(0131)自然エネルギーでエコ!ダンボール製の太陽光調理器。自由研究素材や夏休みの宿題にもおすすめ。角度調整が可能でより効率的に短時間で熱を吸収!太陽光エネルギーでごおいしい飯が炊けちゃう。災害時・非常時の備えにも【エコソーラークッカー】
パラボラ型ソーラークッカー CookUP200
ゴーサン GoSun ソーラーオーブン 太陽光調理器具 gosun sport
ソーラークッカーとは?自作できる加熱調理器具
太陽を燃料とする調理器具
ソーラークッカーとは太陽の熱を利用して食材を加熱する調理器具です。自然エネルギーを燃料として使用するので低コストかつとても簡単に料理が作れるのが特徴です。ソーラークッカーは名前に「ソーラー」と付いているだけに太陽の熱だけで調理します。そのためソーラークッカーにおける加熱調理にかかる費用はタダです。
自作クッカーの作り方も簡単
ソーラークッカーの特徴は仕組みが単純で簡単に手作りできるという点にもあります。ソーラークッカーは市販されている本格的な商品やお手頃価格で購入できるキットなどがあります。また日用雑貨を使用した完全自作のソーラークッカーもたくさんあります。
自作ソーラークッカーの作り方を紹介!
今回は自作ソーラークッカーの作り方や使用方法などをご紹介します。ソーラークッカーは本当に低コストで作れて調理も簡単なので家族や友達同士のアウトドアにピッタリです。是非一度挑戦してみて下さい。
簡単に自作できるソーラークッカーの魅力
市販のキットは作り方が簡単
自作ソーラークッカーは作り方がとても簡単で誰でも挑戦できるのでとても人気があります。一口にソーラークッカーと言ってもさまざまなタイプがあり、質の高いソーラークッカーを作るのであればホームセンターなどで販売されているソーラークッカーキットを購入する方法があります。
本格的なキットの価格は数万円
市販のソーラークッカーキットは本格的な製品であれば数万円の価格で販売されています。それらはかなりクオリティが高いので太陽熱だけで煮物や蒸し料理などの本格的な料理を作れます。ただし本格的と言っても作り方は簡単なので特殊な工具も必要とせず、誰でも組み立てられます。
完全自作なら初期費用も安い
初期費用をもっと安くしたいのであれば日用雑貨を使用して手作りソーラークッカーを作る方法があります。必要な材料はアルミホイルやダンボールなどの100円ショップで売られているような道具だけで十分なので低コストで済ませられます。完全手作りのソーラークッカーならば作るのも楽しいので子供と一緒に家族でDIYに挑戦するのにピッタリでしょう。
ソーラークッカーの購入価格とは?
ホームセンターやネットショッピングで販売されているソーラークッカーはタイプも購入価格もさまざまです。ここでは実際に販売されているソーラークッカーをいくつかご紹介します。
①ダンボール製のソーラークッカー
(0131)自然エネルギーでエコ!ダンボール製の太陽光調理器。自由研究素材や夏休みの宿題にもおすすめ。角度調整が可能でより効率的に短時間で熱を吸収!太陽光エネルギーでごおいしい飯が炊けちゃう。災害時・非常時の備えにも【エコソーラークッカー】
・おすすめポイント:作り方が簡単
こちらはダンボールでできたソーラークッカーキットです。平面のダンボールが複数枚入っており、銀色の部分を組み立ててセットするだけなのでとても簡単に作れます。折りたたむと全て平面のダンボールになって土台部分のボックスに収まるので持ち運びも便利です。簡単な構造ですが太陽熱をしっかり吸収できるので、水を沸かしたリ簡単な煮込み料理が作れます。
②おしゃれで高性能なパラボラ型ソーラークッカー
パラボラ型ソーラークッカー CookUP200
・おすすめポイント:200℃の高熱が生み出せる
パラボラアンテナの様な円形状の形が特徴的なソーラークッカーです。本格的な商品なので価格も高めですが、デザインがおしゃれなので庭のインテリアとしても使えます。太陽熱が中心に集まるので食器を真ん中にセットすれば約200℃の熱で高温調理が可能です。使用しない時は下に傾ければ熱は生まれません。組み立て・分解も簡単なので外出時の持ち運びも簡単です。
③新しいタイプの高性能ソーラークッカー
ゴーサン GoSun ソーラーオーブン 太陽光調理器具 gosun sport
・おすすめポイント:短時間で高温調理できる
