はじめに
みなさんはゴムシートと聞いてどんなものを思い浮かべますか?一見ゴムシートというものは名前の通りゴムのシートのようなイメージがあると思いますが、その製品は種類や用途に違いがあり特徴があります。また、その種類によって使い方もいろいろあります。
そもそもゴムシートとは?
ゴムシートとは薄い板状、シート状にしたゴムの製品のことであり、その使い方としては特定の用途により形状を変え、パッキンやガスケット、シール材、クッションや吸音材などに使用されていることが多いです。また、ゴムシート自体に粘着性を持たせて、固定用具を使用しなくても、他のものに取り付けることが可能になるように設計されているものも多いです。 特に決まったルールはないのですが、そのゴムの厚みによっては厚いものはゴムマットという名称で呼ばれることもあります。また、厚さや大きさによっても価格は変わってきます。
ゴムシートのゴムの種類
ゴムシートにはその素材で使われているゴムの素材により、特徴や用途、使い方が変わってきます。また、熱や埃、薬などの耐性も素材によって変わってくるので要注意です。 素材によっては価格も大きく変化がありますので、購入する前にしっかりと確認することが重要です。
天然ゴム
こちらは一番ポピュラーな素材のゴムで機械的な強度や耐摩耗性に優れています。一方耐熱性や対炎性はあまりないので、環境を選んで使用する必要があります。
シリコンゴム
こちらも有名なゴムの素材で、多くのものに使用されています。 こちらは機械的強度や摩耗性はそんなに高くはないのですが、熱や冷却に強く薬品などの化学物質にも強いものが多いようです。
ニトリルゴム
こちらは機械的強度と摩耗性が強く、一番の特徴は対油性がとても高いので油に触れるような環境下での使用がおすすめです。
ウレタンゴム
こちらもよく聞く名前の素材ではあります。このゴムの素材は機械的強度と耐摩耗性が高く、対候性や対油性など比較的他の耐性も高いゴムになっています。
エチレンプロピレンゴム
こちらの素材は熱や油には耐性が弱いですが、最大の特徴としては対老化性が大きく、長期間の使用でもなかなか素材が劣化しないという特徴があります。また、薬品などにも耐性が高いです。
ブチルゴム
こちらのゴムの特徴はガスなどを通しにくい素材となっており、熱や冷却や薬品にも耐性が高いという特徴を持っています。
水素化ニトルゴム
こちらのゴムの素材は耐熱性や対候性が高く、野外での使用でも劣化しにくいので、使い方としては野外などでの使用がオススメです。
ゴムシートの使い方
ゴムシートにはその種類や素材により様々な用途があります。ここからはゴムシートをどんな場所や用途で使えるのかをご紹介します。
ゴムシートの使い方①:静電気除去
ゴム自体は絶縁体のため電気は全く通さないような仕様になっております。しかし、ゴムシートの種類によっては導電性ゴムシートというものがああり、こちらは静電気を除去する効果が見られるものもあります。 例としてこちらのようなものもあります。
静電気対策用ゴムシート 粘着タイプ エコノミータイプ
販売価格:こちらシートタイプやロールタイプ、サイズによって販売価格は異なりますが、1,580〜39,980円になっております。(2018.2.28現在) 通常出荷日:1日〜 材質:導電性NBR 色:表(緑)裏(黒) こちらはMISUMI-VONAで販売している静電気対策用ゴムシートです。こちらの使い道としては電子回路の基盤や電子部品などを入れる袋、IC端子などの精密機器保存用の袋やパッケージ保護などの電子機器類に用いられることが多いです。
ゴムシートの使い方②:トレーニング
よくトレーニングジムなどで床にゴムシートを敷いているところをよく見かけますよね。これはゴムをマシンやダンベルの下に敷くことで床に直接マシンが触れ、振動や傷がつくことを防いだり、防音の効果があったりします。また、トレーニングをしている人自体の滑り止めの効果も期待できます。
ゴムシートの使い方③:防水シート
ゴムシートには防水の機能があるものもあり、コストが非常に安価です。また軽量で、ゴムということで非常に伸びるので使い勝手は最高に良いです。
メリット
