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【DIY】サンドペーパー/紙やすりの選び方!番手とその用途を解説!

DIYによく使うサンドペーパー(紙やすり)ですが、種類も多く用途に合わせて選ぶのも大変です。今回はサンドペーパー(紙やすり)の選び方や番手、種類などを用途に合わせて細かく解説していきます。サンドペーパー(紙やすり)を使って楽しくDIYをすすめましょう!
更新: 2022年2月14日
ysakura3928
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サンドペーパー(紙やすり)とは?

工作に欠かせないアイテム

サンドペーパー(紙やすり)はDIYや工作などにおいて欠かせないアイテムです。木材の表面や金属をサンドペーパーで擦ることによって研磨を簡単にすることができます。電動工具と合わせれば作業効率がグンッと上がります。

コストパフォーマンスに優れるアイテム

サンドペーパーは非常に高い作業効率を出しますが、棒ヤスリなどと違って使うごとにダメになる消耗品です。そのために使うサンドペーパーは余裕を持って予備を購入しておく必要があります。単価価格は非常に安く、入手もホームセンターなどで簡単にできるので気軽に予備を購入しておきましょう。

サンドペーパー(紙やすり)の用途

金属の塗装剥がしなど強めの研磨に

番手の低いサンドペーパーは電動工具などと合わせれば、金属の塗装などを素早く剥がすことができます。使い方によって下地の金属をあまり傷つけることなく塗装を剥がせるので、下地の金属がダメにならないで何度も塗装をすることができます。

下地作りや仕上げの研磨に

金属や木材、プラスチックなどの表面研磨にもサンドペーパーは使われます。多くの種類の番手があるので使い方によって番手を使い分けることで作品の仕上げ具合を変えることができます。DIYにおいてはこの用途が最も多い使い方になるでしょう。

鏡面研磨の下準備に

金属の金型やアクセサリーなどを鏡面仕上げする際の下準備にもサンドペーパーはよく使われます。非常に高い番手のサンドペーパーで磨くことによって金属は鏡のような状態にまでなります。

サンドペーパー(紙やすり)の番手とは?

サンドペーパーのザラザラの正体

サンドペーパーの番手とはサンドペーパーの表面についている研磨剤の粒の粗さを表した数字です。番手が低いほど粒は大きく粗く、番手が高いほど粒は小さく細かくなっています。この番手によってどの作業に適しているサンドペーパーなのかを判断することができます。

サンドペーパーについている番号

番手の番号は#100などの表記がされます。#は番号の前に置かれる記号で、そのあとに続く数字がサンドペーパーの粗さを示します。基本的に番号が低ければ荒いサンドペーパーで研磨力が強く塗装剥がしなどに向いていて、番号が高いほど鏡面研磨などの細かい研磨に使われます。


サンドペーパー(紙やすり)の研磨剤とは?

研磨剤によって用途が変わる!

サンドペーパーは用途によって使われている研磨剤が違います。それぞれの研磨剤には得意な材質があるので、適切なものを使ってあげることでより作業効率が良くなる上に作品の仕上がりも良くなります。

溶融アルミナ WA研磨材

高純度の溶融アルミナで作られている研磨剤で白い色をしています。乾式のサンドペーパーに使われることが多く、靭性が少し弱いので堅木やステンレスなどの研磨に使われることが多いです。

AS(エース) ASホワイトアルミナ WA-100

出典:楽天
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炭化ケイ素 CC研磨材

黒色炭化ケイ素は未反応の状態の炭素を使った黒色の研磨剤です。特定の反応を示すと緑色の緑色炭化ケイ素として別の用途に使われます。耐水サンドペーパーなどに多く使われているのが特徴で、木材・金属・プラスチック・ガラスなど幅広く使われます。

人造ガーネット

酸化アルミナに酸化チタンを添加したもので無色または薄い赤色をしています。木材用のサンドペーパーに使われることがおおいです。過去には天然のガーネットの削りくずを使用していましたが、近年では人造ガーネットの方がコストなどに優れるようになったので用途が増えています。

サンドペーパー(紙やすり)の種類

木材用乾式サンドペーパー

木材の研磨に向いている一般的なサンドペーパーです。茶色い台紙に透明に近い研磨剤が付いているのが特徴です。ホームセンター等で#120番~#400番くらいまでが取り揃えられています。乾いている状態で使うことが前提にされているので水や油などを使う研磨には向いていません。非常に価格単価が安いので気軽に使える種類です。

KAKURI 紙ヤスリMIXセット 12枚入

出典:楽天
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乾式サンドペーパー

金属やプラスチックなどの研磨に向いているサンドペーパーです。研磨剤は白く、波を打っているような表面をしているのが特徴です。番手は低い番手から高い番手まで広い種類が存在します。金属やガラスなどの固めの素材に対して効果を発揮するサンドペーパーでプラモデルなどのホビー用途にも多く使われています。こちらも価格はかなり安く気軽に使えます。

Muiika 紙ヤスリ

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耐水サンドペーパー

乾式のサンドペーパーの遣い方と違って水や油などと一緒に研磨することで研磨力が上がるサンドペーパーです。金属から木材やプラスチックまでほぼどんな種類の素材に対しても使うことができます。乾式としても使えるので、最近ではこの種類のサンドペーパーが最も普及しています。優秀な反面で価格は少々上がってしまいますが、それだけの効果があります。

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布やすり

サンドペーパーの台詞の部分が布製になっている種類です。強度が非常に強いので、塗装剥がしなどの荒い用途などのときに役立ちます。紙やすりと違って曲げることもできるので局面の加工にも適していて、電動工具と合わせれば非常に効果的な作業が行えます! ただし長く使える分、価格も少しだけ高めになってしまいます。