食材をケースの中に入れて加熱調理する新しいタイプのソーラークッカーです。非常にクオリティが高いソーラークッカーなので価格も高めです。上下の金属部分から太陽熱を効率良く集めることで筒状のケース内の食材を高温調理できます。ケース内の温度は最高約290℃なので従来のソーラークッカーよりも短時間(20分~1時間)で食材が温まります。そのためジャガイモやニンジンなどの温まりにくい食材の加熱調理も可能です。
ソーラークッカーのタイプ
ソーラークッカーはさまざまなタイプが存在しますが大きく分類すると3種類のタイプに分けられます。
蓄熱ボックス型:大きい鍋も収容可能
こちらはその名の通り箱の形をしていて、真ん中で中温から高温を生み出せるソーラークッカーです。手作りの蓄熱ボックス型ならば複数の鍋を同時に加熱調理できるほどの大きいサイズもあります。市販の製品もたくさんあり世界中に普及しています。
パラボラ型:特徴的な形状
パラボラ型ソーラークッカーはケーブルテレビのパラボラアンテナの様な形をしています。中心に調理器具をセットして太陽の熱を集中させることで高温を生み出します。晴れた日ならば米を炊いたり、ゆで卵の調理が可能です。ただし太陽の傾きに合わせて位置を調整する必要があるので若干手間がかかります。
パネル型:自作クッカーにおすすめ
パネル型ソーラークッカーは若干角ばっている楕円形で蓄熱ボックス型とパラボラ型の両方の要素を兼ね備えた形状と言えます。とてもシンプルな構造ですがしっかり太陽熱を集められます。完全手作りのソーラークッカーに挑戦するならばこちらのタイプがおすすめです。
その他いろいろな形状のソーラークッカー
ソーラークッカーはその他にもいろいろな形状があります。太陽熱を効率良く集められる材質を成形すればどんな資材でもソーラークッカーになる可能性があります。まさにソーラークッカーは無限大の可能性を秘めていると言えるでしょう。
ソーラークッカーは太陽が燃料だから簡単に調理できる
太陽が燃料であることが最大の特徴
ソーラークッカーはどんなタイプであれ「太陽熱を利用して加熱調理する」という点は変わりません。また燃料は太陽熱のみなのでそれ以外のエネルギーやコストがかからないという点も同じです。
ソーラークッカーは弱火で長時間加熱するオーブン
ソーラークッカーが生み出す熱は天候にもよりますが基本的には一般家庭の台所の火力に比べれば弱いです。例えばパラボラ型ソーラークッカーの場合ガスコンロの弱火に相当する火力が使用できます。そのかわり長時間使用してもコストが全くかからないという点がメリットなので、ソーラークッカーによる調理は低温で長時間かける手法が基本となります。
いろいろな場面で活躍する
ほとんどのソーラークッカーは組み立て・分解が簡単なのでバーベキューやキャンプなどの外出先への持ち運びも楽に出来ます。それ以外にも災害が発生して自宅の台所が使えなくなった時に使用すればコンロを使わずに食事が取れます。
自作ソーラークッカーの作り方紹介
高価格のキットではない完全自作のソーラークッカー
ソーラークッカーは自宅にある材料だけで簡単に自作できることが魅力の一つです。ここではさまざまなタイプの自作ソーラークッカーの作り方をご紹介します。
100円ショップの商品による自作クッカーの作り方
100円ショップで購入できる材料による手作りソーラークッカーです。材料は台所用アルミ板・バーベキュー用の金網・ステンレス製トレーと耐熱ビニールです。アルミ板をパネル型ソーラークッカーの様な楕円形の形に囲って真ん中に金網とトレーをセットします。最後に全体をビニールで包めば完成です。
パラボラ型ソーラークッカーの作り方
完全自作のパラボラ型ソーラークッカーです。材料はアルミシート・クリップ・ステンレスボウルの3点のみです。アルミシートの中心を円形にカットしてパラボラ型に丸めます。端をクリップで止めて中心にステンレスボウルをセットすれば完成です。使用する際は表面をラップやビニールで包めばより熱が集まりやすくなるでしょう。
オリジナリティ溢れるソーラークッカーの作り方
ポテトチップスの缶を再利用したオリジナリティ溢れるソーラークッカーです。筒の側面を切って底に串を通せば完成です。中の銀紙によって太陽光が反射して食材が温められます。ソーセージの様な細長い食材の調理に有効です。
ソーラークッカーで作れる料理
ソーラークッカーは低コストで簡単な構造の調理器具でありながらさまざまな料理が作れます。
ソーラークッキング①水を沸かす
