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天板DIYで机を作る!継ぎ目も上手にできる簡単で安い作り方をご紹介!

天板DIYで机を簡単に自作できます。問題はかかる費用で、大きな一枚板は高価です。でもSPF材などを継ぎ合わせて天板をDIYすれば、安い費用ですませられます。ダボによる継ぎ合わせ方法から、ワークデスクやローデスクといったおしゃれな長机を作る方法を解説します。
更新: 2022年3月23日
gauyorim
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天板DIYで机を作る

ワークデスクやローデスクのような長机は、使い勝手がよくて便利です。実際の使用にあたって使いやすいのは、天板が大きく広いものになります。

おしゃれな長机の天板の多くは一枚板でできていますが、大きくなるほど高価です。おしゃれで天板が広く、安いワークデスクやローデスクが欲しい場合は、DIYで自作するしかありません。ですが材料として購入する場合でも、大きな天板は決して安い価格ではなく高価です。

安い木材を継ぎ合わせる

一枚板の大きな天板が高価なら、DIYで自作しても安い費用ですまないと思われたことでしょう。でも安い費用におさえる方法があります。天板もDIYで自作してしまうのです。

大きな木材をカットして加工をほどこし、天板を自作するということではありません。安い木材をいくつか継ぎ合わせて天板にする方法です。一枚板ならではの美しさを表現することは難しいものの、おしゃれな天板に仕上げることはできます。

長机は簡単に自作できる

ワークデスクやローデスクなど長机を自作することは簡単です。基本的には天板に脚を取り付けるだけで完成します。そこに研磨(けんま)や塗装をほどこしたり棚を設置したりするわけです。

それを含めても簡単な作業になります。ただ、安い費用で自作する場合は、天板も自作する必要があると説明した通りです。安い木材を継ぎ合わせる工程が加わるので、その分作業は複雑になります。ですが継ぎ合わせ方法を知れば簡単です。

天板DIYで机を作る/継ぎ合わせの種類

何枚かの板を継ぎ合わせて一枚の天板にしますが、継ぎ合わせ方法はいくつかの種類に分かれます。ダボを打ち込むほか、突付け(つきつけ)、相い釘(あいくぎ)、ビスケット、目地(めじ)、本実(ほんざね)といったような方法です。プロの現場では用途にあわせて使い分けられています。

ダボ継ぎがおすすめ

今回は中でも、おしゃれな継ぎ目が簡単に仕上がるダボ継ぎについて詳しく解説していきますので、参考にしてください。

天板DIYで机を作る/ダボ継ぎについて

ダボとは木でできた円柱型の小さくて短い棒のことです。板に穴をあけてそこへダボを入れ、継ぎ合わせます。これをダボ継ぎというのです。

ダボの特徴

ダボは両はしの角がけずられていて、そのおかげで穴へ入れやすくなっています。さらに側面へ斜めに入った何本もの溝も、ダボの特徴の一つです。これはダボを穴へ入れた時に穴から空気を逃すためと、付けたボンドがよく絡むようにする役目を持ちます。小さくても機能性の高い木の棒です。

ダボの用意

ダボはホームセンターはもちろん、通販サイトでも売られています。とことん自作にこだわりたい人は、ダボも自分で作ることが可能です。ただし小さいながらも強度が重要になるパーツで、簡単には作れません。

強度が十分でないと、天板を支えきれずにダボが折れて机が壊れ、ケガを負ってしまう恐れがあります。なのでDIYになれていない人は特に、製品として売られているダボの購入がおすすめです。

天板DIYで机を作る/ダボのサイズについて


木ダボ 6☓20mm 100個

出典:Amazon
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ダボは一種類だけではありません。いくつかのサイズに分けられます。6mm、8mm、10mmの直径が一般的です。複数のサイズに分けられているのには理由があります。

それは継ぎ合わす板の厚みによって、使い分ける必要があるからです。板の厚みに対して、三分の一から半分ぐらいの直径サイズが目安になります。直径8mm、長さ30mmのダボがオーソドックスです。ダボを購入する前には板の厚みも測っておきましょう。

ダボ継ぎの間隔

ダボ継ぎは適当な位置ではなく、一定の間隔でダボを入れるようにします。20cmほどの間隔ごとにダボを入れていけば、強度的に安心です。クランプなどの工具を使うならダボの間隔を広げても大丈夫ですが、スマートな天板に仕上げるためダボだけで継ぎ合わせることをおすすめします。

天板DIYで机を作る/ダボ穴について

天板の材料になる木板に穴をあけないとダボを入れられません。ダボ穴をあけるには電動ドライバーが必要になります。電動ドライバーはいくつかの種類に分けられますが、ドリルドライバーがおすすめです。