メリットとしてはこの伸縮性と柔軟性です。ゴムシート自体に粘着性があることもありますが、粘着性が備わっていないシートも接着剤を用いるだけで簡単に設置することができるので工事の費用も時間も短くて済むという利点があります。また、防音性に優れており、屋根などに設置する際は普段よりも防音性能が上がります。
デメリット
デメリットとしては下地が平らでなければならないので、凸凹とした下地ではゴムの伸縮性や柔軟性がうまく愛いかせず隙間ができてしまい、そこから水が入ってくるという事態にもなりかねません。 また、ゴムシートと接着剤自体が雨風にさらされる場合が多いので、ゴムの素材によっては風化に弱いということが考えられます。ですので、防水としてゴムシートを使用する場合にはそのゴムの素材がどのくらいの強度なのか確認することが大事です。
ゴムシートの使い方④:傷防止
先ほど紹介した滑り止めやジムの防音の用途の他に床や壁に傷がつくのを防ぐという用途としてゴム胃sーとが使われることがあります。こちらもゴム自体の弾力性や柔軟性を生かし、家具などが直接床に触れて傷がつくことを防ぎ、クッションとしてゴムが機能します。こちらもゴムシート自体を傷を防ぎたいものの大きさに合わせてカットして使用することが多く、コストもそれほど高くはありません。 しかし、注意点としては長い年月の間家具などの下にゴムシートを敷くと、圧力や環境の変化などによりゴムが変質してしまい、床や壁などにゴムの色が写ったり、ゴム自体が溶けてくっつくことなどがありますので、あまり長い年月の使用は注意しなければなりません。
ゴムシート/使い方の例
上記でも述べたようにゴムシートにはその種類や素材により使い方が異なってきます。 ここからはその使い方の例をご紹介します。
傾いた駐車場の歩行路の滑り止め
立体駐車場などでは車を駐車するすペーが傾いたものもありますよね。 そんな時は車を止めた後運転手やのって言う人が降車した後に滑って転んでしまう危険性があります。そんな時に歩行者の歩く道にゴムシートを敷くだけで危険性を回避できます。
運搬業者の車庫の荷物を下ろすスペースの床の保護
運搬業者や一般の家庭でも何か車から荷物を積み降ろしすることが多い人は車庫にゴムシートを敷いておくだけで、荷物を運んだり下ろしたりするときに音や傷を防ぐことができます。
トレーニングジムの床の保護
トレーニングジムで器具の下やダンベルの下に敷くだけで、振動や音を防止します。また、汗が落ちていてもフローリングと比べると滑りにくく便利です。
屋根の上の防水としてのゴムシートの使用
ゴムは防水性も高く、屋根の上などに敷くことで雨などを防ぐことができます。施工工事もとても簡単で、工事費も安価です。また、中にはゴムシート自体に粘着性が備わっているものもあり、初心者にもおすすめです。
防音として壁に貼る
ゴムシートといいうものは防音の素材としてとてもポピュラーで一般の家庭でも防音として使われることが多いです。ゴムは空気中の音の振動も防ぐ効果が高いので、遮音材や吸音材とともによく利用されます。 しかし上記にも述べたようにゴム自体の匂いが強烈なものもありますので最初に確認することをおすすめします。
ゴムシートの注意点
これの注意としてはゴムというものには匂いがありますので、素材やシートによっては少しゴムの匂いが気になる ものもあります。このような場合を避けるため、購入の際にはサンプルを取り寄せたり、実際に販売店に行き、実物を確認することをおすすめします。
ゴムシートの販売店・レビュー
出は今まで紹介してきたようなゴムシートはどこで購入すればよいのでしょうか。 最近ではウェブ上に専用の販売店などのサイトがあり、ネットで購入することができます。販売店によってはサイズなども細かく指定でき、送料もあまりかからないところもあるのでおすすめです。
ゴムマットの専門販売店①:ゴム板シートプロ
この会社はゴムの製品販売を東京で創業してから60年という年月を誇る店で、長年の取引実績から得た独自の仕入れルートによる安価で高品質なゴム製品をネットショップにて購入することができます。 販売商品としては
黒天然ゴム板
