに適しているのでしょうか。結論から言えばウェアの下はスノボ専用のインナーを探した方がいいです。
理由としては運動量が多いので、保温性はありますが通気性が良くないので汗をかいた時のベタつきや冷えは改善されないからです。最低限必要な機能はありますが、最適なインナーは他に存在する、というのが結論です。
おすすめの服装・格好のブランド
スノボへ行くときにおすすめの服装・格好ブランドを紹介します。スノボに適しているものは理解できたとしても、どのブランドの商品が当てはまるのかが気になりますよね。
ここでは3つのブランドを紹介しますので、自分に合ったウェアやインナーを選びましょう。
①ボルコム
G0651904
ゴアテックスがおすすめブランドの1つです。このブランド独自の技術で防水性・耐久性・透湿性が高いです。そのため、雪はもちろんの事、雨や風からも身体を守ってくれ、さらに温度調節もしてくれるという優れものです。特にメンズは人気が高いです。
②REW(アールイーダブリュー)
STRIDER JKT 16 GORE-TEX
REWは悪天候の際にその性能をいかんなく発揮する国産ブランドです。どんな過酷なコンディションにおいてもスノーボーダーを守ってくれます。
さらにデザイン性も高く、カッコいいウェアや可愛いウェアも取り揃えていますのでおしゃれを気にするメンズや女子にもおすすめです。
③Burton(バートン)
Burton 100811
冬季オリンピックで活躍したトップアスリートが多数在籍しているBurtonも女子やメンズに共通しておすすめのブランドです。
スノボに関する商品ならば、ウェアからインナー、果ては小物まで全て取り扱っていますので、本格的にスノボを始める人にはおすすめのブランドです。
服装・格好以外でお金が必要になる場面
レンタル代、リフト券、食事代等について
スノボをするのに必要となる料金についてですが、まだ必要な費用はあります。スノボの服装や格好以外ではレンタル代、リフト券、食事代等が必要です。もちろん服装・格好の準備ができている人はレンタル代は不要になります。
それぞれいくらかかるのか、見ていきましょう。
レンタル代については、ボード・ブーツのセットで3,500円~4,500円、ウェア上下で3,000円~4,000円程度になります。つまり、フルセットでレンタルするとなると合計で7,000円~9,000円必要になるという事です。
ただ、ゲレンデによっては多少金額が変動しますので、念のために10,000円前後用意しておいた方がいいでしょう。
リフト券については、1日券で3,500円~5,000円、シーズン券を購入するなら30,000円~50,000円程度必要になります。
これらの他には、現地への移動手段や宿泊か日帰りかによって費用が変わってきます。移動手段としては自動車、バス、電車・新幹線があり、自動車ならばガソリン代や高速代が別途必要になります。
また、日帰りであれば行き帰りの料金だけで済みますが、宿泊になればホテル代も必要になります。総合的な費用を加味して予算を立てましょう。
スノボの必需品となる持ち物(服装・格好以外)
スノボに行くときに必須の持ち物は、服装や格好以外ではあるのでしょうか。防寒対策としてある程度想像はつくかと思いますが、果たしてどのアイテムが必要なものでどのアイテムがなくても問題ないようなものかは初心者にはわかりにくいです。
女子でもメンズでも共通で、必須のアイテム及びあると便利なアイテムに分けて紹介していきます。
①ニット帽
BDW-9500
転倒による頭への衝撃を緩和しますし、頭に雪がかかるのを防いでくれるニット帽は必須です。ファッション性も高いですので是非着用していきましょう。自分なりの着こなしをしながらしっかり防寒対策をしてみましょう。
②ゴーグル
Micisty スキーゴーグル
ゴーグルは必須の持ち物の中では優先順位は低い方ですが、雪や風から目を守るためにも必要です。UVカット機能もついてる商品もありますし、デザイン性も高いですので特にメンズには重要になるでしょう。
注意点として曇りが発生してしまうとゴーグルが役に立たなくなってしまいますので、一定のグレード以上のものを選びましょう。
③手袋(グローブ)
Cevapro スキーグローブ
手を寒さから守る手袋は1番重要な持ち物です。厚い素材でできているものが好ましく、可能であればグローブの方がいいでしょう。生地によっては雪の影響で手袋や仮にグローブであっても濡れてしまうことが多く、そうなると手が冷えてしまいます。
耐水性が高いものをしっかり選びましょう。
あると便利なスノボの持ち物
①ネックウォーマー
DAC-8566
便利な持ち物その1はネックウォーマーです。目の下まで覆う事ができる商品ならばゴーグルと合わせて顔全体をカバーできます。
ネックウォーマーは従来、鼻から下をカバーしてしまうと息がしづらくて苦しいケースもありましたが、2018年3月時点では通気性もよくなって使い勝手もよくなってきています。
②プロテクター
SALOMON FLEXCELL
便利な持ち物その2はプロテクターです。特にお尻にプロテクターを付ける事ができれば、安心して滑る事ができます。
2018年3月時点では、お知りにプロテクターがついているインナーも開発されてきてますので、そういったインナーを入手できれば一石二鳥ですよね。倒れても痛くなくなりますので、思いっきり滑る事ができます。
③カバン
EXTEND GO-TO-SNOW GEARBAG
カバンも便利な持ち物ですね。グローブやゴーグル、着替え物といったものをまとめて持ち運ぶことができます。キャリーバッグとボストンバッグが2018年3月時点でのスノボ旅行の主流です。
それぞれにメリットデメリットがありますので、自分に適したバッグを選びましょう。
スキーとスノボの服装・格好を比較
ウェアの厚さが違う
スキーウェアとスノボウェアはどう違うのでしょうか?実は生地の厚さに違いがあり、スノボウェアのほうが厚いですので寒さ対策になります。これは女子でもメンズでも同じです。