ドリルドライバーの先端にダボ錐(きり)と呼ばれるドリルビットを取り付けて、ダボ穴をあけてください。ダボ錐にはストッパーがついているので、ダボ穴の深さを統一できます。また、ドリルドライバーはネジ回しも得意です。

ドリルビットでダボ穴をあける

大西工業 6角軸ダボ錐(NO.22)

出典:Amazon
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ダボ錐がなくても、普通のドリルビットでダボ穴をあけられます。ですがこの方法は、ダボ錐についているようなストッパーがないため、ダボ穴の深さを統一することができません。なのでダボ錐を使うことをおすすめします。

それでもドリルビットでダボ穴をあける場合は、ドリルガイドを利用しましょう。それとあけるダボ穴の直径に比べて0.5mm狭いドリルビットを使うと、ちょうどいいサイズになります。

ダボマーカーで正確な位置にする

出典: https://www.amazon.co.jp/%E6%96%B0%E6%BD%9F%E7%B2%BE%E6%A9%9F-DP-8-SK-%E3%83%80%E3%83%9C%E7%94%A8%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%83%81/dp/B00425U5KY/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1520159905&sr=8-1&keywords=%E3%83%80%E3%83%9C%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC

複数の木材をダボ継ぎによって接合し、大きな天板を自作するわけですが、それぞれの木材のダボ穴がズレると端がそろわないばかりか、接合できない事態になってしまいます。なのでダボ穴は正確な位置であけないといけません。

ダボマーカーという道具を使うと、複数の木材のダボ穴をあわせられ、接合時にズレることを防げるのです。ダボマーカーは、6mm、8mm、10mmのサイズがあるので、使うダボにあわせてください。

天板DIYで机を作る/ダボ入れ方法

まずダボ穴の位置となる印を鉛筆で書きます。天板にするための木材を必要枚数だけ重ねて、ダボ穴をあける側面を手前にしてください。そこへまとめて縦の線を引いていきます。これがダボ穴の位置です。

ダボを入れる分の線を引きますが、適切な間隔を空けないといけません。あとは木材の厚みの真ん中の位置を示すため、十字形になるよう線を足しましょう。これは木材一枚ずつに書いていきます。

ダボ穴をあけてボンドを注ぐ

ドリルドライバーにダボ錐を装着しダボ穴をあけますが、ポイントは垂直に穴あけをすることです。斜めに穴があくと、入れるダボも斜めになって接合できなくなります。

正確な位置でダボ穴をあけるため、先に普通の錐で穴をあけておくのがコツです。そしてダボ穴へ木工用ボンドを注入します。深さに対して半分ぐらいの量にしてください。量は多い方がよいと思いがちですが、うまく固まらなくなりますので注意が必要です。

ダボを入れる

穴へダボを入れます。手で押し込むだけだと奥まで挿さらないことがあるので、木づちなどで軽くたたきながら入れていきましょう。ダボがしっかりと入ったら、ダボ穴に注いだボンドが乾くのを待ちます。

その後、ダボを入れた木材のダボが立っている方の側面部分へ、木工用ボンドを塗ってください。次はまだダボを入れていない継ぎ合わせる方の木材処理です。このダボ穴にも木工用ボンドを注入しておきます。

天板DIYで机を作る/ダボ継ぎ方法


木工用ボンドが乾いてしまう前に、ダボを入れた木材を下にして、ダボを入れていない木材を上から継ぎ合わせます。この場合も手だけだとすき間が生まれてしまうことがあるので、上から木づちで軽く叩きますが、当て木が必要です。

すき間が完全になくなるまでしっかりと押し込んでください。木工用ボンドが乾燥したら、継ぎ合わせ完了です。クランプなどの工具があれば、乾燥させている間に圧着でき、強度が上がります。

天板DIYで机を作る/用意するもの

上項で説明したダボ継ぎをおこなうなら、高価な一枚板を用意しなくて大丈夫です。安い複数の板でも、きれいな継ぎ目のおしゃれな天板を自作できます。天板さえできれば、ワークデスクやローデスクといった長机をDIYすることは簡単です。

使い心地やおしゃれさの決め手は、メインの天板になりますので、丁寧に自作してください。ここからは長机の作り方を解説していきます。まずは必要なものをそろえましょう。

ワークデスクやローデスクDIYに必要なもの

ワークデスクやローデスクなどの長机を自作するにあたって、必要になるものを説明します。木材に関しては下項をご覧ください。

サイズを測るメジャーと差し金、木材を削るカンナと研磨をほどこすサンドペーパー、塗料と使う分を取り分ける容器、塗装用のハケ、使い古したタオル、下穴をあける必要のないネジのコーススレッド、先項で説明したダボ継ぎするための材料、以上が用意するものになります。

