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【街乗り向け】ロードバイク初心者が選ぶべき服装とは?正しい知識と選び方を解説!

ロードバイク初心者にとって、どんな服装で乗ればいいのか? は悩むポイントですよね。ロードバイク用の服装は機能で選ぶのですが、最初からレース用みたいにピチピチなのは抵抗があるかもしれません。街乗りならばカジュアルでおしゃれなウエアがいいですね。では解説します。
更新: 2021年4月30日
荒石 誠
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ロードバイクの服装:基本

出典: https://www.liv-cycling.jp/liv18/

ロードバイクはもともとロードレースのための自転車です。ですからロードバイク用のウエアの基本はレーシングウエアが一番正統な服装ということになります。

レース用ということはつまりスポーツウエアなので、おしゃれやファッションではなく、レースを走るための機能を最優先にデザインされています。それがあのピチピチなウエアになっているのです。体にピッタリとしていることで、パタパタせず風の抵抗が少なくなります。それだけ早く走るのに適しているわけですね。

ロードバイクの服装:特徴

出典: https://www.giant.co.jp/giant18/

ロードバイク用のウエアは伸縮性のある生地でカラダにピッタリとフィットするように作られています。これは空気抵抗を減らしてより速く快適に走れるように工夫された結果です。

そして夏用は通気性を良くして汗がすぐに乾くように速乾性の素材で作られており、ボトルの水でも振りかければすぐに熱を奪って涼しくなるほどです。また冬用のウエアは薄手でも断熱性の高い素材を使用し、風を通さないようになっているので、見た目は薄手でも走っていれば暖かく走れるように作られています。

どのシーズンのものでも背中に補給食などを入れるポケットが付いていて、前傾姿勢で乗る前提なので、ウエアの後ろが長くなっています。

ロードバイクの服装:初心者

出典: https://www.liv-cycling.jp/liv18/

それではロードバイク初心者の服装の選び方ですが、ロードバイクでどんな走り方をするのかに合わせる選び方が一番です。ロードバイクには色々な楽しみ方があります。

速く走りたい。遠くまで走りたい。のんびりと散歩するみたいに走りたい。街のカフェ巡りをしたいなど、それぞれの楽しみ方があると思います。まず自分がどんな走り方をしているのか、どんな走り方をしたいのか? そのイメージに合った選び方をご紹介します。

ロードバイクの服装:最初はなんでもいい

ロードバイクだからといって、専用ウエアじゃなきゃいけないわけでは全然まったくありません。別に空気抵抗が少々大きくたってどってことはないんです。特に街乗りならカジュアルなスタイルのGパンで乗ろうがミニスカートで走ろうが構わないのですが、わざわざ疲れたり男性諸氏にサービスする必要もないので、基本的な選び方を紹介します。

まずはペダルを漕ぎますから脚が楽に動かせるパンツがいいですね。女性ならレギンスやタイツでもいいと思います。裾がタイトにすぼまったものならなおいいのですが、男性用はそういうデザインが少ないですよね。

なぜ裾がタイトじゃないと困るかというと、ペダルを漕ぐためにクランクを回すと裾がチェーンで汚れてしまうのと、あまりにも裾がルーズだとチェーンとギアの間に噛み込んだりして危ないからです。それでも裾を止めるクリップやバンドをつける手もあります。

ロードバイクの服装:街乗りにはカジュアルに

インスタグラムの写真の方はおしゃれでカジュアルな街乗り用のファッションですね。ここで注目点はパンツの裾です。このくらい細いとチェーンで汚れることを気にせずに乗れるでしょう。

こうしてみると、実はロードバイクなどのスポーツバイクでもファッションはおしゃれで自由な選び方をしても大丈夫なことがわかると思います。特に街乗りではカジュアルな選び方をしたほうが、食事や買い物などでどこにでも出入りできるでしょう。

ロードバイクの服装:夏場はもっとカジュアルに

街乗りメインなら、暖かい時期はトップスはTシャツやタンクトップ、ボトムは短パンでもOKです。特に自転車ファッションにこだわらなくても、おしゃれでカジュアルな選び方がおすすめです。

特に街乗りでは自転車を降りて食事や買い物などで、服装に気を使う必要がありませんし、手持ちのファッションアイテムで間に合いますから街乗りメインの初心者にはおすすめです。

ロードバイクの服装:アンダーウエア


自転車の専用ウエアのパンツには、長時間走る時のお尻の痛みを軽減するためにパッドが入っていることが一般的です。実は自転車専用のパンツはインナーを着けないのです。カジュアルでおしゃれな普段着で街乗り以外でもロードバイクに乗りたい初心者には、パッドのついたインナーパンツがおすすめです。

これならカジュアルなファッションで遠出をしても、お尻の痛みを軽減してくれるのでおすすめです。トップのインナーの選び方ですが、カジュアルなファッションなら、インナーはユニクロなどでも売っている、夏は涼しい素材のインナー、冬はヒートテックなどを選べば、価格も安くおすすめです。

ロードバイクの服装:本格的なウエアで街乗りは?