とはいえ、それ以外は基本的に似たようなものですので、どちらか片方のウェアを持っていれば併用することは可能です。つまり専用ウェアはそれぞれの分野で楽しみやすいようにできているという事です。
スキーウェアでスノボは可能
専用ウェアを必ずしも着用する必要がありませんが、それでもスノボウェアを持っているに越したことはありません。スノボウェアを購入したほうが後々の事を考えると得ですが、値段は約25,000円~35,000円は必要ですので注意して下さい。
スノボ初心者に最適なゲレンデ
ここではスノボ初心者におすすめのゲレンデを紹介します。
ここでは地域に応じたゲレンデを九州、中国、関東、関東甲信越の4種類を動画で紹介します。それぞれに魅力的な特徴はありますが、基本的には全てのコースにおいて初心者コースが存在することと、ゲレンデ自体が大きくて1日中楽しめるようになっています。
自分の住んでいる場所から近いゲレンデがありましたら、是非1度行ってみて下さい。
①軽井沢スノーパーク(群馬県)
1つ目は群馬県にある軽井沢スノーパークです。リフト券が大人3,500円とリーズナブルで、レストランをはじめたくさんの施設があります。ゲレンデから徒歩3分の距離に天然温泉がありますので、日帰り旅行にも宿泊旅行にも最適の場所です。
めいいっぱいスノボを楽しんだ後は温泉でゆっくりと浸かることができますので、スノボ旅行を十分堪能できることでしょう。
②ユートピアサイオト(広島県)
広島県にあるユートピアサイオトは、女性に優しい施設が多数存在し、さらに様々な割引キャンペーンも提供しているゲレンデです。
期間限定ではありますがリフト券やレンタル券が大幅割引してもらえるサービスがありますので、これからスノボを始めようと考えている初心者には特におすすめのゲレンデです。
③九重スキー場(大分県)
大分県にある、九州屈指の大きさを誇るゲレンデです。他のゲレンデと比較するとコースの種類はそれほど多くはありませんが、その分1つ1つのコースが広く、緩やかな傾斜ですので初心者はもちろん中級者でも楽しめるような内容になっています。
料金は少し高めですが、九州でスノボ行くなら九重と言われる程有名なゲレンデです。
④栂池高原スキー場(長野県)
長野県にある、全長1km以上に及ぶ広いコース幅が特徴的なゲレンデです。さらにコースの最長も5kmありますので1回の滑りで心行くまで楽しむことができます。
長野県という場所の関係もあり、ゴールデンウィークまでオープンしていますので、シーズン過ぎたけど行きそびれたという人でもおすすめです。
上記以外のおすすめゲレンデ
こちらが関連リンクになります。都道府県別におすすめゲレンデを紹介していますので、自分の住む場所はどうなのか、なるべく近くて簡単な場所で友人や恋人をスノボデビューさせたいと考えている人は是非閲覧してみましょう。
次の項目ではスノボ初心者によくある質問について回答していきます。
スノボ初心者からの質問について
①初心者レッスンは受けたほうがいい?

この初心者レッスン、未経験者ばかりのグループならば必須でしょうが、経験者から教えてもらうかどうかが迷うところではないでしょうか。
スノボを足に装着するやり方やマナーについて、スノボの止まり方や怪我をしない転び方や安全なリフトの乗り方を学ぶことができる初心者レッスンですが、これを受けるかどうかの質問がよくあります。
経験者に教えてもらうかどうか迷うところですが、「変なクセがつかない」「短時間で確実に必要な技術を身につけられる」といったメリットがありますので、例えば30分程度のレッスンならば受けても問題ないかもしれません。
②レンタル場で借りることができるもの
レンタル場で借りられるものですが、ボードセット及びウェアは問題ありません。ですが、ゲレンデによっては借りられない可能性がありますのが、グローブやゴーグルといった小物類です。
行くときには事前に借りられるものをチェックしておくか、小物に関しては事前に購入しておいた方がいいでしょう。
ゲレンデでのマナーについて
最後にスノボをするうえで守らなければならないマナーについてです。自分達以外にも当然参加者はいる訳で、スノボは常に危険と隣り合わせです。お互いに気持ちよく滑れるように、スノボに行くときは最低限のマナーは知っておきましょう。
お互いに怪我がなく安心して滑るための最低限のマナーを下記に説明します。
コースの途中で座り込まない
他に滑っている人にとって、コースに座り込まれると接触の確率が上がり、怪我の危険が高いです。坂の場所によっては滑っている先の状況が見えないという事もありますので、ぶつかる恐れが高いです。どうしても動けない場合はコースの端に移動しましょう。
コースの端を歩く
同じ理由でコース上を歩いているのは滑っている人に危険です。スピードを出して滑ってくる人と接触してしまうと、自分自身も相手も大怪我をしてしまいます。
接触事故を避けるために、相手にも気持ちよく滑ってもらうため、スノボを外して麓まで行くときはコースの端を歩くようにしてぶつからないようにましょう。
リフトからはすぐに離れる事
リフトは他の人も降りて滑ってくるため、リフトの前で倒れたままだと危険です。もちろんリフトから降りるのは初心者においては難しく、倒れてしまうのも仕方のない事ですが、せめて速やかに離れて他の人と接触しないように配慮をしましょう。
服装・格好含めて準備はしっかりとしよう!
スノボに行くときは、服装やマナーも含めて準備が特に重要だという事が分かったことでしょう。気持ちよく滑るためにも上記にて紹介したマナーや関連リンクも確認し、思いっきりスノボを楽しみましょう。
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汗を予想以上にかいてしまいます。速乾性のある服装をウェアの下から着るのがおすすめです。