刺身が絶品?アブラボウズの味と食べ方とは?食べ過ぎると下痢になる?

刺身が絶品?アブラボウズの味と食べ方とは?食べ過ぎると下痢になる?

アブラボウズは食べられない魚だと思っていませんか?実はアブラボウズは絶品なんです。アブラボウズの概要と味、そして食べ方に至るまで分かりやすく解説します。食べ過ぎると下痢になるとされるアブラボウズですが、安全な食べ方を知り絶品の味わいを楽しみましょう。

記事の目次

  1. 1.アブラボウズの概要
  2. 2.アブラボウズの危険性
  3. 3.アブラボウズの味
  4. 4.アブラボウズの価格
  5. 5.アブラボウズの基本的な食べ方
  6. 6.アブラボウズの絶品レシピ
  7. 7.アブラボウズの注意点
  8. 8.アブラボウズと似た魚1.バラムツ
  9. 9.アブラボウズと似た魚2.アブラソコムツ
  10. 10.アブラボウズのまとめ

アブラボウズの概要

アブラボウズとは

アブラボウズの体のサイズは大きく、長さ180cm以上で重さは90キロを超える巨大な深海魚です。その棲息地は太平洋の北側で、体に浮かぶ白い点は成長していくにつれて無くなり老成してくると完全な暗色のグレーに変貌していきます。

別名オシツケ

アブラボウズは日本で地域を限定せずに捕獲される魚になります。そのため、さまざまな地方名で呼ばれていますが、その中でもとりわけ有名な名前が「オシツケ」です。この名前の由来は古くにこの魚の料理を毒見する毒見役らが料理をお互いに押し付けあった様に起源があるとされています。

長寿なアブラボウズ

長く生きられる魚は発見されていますが、アブラボウズもまた長寿な魚だとされています。水族館など人工飼育下では最高で30年以上も生き長らえた個体が発見されるほど長く生きられる魚です。

体のほとんどが油で出来ている

アブラボウズのもっとも特徴的な部分はその体の構成にあります。この魚は体の4割が油で出来ているのです。深海魚は過酷な環境で生き長らえていくためにその体表に粘性の液体などを覆って保護する種類がいます。この魚もそんな深海魚の中の一種となります。

アブラボウズの危険性

アブラボウズは食べても大丈夫

アブラボウズの油はトリグリセリドという中性脂肪で構成されています。体のほとんどが油であると聞くと漠然とした不安を覚える方も多いですが基本的にこの魚は食べても安全な深海魚です。深海に棲息する魚の中には食用に適さない魚も多数いますが、この魚は「食用可能な深海魚」となります。

トリグリセリドは摂取可能な成分

トリグリセリドは中性脂肪、つまり一般の食品にも含まれているような脂質成分です。通常、この脂質成分は人体に摂取しても分解可能なもので、分解しきれなくても排出されますので問題はないとされています。

出典: http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/trans_fat/t_kihon/fat_oil.html

ただし食べ過ぎは厳禁

アブラボウズの場合にはあまりにも中性脂肪の量が多いために下痢などの症状が出やすく、そのため危険であるとされています。この魚はその名のとおり、脂質の多い深海魚です。この魚に限った話ではなく脂質の多い食べ物は食べ過ぎるとお腹を壊します。この魚の場合は特に脂質が多いので食べられる量は一食につき刺身の場合は60g、加熱調理されているもので120gまでにしましょう。

具体的には

この規定は行政、すなわち国からの指導規定になります。gで言われても分かりぬくいかと思いますので具体的に言いますと、例えば刺身は一枚でおおよそ10gから20g程度のサイズです。アブラボウズを刺身で味わうときには3枚までにするなどの自制をしておくとよいでしょう。

アブラボウズの味

アブラボウズは白身魚

アブラボウズは白身魚です。この魚は脂の乗った白い身をしていることで知られ、その身は刺身や寿司ネタとして人気があります。また、通常のタラや太刀魚といった淡白な味わいの白身と違い、たっぷりの脂で構成されたその白身はまるでマグロの大トロのようだと絶賛されるほどの舌触りと風味を持っています。

