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トルクメニスタンの地獄の門「ダルヴァザ」とは?燃え続ける理由とは一体?

世界には地獄の入り口が開いてるんじゃないか、そう考えていましたが、どうやら中央アジアのトルクメニスタンに地獄の門が存在しました。ダルヴァザを訪れたら、見たこともない地獄の業火の熱気で血が煮え滾り、気持ちも血行も促進して良い刺激になりそうですよ。
2020年8月27日
はぐれ猫
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ダルヴァザという地獄の門があるってほんと?

「地獄への扉だなんてちょっと大げさ過ぎます、砂漠の炎と言えば油田じゃない?」そう言って北海道登別温泉名物の地獄まんじゅうをパクつく人もいますが、実際トルクメニスタンにダルヴァザという地獄の門があるなんて聞いたら、それは誰もが興味津々なことです。しかし確かに地獄があると聞いても何か半信半疑なところがないですか。ではちょっと次の写真を見てください。

ダルヴァザの一部を見れば確かに地獄かと思わせる

これはある人が撮影した、トルクメニスタンのダルヴァザの写真です。確かに写真をチラッと拝見すれば、何やら燃えるような大穴があって、退っ引きならない事情があり気、怪し気な赤い光を煮え滾らせています。しかも地面にこれがあるとしたら、もう地獄の門のことが気になってしまいます。

あーっとこれは地獄だ全貌を見たい!と思ったら下へ

更にこの写真を見ると、燃え盛るクレーターといった感じで、もうトルクメニスタンの地獄の界隈どころか地獄中央3丁目くらいなんじゃないかと思えてなりません。ダルヴァザの地獄の門のことをもっと知りたい、気軽に観光ツアーで地獄に遊びに行きたい。そんなふうに思えたならば、これからさらにダルヴァザの地獄の魅力に迫っていきましょう。

ダルヴァザの地獄門があるのはトルクメニスタン

ところで一体、ダルヴァザどころかトルクメニスタンって国はどこにあるの?確かに地理に疎い人ならば、そんな疑問も出てきて当然だと思います。地獄の観光に行くなら、まずはトルクメニスタンという国がドコにあるのかを知ってから、具体的に地獄の門の場所についても把握してみてください。

トルクメニスタンってどこにある?

地獄への扉ダルヴァザがあるトルクメニスタンは、日本からはるか離れた中央アジアの西部に位置する国です。トルクメニスタンの西側には世界最大の湖として知られるカスピ海が広がり、北側ではウズベキスタンやカザフスタンに接し、南側ではアフガニスタンやイランに接しています。場所については地図でよく確認してみてください。

カラクム砂漠の地獄の門ダルヴァザの由来

緑に覆われた日本と全く違い、トルクメニスタンはカラクム砂漠の乾燥した大地に覆われている国です。市街地を抜ければ、どこまで行ってもこんな風景が広がっています。地獄の門ことダルヴァザは、カラクム砂漠のど真ん中に位置するダルヴァザ村にあります。現地語で「関門」を意味するこの土地では、燃え盛る大穴自体がいつしかダルヴァザと呼ばれるようになりました。

ダルヴァザの位置関係の確認

目指すべき地獄の門ダルヴァザは、トルクメニスタンの空港のある首都アシガバートから見ると、ほぼ真北にあります。観光やツアーでは、飛行機でアシガバートに降り立ったあと各地に移動するため、確実に長距離・長時間の旅になります。アシガバートとダルヴァザの位置関係については、念のため覚えておくと良いでしょう。

トルクメニスタン首都の北250キロ地点

大都市であるアシガバートを1時間も離れれば、一面のカラクム砂漠の景色を目の当たりにできます。地獄の門ダルヴァザまでは、国道がカラクム砂漠の中をほぼまっすぐに北へと突っ切っています。250キロという距離は、日本で言えば東京都心から静岡県の浜松市に向かうほどの距離です。


トルクメニスタンでの移動はバスかタクシー

一般的に、トルクメニスタンでの観光ツアーでは、地元で手配されるバスやタクシーに乗ることが推奨されます。燃え盛る地獄の門ダルヴァザは、国内有数の人気スポットであるため、訪れる方法は恵まれています。ちなみに観光ツアー客は、写真のようなトラックに乗れる機会はないと思われます。