天板DIYで机を作る/木材の準備

天板をDIYして、安い費用でおしゃれなワークデスクやローデスクなどの長机を自作することが、今回のポイントになります。なので天板にする木材は、ホームセンターで売られている安いSPF材で十分です。

SPF材とは、Spruce(スプルース)、Pine(パイン)、Fir(ファー)といった常緑針葉樹から採られた木材になります。この代表する三種の頭文字が呼び名にあてられているのです。

木材のサイズ

SPF材は、1×材(ワンバイ材)や、2×材(ツーバイ材)といった規格で売られています。×の後に数字が入り、それぞれ決まったサイズになります。DIYするワークデスクやローデスクなどの長机にあう天板になるよう、適したサイズのSPF材を選んでください。

長さに関してはちょうどいいサイズになることが少ないので、カットしないといけません。ノコギリや丸ノコなどがなければ、買ったお店に依頼しましょう。

天板DIYで机を作る/天板の修正

上項のダボ継ぎによってSPF材を合成一枚板に加工したら、ワークデスクやローデスクなどの長机に適した天板に仕上げていきます。継ぎ合わせをした木材は、どうしても段差ができて表面が均一になりません。

これはダボ継ぎに限らないことです。平らな表面にするためカンナがけをします。全体を丁寧に削れば、表面がフラットになりますし、継ぎ目の溝が浅くなり木材同士が同化してきれいな継ぎ目になります。

全面のカンナがけと溝埋め

セメダイン ラワン 120ml HC-154

出典:Amazon
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継ぎ合わせた木材の段差は上部の表面だけではありません。側面や裏面にも段差があるので、全面をカンナがけし、ガタつきをなくしてください。そうすることでワークデスクやローデスクなどに最適な一枚板になります。

カンナがけをしても継ぎ目の溝や隙間がある場合は、木工用のパテやボンドで埋めるとより平らになります。この作業をおこなうことで、触り心地や見た目の完成度が上がるのです。

天板DIYで机を作る/天板の反り対策

こうして木材を継ぎ合わせてDIYした天板は、時間がたつと反り返る場合があります。天板の反りを防止するためには、裏面を木材で補強してください。使う木材はSPF材で大丈夫です。

木材へ木工用ボンドを塗り、天板の裏側に接着します。次は固定です。天板の表面へ先端が飛び出さない長さのネジを打ちます。コーススレッドを使うと簡単です。

天板DIYで机を作る/天板裏面を塗装


天板は先項までで実用面において完成ですが、塗装という重要なおしゃれ加工が残っています。ひとまずは天板の全面ではなく、裏面のみに塗りましょう。表面や側面は、脚を取り付けた後でサンドペーパーを使って研磨をしてから塗装してください。

それと裏面だけ先に塗装するのは、試し塗りの目的もあります。ペンキやオイルなど、自分がおしゃれだと思う塗料を使うといいです。

おすすめの塗料

ミルクペイント アンティーク MK200101 200ml

出典:Amazon
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着色するならミルクペイントを使うと、どこかレトロな雰囲気をだせます。カラフルながらも優しさのある色合いで、カントリー調に仕上げたい場合に最適です。

高級感のある重厚さをだしたいのであれば、オイルやワックスがいいでしょう。木目や木の質感を活かせるうえ、アンティーク感を表現できます。安いSPF材とは思えない天板に仕上がるのです。どれもDIYで人気のある塗装方法になります。

天板DIYで机を作る/脚の取り付け

マメてりあ テーブル脚 直角90° 丸タイプ 4本セット

出典:Amazon
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天板に脚を取り付けて、ワークデスクやローデスクなどの長机の形にしていきます。鉄脚なら簡単です。すでに脚として完成されている製品のため、天板へネジで固定するだけになります。脚も自分でDIYしたい場合は、木材で自作しましょう。必要な脚の長さにカットし加工をほどこして、天板へ取り付けます。

天板DIYで机を作る/仕上げ

天板へ脚を取り付けたら、いよいよ全体の仕上げです。サンドペーパーで研磨をして表面をなめらかにします。サンドペーパーは番号がついていて、目があらいのは小さな数字で、目が細かいのは大きな数字です。目のあらめの番号で研磨をした後に、目の細かい番号で磨きあげます。好みの塗料で塗装をほどこせば、机の完成です。

天板DIYで机を作る/まとめ

安い木材を使って天板をDIYし、おしゃれな机を簡単に自作する方法を解説してきました。ダボ継ぎという継ぎ合わせ方法で、継ぎ目を上手に処理できます。天板ができれば、ワークデスクやローデスクといった長机の自作も簡単です。自分にとって使い勝手がよく、インテリアに最適な机をDIYしてみてください。

天板が気になる方はこちらもチェック!

今回は天板DIYによる机の作り方について解説しましたが、天板についてもっと詳しく知りたいという方は、下記のリンク記事を読んでみてください。