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スノーボードのワックスのかけ方講座!頻度や塗り方の手順を丁寧に解説!

念願のスノーボードを手にした皆さん、ワックスかけはしましたか?スノーボード初心者から上級者の方まで、もう一度ワックスのかけ方があっているか、確認してみてくださいね。滑りが悪い、保管状況次第で来年のソールに不具合も?!ワックスのかけ方を丁寧に解説します。
更新: 2022年12月10日
白馬ななか(Shirouma)
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なぜ、スノーボードにワックスを塗るの?

スノーボード初心者にとって、スノーボードにワックスを塗る必要性がなにかは、分かりにくいですよね。レンタルされている場合はそのまま滑れますし。しかし、もちろんスノーボードレンタル屋さんは、ワックスをかけた状態で貸してくれています。

ワックスのかけ方と効果をご紹介していきましょう。

スノーボードのソール、用途別ワックスの種類

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一言でスノーボードのワックスといっても、さまざまな工程により使い分けることが大切です。まずは、用途別にワックスの種類を紹介していきましょう。

クリーニング用のワックス

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その名の通り、スノーボードの汚れをしっかりと落とす目的のワックスです。クリーナーもありますが、落としきれない頑固な汚れをしっかりと落とすことができますよ。温度調節をしたアイロンでワックスを軟らかくして溶かし、ワクシングペーパーを使い、使用します。

ベース用のワックス

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スノーボードに塗るベース用のワックスは、パラフィンワックスで、スノーボード滑走時に使うワックスの下地として使うワックスです。ソール部分にしっかりとしたベースを作るために何度も重ね塗りして使うことが多いです。

買ったばかりのスノーボードは、ワックスが浸透していないので、何度も重ね塗りしてソールにベースを作ってくださいね。 また、ベースワックスをしっかりと塗っておけば、シーズンオフ時のメンテナンスとしても最適ですよ。

滑走用のワックス

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滑走用のワックスとは、スノーボード滑走時の滑りをよくするためのワックスで、主にフッ素が入っています。雪の温度やコンディションによってワックスの種類を調整することも可能です。雪面の温度に最適なスノーボードで滑れるよう、いろいろな種類がでていますよ。

スノーボードにどのタイミングや頻度でワックスをかけたらいいの?

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ここからは、前出のクリーニング用ワックス、ベース用ワックス、滑走用ワックスをどのタイミング、どのくらいの頻度でスノーボードに塗ったらいいのかを、紹介していきましょう。

スノーボードを初おろしする前に

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スノーボードは、購入した時にはワックスがソールに全く入っていません。なので、スノーボードを購入する際に、一緒にワックスも購入しましょう。詳しいワックスのやり方は、後程ご紹介します。

自分に合った方法で(スプレーワックスにするかホットワックスにするか)、スノーボードにワックスを施していきましょう。

スノーボードシーズンの始めに

昨年スノーボードをしまう時、スノーボードのソールにワックスを塗って片付けましたか?まずは、酸化したり汚れてしまっているソールを、丁寧にクリーニングするところから始めてくださいね。

スノーボードシーズン中に

スノーボードシーズン中は、基本的には滑る前日に、次の日の気温などを考慮してベースワックスを塗るとベストです。そして、なんとなく調子が出ない、スノーボードに滑りにくさを感じたら、滑走ワックスも塗りましょうね。

スノーボードシーズンの終わりに

スノーボードシーズンが終わった時こそ、ワックスでのメンテナンスが重要になってきます。来年も最高の状態で板を保存するためにも、しっかりとベースワックスを塗って保護してからしまってくださいね。

スノーボードのワックスには大きく分けて2種類あります!

