洞川キャンプ場?洞川ってどう読むの
奈良県吉野郡天川村洞川にあるの洞川キャンプ場を紹介します。「天川村洞川」?なんて読むの?「てんかわむらどろがわ」と読みます。天川村の大峯山寺と大峯奥駈道は「紀伊山地の霊場と参詣道」として20004年にユネスコの世界遺産に登録されています。
洞川キャンプ場はどんなキャンプ場なの?
天川村にはたくさんのキャンプ場があります。洞川地区に3つ、中央地区に7つ、西部地区に7つ…天川村はアウトドア天国といっても過言ではありません。17カ所のキャンプ場はそれぞれ特色があってどこも魅力的。その中でも洞川キャンプ場は少し個性的です。
洞川キャンプ場の特徴①キャンプ場の姿勢
洞川キャンプ場のホームページを見てみると、まず最初に目に飛び込んでくるのは「少し不便で…」で締めくくられるご挨拶の文言。この文章を読んで「そうそう、キャンプってそうなんだよね~」って思う人はキャンプの楽しさを知っている人でしょう。
洞川キャンプ場の特徴②広大な敷地
ABOUT USをクリック!洞川キャンプ場の場内マップを見ると「林間なのに大きなキャンプ場だね~」と思うはず。オートキャンプ場の整然と並んだ区画を見てうんざりする人にとっては魅力的に映るかもしれません。自然地形を活かしたキャンプ場なのが分かりますね。
洞川キャンプ場の特徴③奈良県で唯一のグランピング
洞川キャンプ場のホームページに「グランピング」の文字が…もちろん迷わずクリック!洞川キャンプ場のグランピングは一味違います。グランピングをアウトドアごっこと揶揄している人におすすめです。
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洞川キャンプ場の特徴④多目的に利用できる
洞川キャンプ場はキャンプを楽しむだけではありません。貸しきりイベントにも利用できますので子ども会のイベント、サークルなかま、車やバイクのオーナーズクラブ…いろんな使い方に対応できそうですね。広大な敷地には500人が収容でき、音楽フェスにも対応できるようです。
洞川キャンプ場の特徴⑤冷涼な気候
洞川キャンプ場は夏に人気のキャンプ場です。天川村の8月の平均高温は27度弱!しかも洞川キャンプ場は林間キャンプ場なので直射日光が当たる時間帯が少ないのです。涼を求めてキャンパーが集まるのは当然でしょう。ちなみに洞川キャンプ場で一般的な封筒型シュラフ(最低使用温度15度)が使えるのは6月から9月までです。
洞川キャンプ場の設備を確認!
洞川キャンプ場の設備をチェックしましょう。ベテランおじさんキャンパーなどは「トイレと水道があれば十分」なんて思うのですが、女性や幼い子供が利用することを考えると気になるのは設備です。
①バンガロー
洞川キャンプ場には4~6人用のバンガローがあります。料金表の利用人数は6~7人になっていますが、標準利用人数と最大利用人数の違いだと思われます。電源はありますが家電類はありません。バンガローを日帰りで使える洞川キャンプ場は貴重な存在です。
②Bungalow Big 【バンガロー大】
洞川キャンプ場にはバンガロー大が1棟あります。こういった大型設備の利用は料金が高額ですし公民館では宿泊ができませんので、洞川キャンプ場のバンガロー大は貴重な設備だと言えます。子ども会、サークル、社会教育団体やボランティア団体、企業の研修などで有効活用できるでしょう。
③オートサイト
洞川キャンプ場のオートサイトはAサイトとBサイトがあります。サイトによって広さの違いがあるようなので、予約するときに要望を伝えたほうがいいでしょう。他のオートキャンプ場との違いは無料駐車場があるということ。つまり、車を無料駐車場に移動させれば広く使えるのです。
④テントサイト
洞川キャンプ場の「テントサイト」には屋根付き板床サイトがあります。天川村は年間雨量が多いのでこの設備が作られたのではないでしょうか。テントは地面に設営して屋根下をリビングにしても快適でしょう。シーズン最後は洞川キャンプ場に来てキャンプ道具の手入れをする…そんな使い方もできそうな設備ですね。
⑤Free Site 【フリーサイト】
洞川キャンプ場のフリーサイトは自然地形を利用したのびのびとしたサイトです。車の乗り入れはできませんが、のんびり過ごすには最適です。林間ですので真夏でも真上からの日光さえ遮れば快適に過ごせるでしょう。横並びにテントを設営するオートキャンプ場に飽きた人におすすめです。口コミ情報も紹介しますね。
木々が立ち並び、夏の真上からの日光ではさすがに日陰が少なくなりそうだが、少し日が傾くと多くスペースで涼しく過ごせそうだ。
⑥BBQ House 【バーベキューハウス】
洞川キャンプ場のバーベキューハウスは用具持込みでも用具レンタルでも利用できます。用具をレンタルするなら食材・飲み物・焼き網を準備するだけなので、道中で大き目のスーパーに1軒よれば準備が整いますね。バーベキューだけのキャンパーがフリーサイトを占領してテント泊できない…ということもないでしょう。
⑦Shower Room 【シャワールーム】
洞川キャンプ場には清潔なシャワールームがあります。汗だくのままシュラフにもぐりこまなくてもいいですね。口コミを紹介します。
6分300円と書いていました。 中は綺麗で気持ちよく使えそうです。
Rest Room 【トイレ】
洞川キャンプ場内のトイレは全て洋式・水洗です。女性だけではなく子供も利用しやすいですね。トイレに関しては口コミ情報が一番信頼できるでしょう。
ものすごくきれいという訳ではありませんが十分許容範囲で私、個人的な意見としては不快な感じはしません。
洞川キャンプ場の設備を総評!