サンディングネット

網目状の繊維に研磨剤を塗布した特殊な形で、削りカス等が効率よく排出されるために強い研磨力と耐久力を誇ります。両面に研磨剤があるので、片面がダメになったら反対の面を使うことができる優れものです。ただしその分だけ単価価格は高くなってしまっています。

マイクロポリネットシート

サンディングネットと同様に網目状のシートですが、網目が非常に細かく仕上げ用や鏡面研磨の下地などに向いている精密研磨用のものです。ビニールのような薄いシートで濡らして研磨することで削りカスを流しながら研磨することができ、耐水ペーパーよりも耐久性に優れます。曲面加工などに適していますが、通常の耐水ペーパーよりも単価はかなり高くなってしまいます。

マイクロポリネットシート WA1000

出典:Amazon

サンドペーパー(紙やすり) #40番~#120番

合っているサンドペーパーの種類

荒い使い方では布やすり・サンディングネットを使うことをおすすめします。強い力が必要になるので紙やすりだと台紙が破れてしまって交換する手間が増えてしまいますが、布やすり・サンディングネットならば破れることがないので非常に効率よく作業が進められます。木材なら木工用乾式サンドペーパーがコストパフォーマンスよく効果的な作業ができるでしょう。

合っている使い方

強い研磨力が必要な塗装剥がしや木材の粗研磨に使います。DIYでは木材の角などを削り落としたり形を作ったりするのに重宝するので、#60番と#120番の2つを持っていれば幅広い作業に対応してくれるでしょう。研磨力が強い分、研磨の後の表面なども荒いのでなるべく高めの番手で研磨するようにしないと後の研磨が大変になるので気をつけましょう。

サンドペーパー(紙やすり) #120番~#400番

合っているサンドペーパーの種類

木工用乾式・乾式サンドペーパーや耐水ペーパーなどが幅広い種類の番手をカバーしているのでおすすめです。用途としても一番多く使われる番手ですので、価格も安く手に入ります。耐水ペーパーならどんな場面でも使えるので、多少のコストパフォーマンスに目をつぶるのなら耐水ペーパーで揃えてしまうのでもいいでしょう。

合っている使い方

DIYでの金属の表面やプラスチックの表面の研磨や塗装前の下地作りに最適です。下の番手の傷を消しながら研磨するのならば、番号を80~100位ずらしながら研磨するのがおすすめなので、入手が簡単な#180番・#240番・#320番・#400番と揃えるのが良いでしょう。プラスチックなどの柔らかめの素材ならばもう少し番号を開けても大丈夫です。

サンドペーパー(紙やすり) #600番~#1000番

合っているサンドペーパーの種類

木工用乾式・乾式サンドペーパーと耐水ペーパー、サンディングネットなどがおすすめです。この番手の研磨になると塗装最中の慣らしや仕上げ用の研磨などが増えてくるので、そこまで多く研磨することもなく、多少単価が上がっても良いサンドペーパーを使ったほうが綺麗な仕上がりになります。出来るならば耐水ペーパーを購入しておくとほぼ全ての作業に対応できます。

合っている使い方


塗装の最中の慣らしでは軽く表面を整えるだけの研磨力が欲しいので#600番以降の番号で1種類ほど用意しておくとよいでしょう。仕上げ用の研磨ですと200位の番号を飛ばして#600番・#800番・#1000番と揃えておけば問題なく作業できます。耐水ペーパーを使う際には乾式か濡らすか統一しないと研磨力に差が出てしまうので注意が必要です。

サンドペーパー(紙やすり) #1200番~#2000番

合っているサンドペーパーの種類

耐水ペーパーやマイクロポリネットシートがおすすめです。最近の市場ではこの当たりの番手になると耐水ペーパーとマイクロポリネットシートがほぼ割合を占めています。種類は耐水ペーパーの方が多く価格も安いですが、その分耐久性は少なくなっているので、曲面など研磨にはマイクロポリネットシートを使うのなど切り替えて使うとよいでしょう。

合っている使い方

鏡面研磨前の仕上げには#1200番・#1500番・#2000番を使って下傷をきちんと無くしながら研磨しましょう。#2000番以上のサンドペーパーもありますが、そこまで行くと液体研磨剤などによる研磨の方が効率的になってきます。またプラスチックやガラスなども上記の番手の順番で研磨すれば問題ありません。

サンドペーパー(紙やすり)と一緒に使うと良いもの!

便利な当木やブロック

サンドペーパーを使うときには木片などのブロックがあると大変便利です。サンドペーパーを巻きつけることで力が入りやすくなるので研磨が楽にできるようになります。また平面ができるので一部だけが削れてしまったり歪んでしまうことがなくなります。ただの木材からDIY専用のプラスチック製ブロックまであるので好みにあわせて購入してみましょう!

電動サンダー

サンドペーパーを手でゴシゴシと動かして研磨するのは大変疲れてしまいますよね? 電動サンダーはモーターの力でサンドペーパーを動かしてくれる工具で、誰でも楽に研磨ができるようになります。棚などの大きな面を研磨する際には外せないなので、是非とも購入して見てください! 下記のリンクは初心者にも使いやすい電動サンダーをまとめた記事になりますので、あわせて読んでいただければ役に立つでしょう。

サンドペーパー(紙やすり)のまとめ

最近ではこんなやすりも出てきてる!

サンドペーパーは昔から重宝してきたアイテムですが、その強度などからごみが出るなど問題もありました。そのため近年ではスポンジのような材質のものに研磨剤を混ぜ込むことで研磨できる「スポンジヤスリ」という商品も発売されて人気を出しています。紙やすりよりも長く使える上にゴミも出ないので非常に使いやすい商品となっていますが、厚みが必ずあるので狭い隙間などでには使うことは出来ません。