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スノーボードで快適な滑りを実現するためには、大きく分けるとスプレーワックスとホットワックスがあります。メリットやデメリットなどもご紹介していきましょう。

スプレーワックス

スプレーワックスはその名の通り、スノーボードのソール部分に直接スプレーをして、ソールの保護や滑走性能をあげるものです。

その日の雪の温度に対しても、かけるスプレーは変わってくるので、スノーボードを楽しむ当日にササっとかけられ、しかも技術もあまり必要ありません。スノーボード初心者にオススメのワックスです。


デメリットとしては、ホットワックスに比べ、長持ちしないところです。しかし、気になったらスノーボードに直接スプレーをすればいいので、それが苦にならなければ問題ないですよ。そして、なによりも手軽なので初心者でも簡単です。

メンテナンスするのが面倒という方にも、こちらをおすすめします。

ホットワックス

ホットワックスは、その名の通り、スノーボードのソール部分にアイロンで熱を入れてワックスをしみこませます。ワックスを塗るのに手間がかかるので、敬遠される方も多いですよね。時間に余裕がないとできないですし、慣れるまで、技術も必要になってきます。

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しかし、ホットワックスのメリットとして、スノーボードを楽しんでいる間、滑走性能が落ちにくいんです。時間をかけて丁寧にワックスを塗ることにより、スノーボードシーズン中の負担が減ると思えば、ホットワックスのかけ方を覚えるといいですよ。

また、スノーボード上級者は、ホットワックスを使っていることが多いです。

まず、ワックスかけに準備するものは

スプレーワックスかホットワックスのどちらかをかけるかによって、使うものは変わってきますが、共通して準備するといいものを紹介しましょう。といっても、ただひとつです!

スノーボード用のスタンド

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スタンドは、なくてもワックスをかけることはできますが、専用スタンドを使うと、スノーボードへのワックスのかけやすさは抜群ですし、コンパクトにたためるものもあるので、ひとつ持っていると便利ですよ。

スノーボード、スプレーでのワックスのかけ方とは

ここからは、スプレーワックスを使っての、ワックスのかけ方をご紹介していきましょう。スプレーワックスを使用する方は、初心者やメンテナンスを楽にしたい方が多いので、より簡単な方法を紹介しますね。

スプレーでのワックスのかけ方 【手順1】クリーニング

初めてスノーボードを購入した時はこの作業はいりません。 昨シーズンスノーボードをした方は、ワックスを塗ったり、メンテナンスをしてから片付けましたか?まずは、昨年の汚れや古いワックスをクリーニングする作業からスタートです。

クリーニング用のクリーナーを塗る

塗り方は簡単です。まず、キッチンペーパーやティッシュペーパーなどにクリーナーを染み込ませます。そして、ソールをきれいになるまで拭いていきます。一度で落としきれない場合は、何度も同じ作業を繰り返して汚れがなくなるまで続けましょう。

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そして、新しいキッチンペーパーなど乾いたもので拭くことにより、クリーナーの乾きが早くなりますよ。せっかちさんにもおすすめです。 ここでひと手間、スクレーパーを使えば、こびりついた汚れやワックスがきれいにはがせますよ。

でも、面倒ならスクレーパーは、使っても使わなくても大丈夫です。

スプレーでのワックスのかけ方 【手順2】固形ワックスでの生塗り

実は、スプレーでワックスをかける際も、固形ワックスでの生塗りが必要になってきます。生塗りとは、ソールに直にワックスを塗ることです。 ベースワックスを直接ソールに生塗りしていってくださいね。それも面倒な方、抜いて次の工程に行くこともできます。

個人的には、スノーボードを長持ちさせるためにも、生塗りはして欲しいですが。

スプレーでのワックスのかけ方 【手順3】スプレーワックスをかける

いよいよ、スプレーワックスをかけます。ソール全体にムラがないよう、ここは丁寧にスプレーワックスをかけていきましょう。スプレーワックスには、滑走ワックスとしての機能があり、フッ素が入っています。塗り方のコツはただひとつ、均一に塗ることです。

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スプレーワックスに必要なものが一式セットになっているものも売っているので、何が必要か迷ったら、セットが便利ですね。

スプレーでのワックスのかけ方 【手順4】コルクを掛ける

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スプレーワックスがしっかりと乾いたら、コルク掛けをしましょう。コルクでワックスを均一に伸ばすことにより、ソール全体がむらのない仕上がりになりますよ。むらがないように、丁寧に作業しましょう。