自然の地形を利用したキャンプ場ですが設備は充実しているといっていいでしょう。キャンプサイトはバリエーションに富んでいますし、お手軽デイキャンプから観光目的の連泊キャンプまで幅広く利用できそうです。柔軟性が高いキャンプ場って貴重な存在ですよね。
気になる!洞川キャンプ場でのグランピング!
「グランピング=グラマラス+キャンピング」ということは浸透してきましたよね。イギリスで発祥し、アフリカのリゾートで富裕層向けサービスとなりました。海外旅行で「夕陽を眺めながら屋外施設でディナー」をしたことはありませんか?まさにそのノリで楽しむのがグランピングなのです。
そのまま日本に持ちこまれたけれど…
日本のグランピング施設は多様化していて、自然を感じられないグランピング施設もちらほら。アウトドア風を通り越してグランピング風?「おしゃれ」「インスタ映え」「流行」ばかりを売っていてはすぐに廃れてしまいます。西洋人富裕層のまねごとでは日本に浸透しないでしょう。
西洋のまねごとグランピングに一石を投じる洞川キャンプ場
洞川キャンプ場のグランピングはグランピングセットのレンタルで、設営や準備は利用者が行います。言い換えると「キャンプ場利用料を含むパオ型テント付きキャンプ用品フルセットレンタル」なのです。
キッチンあり、キッチンなしを選択 利用人数:2名~9名 料金: キッチンなし2名/20,200~キッチンあり9名/57,900 フリーサイトのサイト代、毛布・エアマットレンタル代も含む
グランピングセットレンタル!いいね!
用具だけを準備してもらって、あとは利用者が全て準備する洞川キャンプ場のグランピングは新しい需要を掘り起こしそうです。グランピングに飽きてしまった人、キャンプをしたいけれど二の足を踏んでしまう人などにとっては魅力的なサービスではないでしょうか。常設テントではないので清潔感も高いでしょう。
気軽に天川村洞川の大自然を満喫する!
洞川キャンプ場でグランピングレンタルセットを使ってキャンプをすると、天川村洞川の大自然を満喫することができるでしょう。「不便を楽しむ」ことで天川村洞川を身をもって体験して欲しい…そんな施設側の思いを感じずにはいられません。
グランピングの予約には注意しよう
洞川キャンプ場ではグランピングの利用期間が決められていますので予約の際には注意が必要です。ハイシーズンは通常のテント泊を優先するためにグランピングの予約ができません。コットンとポリエステルの混紡素材テントは肌寒い季節でも暖かいので秋の利用を予約しても快適でしょう。
洞川キャンプ場はキッズ天国
洞川キャンプ場では子供に楽しい要素がたくさんあります。退屈すれば昼寝をしてしまって夜に寝てくれない…危ない場所があったら目が離せなくなる…ファミリーキャンプでは気になる子供の遊び場は重要なポイントです。洞川キャンプ場での子供の遊び場を紹介しますね。
洞川キャンプ場での川遊び
水がきれいな天川村でのキャンプなので川遊びをさせたいですよね。川遊びは海水浴とは違って、流れに緩急があったり水深が急に深くなったりするので注意が必要です。川遊びに慣れていなかったら大人でも危険な箇所もあります。洞川キャンプ場での川遊びを紹介します。
幼児でも安心な川遊びエリア
洞川キャンプ場では小さな子供でも安心して川遊びをさせることができます。幼児の川遊びでも問題のない範囲の小川エリアがあります。口コミ情報を紹介しますね。
ここの川は小さな川で保育園児~小学生低学年あたりの年齢の子供があっていると思っています。
小学生にも楽しい川遊びエリア
一部堰き止めて流れがコントロールされており、小学生にも楽しい水深箇所もあります。しかし必ず保護者同伴で目を離さないようにしましょう。口コミ情報を紹介しますね。
浮き輪を使いプカプカと浮かべるくらいの水深の淵になっている場所もあります。 流されたとしても、再び川が浅くなるのでそれ以上流されることはありません。