販売価格円2,376円:税176円(2018.3.1現在) こちらは厚み0,5mm×巾1000mm×長さ指定(M単位)で注文することができます。 黒天然ゴムは機械強度をはじめとする物性面でも優れている製品であり、天然のゴムの樹液から製造されています。ゴムの弾性が大きく、引き裂き強度ではとっっぷクラスの強度があります。加工も簡単で粘着性も良いので接着剤との相性もばっちりです。 ゴムの中ではとても安価な部類に入るので、ぜひ初心者の方もゴムシートをお求めの方にはおすすめです。
ゴムマットの専門販売店②:ゴムシート.com
こちら、防音、防振、現場養生材 滑り止めなどにゴムシートを販売している会社で、オーダーカットの見積もりも可能です。また、購入10,000円以上(税抜き)の購入で全国送料は無料(北海道・沖縄・離島は除く)というとてもお得なサービスもあります。 さらにはゴムの廃棄する量を減らしたいという目的から新古、中古のゴムシートの引き取りも行なっています。 販売商品としては
天然ゴム(両面エンボス加工あり)
厚さ3mm×長さ1m 重さ5,1kg 販売価格(税抜き)3,500円(2018.3.1現在) ゴムシートにしては珍しい両面滑り止め加工が付いており、滑り止め加工がしてあるのでゴムシート全体も滑りにくい加工になっており、こちらも長さが10cm単位でオーダーメイドできるような設計になっているので、それぞれの用途に合わせたご使用が可能です。
レビューとしては
このサイトでは実際に購入されたお客様からのアンケートのレビューを搭載しており、そちらでは「納期が早い」「価格が安い」「スタッフの対応が丁寧」「HPが見やすい」「ゴムの品質が良い」などなど、好印象なアンケート結果が多く寄せられており、レビューではお客様も満足している方が多いということが分かります。
ゴムマットの専門販売店③:ゴムマットの格安店
こちらは京都にあるお店で、ゴムシートを販売しています。こちらのお店はゴムシートだけではなくカラーゴムやスパイクマット、すのこなど、様々なシートなどを幅広く扱っています。 販売商品としては
防振ゴムマット
材質:天然ゴム 厚さ10mm サイズ300×1000mm 重さ:約3kg 販売価格(税込み)3,500円(2018.3.1現在) こちらのゴムシートは耐油ゴムでできており音による振動を軽減する効果があります。使用例としてはクーラーの室外機やピアノの下に敷いて振動を緩和します。また、その構造としては表裏の異なった流れのような筋の構造ができており、その構造により音を分散させ音の振動を軽減させる構造をしています。
ゴムマットの専門販売店④:OakRich
こちらはビニールシートやゴムシートの販売をしている会社で、こちらの会社もゴムシート以外にもタイルカーペットや人工芝、クッションなど様々なものを取り扱っています。 販売商品としては
CRスポーツマット
材質:硬質ゴムマット サイズ:940mm×940mm 重さ10kg こちらのゴムシートはスポーツジムなどで床に使用できる硬質ゴムのシートです。こちらはラバーフロア材として安全性、耐久性、消音性、防振性ともに優れた効果があります。また、シートをつけるときはジョイントタイプで施工できるので、接着剤などはなくても大丈夫です。 メンテナンスも水で拭くだけで特にワックスなどでの手入れは必要ないのでとても簡単に使用できます。
質問掲示板も!
こちらの会社はレビューとしても兼ねている質問掲示板があり、そこで商品に対しての質問やレビューを乗せることができ、気軽にHP上から、気になることを解決することができ、とても便利です。
ゴムシート/まとめ
このようにゴムシートには様々な用途や場所で使い方が異なり、いろいろな種類のゴムシートがあります。またその素材となるゴムにもいろいろな種類があり、それぞれの種類によって耐久性の異なるものや、熱や野外で強いものなどいろいろなゴムの素材があります。 自分がどの場所で何のために使うのかをしっかりと確認し、ゴムを購入する際その素材や、購入した人のレビューなどにも注目してみると良いですね。
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