アブラボウズは絶品の深海魚

アブラボウズは絶品の味わいがあるとされています。体の4割が脂質成分で構成されていると聞くと味に不安を覚える方も多いのですが、その不安に反してこの魚は刺身や寿司ネタ、焼き物、煮物などジャンルを問わずにさまざまなレシピが考案され調理されている魚です。その味は他の高級とされる魚にも引けを取りません。旬の時期は秋から冬です。この時期のこの魚は特に脂の乗りが良く絶品とされています。

クエの代用品として利用されるほど

アブラボウズの味の良さは、絶品とされている幻の高級魚「クエ」に匹敵するほどとされています。そのため、悪徳な業者がクエと偽ってこの魚を提供し問題となりました。最上級の白身と言われるクエと見紛うほどの味わいがこの魚にはあるのです。

アブラボウズの価格

アブラボウズは高級魚

アブラボウズはクエの代用品とされてきた経験のある深海魚ですが、実はこの魚自体も決して安い魚ではありません。この魚は高級魚です。タラなどの他の白身魚と比較しても価格には数倍以上の差があります。

アブラボウズの簡単な入手方法

あぶらぼうず アブラボウズ 油坊主 おしつけ 約240グラム(1.5〜2人前) 鍋用切り身

楽天

【内容】あぶらぼうず(アブラボウズ、油坊主、おしつけ) 【内容量】約240グラム 【形状】鍋用カット(骨付き) 【産地】太平洋(マリアナ、ミッドウェー海域)産を高知で加工 【ご用途】お鍋、または煮付けに

アブラボウズはスーパーなどの小売店はもちろん専門の魚屋や寿司屋でもなかなかお目にかかれない魚です。しかし、この魚を簡単に手に入れる方法が身近にあります。それは通販です。おおよその価格帯について上の楽天市場を例にとりますと2人前で2000円からとなっています。この魚をご家庭で料理してみたいという方は参考にしてみて下さい。

アブラボウズの基本的な食べ方

刺身

アブラボウズの刺身を賞賛する際によく使われる表現として「大トロのような白身」という言葉があります。この魚の刺身は魚料理の中でも絶品です。大トロは口にいれた瞬間にほどけるような食感がありますが、この魚の場合はほどよく歯ごたえがあり、そして噛めば噛むほど豊富な脂が口に広がります。

寿司

アブラボウズの寿司も定番の食べ方の一つです。この魚は安全に食べられるとされる量がわずかなため寿司として握ってもらい数貫を楽しむという食べ方も人気があります。また、この魚の刺身がもつ他の魚にない食感と脂の風味は酢飯と絶妙にマッチしますので寿司ネタとしては最上級の素材です。ただし、この魚を扱う寿司屋はあまりないので、この魚を目当てで足を運ぶ際には事前に店舗に確認を取るとよいでしょう。

煮付け

アブラボウズの食べ方として、さらに人気があるのが煮付けです。この魚は脂質の多い魚ですので煮ることで余計な脂を外に出しておけば適度に脂の量を調節できてよりたくさんこの魚を楽しめます。また、この魚は白身の魚で煮付けることでフワフワの食感となるため煮付け料理にとても相性がよいとされています。

焼き物

加熱調理の最大のメリットはアブラボウズの脂を適度に落とせるところにあります。焼き物として料理されたこの魚は身がもつ脂も相まって香ばしく仕上がります。また身のもつ繊細な甘みが引き立つのでおすすめの食べ方として人気です。

アブラボウズの絶品レシピ

レシピ1.アブラボウズの西京焼き

アブラボウズ料理としては定番となる絶品レシピが西京焼きです。この魚の切り身にキッチンペーパーなどを当てて十分に身の水分を拭き取ります。そして、味噌と麹を先によく混ぜ合わせておきそこに料理酒を加えてさらに練り合わせ、ビニールや容器に切り身と一緒に漬けておきます。3日程度、冷蔵庫で漬け置いたものをグリルで焼き上げれば出来上がりです。

あぶらぼうず 切り身、ブロック800g 西京味噌 大さじ4杯 塩麹 大さじ2杯 料理酒 75cc

レシピ2.アブラボウズの醤油煮

次に定番となる絶品レシピはアブラボウズの醤油煮です。作り方はまずこの魚の切り身から十分に水分を抜き取り、なべに水と砂糖とみりん、そして醤油と酒を入れて沸騰させたら切り身を入れて落し蓋をして弱火で15分ほど煮立たせます。この時の注意点として、この魚は煮ると身がほどけやすくなるのであまり煮すぎないようにすることです。