洞川キャンプ場の川の水はひんやり
洞川キャンプ場での川遊びには必ず水温を確認しましょう。小川には山から流れてくる冷たい水が流れています。冷たすぎたなら胴体を浸けない遊び方をさせたほうがいいですね。子供に触れて体を冷やしていないか定期的にチェックしましょう。水が冷たいからといってビールを冷やすなど、子供の遊び場を奪わないようにしましょうね。口コミ情報を紹介します。
滅茶苦茶冷たいとは思いませんでしたが、やはり冷たいです。 表現するなら、顔を洗うと気持ち良い冷たさです。
子供を退屈させない遊具
洞川キャンプ場の場内マップを見ると管理棟前広場(駐車場)の奥に遊具場があります。間延びしてしまったときにありがたい設備ですね。撤収後のまったりタイムにも使えそうです。
洞川キャンプ場のアクティビティー
洞川キャンプ場ではアマゴつかみやキャンプファイヤーが楽しめます。キャンプファイヤーを用意しているキャンプ場は少ないので洞川キャンプ場の特長だと言えるでしょう。5月・6月には蛍鑑賞もできます。
洞川キャンプ場の利用料金は…
洞川キャンプ場の利用料は数多い天川村のキャンプ場の中では少し安い料金設定です。入村料とサイト使用料が必要です。中型テントと大型テントで料金が違いますので、テントを持ち込む人は注意しましょう。フリーサイトでのソロキャンプ、テントサイト(屋根付き板床)での少人数キャンプにお得感があります。
入村料:大人1人/400円、小人(3歳~小学生)1人/200円 キャンプ道具レンタルも充実しています。 レンタル料金は標準的ですが、貸しテントは2~3名用ですので注意しましょう。 大人2人・子供人でオートキャンプサイトを利用し、キャンプ道具全てレンタル(テント2基)すると15,000円前後です。
洞川キャンプ場の予約は…
洞川キャンプ場の予約はホームページのPRICE(料金表)の一番下にある「予約フォームはこちら」をクリック。必要事項を入力して送信すれば完了です。問い合わせ欄もありますので不明なところや要望を記入しましょう。
洞川観光では絶対にはずせない温泉と温泉街
大峰信仰の修験者を癒した洞川温泉と情緒あふれる温泉街には癒しと歴史の重みがあります。奈良県吉野郡で道路が整備されていなかった時代から栄えている街並みは数少ないので貴重な体験となるでしょう。
所在地:天川村洞川13−1 (村営洞川温泉センター) 営業時間:午前11時〜午後8時(※正月2・3日は、時間短縮営業) 定休日:毎週水曜日(祝日の場合は翌日)と12月29日から1月1日 料金:大人/600円、小人:200円(3歳以上小学生以下) 駐車場代:200円/1時間
大峰信仰の登山基地として栄えた洞川温泉街にはレトロな街並みに旅館・土産店・飲食店が軒を連ねています。四季を通じて情緒あふれる街並み散歩が楽しめます。
洞川温泉街の口コミを紹介しますね。
名水豆腐が美味しいので、お土産に購入されることをおすすめします。
歴史ある佇まいで温泉宿も風情があってイイ感じです。紅葉シーズンは特におすすめです。
天川村洞川を訪れるにあたって…お願いがあります!
天川村では2017年10月より天川村をきれいにする条例に基づいて河川敷や空き地でのバーベキューが禁止されました。美しい自然の中でバーベキューをしたいという気持ちは同じでも、美しい自然を大切にしたいという気持ちがなければバーベキューをする資格はありません!
洞川キャンプ場のまとめ
洞川キャンプ場は冷涼な気候と豊かな自然、世界遺産と温泉、山村の文化と歴史を満喫するには絶好のベースキャンプ場となるでしょう。積極的にキャンプ場の利用方法を提案していることも特徴的で、これからのキャンプ場のあり方を示しているのではないでしょうか。以前に比べると道路事情が格段によくなりましたので訪れる価値大です!
利用人数:4~6人 料金:宿泊/12,000円、日帰り/6,000円 計11棟