ダルヴァザの現地で地獄の門を開く時が来た

カラクム砂漠の道を進めば、いよいよダルヴァザ村の地獄の門を目の当たりにできます。果たしてトルクメニスタンの地獄の門は、実際にはどれだけ凄まじい様相を見せているのでしょうか。先程チラッと見たダルヴァザの全貌をここで余すところなく確認してください。

日中の地獄の門は地形がよく分かる

トルクメニスタンのカラクム砂漠の真ん中にぽっかり開いた大穴は、まるで絶え間なく溶岩を流出させている火山口かのようです。長い年月の間、ずっと燃え続ける大穴の壁面は焦げ、そして燃えた土は穴の底へと堆積しています。もしこうしたクレーターの細部まで見るのだったら、明るい時間帯に訪れるべきです。

トルクメニスタンを代表する地獄の夜景も注目

燃え続けるダルヴァザは、夜間になってこそ真価を発揮するでしょう。その理由は周囲が暗くなると、地獄への扉から放たれる光が、クレーター全体を浮かび上がらせるためです。だから夜間になると、巨大なクレーターを眺めて魅入っている、世界じゅうから集まった観光客の姿があります。

ダルヴァザの特徴を動画で余すところなく見る

トルクメニスタンのダルヴァザの燃え続ける地獄の門については、これまでいくつかの写真を見るだけでも現地の様子は伝わってきましたよね。しかし動画を見たほうが、クレーターの迫力を感じ取れるのは間違いないことです。これから地獄への扉の迫力が伝わってくる動画をご紹介します。

炎ゆらめくトルクメニスタンの地獄の門の風景

この動画はトルクメニスタンのダルヴァザの地獄への扉を撮影したものですが、大穴の全体から天然ガスが吹き出し、炎が絶え間なく上がっている様子がよく理解できます。洞窟から勢い良く燃え上がる炎は、ごうごうとした唸りを上げていることも、動画によって確認することができます。

ツイッターで驚嘆の声を上げる人も

このツイッターの映像を見ると、撮影している人がトルクメニスタンのダルヴァザの光景を目にして、驚嘆の声を上げていることが分かります。こうして現地の様子を解説している様子を見れば、地獄の門の熱と光が人々に感動をもたらしているのは間違いないようです。


ダルヴァザが燃え続ける意外な理由とは?

ここまでトルクメニスタンの燃え続ける洞窟の写真と動画を見てきて、何故こんなふうに燃えているのだろう?火山?油田?地獄の門?と理由が気になって来ませんでしたか。果たしてダルヴァザの地獄への扉はいつからぽっかりと口を開けていて、そしていつから炎をたたえるようになったのでしょうか。そのあたりも知っておきたいことです。

1971年の天然ガス調査の事故がきっかけ

日本と違ってトルクメニスタンのあたりは、油田などの自然エネルギー資源の宝庫としての存在感があります。ダルヴァザの地獄の門の始まりは、意外にあたらしくて1971年のことです。当時ソ連の学者が油田の調査を行っていたとき、ダルヴァザ村の地下に天然ガスを発見しました。しかしその時落盤事故が起きて現在のような100メートルに渡るクレーターが誕生したのです。

有毒ガスを食い止めるため火を付けたら地獄と化した

トルクメニスタンでの油田や天然ガスの調査が、とんでもないクレーターを開けた原因でしたが、崩落後もダルヴァザの地下から有毒ガスが絶え間なく吹き出る事態となりました。そこで火を付けてガスを食い止めようとしたところ、穴全体が燃える今の景色が誕生したとの話。この炎は別に、火山や油田じゃなかったんですね。しかし今ではトルクメニスタンを代表する観光名所となったので、怪我の功名とはこのことです。

ダルヴァザは地獄の門だけじゃない水の洞窟も

カラクム砂漠のダルヴァザは、燃え続ける大穴が最大の魅力となっていますが、その他にも他の地域ではなかなかお目にかかれないような、水の絶景を見れる場所があります。これからトルクメニスタンのダルヴァザへ向かうとしたら、水の名所のほうにもスポットライトを当ててみてください。