このインスタグラムの女性四人は自転車雑誌の撮影だったそうです。街中でピンクのピッタリジャージですが、撮影ということと四人いるということでお店にも入れるでしょうが、これが自分一人だったらちょっとお店の前で考えちゃいそうです。

特に初心者であればなおさらですし、おそろしいことにロードバイク専用のジャージはカラダにぴったり。つまりボディーラインがもろに出るわけで、これで都会のカフェに堂々と入れるかというと厳しい人には厳しそうです。

そうするとまず初心者は普段着のボトムスをロードバイクに適したパンツに変えるだけで、普段のおしゃれなファッションの延長で乗れてカフェやレストランにも普通に入れるわけですね。

ロードバイクの服装:本格的なサイクルウエア

出典: https://www.liv-cycling.jp/liv18/showcase/langma/#gallery

初心者でもロードバイクに乗る以上、本格的なサイクルウエアは気になると思います。そこでサイクルウエアについて少し詳しく解説します。

初心者にとっての本格的なサイクルウエアはちょっと抵抗を感じる人もいるかと思います。普段慣れ親しんでいるカジュアルなファッションとはかけ離れたカラダにぴったりとフィットしたジャージですから街乗りでも走っていれば良いのですが、自転車を降りた途端に周囲のファッションから浮いてしまいます。

ですがサイクルウエアはスポーツウエアですから、スキーにはスキーウエアがあるように、テニスにはテニスウエアがあるように、サイクルウエアはロードバイクに乗って走るために、最も適した機能を備えています。

ロードバイクの服装:空気の抵抗が少ない

出典: https://www.liv-cycling.jp/liv18/showcase/langma/#gallery

普段生活していると、空気の抵抗を感じることは少ないかもしれません。ですがロードバイクに乗って走ると、空気の抵抗が大きく走行に影響することを経験します。

もともとロードバイクはレース用の自転車として発展してきましたから、そのためのウエアも速く走るために進化してきました。その中でも空気抵抗を減らすための工夫はとても大切で、そのためにバタつきがなく、伸縮性のある素材でカラダにフィットするウエアになったのです。

ロードバイクの服装:高機能な素材

出典: https://www.liv-cycling.jp/liv18/acc_datail.php?p_id=A0001061

●縫目を目止め加工し、防水性を最大限向上させたProTexturaPlus:tm:防風防水素材を使用 ●ジャージ背面に収納可能な超軽量ポケッタブル仕様 ●保温性に優れた高めの襟  ●フルオープン防水ファスナー ●夜間や悪天候でも視認性の高い反射パーツ ●クラブフィット

これは防風防水の機能を持たせた冬用のウエアです。冬用は冷たい風を防ぐための工夫が素材・縫製ともに考えられたウエアが販売されています。

冬用の普段着のアウターはダウンなどかさ張るものが多いですが、暑くなって脱いだりした時困ることと、やはり空気抵抗も大きいので、本格的にロードバイクに乗るようならば、専用ウエアがおすすめです。

出典: https://www.liv-cycling.jp/liv18/acc_datail.php?p_id=A0001013

吸汗速乾性に優れるTransTextura素材を使用した高機能半袖ジャージ

夏用のウエアは通気性がよく速乾性の素材を使って作られているものが多く、特にロードバイクで風を受けて走っていると汗がすぐに乾いていくのがわかるほどです。

夏場は強い紫外線に腕の日焼けが気になりますから、ロードバイクように販売されている速乾性のアームカバーを使用するのもおすすめです。本当に暑い時などは、ボトルから水をかけるとたちまち熱を奪って涼しく走れます。

ロードバイクの服装:おしゃれなデザイン

出典: https://www.liv-cycling.jp/liv18/acc_datail.php?p_id=A0001312

初心者の方でも、実際にサイクルウェアで走ってみると、とても走りやすいことに気がつくと思います。そうなったなら一般的なカジュアルファッションから脱却して、サイクルウエアでのおしゃれを考えてはいかがでしょう? 

私がロードバイクに乗り始めた頃は、レースでもやらない限りレース用のサイクルウエアを着る人はあまりいませんでした。ですが今では多くの人がサイクルウエアを着てロードバイクを楽しんでいますし、機能的にジョギングウエアと似ていることから、昔ほど変わったファッションではなくなりました。

写真のようにデザイン性の高いウエアもたくさんありますから、自分なりのおしゃれを楽しむことがおすすめです。


ロードバイクの服装:バイクとのコーディネートも

出典: https://www.giant.co.jp/giant18/showcase/propel-disc-range/#gallery

画像はGIANTとのロードバイクと同じデザインのジャージで決めています。有名なブランドのロードバイクメーカーのものなら、サイクルウエアを同じブランドのものが多く売られています。自分のお気に入りのロードバイクのブランドのウエアでコーディネートするのも、サイクルウエアの選び方のおすすめです。