スプレーでのワックスのかけ方 【手順5】ブラッシングをする

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スプレーワックスの総仕上げは、ブラッシングすることです。ピカピカに磨いていきましょう。力加減は、それほどいれなくても大丈夫ですよ。とは言っても、ブラッシングがいい加減だと、せっかく塗ったワックスもすぐに落ちてしまいます。

しっかりとブラッシングすることで長持ちしてくれるので、愛情を込めて磨きましょう。

スノーボード、ホットワックスのかけ方とは


ホットワックスは、温度管理などちょっと難しく、手順も多いかもしれませんが、ワックスのもちのよさがいいので、ぜひ覚えてくださいね。ワックス使用頻度も減ってきますよ。

スノーボード、ホットワックスでのワックスのかけ方 【手順1】クリーニング

クリーニングにも手順があります。順番通りにご紹介していきますね。ワックスは寒い場所では溶けにくいので、できれば換気のいい暖かい部屋で行うと作業しやすいです。

ブラシで汚れを落とす

まずは、ブラシを使って、砂やほこりなど、ざらざらとした取れやすいごみを落としていきます。程よく体重をかけて、落としていきましょう。

ファイバーテックスのかけ方

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ブラッシングが終わった後に、表面を触ってみると、ケバがあるのがよくわかります。ファイバーテックスで、細かなケバを丁寧に取り除いていきます。その時に使うファイバーテックスは、荒仕上げ用のものをつかうといいですよ。

かけ方は、トップからテール方向に向かうのが一般的です。

クリーニングワックスを生塗りする塗り方

クリーニング用のワックスを、ソール全体に直接塗っていきます。塗り方は、こすりつけるような感じでしっかりと塗ってくださいね。ワックスを塗りにくい場合は、アイロンにワックスをあててから生塗りすると、塗りやすくなります。

クリーニングワックスをソールに垂らし塗る

塗り方は、ワクシングペーパーをソールにひいてから、温度を上げたアイロンに、直接クリーニングワックスを押し当て、ワクシングペーパーの上に垂らしていきます。そして、ワクシングペーパーとアイロンを一緒にソール上を移動させながら、ワックスを塗り広げていきます。

クリーニングワックスをスクレーパーで削る

ここからは手を止めず、クリーニングワックスが乾かないうちに、スクレーパーでワックスを削り落としていきます。スクレーパーでムラなく完全に落としきることが大切ですよ。スクレーパーをしっかりかけることで、次の工程にも響いてきます。

ちなみに、スクレーパーとは上記の写真のように、ワックスをはぎ落とすためのものです。スクレーパーでワックスを落とすのは、かなりの力が必要になってきます。何度も何度も落ちるまでスクレーパーをかけて、ワックスを落としていきましょう。

ブラッシングとファイバーテックスで仕上げるかけ方は

ブラシでソールのワックスを掻き出していきますが、ポイントは体重を乗せて掻き出すことです。最後にファイバーテックスで、ソールに残っている細かいワックスを残さずふき取り、クリーニング作業は終了です。

トップからテールにむかって、一方方向でかけていってくださいね。

スノーボード、ホットワックスでのワックスのかけ方 【手順2】ベースワックスを塗る

ベースワックスは、そのあとに塗る滑走用ワックスにも影響をしてくるので、必ず塗るようにしてくださいね。塗り方も丁寧にするといいですよ。

ベースワックスを塗る頻度は

塗る頻度としては、そこまで毎日のようにガッツリと滑るのでなければ、ベースワックスに関しては、シーズン初めと、シーズン中雪面温度が変わるようなら塗りなおし、シーズン終わりにまたかける程度の頻度で大丈夫ですよ。

ホットワックスを生塗りする

フッ素が入っていないパラフィンワックスが、ベースワックスです。ソールに十分浸透させ定着させることにより、滑走ワックスの定着がよくなりますよ。塗り方は、生塗りです。ワックスを施す前に生塗りしましょう。

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力強くごしごしとかけず、ソール全体に均等に塗ることが大切なので、力まかせでゴシゴシかけるのではなく、滑らせるように塗ってくださいね。