トルクメニスタンの赤の大穴に対比する青の洞窟

地獄の門のクレーターからさほど離れていない地点に、もう一つ大穴がぽっかりと開いていました。洞窟の中を見れば、空の青さを映し出しているように青々とした水を讃えているではありませんか。まるで赤く燃え続ける大穴に対して、青い水の静寂な大穴で対比させているかのようです。これももしかすると油田調査の結果なのか、それとも天然のシンクホールなのかといった感じです。

ダルヴァザの青の洞窟を動画で見てみる

この洞窟もトルクメニスタンのカラクム砂漠のど真ん中にあって、直径もかなりのサイズがあるようです。深さは人と比べれば20メートルほどもあるでしょうか。地獄の門や油田とは縁遠く、水面は風でキラキラと光って見えるし、水に透き通って透明度も高いようです。残念ながら水面に降り立つのは不可能だといいます。砂漠の真ん中で出会える最高の水たまりです。

ダルヴァザ地獄門へ行ったらどう過ごす?

ダルヴァザを訪れたならば、地獄への扉を目の前にしてどう過ごしてみますか。過ごし方には性格が現れますが、現地を訪れたことを思い出に残す、記録に残すための、最良の方法を考えてみたいですね。地獄の門で過ごすときの参考にしてみてください。

地獄への扉を撮影したりネットにアップしたり


写真を撮影したり、動画を撮影したりという過ごし方は、ダルヴァザの地獄への扉を前にした、ほとんどの観光客が取っている行動です。それをインスタグラム、ツイッター、ブログ、YouTubeにアップしておけば、自分だけじゃなく世界じゅうの人にも訪れたことを伝えられるからおすすめです。

燃える洞窟を前に物思いに耽ったりナスを焼いたり

地獄の門の炎を目の前にして、日常を忘れて物思いに耽ることも、ダルヴァザでの過ごし方になります。あるいはテント泊ツアーを選ぶなら、バーベキューでナスを焼いたってトマトを焼いたって構いません。ただしトルクメニスタンのダルヴァザに来たからと言っても、クレーターの炎で焼肉することは危険ですので、ぜったいにやめましょう。

ダルヴァザにツアーで行くなら気になる日程

これからトルクメニスタンのダルヴァザでの観光ツアーを考えているなら、一体現地まではどのくらいで行けるのかを知りたいところです。トルクメニスタンまでの飛行機の時間、それにホテルの宿泊とダルヴァザ観光も含めて、何泊何日で可能なのかをお知らせします。

トルクメニスタンまでの飛行機時間は

日本からトルクメニスタンまでの飛行機では、成田空港からアシアナ航空、ターキッシュエアラインズ、大韓航空の便が出ています。トルコのイスタンブールを経由してからトルクメニスタンのアシガバート空港に到着します。所要時間は最短でも31時間、長ければ37時間となるので、片道だけで1日半掛かりです。

ダルヴァザに行く観光ツアーなら何泊でおいくら?

ダルヴァザを訪れる観光ツアーは、トルクメニスタンだけを回るタイプと、隣国のウズベキスタンも訪れるタイプがあります。どのツアーにもだいたい地獄の門が含まれますが、サマルカンド、ヒヴァ、メルブなど訪れる町や遺跡が異なります。最短ツアーなら4泊6日で25万円程度、最長では9泊12日で35万円程度です。テント泊ツアーの場合は、お安くできる特徴があります。

ダルヴァザは行って極楽見て地獄だった!

日本から遠いトルクメニスタンダルヴァザで燃え続ける大穴は、誇張もなく大げさじゃなく、確かに地獄への扉の形容にふさわしいものでした。地獄の門は昼と夜では違った表情を見せて、人々に絶え間なく感動を与えていました。カラクム砂漠という辺鄙な場所でも、大勢が訪れるだけの価値が、この場所にはあるのです。ただ年々少しずつ炎が衰えているという情報もありますので、観光ツアーに行くなら早めを検討してみましょう。