ロードバイクの服装:ひいきのチームのウエア

出典: http://www.japan.bianchi.com/racing/road/

ロードバイクに乗り始めた理由がツールドフランスやジロ・デ・イタリアなどのレースに憧れてという人もいるでしょう。人気チームのレプリカジャージも売られていますから、レーシングウエアで決めて休日のツーリングを楽しむのも楽しいでしょう。

仲間とお揃いのウエアでチーム気分もいいですね。また本格的なレース用のウエアなので、実際にロードバイクで走るには一番楽で速く走れるのもこのウエアの利点です。

ロードバイクの服装:ロードバイク女子おすすめ

ロードバイク女子には画像のようなサイクリングレーススカートなどがあります。ランニングウエアでもよく見かけますが前傾姿勢で走るサイクリング用は後ろがやや長くデザインされたものもあります。

やっぱりお尻のラインが気になっちゃうロードバイク女子も、スカート一枚で女子らしさも表現できますし、デザインやカラーを選んでおしゃれにコーディネートすることもできます。

ロードバイクの服装:そのほかのアイテム

レッグカバー

画像は夏用の短いパンツに合わせるレッグカバー。風を通さないタイプと夏用の通気性の高いタイプがあり、いずれも日焼け防止になります。

この種のカバーは夏用とスリーシーズン用があります。夏は日焼け防止が主な目的ですが、水をかけることで冷えるので、着けたほうがむしろ涼しく走れることがポイントです。

アームカバー

こちらはアームカバーです。使い方はレッグカバーと同じです。夏場は日焼け防止のために使用することをおすすめします。スリーシーズン用も用意しておくと肌寒い季節には重宝します。

アイウエア

普段メガネを使用している人ならそのままでもかまいませんが、裸眼の方は必ず目を保護するためのアイウエアを用意しましょう。走行中にゴミやホコリが目に飛び込んでくると危険です。時には虫が飛び込んでくることもありますので、それほど高価なものでなくてもいいので、必ず装着するようにしてください。

選び方としては、レンズがクリアでUVカット加工がされているもの。できれば晴れの時用にサングラスのものと、曇天や暗い時用にクリアーレンズのものと2種類用意することをおすすめします。


シューズ

ロードバイク用のシューズとしてはビンディング方式と言って、ペダルとシューズの底が固定されるようになったものがあります。踏むだけではなく、脚を引き上げる力もクランクに伝わるので力を無駄なく使えるのですが、慣れていないと停車する時にペダルからシューズが外れなくてそのまま転んだりすることがあります。

少し練習すれば足首をちょっとひねるだけで外れるのですが、ビンディング方式のシューズを使うにはロードバイクのペダルも専用のものに交換する必要があります。

初心者の方は、しばらくは買ったロードバイクについてきたペダルのまま普通のスニーカーなどで乗って、次の段階のステップアップとして専用シューズとペダルを検討してはいかがでしょう?

以下にビンディングペダルとシューズに関してのリンクを設置します。興味のある方は勉強してみてくださいね。

サイクルグローブ

画像は冬用の防寒グローブです。

ロードバイクは速度が出る上に、常に転倒の危険がありますから、やはりグローブも必須アイテムになります。特に冬の間は手がかじかんでブレーキ操作などに支障をきたしますから必ずグローブをしましょう。

サイクルグローブは手のひらにパッドが入っていて手の痛みを和らげてくれますので、夏でも夏用のグローブをしたほうがいいでしょう。少々高くても専用のものがおすすめです。

ヘルメット

画像はOGKのヘルメット。自転車用のヘルメットメーカーでは老舗です。

ロードバイクの乗る上で自己責任とはいえヘルメットをかぶったほうがいいでしょう。現在は多くの人がヘルメットを着用するようになりましたから、あまり装着することに抵抗はなくなったのではないでしょうか。機能的には軽量で風通しがよく長時間装着していてもストレスにならないような設計になっています。

ロードバイク用のヘルメットはひさしの無いタイプが普通で、ひさし付きのヘルメットはマウンテンバイク用というのが一般的です。選び方ですが、やはり命を守るためのヘルメットなので、ある程度有名なメーカーのものを選ぶことをおすすめします。

ロードバイク初心者が選ぶべき服装:まとめ

初心者が選ぶべき服装として、いろいろなアイテムなどを紹介しました。

実は服装以前にヘルメットやグローブ、アイウエアなどのアイテムが重要で、服は街乗りならカジュアルでも自転車用でなくても自由に選べることがおわかりだと思います。その上でだんだんと長距離を走ったり、速く走りたいと思うようになったら、本格的なウエアを選べばいいと思います。

ロードバイクの購入だけでもお金がかかっていますから、つま先から頭のてっぺんまで専用で揃えるにはそれなりの予算もかかりますから、必要な部分から取り入れていって、自分なりにおしゃれなコーディネートを見つけていくのもサイクルライフの楽しみの一つになるでしょう。