アイロンでワクシングしていく

いよいよアイロンでワックスをかけていきます。アイロンの温度は120度位に設定しましょう(製品により指定がある場合もあり)。この作業が、一番塗り方にこだわりが出てくるところでもあります。温度が高すぎるとソールにダメージを与えてしまいます。

温度が分かりやすいのは、ワックスをアイロンにあてた時に煙がでたら、温度が高すぎるので、温度を下げてからかけましょう。

塗り方は、キッチンペーパーやワクシングペーパーをソールの上にひいて、アイロンにワックスを当てて、ポタポタとペーパーの上に垂らしていきます。5センチ幅くらいの大きさまで垂れたら、ソール全体に伸ばしていくようなイメージで、ペーパーごと引っ張っていきます。

ワックスは、これでは全体に伸びないので、頻度は押し当てる感覚で足りなくなってきたら、こまめに垂らして塗り広げましょう。

ソール内部にワックスが馴染むようアイロンを押し当てる


大体大まかにワックスが塗り広がったら、今度はそのワックスをソール内部まで浸透させるように、アイロンをかけていきます。そのときも、ワクシングペーパーの上にアイロンを置き、ゆっくりと動かすのが塗り方のポイントです。

くれぐれも、アイロンを一カ所に置きっぱなしにしないでくださいね。ソールにダメージを与えてしまう可能性があります。

アイロンを当てる頻度は

一度全体にアイロンを当て終わったら、横から眺めてみてください。ちゃんと塗れていない箇所が見つかると思います。

でもその時に、その場所だけにアイロンを当てず、4,5回の頻度でしっかりとワックスが浸透するように、ゆっくりと端から端までアイロンを当ててくださいね。

スクレーパーで固まったワックスを削る

クリーニング時と同様に、しっかりと固まったワックスを、丁寧にスクレーパーで削り落とします。ポイントは、しっかりとワックスが固まり定着したことを確認してから作業に入ることです。せっかくのホットワックスが定着する前にはがれてしまいます。

ブラッシングとファイバーテックスで仕上げる

スクレーパーで削り終わったら、こちらもクリーニングと同様、ブラッシングとファイバーテックスで仕上げていきます。ブラシにもいろいろな種類があり、ここもこだわりポイントです。

ボアブラシに、ナイロンブラシ、馬毛ブラシにファイバーテックスと、さまざまなブラシとかけ方があるのですが、最後にファイバーテックスを丁寧にかけていくのが、個人的にはおすすめです。慣れてきたら、他のブラシも試すといいでしょう。

スノーボード、ホットワックスでのワックスのかけ方 【手順3】滑走用ワックスを塗る

ホットワックスを用いての、滑走用ワックスを塗る手順は、基本的にベースワックスの手順と同じです。ポイントは、最後に静電気をクロスで取り除いてあげることです。滑走性が上がりますよ。

塗り方の頻度としては、できれば滑走前日に毎回できるといいですが、特に滑走用ワックスは、上級者や選手が使用するケースが多いです。試合に出るような方でなければ、頻度としては、滑りにくさを感じた時以外では、春先に入ったころでいいでしょう。

スノーボードシーズン終わりのソールメンテナンス方法

今シーズンも相棒として頑張ってくれたスノーボード、しっかりとメンテナンスをしてくださいね。

汚れを落とす

まずは、ざっと水でソールを洗い流し、目に見えるような汚れを落として乾拭きしましょう。そして、シーズン初めにしたのと同じように、クリーニング作業をします。

ベースワックスを塗る

次に、ベースワックスを塗ります。片づけるときは、塗りっぱなしで大丈夫です。塗っておくことで次のシーズンまで、ワックスが酸化などから保護してくれますよ。 細かい工程は、いろいろあるのですが、とりあえずは、これさえ行っておけば安心です。

まとめ

ひとことで、スノーボードのワックスのかけ方といっても、初心者から上級者まで、手入れ方法はさまざまです。ただ基本は同じで、シーズン初めのメンテナンスと、シーズン中、シーズンオフとワックスがソールに与えてくれる影響は大きいです。

自分のスタイルに合った、ワックスかけをして、スノボライフをもっと快適に楽しんでくださいね!

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