ソーラークッカーの基本的な使用方法は水を沸かす事です。晴れた日であれば手作りのシンプルなソーラークッカーであってもお湯を沸かせます。このお湯を利用して米を炊いたり、ゆで卵の調理やレトルトカレーも温められます。
ソーラークッキング②大きいサイズのグラノーラバー
こちらはボックス型のソーラークッカーを使用してグラノーラバーを調理しています。かなり大きいサイズのソーラークッカーなので熱を十分集められますが、食材の上に黒いアルミシートを敷くことでより一層高熱での調理ができます。
ソーラークッキング③チーズケーキも作れる
こちらもボックス型のソーラークッカーです。中ではチーズケーキを温めています。食材自体が大きいので調理に時間がかかりますが晴れた日にじっくりと温めればちゃんと中まで火が通ったチーズケーキが出来上がります。
調理時のコツ:黒い横長の容器を使用する
ソーラークッカーを使用する際により効率良く加熱させるためには容器にもこだわる必要があります。容器のカラーは白や銀色よりも黒の方が熱を集めやすいのでおすすめです。容器の形は縦長で太い形状だと中心まで熱が行き渡らないので横長で底が浅い形状の容器の方が短時間でまんべんなく食材を加熱できます。
ビニール袋で包む
さらに効率良く熱を取り入れる方法として容器を透明なビニール袋に包んで加熱するという方法があります。耐熱性のあるビニール袋であれば容器を包むことでフタの役割を果たしてくれるので外に熱を逃がさずに加熱できます。完全手作りのソーラークッカーの様な加熱性に自信がない物の場合こうすることで熱を補えます。ビニールが無い場合はラップでも代用可能です。
ソーラークッカーのデメリットとは?
日が出ていないと使えない
ソーラークッカーは電気やガスなどの燃料を使用しないことがメリットですが、太陽熱が全ての鍵を握っていると言っても過言ではありません。そのため太陽が出ていない曇り、雨、夜間などは全く機能ません。曇りの日は高性能なソーラークッカーであれば僅かに差し込む太陽光によって加熱調理できますが、温度は晴れの日に比べて低くなってしまいます。
強風に弱い
ソーラークッカーは持ち運びが便利で軽い材質を使用している場合が多いので強風に弱いです。キャンプなどでソーラークッカーを放置しておくと風に飛ばされたり倒れてしまう恐れがあります。そのため風が強い日に使用する際は重石を敷くか土台をしっかり固定する必要があります。
ソーラークッカーの秘めた可能性
ソーラークッカーはアウトドアやDIYにピッタリですが、それ以外にも社会問題の解決に貢献できる可能性も秘めています。
発展途上国での調理に役立つ
現在ソーラークッカーは発展途上国で使用することに注目を浴びています。発展途上国ではコンロなどの調理設備が整っていない家庭で生活している人がたくさんいます。貧しい人々は資源が少ないので近代的な調理設備を使用できず、現在も薪を使用して火を起しています。その薪も安定して供給されるわけではなく、時には少ない食料を薪と交換しなければならないこともあります。
今でも薪を使用している家庭が多い
薪による加熱自体も問題があります。発展途上国では女性や子供が重たい薪を運ぶこともあり、それだけでかなりの重労働になります。また薪で火を起すと大量の煙が発生し、その煙を吸うと人体に多大な悪影響を及ぼしてしまいます。
ソーラークッカーは経済にも健康にもいい
発展途上国でソーラークッカーが普及すればこれらの問題を解決できるでしょう。資源の少ない発展途上国でも太陽光は無限に降り注ぐので費用をかけずに料理が作れます。調理方法は基本的に食材をセットして放置しておくだけなので余計な体力も使いません。またソーラークッカーは低温でじっくり調理するので食材の栄養素を壊さずに加熱できるという特徴もあります。
先進国のエネルギー不足の解決にも
先進国が使用ことで生まれるメリットもあります。先進国の家庭がソーラークッカーを使用するようになれば余計な電気代・ガス代の消費を抑えられるのでエネルギーの供給不足を回避できる可能性があります。
まとめ
ソーラークッカーは太陽熱を利用して加熱調理するので簡単に料理が作れますし、構造もシンプルなものばかりなので自作ソーラークッカーも簡単に作れます。完全自作のソーラークッカーは日用雑貨だけで作れるので是非一度挑戦してみてはいかがでしょうか。
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