材料 (2人分) アブラボウズの切り身2切れ 水200cc 砂糖大さじ1 みりん 大さじ1 醤油大さじ2

アブラボウズの注意点

体質によっては食べ過ぎなくてもダメ

アブラボウズの摂取基準は体質によって違います。中性脂肪であるトリグリセリドの特に合わない体質の方になるとほんの少しのこの魚の身を摂取しただけで下痢などの症状が現れる場合がありますので、もともと脂質に弱い方などは摂取を控えるか食べる量を減らすかレシピを工夫するなどした方が賢明です。

カロリーにも注意が必要

この魚の油の正体はトリグリセリドという中性脂肪です。この中性脂肪自体は、この魚特有のものではなく他の食品全般に含有されています。主に皮下脂肪として蓄えられるこの中性脂肪ですが、脂質なので当然カロリーは高いです。

摂取基準カロリーに気を配る

脂質には1gあたり9キロカロリーあり、そのカロリー比はたんぱく質の2倍以上になります。一般成人が1日に摂取できるカロリーは2000キロカロリー前後です。アブラボウズは少し食べ過ぎただけでカロリー基準値を軽く上回ってしまいますので、健康的な意味でも食べ過ぎには注意しましょう。

食べ過ぎは下痢を招く

アブラボウズは食べ過ぎれば必ず下痢になります。分解しきれない中性脂肪がそのままお尻から排出されるのです。とても絶品の魚で、オムツを履いてまで食べようとするといった逸話まである魚ですが、下痢は体に大変負担のかかる症状です。たかが下痢と甘くみて食べ過ぎることのないようにしましょう。

アブラボウズと似た魚1.バラムツ

バラムツの概要

アブラボウズと似た性質の魚は実は深海魚には多数いるのですが、その中でもこの魚とよく間違えられるのがこのバラムツです。バラムツはこの魚と同じく体表を油で覆い深海の過酷な環境で生き長らえている深海魚の一種となります。体のサイズも大きく、またその味も極上で食べようとする人が後を絶ちません。

アブラボウズとの違い

このようにアブラボウズとバラムツは似通った性質を持っていますが、明確に異なる部分があります。それは体を構成する油の性質です。バラムツの油はアブラボウズのそれとは違い人体に害がある物質で構成されています。それはワックスエステルと呼ばれる物質です。つまり蝋のことです。摂取すれば人体に悪い影響がありますが、地方によっては刺身などの料理で食される場合もあるようです。

アブラボウズと似た魚2.アブラソコムツ

アブラソコムツの概要

アブラボウズと混同されやすい魚はバラムツだけではありません。このアブラソコムツも同じくその一種です。アブラソコムツはサイズも大きく、またその味は大トロに匹敵するとされるほどの絶品の深海魚となります。

アブラボウズとの違い

アブラソコムツの油はバラムツと同じです。そのため、アブラソコムツもバラムツ同様に食用にできない魚で、食べてはいけないとされています。ただ、アブラソコムツもバラムツの例に漏れず味は極上の魚です。その味のために害があるのを承知で食べてしまい中毒症状を起こす方が年に必ず出てしまうほどです。ワックスエステルの過剰摂取は命に関わる重篤な症状へと繋がる危険な行為ですので絶対にやめましょう。

アブラボウズのまとめ

深海魚は体を守るために粘液や油で覆っているものがほとんどです。ただ、食用厳禁なものは摂取すれば体に害がおよびますので食べるのならアブラボウズにしましょう。また、アブラボウズを食べる際にも食べ過ぎは厳禁です。いろいろな食べ方、さまざまなレシピでアブラボウズの味わいを自制しつつ楽しみましょう。

他の魚が気になる方はこちらもチェック!

今回はアブラボウズについてを紹介しましたが、当サイト「暮らしの~」には他にも豊富な魚に関する記事があります。珍しい魚、美味しい魚に興味がある方は是非下記リンクの記事もチェックしてみましょう!

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石倉
ライター

石倉

旅行好きの本業ライター。トラベル情報をはじめ釣りやガーデニング、DIYや登山などをメインに初級者の方から上級者の方まで満足できるような記事作成を心がけています。幅広いテーマを扱い、他サイトにはない情報と印象に残る記事を提供していきたいです。


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